ガスファンヒーターはガス代が高い?エアコンとの比較や節約方法を紹介

編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部

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ガスファンヒーター

ガスファンヒーターは、一度ガス栓と接続すれば、ボタンひとつですぐに部屋全体を暖められる暖房器具です。

ガスファンヒーターの利用を検討していて、どれぐらいガス代がかかるのか、ほかの暖房器具と比べてコストはどうなのかなど、気になっている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、ガスファンヒーターのガス代・電気代や、ほかの暖房器具とのコスト比較を紹介します。

 

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ガスファンヒーターのガス代は?

ガスファンヒーターのガス代は以下の式で計算できます。

  • ガス代(円)=ガス使用量(m3)× 料金単価(円/m3

大阪ガスのガスファンヒーター スタンダードモデル(140-5902/ 140-5912型)を例にガス代を計算しいていきましょう。

1時間当たりのガス代 約12円※
1日(5時間使用した場合)のガス代 約60円
1カ月(5時間×30日使用した場合)のガス代 約1,800円

出典:大阪ガス「ガスファンヒーター スタンダードモデル(140-5902/140-5912型)

※ ガス代の目安は、外気温度5℃における室温20℃安定時の都市ガス(13A)での計算値です。ガス料金は、大阪ガスの2025年5月時点の単価(原料費調整額を除く)です。

ただし、部屋の広さや設定温度、外気温によってガス代は変わります。

そのため目安として考えてくださいね。

ガスファンヒーターの電気代は?

ガスファンヒーターの電気代は以下の式で計算できます。

  • 消費電力(kW)×使用時間(h)× 料金単価(円/kWh)

計算式を使っておおよその電気代をシミュレーションしていきましょう。

1時間当たりの電気代 約0.4円※
1日(5時間使用した場合)の電気代 約2円
1カ月(5時間×30日使用した場合)の電気代 約60円

出典:大阪ガス「ガスファンヒーター スタンダードモデル(140-5902/140-5912型)

※ 140-5902/ 140-5912型の消費電力13Wと「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」の定めた電気料金の目安単価31円/kWh(税込)を使用しています。

ガス代と電気代を合わせたランニングコストは、1時間あたり約12.4円、1日あたり(1日8時間使用と仮定)約100円です。

 

暖房器具のなかでもガスファンヒーターは、比較的安いランニングコストで利用できます。

ほかの暖房器具とのコスト比較

ほかの暖房器具とガスファンヒーターのランニングコストを比較していきます。

まずは、各暖房器具の1時間あたりのランニングコストをまとめました。

暖房器具 1時間あたりのランニングコスト
ガスファンヒーター 約12.4円(ガス代+電気代)
電気ヒーター
(消費電力1,200Wの場合)
約37.2円(電気代)
エアコン
(MSZ-GE2523(三菱電機)の場合)
約19.4円(電気代)
石油ファンヒーター
(FH-CP25Y(G)(コロナ)の場合)
約8.0~33.0円(灯油代+電気代)

