ガス機器のご使用にあたって
一酸化炭素中毒にご注意
安心してガスをお使いいただくために、必ずお守りください
一酸化炭素中毒にご注意
ガス機器をご使用の際は必ず換気を行ってください。換気が不十分だと新鮮な空気が不足し、不完全燃焼による一酸化炭素中毒をおこし、死亡事故につながる場合があります。
一酸化炭素は少量でも危険
色もニオイもないけど、毒性は強力!
- ・一酸化炭素は無色・無臭なのでとても気づきにくいのですが、毒性は強力で、少量でも危険です。
- ・軽度の中毒症状は風邪に似ていて気づくのが遅れることがあります。
頭痛・吐き気がしたら要注意。重くなると手足がしびれて動けなくなることがあります。 - ・重症になると、脳細胞が破壊されたり、意識不明になるなどして、死に至ることもあります。
空気中の一酸化炭素濃度と吸入時間による中毒症状
0.04% | 1〜2時間で前頭痛や吐き気、2.5〜3.5時間で後頭痛がします。 |
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0.16% | 20分間で頭痛・めまい・吐き気がして、2時間で死亡 |
0.32% | 5〜10分で頭痛・めまい、30分間で死亡 |
1.28% | 1〜3分間で死亡 |
日本ガス協会HPから
※0.04%って、どのくらい?
標準的な浴室(5立方メートル)に、2リットルのペットボトル1本分の一酸化炭素を混ぜたくらいです。
一酸化炭素は、それだけでも吐き気が起きるほど毒性の強い気体です。
給排気設備や使用方法の確認を!
- ・排気筒(煙突)の不備や不適切な使用は、不完全燃焼を引き起こす恐れがあります。
- ・給排気設備とは、ガスの燃焼に必要な空気を補給し、排気ガスを屋外へ排出する設備のことです。具体的には、給排気筒(煙突)や、給気口などのことで、この給排気設備に不備があると、ガス機器が不完全燃焼を起こし、一酸化炭素中毒の原因になる恐れがあります。
- ・ガス機器の誤ったご使用も、不完全燃焼による一酸化炭素中毒の原因になる恐れがあります。
よりあんしんしてガスをお使いいただける機能を搭載した
ガス機器のおすすめ
屋内にガス機器を設置される場合には、不完全燃焼防止装置付きのガス機器をおすすめします。
また、ガス警報器の取り付けをおすすめします。
- 不完全燃焼防止装置付き
ガス小型湯沸器
不完全燃焼を検知すると自動的にガスをストップするので、安心してお使いいただけます。
- 不完全燃焼防止装置付き
屋内設置型ガス給湯器
COセンサー搭載で不完全燃焼を検知します。
- ガス・CO警報器
(ぴこぴこ・スマぴこ) -
一酸化炭素を検知すると、ランプの点灯や音声でお知らせするので、不測の事態を防止します。