電気とガスどっちが安い?オール電化か電気ガス併用のどちらがいいのか世帯別にメリット・デメリットを踏まえて紹介
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
近年はオール電化住宅の認知が広まり、ガスを使わずに電気だけで生活をしているという人も増えています。オール電化住宅と電気ガス併用住宅のどちらが光熱費を抑えられるのか、気になる人も多いですよね。
今回は光熱費の金額を世帯別に紹介した上で、オール電化住宅・電気ガス併用住宅それぞれのメリットやデメリットを紹介します。光熱費について気になる人はぜひ参考にしてください。
目次
電気代とガス代の平均額を世帯別に紹介

1ヶ月あたりの電気代とガス代の平均額について、世帯人数別に紹介します。
【1人暮らしの場合】電気代とガス代
| 電気代 | ガス代 |
|---|---|
| 6,726円 | 3,359円 |
1人暮らしの場合の1ヶ月の平均の電気代とガス代は、上記のとおりです。
季節や地域を区別せずに平均したものであるため、実際は世帯によってばらつきがあるものと考えられます。
たとえば、暖房を使うことの多い冬は電気代が上がったり、その地域にあるガス会社の料金設定がガス代に影響したりすることもあるでしょう。
【2人暮らしの場合】電気代とガス代
| 電気代 | ガス代 |
|---|---|
| 10,940円 | 4,971円 |
2人暮らしの場合の電気代とガス代は1人暮らしよりも上がりますが、2倍というほどではありません。基本料金が1世帯分の料金であることや、同じ部屋で電気やガスを使うことが多いといった点が影響しているものと考えられます。
【3人家族の場合】電気代とガス代
| 電気代 | ガス代 |
|---|---|
| 12,811円 | 5,591円 |
3人家族の場合の光熱費の平均は上記のとおりです。
「夫婦と子ども」「夫婦と片方の親」などさまざまなパターンが考えられるため、各世帯ごとに光熱費に違いが出るものと考えられます。
たとえば「夫婦と赤ちゃん」の場合は、赤ちゃんが親と一緒に過ごす時間が多くなるため、光熱費は低くなりやすいでしょう。
【4人家族以上の場合】電気代とガス代
| 電気代 | ガス代 | |
|---|---|---|
| 4人家族 | 13,532円 | 5,284円 |
| 5人家族 | 14,373円 | 5,131円 |
| 6人以上の家族 | 18,941円 | 5,469円 |
4人家族以上になると、人数の増加による電気代・ガス代の上昇が緩やかになります。家族で同じ部屋で過ごすことが多い点や、まとめて料理をする点などが関連しているものと思われます。
特にガス代に関しては、4人家族よりも5人家族の料金のほうが低くなっています。
オール電化住宅と電気ガス併用住宅の料金比較

オール電化の住宅と、電気とガスを併用している住宅では、どちらが光熱費を安く抑えられるのでしょうか。それぞれの住宅の特徴や料金について見ていきましょう。
オール電化住宅について
オール電化住宅とは、キッチンでの料理・お風呂の給湯・冷暖房など、生活に必要なあらゆるエネルギーを電気でまかなう住宅を指します。
従来のガスコンロはIHクッキングヒーター、給湯器はエコキュートというように、オール電化のための設備を整える必要があります。
エコ需要の高まり、光熱費の節約などを目的にオール電化住宅の認知は広まり、家づくりやリフォームのときに積極的に検討する人も多くいます。
電気ガス併用住宅について
電気ガス併用住宅とは、生活に必要なエネルギーとして電気とガスの両方を使用する住宅のことです。たとえば、料理をするときはガスコンロを使い、冷暖房には電気を使うなど、場面によってエネルギーを使い分けます。
IHクッキングヒーターやエコキュートといった専用の機器を揃える必要はないため、多様な選択肢のなかから好きな機器を自由に選択できます。
また、オール電化住宅は比較的新しい住宅の仕組みであるため、電気ガス併用住宅のほうが安心感を感じられるという人も多いでしょう。
オール電化住宅と電気ガス併用住宅はどっちがいい?
