大阪市内の密集した住宅地の一角にある「平野の家」は、以前にお住まいだった3階建ての建物を建て替えたもの。L型の敷地の周囲6面のうち5面が隣地に囲まれ、最も間口の狭い1面のみが道路に面しているという立地に建つ住まいです。
所在地/大阪市平野区
家族構成/ご夫婦+お子さま2人
敷地面積/106.93m2
建築面積/69.74m2
延床面積/157.64m2
構造・規模/木造3階建
設計期間/2011年10月〜2013年8月
施工期間/2013年10月〜2014年5月
- 導入ガス設備・システム
- 鷹取 久(たかとり ひさし)さん
- 1969年大阪府生まれ。1994年摂南大学工学部建築学科卒業。1994年株式会社インターナショナル プランニング インスティテュート(I.P.I)入社。2000年鷹取久アーキテクトオフィス 設立。2001年摂南大学工学部建築学科 非常勤講師。
- ■鷹取久アーキテクトオフィス
隣接する建物に囲まれ、以前は朝から照明が必要だったため、「とにかく明るいリビングが望みでした」とおっしゃる奥さま。唯一開いている道路面に大きな間口を設けると同時に、2階・3階の道路面の壁をルーバーにして、その内側に、『外』と『内』の緩衝帯となる中庭を配置。外部からの視線を遮断しながらも、この中庭を通じて、室内に光と風がもたらされ、白で統一された室内に光が反射し、明るく開放的な空間が創り出されています。
- 導入ガス設備・システム
中庭に面した明るく開放的な、吹抜けのある2階のリビング・ダイニング・キッチン。