2023/10/13
毎月の電気代は世帯人数やライフスタイルによって異なり、一般的には家族が多いほど高くなります。
3人家族や4人家族でご家庭の電気代が高いと感じる場合には、まず同じ世帯人数の平均電気代と比較してみましょう。平均より高い場合には、原因と対処法を考える必要があります。
本記事では、ファミリー世帯の電気代の平均や、電気代が高くなる原因と対処法を解説します。ご家庭の電気代が高い場合には、原因にあった対処法を実践してみてください。
- 目次 -
次の表は、3人家族と4人家族の1ヶ月あたりの電気代をまとめたものです。
世帯人数 | 1ヶ月あたり の電気代の平均額 |
---|---|
3人 | 13,157円 |
4人 | 13,948円 |
同調査によると、2人家族の電気代は平均11,307円なので、3人家族や4人家族の1ヶ月あたりの電気代は、2人家族に比べると約2,000円、1年間で計算すると約24,000円高くなることがわかります。子どもの誕生などで世帯人数が増える場合は、意識しておくといいでしょう。
以下では、月別や世帯人数別の平均電気代を紹介します。
次の表は、3人家族と4人家族の1ヶ月の平均電気代を月別にまとめたものです(※1)。
時期(2022年1月〜12月) | 3人家族の平均電気代 | 4人家族の平均電気代 |
---|---|---|
1月 | 13,226円 | 14,068円 |
2月 | 15,663円 | 16,934円 |
3月 | 17,072円 | 17,856円 |
4月 | 14,773円 | 14,963円 |
5月 | 12,636円 | 12,470円 |
6月 | 10,387円 | 10,750円 |
7月 | 10,244円 | 10,967円 |
8月 | 12,213円 | 13,024円 |
9月 | 13,730円 | 14,776円 |
10月 | 13,345円 | 14,141円 |
11月 | 11,959円 | 13,081円 |
12月 | 12,640円 | 14,391円 |
社会情勢によって変動する場合はありますが、どの年代でも冷暖房器具を使用する機会が増える夏と冬は、電気代が高くなる傾向があります。
また、ファミリー世代の場合は、子どもが春休みや夏休みなどで日中にいる時間が増える時期に電気代が高くなりやすいです。
次の表は、1ヶ月あたりの電気代を世帯人数別にまとめたものです。
世帯人数 | 1ヶ月あたり の平均電気代 |
---|---|
1人 | 6,808円 |
2人 | 11,307円 |
3人 | 13,157円 |
4人 | 13,948円 |
5人 | 15,474円 |
6人 | 17,869円 |
電気代は、次の計算式に基づいて算出されます。
電力量料金、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は、それぞれ「単価(円/kWh)×電気使用量(kWh)」で計算します。
基本料金または最低料金は人数に影響を受けませんが、電力量料金は使用した電力量に応じて支払う料金なので、世帯人数が多いと高くなる傾向があります。上表からも、3人、4人と人数が増えることで電気代が高くなることがわかります。
ファミリー世帯で電気代が高くなるのは、以下のような原因が考えられます。
上記について順番に解説します。
1人よりも3人家族や4人家族のほうが、当然ですが家電の使用頻度は多くなります。
たとえば、お風呂上がりのドライヤーを10分間使用したときの電気代が約5.4円だとします。毎日使用した場合、1人なら1日1回の使用で1ヶ月の電気代は約162円ですが、4人家族で全員が1日1回使用すると、1ヶ月の電気代は約648円になります(※2)。
ドライヤー以外にも、各自の部屋でエアコンを使う、洗濯物の量が多く洗濯機を毎日使う、食事の時間がズレて調理家電を複数回使う、などの理由が積み重なると、使用電力量が増加して電気代が高くなるでしょう。
対処法として、人数が多い家庭では同じ部屋で過ごす時間を増やす、洗濯はできるだけまとめておこない、乾燥機を使わずに自然乾燥する、食事の時間をあわせるなど、家電の使用頻度を減らす工夫をしてみましょう。
出典:政府広報オンライン「節電をして電気代を節約しよう!手軽にできる節電方法とは?」
家電の使用頻度を減らせない場合は、省エネ性能に優れた家電への買い替えを検討しましょう。購入してから10年以上経過している家電は、買い替えがおすすめです。
