CASE33
住まいの名前の由来でもある、クスノキ科の広葉樹「イタウバ」のルーバーが特徴的な「イタウバハウス」。年月とともに「白けていく」という特徴を持つこの素材を選んだのは、外構工事や建築業を営む施主のHさま。住まう人と一緒に、時とともに変化を愉しむ住まいとなっています。
道路を挟んで、正面にマンションがあるという立地条件を配慮。外部からの視界を遮ることを目的としたルーバーの内部にあるデッキは、サッシを開けるとリビング・ダイニングと一体感のある開放的な空間が広がります。ダイニングとリビングのサッシを直線とせず、角度をつけることで、室内にリズムと変化を生み出しています。
リビング・ダイニングの奥に配置されたキッチン。アイランドキッチンとなっていて、室内全体を見渡すことが出来るため、お子さまが学校から帰った時にもすぐわかるようになっています。背面に大容量の収納を備え、使い勝手のよいキッチンとなっています。
リビング・ダイニングから続くアウトドアリビングとなっているデッキと、建物の特徴となっているルーバーは『施主施工』で施主のHさまが手掛けられたもの。外部からの視界を遮断しながらも、のびのびとお子さまが遊ぶことの出来るデッキスペースは、室内に光と風をもたらすためにも大切な役割を果たしています。
1970年大阪市平野区生まれ。1989年私立高槻高校卒業。1994年近畿大学理工学部建築学科卒業。1996年設計事務所勤務後、アトリエmを設立。1997年一級建築士事務所アトリエmに改組。社団法人日本建築家協会登録建築家。社団法人大阪府建築士会。応急危険度判定士。建築家賠償保険加入。