CASE57
屋上が甲板で、リビングは船をイメージした内装となっている「Cruising House」。コンクリートと木の素材を組み合わせた、ハードな感じの家を、というTさまのご要望に応えた外観は、圧倒的な存在感を放ちます。
屋根の一部を曲面にすることで、温かな柔らかさが生まれたリビング・ダイニング。「自分にとって最もリラックスできる場所を」と望んだTさまは、その素材にもこだわり、住まいの象徴である大黒柱やリビングテーブルの天板などの木材を、卸売り場まで、ご自身で足を運んで選ばれたと言います。トップライトからの光は、緩やかな曲面に反射して、室内に美しい陰影を創り出しています。
休日にはご友人や親戚の方などと一緒に、ホームパーティを開かれるというTさまご一家。多くのお客さまを迎える玄関・エントランスは大容量の収納を備えた、広い空間になっています。ハードなイメージの住まいを、というTさまのご要望に応えて、玄関の扉は重厚なスチール製となっており、エイジング加工が施されています。
「家が自分にとって、最もリラックスできる空間であること」を望まれたTさま。浴室には、ミストサウナ機能付ガス温水浴室暖房乾燥機が設置されており、バスタイムを満喫することができます。
1968年大阪府生まれ。1993年大阪工業大学建築学科卒業。建設会社設計部、設計事務所を経て2004年越智嗣夫建築研究室を開設。