| オール電化住宅 | 電気ガス併用住宅 | 条件 | |
|---|---|---|---|
| 電気 | 411.57円 | 411.57円 | 大阪ガスの電気 ファミリー応援プラン |
| 都市ガス | なし | 1,364.81円 | 大阪ガス(一般料金) 使用量:20m3をこえ50m3までの場合 |
| 合計 | 411.57円 | 1776.38円 |
| エネルギーコスト | 条件 | |
|---|---|---|
| 電気 | 最初の300kWhまで:21.90円 300kWhをこえ350kWhまで:22.90円 350kWhをこえる分:27.69円 | 大阪ガスの電気 ファミリー応援プラン |
| ガス | 約11.30円 | 大阪ガス 一般料金 使用量:20m3をこえ50m3までの場合 |
※2024年12月時点の料金です
※ガスは以下の条件で計算
・144.52円/㎥
・1kWh=860kcal
・発熱量11,000kcal/㎥
エネルギーコストはガスのほうが安いものの、オール電化住宅はガスの分の基本料金がかかりません。また、生活スタイルや各会社の料金設定によっても光熱費が変化する点に注意が必要です。
参照:https://home.osakagas.co.jp/electricity/price/plan_family.html
参照:https://home.osakagas.co.jp/price/menu/general_rate/index.html
オール電化のメリット
オール電化のメリットを3つ紹介します。
光熱費の支払いをまとめられる
電気ガス併用住宅では、電力会社とガス会社それぞれと契約をして基本料金を払います。オール電化住宅ではガス会社と契約をしないため、基本料金を支払う必要がありません。
電気料金を支払えば光熱費をまかなえるため、複数の会社の契約を管理する手間も減ります。
安全に料理しやすい
オール電化住宅では、料理のときに火を使わないIHクッキングヒーターを使用します。ガスコンロに比べると火災の危険が少ないため、子どもがいる家庭でも安全に使いやすいメリットがあります。
コンロからはみ出た火がまわりのものに燃え移ったり、服の袖を燃やしてしまったりすることもないでしょう。
また、ガスコンロの使い方によっては一酸化炭素中毒になるおそれがありますが、IHクッキングヒーターはその心配がありません。料理中のにおいや水蒸気を排出するために換気自体はするものの、一酸化炭素は気にせずに料理できます。
災害に強い
大規模な災害が発生したときには、電気・ガス・水道の機能がストップする可能性がありますが、そのなかでも早く復旧しやすいものが電気といわれています。
また、ほとんどのエコキュートは、電気料金の安い夜の間にお湯を沸かして貯めておき、日中に使う仕組みを備えています。タンクつきのエコキュートであれば、災害が起きて水道が止まってしまっても貯水タンクのお湯を使うことが可能です。
タンクのお湯は飲料用ではありませんが、顔を洗ったりトイレを流したりと、生活用水として使えます。
オール電化のデメリット
オール電化住宅を検討するときは、デメリットについても把握しておきましょう。
初期費用がかかる
オール電化住宅では、エコキュートやIHクッキングヒーターといった専用の機器を設置します。機器そのものの購入費用はもちろん、設置費用も支払うことになるため、電気ガス併用住宅よりも初期費用が高くなります。
エコキュートの本体価格は機能やタンクの容量などによっても異なりますが、18万円〜35万円程度のものが一般的です。また、機器を設置するための基礎工事や電気工事をおこなうため、設置費用として20万円程度かかると見積もっておくといいでしょう。
IHクッキングヒーターの場合であれば、購入費用と設置費用を合わせて20万円程度用意しておくことをおすすめします。
電気代がかかる
