阪神間を見下ろす山の傾斜地に建つY邸は、住まいと周辺環境とが共生する、省エネと豊かさを実現した環境共生住宅。光や風を上手く取り込む設計と「エコウィル」をはじめとした最新機器や設備の導入によって、施主のYさまも快適で心豊かな暮らしを日々実感しているとおっしゃいます。
所在地/兵庫県
家族構成/ご夫婦+お子さま2人
計画/株式会社ハウジングネットワーク 小山伸明
施工/株式会社ハウジングネットワーク
構造・規模/木造・地上2階建
敷地面積/208.56m2
建築面積/83.35m2
延床面積/144.42m2
設計期間/2007年11月〜2008年11月
施工期間/2008年12月〜2009年7月
- 小山伸明(おやまのぶあき)さん
- 1957年山口県生まれ。建設ゼネコン、建築設計事務所、住宅メーカー勤務を経て株式会社ハウジングネットワーク設計部長。(財)建築環境・省エネルギー機構の「合理化認定システム」「次世代省エネ住宅」「環境共生住宅」等、数々の認定取得の経験を生かして家づくりを進める。関西TVにて「プロジェクト匠」「値切ってスマイル」「ホップ・ステップ・シャンプー」等、他メディアに出演。関西エリアで著名人の住宅も手掛ける。
- ■ヴィレッタの杜グループ 株式会社ハウジングネットワーク
白を基調とした最新のSiセンサーコンロを備えたアイランドキッチンは、回遊動線で多くの人がキッチンに立った時にもスムーズに移動が可能。Y邸ではアイランドキッチンにカウンターとスツールを一体化。ご家族との会話も弾むキッチンスペースとなっています。ダイニングにまで伸びる壁面収納の一部は、扉の中に奥さまの作業テーブルが備えられています。この作業テーブルの下に洗濯ものを入れる開口部分があり、1階の脱衣室に直結しているので、2階から階下に降りることなく、洗濯物を専用の置き場に片付けることができます。「洗濯物をすぐに片付けたい」という奥さまのアイデアだそう。
- 導入ガス機器・設備
最新機器や設備が導入された快適なキッチン。
キッチンの隣にあるダイニングスペースは光あふれる明るく快適な空間。調理した料理をそのままダイニングテーブルに運ぶこともでき、使い終わった食器などをすぐにシンクに持っていけるので、家事の手間も省力化できる配置。ガラスには熱を60%カットする複層ガラスが用いられているため、夏の暑さもそれほど感じない、とYさんはおっしゃいます。窓を開けて室内に風を入れれば涼しく、冬はほぼ全室にガス温水床暖房が完備されているためにリビングの薪ストーブとの併用で家中暖かく、年中エアコンを使う必要性がないとも言います。
- 導入ガス機器・設備
カウンターを挟んで談笑するYさまご家族。
屋上のウッドデッキは、眼下に広がる風景を楽しみながらお風呂に入れる贅沢な空間。これはYさんのご要望によるもので、バスタブに入った目線の位置を考えて、床からの立ち上がりの壁の高さやバスタブから出た時にチェアに座ってくつろげる位置に合わせた軒の長さなどが計算されているのだとか。傾斜地で周りに建物がないために、外からの視線を気にすることなく空と景色を独り占めできるバスタイムを満喫できます。
- 導入ガス機器・設備
絶景を眺めながら、のんびりできる贅沢なバスタイムを満喫ウッドデッキ。