CASE60
空に向かって、まっすぐに伸びる白の建家が、空のブルーと草木のグリーンに良く映えるこの住まいは、大阪府の北摂にある、新しい住宅地に建つ「サイトサイト」。ユニークなフォルムながら、丘陵地に立つ立地を活かし、光と風、そして住まう人の笑顔に満たされた住空間の創造が実現されています。
二つの白い箱を組み合わせたような個性的なフォルムは、近隣の住まいとは、一線を画した存在感が人の目を惹き付けます。「とにかく、見た目に格好いい住まいを創りたかった」とおっしゃる施主のMさまですが、住まいづくりには強いこだわりをおもちだったのだそう。
明るくて、とても開放的なナチュラルモダンなリビング・ダイニングスペース。道路に面した四角い開口は、フロアに直接座った時に、空を眺めることができるように高さを調整。外から内部が見えることがないように配慮されているため、外部からの視線を気にすることなく、気兼ねなくのんびりとくつろぐことができます。
大きな開口を設けることで、中庭を望むことができる開放感あふれる浴室は、Mさまのお気に入りのスペースの一つ。休日には、明るく光溢れる浴室で、午前中からバスタイムを満喫されることもあるのだとおっしゃいます。傾斜地の立地を活かし、中庭に設置したルーバーの高さは、近隣から浴室の内部が見えないように工夫されています。
1971年 大阪市生まれ。1991年 中央工学校大阪建築室内設計課 卒業。1999年 共同設計株式会社 退職。2002年 ARCHIXXX眞野サトル建築デザイン室 設立。