施主であるTさまご夫妻と奥様の妹さまが暮らす二世帯住宅であるT邸は、白を基調としたシンプルな外観。通りからつながる長いアプローチの先に建つ2階建ての家は、1階が和風モダン、2階が洋風スタイルとなっていて、それぞれの趣味を活かしたこだわりが、家の随所に現れています。エントランスでもある土間スペースは、トンボ玉の製作などをご趣味とする奥さまの陶房も併設。
Tさまのご趣味である茶道を愉しむための和室なども、素材にもこだわった自由な空間が広がります。
所在地/京都府向日市
家族構成/夫婦+奥さまの妹さま
敷地面積/214.05m2
建築面積/106.67m2
延床面積/170.71m2
設計期間/2008年1月〜2008年10月
施工期間/2008年10月〜2009年4月
- 野原義久(のはらよしひさ)さん
- 有限会社BOFアーキテクツ代表取締役所長。1963年大阪市生まれ。1986年関西大学工学部建築科卒業。1986年建築設計事務所 点デザインシステム勤務。2000年一級建築士事務所 ボクソン フィールド アーキテクツ設立。2003年有限会社BOFアーキテクツに法人化。
- ■一級建築士事務所 BOFアーキテクツ
洋風テイストの2階は、妹さまの居住スペース。ロフトやシーリングファンを備えた、明るく開放的な空間で、明るい陽光と心地よい風が吹き込みます。可動式の間仕切りのあるスタディスペースは、来客時にはゲストルームとしても使用されているとのこと。リビングやキッチン、そして洗面所の床には、ガス温水床暖房が設置されており、とても快適に過ごされています。Tさまの奥さまも「すごく心地よくて、1階の土間にも入れておくべきだった」とおっしゃるほど。
- 導入ガス機器・設備
京都的な和風の1階と対照的に、白を基調にした清潔感のある空間。