大阪府堺市の歴史ある住宅地の一角にある黒い外観に赤のアクセントが印象的なI邸は、その形状が燕の姿に似ていることから「燕城」と名付けられた住まい。施主のIさまご夫婦の新居として建てられたこの住まいは、1階からペントハウスまでをつなぐ約8mもの高い吹き抜けが特徴となっています。PH階のガラス面から差し込む光が1階まで届き、様々な表情が空間にうまれます。
所在地/大阪府
家族構成/ご夫婦
計画/ZERO&NiS(ゼロアンドニーズ)一級建築士事務所 小比賀信也・西野智子
構造・規模/木造・地上2階建
敷地面積/100.20m2
建築面積/59.62m2
延床面積/115.92m2
設計期間/2007年9月〜2008年4月
施工期間/2008年5月〜2008年8月
- 導入ガス機器・設備
- 小比賀信也(おびかしんや)さん<写真右>
- 1966年大阪府生まれ。1986年大阪工業大学短期大学部卒業。設計事務所勤務を経て、1995年アトリエZERO設立。2008年よりZERO&NiS(ゼロアンドニーズ)に改組。
- 西野智子(にしのともこ)さん<写真左>
- 1960年大阪府生まれ。1884年近畿大学理工学部建築学科卒業。設計事務所勤務を経て、1997年NiS建築工房開設。2008年よりZERO&NiS(ゼロアンドニーズ)に改組。「健康住宅を考える女性建築士ネットワーク」NPO法人もく(木)の会 代表。
■ZERO&NiS(ゼロアンドニーズ)一級建築士事務所 e-mail : zero@sakai.zaq.ne.jp
1階は間仕切りのないワンフロアのリビング・ダイニング・キッチン。ペントハウスまでつづく吹き抜け部分は光が差し込む開放的なスペースに、そしてリビング部分となるソファの置かれたスペースは、落ち着いた雰囲気のスペースとなっています。縦と横に3次元に展開される空間設計はユニークで、一つのフロアにいながら、角度によっていろんな表情を見ることができます。心地よい天然木のフロアにはガス温水床暖房が設置されており、輻射熱で部屋中がとても暖かくなると奥さまもご満足の様子です。
- 導入ガス機器・設備
高い吹き抜けが特徴のリビング・ダイニング・キッチン。