転職エージェント「やめとけ」は本当?口コミの理由を解説
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
転職エージェントは「やめとけ」と言われることもありますが、使い方次第では効率よく転職活動を進められるサービスです。
この記事では、「やめとけ」と言われる理由と、利用するメリット・デメリットを整理して解説します。
目次
転職エージェントは「やめとけ」と言われるのはなぜ?

転職エージェントが「やめとけ」と言われる理由は、主に以下の5つです。
- エージェントの利益優先で求人を紹介されることがある
- 大量応募を強要されることがある
- 面接や内定の辞退を引き止められることがある
- 担当者によってサポートの質にばらつきがある
- 企業のネガティブな情報が十分に伝えられないことがある
以下では、株式会社CAREER FOCUSのアンケート調査でみられた傾向も踏まえながら、「やめとけ」と言われる主な理由を解説します。
エージェントの利益優先で求人を紹介されることがある
求職者の希望よりもエージェント側の都合で応募を急かされるケースがあり、「やめとけ」と言われる一因になっています。
転職エージェントは「成果報酬型」のビジネスモデルで、求職者の入社が決まって初めて報酬を受け取る仕組みです。
そのため、採用数を増やすことがエージェントの利益に直結します。
同調査では「希望しない求人への応募を強く勧められたり、内定承諾を急かされたりした」と感じた人が約6割にのぼっています。
エージェントのペースに流されず、応募先や応募時期は自分の判断で決める意識が大切です。
参考:【業界震撼】転職者の63%が「求人詐欺まがい」の被害に。 500人アンケートで暴かれた、エージェントの不都合な真実|PR TIMES
大量応募を強要されることがある
転職エージェントを利用すると、予想以上に多くの企業への応募を勧められることがあります。
書類選考の通過率は一般的に3割強と低く、エージェント側には「応募数を増やして内定確率を上げる」という考え方があるためです。
同調査でも、実際に「30社以上への応募を促された」というケースも報告されています。
応募先は自分が納得できる範囲に絞る意識を持つことが大切です。
面接や内定の辞退を引き止められることがある
選考が進んだ段階で辞退を申し出ると、エージェントから強く引き止められるケースがあります。
求職者の入社で報酬を得る仕組みであり、企業との信頼関係も維持する必要があるためです。
調査内では、「納得できる辞退理由が必要だ」と説得されたという声がみられました。なかには、損害賠償に触れるような発言を受けたという例外的な報告もあります。
辞退の意思が固まったら、理由を簡潔に整理し、毅然と伝えましょう。
担当者によってサポートの質にばらつきがある
転職エージェントのサポートは、担当者の力量に大きく左右されます。
経験年数や専門知識、抱えている案件数は人それぞれで、全員が同じ水準の対応をしてくれるとは限りません。
経験の浅い担当者に当たると、求人理解が浅く、面接対策も表面的になりやすくなります。さらに、担当案件が多い場合は、連絡の遅れや事務的な対応が起こることもあります。こうした担当者の当たり外れが「やめとけ」と言われる理由のひとつです。
初回面談で経験や得意業界を確認し、合わなければ早めに担当変更を申し出ましょう。
企業のネガティブな情報が十分に伝えられないことがある
エージェントが扱う求人情報は企業から提供されたものが基本で、仕事の魅力や待遇といったポジティブな内容が中心です。
職場の課題や離職率などのネガティブな情報は、企業との関係性もあるため、十分に共有されない場合があります。
同調査でも入社後に「聞いていた内容と違った」と感じた声が寄せられています。
エージェントの情報だけで判断せず、口コミサイトや採用ページを使って自分でも実態を確かめましょう。
「転職エージェントはやめとけ?」知恵袋で語られる不満の実態

Yahoo!知恵袋には、転職エージェントに不満を感じたとする投稿もみられます。ここでは、その一例を紹介します。
- 週10件ペースの応募を促された
- 内定辞退を申し出たら引き止められた
- こちらの要望を覚えていない
週10件ペースの応募を促された
|
「某転職エージェントの面談で、経験必須の求人でも気にせず週10件ペースで応募するよう促されました。行きたい求人が10件もありません。経験必須と明記しているのに、それを無視した応募は企業に失礼ではないかと疑問を感じています。」 |
この口コミからは、応募数を優先するあまり、求職者の希望や求人との適合性が十分に考慮されていない不満が読み取れます。
応募件数を増やす提案自体は転職支援では珍しくありません。しかし、希望と合わない求人まで機械的に勧められると、企業への応募そのものに納得感を持てず、転職活動全体への不信感につながりやすくなります。
内定辞退を申し出たら引き止められた
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「転職エージェント経由での応募企業から内定を貰いましたが、辞退を申し出てもエージェント担当者がなかなか動いてくれず、引き止められました。日勤20万・夜勤24.5万という条件も、手取り換算すると現職より下がる見込みです。エージェントを納得させつつ辞退するにはどうすればよいのでしょうか。」 |
この口コミからは、求職者が辞退の意思を示しても、エージェント側の事情によって意思決定が尊重されにくい場面があることがわかります。
本来、入社するかどうかを決めるのは求職者自身です。選考が進んだあとでも、条件や希望が合わないと判断した場合は遠慮せず意思を伝え、主導権を手放さない姿勢が重要です。
こちらの要望を覚えていない
|
正社員希望にもかかわらず、アルバイトの求人を紹介されたり、日程調整の希望を見落としていたり、担当者の対応が雑で不安を感じています。大量に転職させたいあまり、個別対応が疎かになっている印象で、担当者変更またはエージェント自体を穏便に切り替えたいです。 |
この口コミからは、担当者が求職者ごとの希望条件や連絡上の配慮を十分に把握できていない場合、不信感につながりやすいことがわかります。
雇用形態や日程調整のような基本的な希望が繰り返し反映されない場合は、相性や対応品質に問題がある可能性があります。我慢せず、担当変更や他サービスの併用を検討すべきです。
「やめとけ」と言われていても転職エージェントを使うメリット

