災害復興支援

病気の子どものきょうだいを応援するヒーローがいる

団体の活動について

団体へのインタビュー

どんな活動をしているの?

重い病気を持つお子さんの「きょうだい」のための活動をしています。 きょうだいさんが主役になって、仲間と出会って、おもいっきり遊んで「あー楽しかった」と 感じて帰ってもらうワークショップなどにも力を入れています。その時に、きょうだいのための ヒーローであるシブレンジャーの「シブレッド」が活躍をしてくれるんですよ。

今、大きな小児病院だと感染予防のために中学生以下のお子さんは、 きょうだいであっても病棟のガラスの扉より先に入ることができなくって、 親御さんが面会の間、何時間も廊下でポツンと待っている子どもたちがいるんです。 私たちは、その子たちと一緒に過ごす活動もしています。あと、直接きょうだいさんに 出会えないところでは、種まき活動として講演をして、きょうだいの支援の必要性を お伝えしたり、冊子をつくって配布しています。

活動をはじめたキッカケは?

私自身が4つ年下に心臓病の弟がいる「きょうだい」の立場で過ごしてきました。 弟が入院をしている病院に行くと、廊下で小さな子どもたちが中に入ることができずに、 ずっとお母さんのことを呼びながら涙を流して待っているのを見ていました。 その時、私は中学生でしたが中学生なりに、「この子たちがちゃんと大人になれるのかな」 って心配になって、この子たちが笑顔になれることをしたいとずっと思ってきました。

コロナ自粛でどんな大変さがあった?

直接、きょうだいさんに出会うことができなくなってしまいました。 病院の廊下できょうだいと過ごすボランティア活動も、3月からずっと中止になっていて、 今も病院に入ることができません。その一方で、きょうだいたちはお家で過ごすことで、 障がいのあるきょうだいと一緒に過ごす時間が長くなって、きょうだいのケアをする時間が 延びていたりとか、「自分のきょうだいがもしコロナにかかってしまったら、 死んでしまうんじゃないか」という不安やピリピリした緊張感の中で、 日々過ごしているんですね。でも、彼らのストレスが溜まっているのが伝わってくるのに、 何もできないという、もどかしさや苦しい日々が続きました。

これからの新しいチャレンジは?

一週間の終わりである金曜日の夜に、「一週間いてくれて、ありがとう」の 気持ちを伝えたり、みんなで、「よく頑張ったね、おやすみ」と言いあって眠れる場所を つくれないかと、パソコンを使ってオンラインで、一週間に一度だけ30分間、 きょうだいさんが誰でも遊びに来れる「シブレッドのへや」という企画を始めました。 まずは、「今週はどんなことがあったかな?」という話題から、嬉しいこと、悲しいこと、 それ以外でも他愛のないことでも話あって、いろんな遊びを交えながら、30分を過ごしています。 そして、最後には「5・4・3・2・1、おやすみ」と笑顔で言いあえる場所になりました。

読者が踏み出せる、小さな一歩は?

きょうだいたちはいろいろな複雑な気持ちを抱えて暮らしています。 例えば、きょうだいが死んでしまったらどうしよう…という怖い気持ちだったり、 障がいのあるきょうだいのことを世の中の人がジロジロ見てきて外に出るのが辛かったり。 そんな気持ちを抱えながらも、「この病気を含めて、これが大事な自分のきょうだいなんだよ」 と感じています。しかし、そのきょうだいたちに光が当たることはまだまだ少ないのです。 だからこそ、きょうだいさんのことを1人の人が知ってくださったら、きょうだいにとって 社会が一つ優しくなると思います。

まずはそんな子どもたちがいることを、どこか心の片隅に置いていただき、 もし、きょうだいたちに出会うことがあったら、微笑みかけていただけたらありがたいです。

ご支援いただいた寄付金の活用方法

いただいたご寄付は、きょうだいさんが同じ立場の仲間と出会って、 安心のなかで楽しく遊びきったり、親御さんやたくさんのシブレンジャーの 愛情をシャワーみたいに浴びて過ごしてもらうワークショップの開催費用や、 直接出会えないきょうだいさんのために今、全国に向けて「きょうだいさんのための本」 という冊子を希望してくださった方にお届けしていて、この冊子の増刷費用と送料に あてさせていただきたいと思います。 冊子の中身は、親御さんを含めて、きょうだいさんのまわりにいる大人の方と きょうだいが気持ちを伝えあうきっかけになる内容だったり、別の冊子は、 兄弟姉妹を病気で亡くしたお子さんに向けた内容になっています。 一人でもたくさんのきょうだいたちに「一人じゃないよ」ということが伝わるように、 引き続き、応援いただけますと幸いです。