浴室は裸になって身体を洗う場所ですから、安全性をしっかり確保しましょう。脱衣室からの段差はなくし、身体の向きを変える場所には手すりの取り付けをするなどバリアフリーに。床は滑りにくい材質を選ぶようにしましょう。また浴室の事故で多いヒートショックを防ぐために、浴室暖房があると便利です。
浴室は一日の疲れを癒すリラクゼーションルームとしての役割もあります。あまり面積が取れない浴室でも、窓の取り付け高さを低くしたり、出窓を取り付けたりすれば、広々とした雰囲気をつくり出すことができます。ミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機をつけておけば、ミストサウナでのんびりとリラックスできるバスタイムを楽しめます。
また最新のシステムバスは6時間たっても2度しか湯温が下がらない「魔法瓶浴槽」や、節水機能がついたシャワーヘッド、LED照明など省エネ化が進んでいます。設備選びの際には省エネ性能に着目し、しっかり省エネにつなげましょう。
尾間 紫(おま ゆかり)/一級建築士事務所 Office Yuu 代表
(社)日本インテリアデザイナー協会 正会員、一級建築士。インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネジャー、住まいのリフォームコンクール優秀賞など。