京都・醍醐寺にほど近いのどかな田園風景が広がる住宅地の一角に建つM邸は、白を基調としたシンプルモダン佇まいが特徴。「出来るだけシンプルな住まいにしたい」というMさまのご要望から、多くの木素材が用いられたナチュラルで、心落ち着ける室内空間が広がります。外観意匠を損なわないように、太陽光パネルを目立たせない工夫がなされています。また通風、創風。日照、遮断の4つのポイントを活かして、快適な室内環境を創り出す「パッシブデザイン」の手法が採り入れられた住まいになっています。
所在地/京都府京都市
家族構成/夫婦+子ども1人
敷地面積/181.82m2
建築面積/170.80m2
延床面積/113.04m2
設計期間/2012年7月〜2013年1月
施工期間/2013年2月〜2013年6月
- 田中政和(たなかまさかず)さん
- 1957年生まれ。京都伏見工業高校卒業。建築設計事務所やハウスメーカー設計部、工務店設計部取締役を経て1997年建築設計事務所を創立。2002年『(有)オフィスゆず』に改組。
- ■建築設計事務所 有限会社オフィスゆず
広くとられた玄関エントランスは、段下を有効に活用した収納部分を設けることで、ベビーカーをそのまま入れることも可能。買い物などの荷物の一時置き場として利用することもできるので、小さなお子さまのいるご家族にとっては、とても便利な空間として活用することができます。エントランスと室内の間仕切りには、縦格子の引き戸が用いられており、室内から玄関にはいってきたご家族の様子を見ることができます。
階段下のスペースを有効活用し、大きくとられた玄関エントランス