六甲山を見渡す閑静な住宅地に建つ「篠原のアクアコート」は、大きな中庭に水を湛えた邸宅。土地の中心に水を湛えた中庭を配置し、それをUの字型に取り囲むように居住空間を設けるというレイアウト。どの部屋からも他のすべての部屋が見渡せ、常に家族の気配を感じることができるというオープンな住まいです。
所在地/兵庫県
家族構成/夫婦+お子さま1人
計画/北村陸夫+ズーム計画工房
構造・規模/木造・地上2階
建築面積/92.35m2
延床面積/144m2
設計期間/2011年5月〜2012年1月
施工期間/2012年2月〜2012年8月
- 北村陸夫(きたむらりくお)さん
- 1944年奈良県奈良市生まれ。1967年神戸大学工学部建築学科卒業。新日本技研コンサルタントにて勤務後、1972年北村陸夫+ズーム計画工房設立。一級建築士、近畿大学非常勤講師。
- ■北村陸夫+ズーム計画工房
白を基調としたリビング・ダイニングは、中庭からの光によって明るく開放的な空間。中庭を取り囲むようにUの字型に配置された建物は、その中心となる中庭を通じて、寝室や子ども部屋などを見ることが出来るようになっており、どこにいても家族の気配を感じられるといいます。ガス温水床暖房が装備されたフロアはタイル貼りに。「夏には、子どものお友達と一緒に水遊びをさせてあげたいです。フロアがタイルなので、水から上がって、そのまま部屋に上がれます」と奥さまは微笑みます。
- 導入ガス機器・設備
中庭に沿って緩やかに丸みを帯びたフォルムが、やわらかなイメージを演出します。