上表より、ガスファンヒーターは、ほかの暖房器具に比べてランニングコストが安いことがわかります(※3)。

それぞれの暖房器具のコストを詳しく見ていきましょう。

(※3)原燃料費が高い場合は、原燃料費調整額によってガス料金があがり、ガスファンヒーターのランニングコストが高くなる可能性があります。

電気ヒーターとガスファンヒーターの比較

電気ヒーターは、電気を熱源とする暖房器具の総称です。セラミックヒーター、オイルヒーター、パネルヒーターなどがあります。

消費電力が1.2kW(1,200W)の電気ヒーターを例にすると、1時間あたり、1日あたり(1日8時間使うと仮定)の電気代は次のとおりです。

  電気代
1時間あたり 約37.2円
1日あたり 約298円

電気ヒーターは、手軽に使用できて狭い範囲をすぐに暖められますが、部屋全体を暖めるには不向きです。

また、広範囲を暖めるためにパワーがあるモデルを選ぶと、消費電力が大きくランニングコストは高くなります。

今回の試算でも、ガスファンヒーターに比べるとコストが高いです。

エアコンとガスファンヒーターの比較

エアコンは、室外の熱を取り入れて部屋を暖めたり、室内の熱を外に出して部屋を冷やしたりする冷暖房器具です。冷暖房の両方に対応でき、1年とおして使えます。

消費電力が0.625kW(625W)のエアコンを例にすると、1時間あたり、1日あたり(1日8時間使うと仮定)の電気代は次のとおりです。

  電気代
1時間あたり 約19.4円
1日あたり 約155円

出典:三菱電機「製品仕様 MSZ-GE2523」

エアコンの場合、1時間あたり約19.4円、1日あたり約155円の電気代がかかります。

今回の試算ではガスファンヒーターのほうが少し安い結果となりましたが、省エネ機能が搭載されたエアコンは、比較的低コストで利用できます。

石油ファンヒーターとガスファンヒーターの比較

石油ファンヒーターは、灯油を燃料として、強力な温風で部屋を暖める暖房器具です。ガスファンヒーターと同様、素早く部屋全体を暖められるのが魅力です。

石油ファンヒーターの暖房費は、灯油代と電気代の2つです。

燃料消費量が0.243~0.064L/h、燃焼時(強)の消費電力が0.014kW(14W)の石油ファンヒーターを例にすると、1時間あたり、1日あたり(1日8時間使うと仮定)の灯油代と電気代は以下のとおりです(※4)。

  灯油代 電気代
1時間あたり 約7.6~28.9円 約0.43円
1日あたり 約61~231円 約3.5円

出典:CORONA「製品情報サイト FH-CP25Y(G)」

(※4)燃料消費量および消費電力はFH-CP25Y(G)(コロナ)の数値、灯油代は経済産業省 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」の数値を使用しています。

灯油代と電気代を合わせると、1時間あたり約8.0~33.0円、1日あたり約65~235円の費用がかかります。

石油ファンヒーターとガスファンヒーターの暖房費に大きな差はありません。

なお、石油ファンヒーターとエアコンにかかる暖房費については、下記の記事で詳しく紹介しているため、あわせてご覧ください。

他の暖房器具と比べたガスファンヒーターのメリット・デメリットは?

ガスファンヒーターは、ガスを燃料とし、発生させた熱をファンで送り出して部屋を暖めます。

ガスファンヒーターのメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット デメリット
  • 短時間で温風が出る
  • 燃料補給の手間がない
  • 定期的に換気が必要
  • ガス栓がない場合は設置工事が必要
  • 低燃費でランニングコストが安い
  • 部屋が乾燥しにくい
  • ガスの契約をしていない場合は新たに契約が必要

ガスファンヒーターのメリット

ガスファンヒーターは立ち上がりが早く、スイッチをオンにすると5秒ほどで強い温風が出ます。そのため、起床後や帰宅後など、冬場に冷えた室内を短時間で暖められます。

また、ガス栓につなぐだけで使えてランニングコストが比較的安く、一度設置すれば定期的なメンテナンスのみで継続使用できます。

そのほか、ガスの燃焼時に水分が発生するので、部屋が乾燥しにくいのも魅力です。

ガスファンヒーターのデメリット

ガスファンヒーターを使用する際は部屋にガス栓が必要なので、ガス栓がない場合は設置工事が必要です。

また、ガスの契約も必要なので、オール電化の場合は新たにガスを契約しなければならず、ランニングコストが高くなる可能性があります。

そのほか、ガスファンヒーターを使用する際は、1時間に1~2回(1~2分)程度換気する必要があります。

ガスファンヒーターのガス代を安く抑える方法6つ

ここからは、ガスファンヒーターのガス代を安く抑える方法を紹介します。

  • 適切な温度設定にする
  • 必要なときだけ使用する
  • 部屋の断熱対策をする
  • 定期的なメンテナンスをする
  • 省エネ機能がある機種を選ぶ
  • ガス会社やガス料金メニューを見なおす

