キッチンはプラン(レイアウトや機器・設備)で料理時間や日頃のメニューが大きく変わります。夕食の支度をする動作をじっくり考えてみると、同じ動作が何十回も繰り返されていることに気付きます。
最も多いのは、水の出し止めです。そのたびに作業が中断し、手が汚れていたら拭き取ってとムダな動きが発生しています。水栓金具を見直してみましょう。足を使うフットスイッチや、軽くタッチするだけのタッチ式水栓にすれば、料理時間がぐんと短縮できます。
また進化がめざましいのがガスコンロです。Siセンサーコンロなら、スイッチ1つで、自動でご飯が炊けたり、魚が焼ける上、調理後の消火もしてくれます。手軽に複数の料理を同時に進めることができるので、その間にもう1品!なんてことも。火力も強く、直火ならではの「炙り」調理も出来るので、お料理の幅が広がります。
尾間 紫(おま ゆかり)/一級建築士事務所 Office Yuu 代表
(社)日本インテリアデザイナー協会 正会員、一級建築士。インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネジャー、住まいのリフォームコンクール優秀賞など。