事務所棟を持つA邸は、道路に面した黒い外観からは想像がつかないほど、その贅沢すぎるくらいの自然素材の使い方が大きな特徴の住まい。木造の軸組による構造美は、そのダイナミックすぎるほどの存在感ながらも、自然素材が持つ温もりと優しさが、庭からの光と風に調和して快適な住空間を創造しています。古くからの日本家屋が持つ柔軟性と動線を考慮した回遊性によって、ライフスタイルの変化にも対応できるようになっています。
所在地/大阪府
家族構成/ご夫婦+お子さま4人
計画/無有建築工房 竹原義二
施工/西村建築工房
構造・規模/木造・地上2階建
敷地面積/406.30m2
建築面積/152.87m2
延床面積/253.74m2
設計期間/2006年1月〜2006年8月
施工期間/2006年9月〜2007年4月
- 導入ガス機器・設備
- 竹原義二(たけはらよしじ)さん
- 1948年徳島県生まれ。無有建築工房主宰。大阪市立大学大学院教授。日本の伝統建築の空間構成や素材、技術を自身の建築に新たな解釈で取り入れ、職人たちとの恊働によって多くの作品を生み出す。その作品は、村野藤吾賞、関西建築家大賞、日本建築学会作品選奨など数多くの賞を受賞し、高い評価を受けている。
- ■無有建築工房