生活に必要なエネルギーを電気でまかなうオール電化住宅では、電気料金の変動の影響を受けやすいデメリットがあります。生活スタイルによっては電気代が高くなってしまうケースもあるでしょう。
電力会社によっては、夜の電気料金が安めに設定されているオール電化向けプランを展開しています。日中は出かけているという人や、家事を夜にまとめておこなうという人は、このようなプランを選択するといいでしょう。
停電時は機能しなくなる
オール電化住宅は料理やお風呂、家事といった生活に必要なあらゆるエネルギーを電気で賄うため、停電が発生すると生活が回らなくなります。
そのため、オール電化住宅に住むときは日頃から停電時の対策グッズを準備しておく必要があります。たとえば、料理するためのカセットコンロ、そのまま食べられる非常食、体温を保つための石油ストーブやカイロなどです。
太陽光パネルやポータブル電源を用意し、本格的に災害に備えている家庭もあります。
機器をメンテナンスする必要がある
エコキュートは本体の購入費用と設置費用が必要と説明しましたが、設置後もメンテナンス費用がかかります。メンテナンス費用は本体の状況や依頼する業者によっても異なりますが、点検に1万円程度必要です。
点検で異常が見つかれば、修理や部品交換などで1万円〜15万円程度の費用が発生する可能性があります。
また、エコキュートの貯湯タンクを清潔に保ち、機器を長く使用するためには、定期的に水抜きをする必要があります。こちらは年に2〜3回を目安に自分でおこなう作業です。
年末年始や夏休みなど、自分でタイミングを決めて水抜きをおこなうといいでしょう。
電気ガス併用のメリット
次に、電気ガス併用住宅のメリットについて紹介します。
セット割の活用でガス代をお得にできる
電気ガス併用住宅では、電気とガスをセットで契約すれば、セット割の恩恵を受けられる場合があります。
例えば、大阪で電気とガスをまとめると「まとめトク料金」が利用できて、ガス代がお得になります。
※ガス使用量が少ないまたは原料費が高い場合は、お支払い額が一般料金より高くなることがございます。
また、電気は「新生活応援プラン」を利用すれば新生活応援セットに申し込むことで、電気基本料金がずっと無料になります。
電気とガスを併用している住宅の場合、大阪ガスで契約をまとめることをおすすめします。
日中は光熱費を抑えられる
電力会社が提供するオール電化住宅用の料金プランでは、日中の電気代は高く、夜の電気代は安くなるように設定されています。それに対して、電気ガス併用住宅では使用した時間にかかわらず同じ料金が設定されていることが一般的です。
そのため、日中の料金だけで考えると、電気ガス併用のほうがお得である可能性があります。
したがって、在宅勤務などで日中に家にいることが多い人は、電気ガス併用のほうが光熱費を気にせずに生活できるでしょう。
昼でも料理をしたりお風呂に入ったりと、自分の好きな時間に生活が送りやすいメリットがあります。
料理がしやすい
オール電化住宅でIHクッキングヒーターを使う人のなかには「ガスコンロのほうが料理しやすかった」「IHに慣れない」という人もいます。
長年ガスコンロを使っている人は、ガスコンロのほうが火を目で見て確認できるため火力調整がしやすく、快適に料理できる可能性があります。
また、IHクッキングヒーターは調理器具とプレートが触れている部分を温める構造であるため、調理器具が離れると加熱が止まってしまいます。そのため、フライパンを振って炒める煽り炒めはできません。
ガスコンロの火をアルコールに引火させて香りづけをするフランベもできないため、調理方法が制限されるといえます。
電気ガス併用のデメリット
電気ガス併用のデメリットについても紹介します。
電気とガスを別々で契約すると手間がかかる
オール電化住宅では、電力会社とだけ契約すればよく、ガス会社とは契約しません。それに対して電気ガス併用住宅では、電力会社・ガス会社のそれぞれと契約をおこない、自分にあった料金プランを選ぶ必要があります。
この点は、プランを検討するのが面倒だと感じる人にはデメリットと言えるでしょう。
