大阪府・北摂の閑静な住宅地の一角に建つ「家族をつなぐ中2階のある家」は、前面にせり出したファサードの形状がユニークな住まい。細長く、高低差のある敷地条件の下、道路にせり出している中二階のリビングのヴォリュームは、地面から離れることで街に対してオープンスペースを提供し、この住宅の顔ともなっています。
所在地/大阪府吹田市
家族構成/夫婦+子ども1人
敷地面積/210.01m2
建築面積/78.61m2
延床面積/131.37m2
構造・規模/木造・地上2階建
設計期間/2012年9月〜2013年5月
施工期間/2013年5月〜2013年11月
- 貴志 泰正(きし たいせい)さん
- 1981年 大阪府大阪市生まれ。2005年 神戸大学工学部建設学科(土木系)卒業。2005年 貴志雅樹環境企画室勤務。2013年 貴志環境企画室に改組、共同主宰。杉コレクション2012in宮崎 グランプリ受賞。第16回奈良県景観調和デザイン賞審査委員長賞受賞。
- ■株式会社貴志環境企画室
スキップフロアとなっている中2階のリビングは、室内を見通すことのできる開放的な空間。「キッチンにいても、ここでくつろぐ家族の様子がわかりますし、リビングにいると、2階の部屋にいる家族の気配を感じることができます」と奥さまはおっしゃいます。
- 導入ガス機器・設備
中2階のリビングスペース。ご家族がゆっくりとくつろぐことのできる空間です。
1階の中心に位置するキッチンは、奥さまのご要望だった大容量の壁面収納のあるアイランドタイプ。中2階のリビングでくつろぐご家族の様子はもちろん、中庭を通じて2階にいるお子さまたちの気配を感じることができるのだそう。以前の住まいは少し日当りが物足りないな、と感じていた奥さまですが、「今はとても明るいですね」とうれしそうに微笑みます。
- 導入ガス機器・設備
明るく開放的なダイニングキッチン。使い勝手や動線にも配慮がなされています。