古い家電は最新の家電に比べると省エネ性能が低い傾向があります。たとえば、冷蔵庫は10年前の機種に比べると約40%〜47%、テレビは約42%、エアコンは約17%の省エネを実現しています(※3)。
省エネ性能の高い家電に買い替えることは電気代の節約につながる可能性があるので、検討してみましょう。
出典:経済産業省 資源エネルギー庁「機器の買換で省エネ節約」
仕事やライフスタイルにもよりますが、冷暖房器具の使用頻度が増える夏や冬には、平均よりも電気代が高くなることがあります。
3人家族や4人家族で子どもが学生の場合には、夏休みや冬休みなどの長期休みの時期に子どもが家にいる時間が増え、使用電力量の増加から電気代が極端に高くなる可能性があります。
夏や冬に冷房や暖房として活躍するエアコンは、家庭で使用される電化製品のなかで最も電気代が高くなりやすいため、子どもが長期休みを迎える際には、無理のない範囲で以下のような方法を実践してみてください。
季節 | やっておきたい対策 |
---|---|
夏 | エアコンの設定温度をあげる エアコンのフィルターを掃除する カーテンやすだれを設置する など |
冬 | エアコンの設定温度をさげる 温風を下に向ける カーテンを厚手の生地に変える 窓に断熱シートやフィルムをはる など |
室温を一定に保ち、エアコンを効率よく稼働させる工夫をすることで、電気代の節約につながるでしょう。
エアコンの節約方法について、詳しくは下記の記事でも紹介しています。
電力会社や電気料金メニューによって電気代やサービスは異なります。3人家族や4人家族だと、1人や2人家族のときと比べて家電の使用頻度が多くなり、子どもが学生で長期休みの時期になれば使用電力量が増加しやすいです。
世帯人数が多い場合は、使用電力量が多いご家庭向けの電気料金メニューに切り替えることで電気代が節約できる可能性があるので、検討してみましょう。
電力会社を切り替えたい場合は、切り替えたい事業者のホームページを確認します。
大阪ガスの場合は、公式ホームページから下記の情報を入力して申し込めば、切り替えることができます。
ただし、現在の住宅にスマートメーターが設置されていない方は、スマートメーターを設置するまでに多少の時間が必要です。 詳細は下記をご確認ください。
ファミリー世帯の電気代の節約を考えているなら、「大阪ガスの電気」がおすすめです。
「大阪ガスの電気」にはいくつかメニューがありますが、使用電力量が多くなりやすい3人家族や4人家族などのファミリー世帯におすすめなのは、電気をたくさん使う方ならおトクな「ファミリー応援プラン」です(※1)(※2)。
「大阪ガスの電気」ファミリー応援プランの料金単価 は以下のとおりです。
基本料金 | 単位 | 料金単価(税込) | |
---|---|---|---|
1契約 | 411.57円 | ||
電力量料金 | 最初の300kWhまで | 1kWh | 21.90円 |
300kWhをこえ350kWhまで | 22.90円 | ||
350kWhをこえる分 | 27.69円 |
大阪ガスでは、「大阪ガスの電気」ご契約者さま限定の節電オプションサービスがあります(※3)。エントリーして、毎年夏季・冬季の指定時間帯での節電に成功すると、「スマイLINKボーナス」または「マイ大阪ガスポイント」を1kWhの節電につき10ポイント進呈します。「スマイLINKボーナス」はスマイLINK内でのお買い物などに使え、「マイ大阪ガスポイント」は別のポイントサービスと交換可能です。(※4)。
各種適用条件やご注意事項などの詳細は、下記をご確認ください。
「大阪ガスの電気」ファミリー応援プランの詳細はこちら 「大阪ガスの電気」ファミリー応援プランの詳細はこちら
「大阪ガスの電気」節電オプションの詳細はこちら 「大阪ガスの電気」節電オプションの詳細はこちら
3人家族や4人家族などのファミリー世帯になると、家電の使用頻度は多くなります。長期休みの時期には子どもが家にいる時間も増え、使用電力量の増加から電気代が高額になる傾向があります。
ファミリー世帯で電気代が高いとお悩みの場合は、家電の使い方を見なおす、省エネ性能の高い家電に買い替えるなどの対策をおこなって、使用電力量を減らしてみましょう。
節電だけで電気代を減らせない場合は、電気料金メニューの切り替えもおすすめです。「大阪ガスの電気」の「ファミリー応援プラン」は、使用電力量が多い方ならおトクになる可能性があります。3人家族や4人家族のファミリー世帯のご家庭で、ぜひご検討ください。
契約メニューの詳しい内容は、下記をご確認ください。
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