CASE32
兵庫県姫路市の閑静な住宅街に建つK邸は、白と黒とのコントラストの外観が印象的な住まい。この住まいの中心ともいえる中庭を取り囲むように、それぞれの居室が配置されています。中庭を介して光と風を上手く取り込み、明るく開放的な空間になっています。
中庭に面したリビング・ダイニングは、明るく開放的な空間。印象的なミモザ材のフロアや作り付けの家具など、随所にライフスタイルに合わせたこだわりが感じられます。リビングにはヌックが採用され、足下からあたたかな、ご家族のくつろぎのスペースとなっています。
2階の廊下の一角に収納と本棚を設置。ここにはお子さまやご家族の蔵書が収められており、本棚の前に座って本を選んだり、絵本を読んだりしながら会話を楽しまれるなど、ご家族のコミュニケーション・スペースとなっています。お子さまもお気に入りの場所なのだそう。
この住まいの中心となっている中庭。四季を通じて楽しめるジューンベリーのあるこの中庭は、室内に明るい光や風をもたらし、そして家の「内」と「外」の中間にある『間』の空間となっています。外壁の出入り口に格子があるために、リビング・ダイニングのサッシを安心して開け放つことが出来るのだとか。防犯面も考慮されたスペースとなっています。
1971年和歌山県生まれ。1995年大阪工業大学工学部建築学科卒業。1995年株式会社IAO竹田設計入社。1998年株式会社喜多隼紀建築事務所入社。2006年 久和原建築事務所設立。一級建築士。