ただ大阪ガスなら、ガスのプランは開栓時に自分にあったプランを作業員が選んでくれるため、プランを選ぶ手間はありません。
また、電気についても一人暮らし~二人暮らしなら「新生活応援プラン」、三人暮らし以上なら「ファミリー応援プラン」とわかりやすいため、電気とガスを併用するなら大阪ガスがおすすめです。
プロパンガスは料金が高い
ガス管から自動でガスが供給される都市ガスとは異なり、プロパンガスは屋外に設置されたガスボンベからガスが供給されます。
ガスボンベにガスを詰め、それを運び設置する手間が生じるため、プロパンガスは都市ガスに比べて料金が割高に設定されています。
一般的には、都市ガスの場合と比べて、プロパンガスの場合のガス代は1.5倍〜2倍程度の金額になるといわれています。
加えて、原油価格や物価の高騰があれば、プロパンガスの料金はさらに高くなることも考えられるでしょう。
料理中に火災が生じる可能性がある
電気ガス併用住宅では料理にガスコンロを使う分、火災のリスクがあります。コンロまわりにキッチンペーパーや布巾を置いたり、食品の焦げカスなどが残っていたりすると、火が燃え移って火災につながる危険があります。
料理中はその場から離れず、目を離さないようにするなど、火災に十分気をつけて料理する必要があるでしょう。
子どもがいる家庭の場合は、子どもがグリルのボタンをいじらないようにガードをつけるなどの対策が必要になる可能性もあります。
ガスコンロの掃除が大変
IHクッキングヒーターは、フライパンなどを置くプレート部分がガラスでできているため、汚れがついても布巾で簡単に拭きとれます。料理後にサッと掃除すれば、綺麗な状態を保てるでしょう。
それに対してガスコンロは、五徳やバーナーなどさまざまな部品からできているため、汚れがついたときに掃除しにくいデメリットがあります。部品を取り外して汚れを落とすなど、より本格的な掃除が必要です。
また、バーナー部分の汚れを放置していると、汚れによって目詰まりして、火が出にくくなります。せっかくガスを使っているのにうまく火を出せない状態になり、エネルギー効率が悪くなります。
電気・ガスについてよくある質問
お湯を沸かすのにガスと電気どちらが安い?
1リットルのお湯を沸かすとき、電気ポットを使うよりも、ガスコンロでやかんを使って沸かすほうが光熱費は安くすみます。しかし、生活にかかる全体の光熱費は電力会社やガス料金のプラン、ライフスタイルによっても影響するため、一概にいえるものではありません。
個々の事情を考慮して、生活に適したエネルギーの使い方をすることが大切です。
オール電化とガス併用はどちらが安いの?
どちらが安くなるかは、暮らし方や電気・ガスの使い方によって異なります。
ただし、電気とガスを併用する場合はそれぞれに基本料金がかかります。
オール電化の場合は、電気に対してのみかかるため、その分はお得といえるでしょう。
ただ大阪ガスの場合、ガスとセットで契約することで電気の基本料金が無料になるプランもあります。
そのため、一概にオール電化の方が安いというわけではないので注意しましょう。
まとめ
オール電化住宅と電気ガス併用住宅にはそれぞれの特徴があり、どちらがお得かどうか断定できるものではありません。
自らのライフスタイルはもちろん、電力会社やガス会社の料金プラン、必要な機器のメンテナンス費用など総合的に考え、慎重に検討することが望ましいでしょう。

| 単位 | 料金単価(税込) | |||
|---|---|---|---|---|
| 基本料金(新生活セット割の適用時) | 1契約 | 0円 | ||
| 電力量料金 | 最初の20kWhまで | 1kWh | 0.00円 | |
| 20kWhをこえ350kWhまで | 26.75円 | |||
| 350kWhをこえる分 | 27.72円 | |||
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