ガスファンヒーターのガス代は、使い方を工夫することで節約できます。

適切な温度設定にする

ガスファンヒーターを適切な温度設定で使用すると、ガス代を安く抑えることができます。

たとえば、外気温度6℃のときに温度設定を21℃から20℃にすると、年間でガスの使用量は8.15m3の省エネ、ガス代は約1,320円の節約につながる可能性があります。

また、厚着すれば温度設定を低くしても暖かく過ごせます。肌寒いと感じたら、上着を着たり防寒グッズを活用したりして、体を温めるよう意識しましょう。

出典:経済産業省 資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」

必要なときだけ使用する

ガスファンヒーターは必要なときだけ使用し、電源はこまめに切りましょう。

温度設定を20℃にして1日1時間使用時間を短縮すると、ガス代・電気代合わせて年間で約2,150円の節約につながる可能性があります。

また、一度暖かくなるとしばらく暖かさを維持できるので、外出の際は出発時ではなく15分前に電源をオフするなど、少しの工夫で使用時間を短縮できます。

出典:経済産業省 資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約」

部屋の断熱対策をする

部屋の断熱対策も有効です。カーテンは厚手で床まで届く長いものを使用すると、断熱効果が高まります。また、窓に断熱シートをはると冷気が部屋に入りにくくなります。

ただし、ガスファンヒーターを使用する際は、1時間に1~2回(1~2分)程度の換気が必要です。換気が不十分な状態が続くと一酸化炭素中毒になる可能性があるため、必ず換気扇をまわすか、定期的に窓をあけるようにしましょう。

定期的なメンテナンスをする

フィルター掃除などの定期的なメンテナンスによって、ガスの消費を抑えることができます。

エアフィルターについているほこりは、掃除機などで吸い取ります。ほこりの付着が気になる場合は、エアフィルターを取り外して中性洗剤で洗い、しっかり水気を切って乾燥させてからファンヒーターにセットしてください。

なお、樹脂のフィルターは水洗いできないため、汚れがひどい場合は交換する必要があります。商品によって掃除方法は異なるため、掃除の際は取り扱い説明書の手順を確認しましょう。

汚れた状態で使い続けると思わぬ事故につながるおそれがあるため、販売店などで定期的な点検整備を受けることも、あわせて検討してください。

省エネタイプを選ぶ

オートオフ機能、エコ運転、スポット暖房などの省エネ機能が搭載された機種を選ぶと、ガスの消費を抑えながらガスファンヒーターを使用できます。

これからガスファンヒーターを購入する方は、対応する畳数などの基本的なスペックだけでなく、省エネ機能にも注目しながら機種を選びましょう。

ガス会社やガス料金メニューを見なおす

ガス代を抑えたい場合は、契約中のガス会社の料金メニューを確認しましょう。

ガス会社を切り替えることで今よりガス代が安くなることもあります。

ガスファンヒーターのガス代に限らず、家計のガス代を本格的に見なおしたいときは、ほかのガス会社との契約をあわせて検討するのがおすすめです。

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※ガス使用量が少ないまたは原料費が高い場合は、お支払い額が一般料金より高くなることがあります

また、インターネットも併せて契約すれば、ガス代の割引率が上がるだけでなくインターネット料金もお得になります。

 

光熱費や通信費をまとめて節約したいという人は、ぜひ大阪ガスでまとめて申し込みましょう。

まとめ

ガスファンヒーターなら、低燃費でコストを抑えて、部屋全体を暖めることができます。

メリットを踏まえると、短時間で部屋を暖めたい方や部屋の乾燥が気になる方におすすめです。

使用時は、部屋の換気や定期的なお手入れなどを忘れずにおこないましょう。

 

ガスファンヒーターに限らず、家計のガス代や電気代全体を安く抑えたい場合は、ガス会社や電力会社の切り替えも選択肢のひとつです。

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