住まいづくりの失敗・成功談立地条件編/大阪ガス

失敗談

外部からの振動や、人の声が、家の中に響き、おちつかない。
（戸建住宅：宝塚市在住）
公園の横の物件を購入しましたが、環境が良し悪しでした。良いところは公園の緑や桜は２階のマイルームからでも見えます。悪いところは、西風で落ち葉やごみなどが我が家に吹き込んできます。
（戸建住宅：堺市南区在住）
一軒家なのにマンションよりも隣人に気を遣う。咳払いやトイレを流す音、シャワーの音、テレビが何チャンネルなのかもわかるほど生活音が聞こえる。窓が開けられず閉め切ったまま。
（戸建住宅：京都市中京区在住）
斜面に建っているからか、半地下になっている玄関の湿気がすごい！！
（戸建住宅：京都府京田辺市在）

成功談

主人の通勤を考えて快速電車が止まる駅まで徒歩８分の立地。大阪まで１０分ぐらいで行くことが出来る上、校区がとびきり良く二人の子供の為には最高でした。今ではショッピングモールや大きなスポーツジムもあるので大変幸せです。
（戸建住宅：茨木市在住）
社会環境や自然環境の良いところだと思います。総合病院が近くにありショッピング施設も。地震や台風等の自然環境に強い地域です。
（集合住宅：神戸市西区在住）
キッチンからも景色が見えてとても居心地がよい。
（集合住宅：箕面市在住）
郊外で静かな立地。緑が多く自然に包まれている。
（戸建住宅：茨木市在住）

都市部の物件では近隣との距離、幹線道路からの騒音などの問題があるケースもあります。快適な住まいを作るには、よい環境は取り入れ、好ましくないものは遮る工夫をするなど、周辺環境と住まいのバランスを考えていくことが大切です。

特に寝室は夜眠る時間帯は、静かで暗い環境作りが大切です。二重窓で防音対策を行い、遮光カーテンやシャッターで外からの光をシッカリ遮って落ち着いた部屋にしましょう。

隣の家との距離が近く、窓が開けにくい場合、光と風を空から取り入れる方法もあります。天窓や中庭に向けた窓を作れば、外側に向かって窓を取ることなく採光ができます。風通しに関しては暖かい風は上に抜けますので、床面から天井面近くへ抜ける風の道筋を作れば、風通しのいい家になります。また部屋と部屋の間の間仕切り壁に室内窓を取り付ければ、暗くなりがちな階段や廊下にも光や風が通り、明るく気持ちのいい家になります。

尾間紫（おまゆかり）／一級建築士事務所 Office Yuu 代表
（社）日本インテリアデザイナー協会正会員、一級建築士。インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネジャー、住まいのリフォームコンクール優秀賞など。