「やめとけ」と言われる理由を見てきましたが、活用次第で転職活動を有利に進められるメリットもあります。
具体的なメリットを3つ紹介します。
- 非公開求人や独占求人に出会える
- 書類添削や面接対策などの選考サポートを受けられる
- 年収交渉や条件調整をエージェントに代行してもらえる
非公開求人や独占求人に出会える
転職エージェントを利用すると、転職サイトには掲載されていない「非公開求人」や「独占求人」に出会える可能性があります。
企業がエージェント限定で求人を出す理由は、たとえば以下の通りです。
- 応募が集中するのを避けたい
- 重要なポジションをひっそりと募集したい
- 採用コストを抑えながら応募者を厳選したい
転職サイトの検索では見つからない求人にアクセスできる点は、大きなメリットです。
書類添削や面接対策などの選考サポートを受けられる
転職エージェントは企業ごとの選考傾向を把握しており、その情報をもとにした実践的なサポートを無料で受けられます。
たとえば「この企業は一次面接で必ず退職理由を深掘りされるので、経歴書の段階で整合性を意識したほうがいい」といった踏み込んだアドバイスや、過去の質問傾向に沿った模擬練習が可能です。
転職サイト経由の応募では自力で行うしかないこうした準備を、プロと一緒に進められるのは大きな強みです。
年収交渉や条件調整をエージェントに代行してもらえる
年収や入社時期といった条件交渉は、選考中の企業に直接切り出しにくいものです。
エージェントが第三者として間に入ることで、希望条件を客観的な根拠とともに企業へ伝えられます。
株式会社エイチームライフデザインの調査では、エージェント利用者の年収アップ成功率は非利用者の約2.5倍でした。
条件面の交渉をプロに任せられる点は、エージェントを使う大きなメリットです。
参考:暮らしの情報メディア「イーデス」が「転職エージェントの利用有無と年収に関する調査」を実施|PR TIMES
ここまで紹介したメリットを最大限に活かすには、自分の希望や業界に合ったエージェントを選ぶことが前提になります。
とはいえ、数あるサービスの中からどれを選べばいいか迷う方も多いでしょう。
以下の記事では、未経験からハイクラスまでタイプ別におすすめのエージェントを比較しています。
転職エージェントを使ったほうがいい人・使わないほうがいい人

転職エージェントはすべての人に向いているわけではありません。
以下の特徴と自分の状況を照らし合わせて、利用するかどうかを判断してみてください。
【転職エージェントを使ったほうがいい人】
- 初めて転職する人
- 転職活動の進め方がわからない人
- 在職中で求人探しや応募の時間を確保しにくい人
- 面接対策や書類添削などのサポートを受けたい人
- 非公開求人も含めて幅広く求人を比較したい人
転職活動の負担を減らしながら効率よく進めたい場合は、エージェントの利用を前向きに検討しましょう。
【転職エージェントを使わないほうがいい人】
- 自分のペースで転職活動を進めたい人
- 応募企業や条件がすでに明確に決まっている人
- エージェントとのやり取りを負担に感じる人
こうした場合は、転職サイトからの直接応募や企業の採用ページを活用するほうが、活動しやすいでしょう。
自分に合った転職エージェントを選ぶコツ

転職エージェントを選ぶ際は、得意分野・担当変更の可否・複数登録のしやすさの3点を確認することが重要です。
次の3つのポイントを確認して選びましょう。
- 得意分野・業界に強みがあるか
- 担当者の変更が可能か
- 複数登録を前提に比較する
得意分野・業界に強みがあるか
希望する業界・職種とエージェントの強みが合っていなければ、紹介される求人の質は下がります。
登録前に、各エージェントがどの分野に注力しているかを確認しておきましょう。
下表に、主な分野別の代表的なエージェントを整理します。
|
分野・形態 |
エージェント名 |
|
総合型 |
リクルートエージェント、doda |
|
ITエンジニア・Web |
レバテックキャリア、Geekly |
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コンサル・戦略・DX |
アクシスコンサルティング |
|
医療・医師・製薬 |
エムスリーキャリア |
|
ハイクラス・管理職 |
JAC Recruitment、ビズリーチ |
|
第二新卒・未経験 |
ハタラクティブ、UZUZ |
担当者の変更が可能か
担当者の変更ができるかどうかを事前に確認しておきましょう。
担当者との相性は、紹介される求人の質やアドバイスの納得感に影響しやすい要素です。
合わない担当者のまま活動を続けると、転職活動全体の満足度が下がりかねません。
多くのエージェントではメールや問い合わせフォームから担当の変更を申し出られます。
相性が合わないと感じたら我慢せず、早めに変更を申し出ることが転職活動をスムーズに進めるコツです。
複数登録を前提に比較する
転職エージェントは1社に絞らず、2〜3社に登録して比較するのがおすすめです。
総合型と業界特化型では取り扱う求人が異なり、同じ求人でも提示条件や担当者の対応に差が出ることがあるためです。
ユニークキャリア株式会社の調査(2023年)でも、転職エージェント利用者1,175人のうち「2社がちょうどよい」と答えた人が43.9%と最多でした。
まずは2社程度に登録し、必要に応じて3社目を追加する進め方が現実的です。
参考:転職エージェントを利用して転職した人の割合は何%?実際に利用した経験のある1,223人への調査で結果が明らかに【転職して年収アップの声多数】|PR TIMES
転職エージェントが合わないと感じたときの対処法

エージェントの対応に違和感を覚えたとき、「こんなものかもしれない」と我慢してしまう方は少なくありません。しかし、合わないまま続けると転職活動全体の質が下がるおそれがあります。
状況に応じた3つの対処法を確認しておきましょう。
- 担当者変更を検討する
- 退会・利用停止を検討する
- 転職エージェント以外の方法を試す
担当者変更を検討する
以下のような状況が続く場合は、担当者の変更を申し出るタイミングです。
- 紹介される求人が希望条件と大きくずれている
- コミュニケーションの頻度や温度感に違和感がある
- 応募を強く急かされるなど、進め方に不安を感じる
多くのエージェントでは担当変更の仕組みが用意されているため、過度に我慢し続ける必要はありません。
退会・利用停止を検討する
担当者を変更しても改善しない場合や、サービスの方針自体が合わないと感じる場合は、退会・利用停止を選んでも問題ありません。退会を伝える際は、以下の点を意識するとスムーズです。
- これまでのサポートへの感謝を一言添える
- 理由は簡潔に、正直に伝える(細かく批判する必要はない)
- 「方針を見直すことにした」など、自分側の理由に寄せて伝える
- 連絡を放置せず、早めに意思を伝える
- 担当者に直接伝えにくい場合は問い合わせフォームを利用する
必要以上に重く考えず、合わないと感じた時点で早めに判断しましょう。
転職エージェント以外の方法を試す
エージェントが合わない場合は、以下の手段も選択肢になります。
希望や状況に応じて比較検討してみてください。
|
手段 |
特徴 |
|
求人サイト |
自分で検索・応募できるため、主体的に進めたい人向き |
|
スカウト型サービス |
企業から直接オファーが届き、市場価値の把握にも役立つ |
|
リファラル(社員紹介) |
知人経由のため、職場の雰囲気や働き方を事前に把握しやすい |
転職エージェントに関するよくある質問

ここでは、よく寄せられる質問にお答えします。
転職エージェントはどのタイミングで利用するのがいい?
在職中から、情報収集の段階で登録するのが一般的です。
退職後に活動を始めると、収入面の不安から焦りが生じ、本来の希望より条件の低い求人を選んでしまうリスクが高まります。
「まだ転職するか決めていない」という段階でも登録できるため、情報収集の一環として活用できます。
転職エージェントはひどい?実際の評判は?
一概に「ひどい」とは言えません。担当者の対応や求人との相性によって満足度は大きく変わります。
口コミでは、「面接対策や求人紹介が手厚かった」という声がある一方で、「応募を急かされた」「希望と違う求人を繰り返し紹介された」といった不満もみられます。複数のエージェントを比較しながら、自分に合うサービスを見極めましょう。
転職エージェントとの面談でやってはいけないことはある?
希望条件をあいまいにしたまま受け身で進めるのは避けましょう。
以下を具体的に伝えることで、希望に近い求人を紹介してもらいやすくなります。
- 希望する職種・業界
- 年収・勤務地などの条件
- 希望条件の優先順位
- 転職希望時期 など
自分の考えを整理したうえで面談に臨むことが大切です。
まとめ

転職エージェントに対して「やめとけ」という声があるのは事実です。ただし、その背景を理解し、適切に対処すれば過度に恐れる必要はありません。
注意点を押さえたうえで使えば、非公開求人へのアクセスや選考サポート、条件交渉の代行など、一人では得にくいメリットを活かせます。
自分の希望と判断軸を持ちながら、まずは2〜3社を比較登録して進めてみてください。
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