引越し時は洗濯機の水抜きが必須!3つの理由と具体的なやり方を解説
編集者:Daigasコラム編集部:引越し担当
引越しを控えている方にとって、洗濯機の水抜きは見逃せないステップです。洗濯機の水抜きを怠ると、床を濡らしてしまったり引越し料金が割り増しになったりします。また、凍結によるトラブルの発生するリスクも高まるでしょう。
本記事では、縦型・ドラム式洗濯機のどちらにも対応した水抜きの手順を詳しく解説し、必要な道具から具体的な作業ステップまでを網羅しています。
引越し時のトラブルを防ぎたい方はぜひ本記事を参考にしてください。
忙しくて洗濯機の水抜きができない方は、引越し業者で引き受けてくれるか聞いてみましょう。

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基本情報
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|---|---|
| 対象エリア | 全国 |
| 運営企業 | 大阪ガスマーケティング株式会社 |
使い方
| STEP① | 一括見積りを依頼 |
|---|---|
| STEP② | 引越し会社からの連絡 |
| STEP③ | 引越し業者を決定 |
目次
洗濯機の水抜きとはホースにたまった水を抜く作業

洗濯機の水抜きとは、主に引越しや長期間使用しない場合に実施する作業です。
洗濯機内には使用時に残った水がホースや内部の部品にたまっており、引越しのときに水抜きせずに運ぶと、水漏れや故障のリスクがあります。
また、冬場の寒冷地で水抜きしないまま放置していると、ホース内部が凍結する可能性もあります。洗濯機を安全に使用・運搬するために、洗濯機水抜き作業は欠かせないものです。
【縦型・ドラム式洗濯機共通】水抜きの方法

縦型・ドラム式洗濯機共通で実施する水抜きは、以下のステップで実施します。
- 必要な道具をそろえる
- 給水ホースの水抜きをする
- 洗濯槽の内部を排水する
- ドラム式洗濯機の場合は糸くずフィルターの水抜きをする
- ホースを抜いて部品をまとめる
洗濯機の水抜き方法について、流れに沿って解説していきます。
ステップ1.必要な道具をそろえる
洗濯機の水抜きをはじめる前に、予期せぬトラブルを避けるためにも、必要な道具をそろえましょう。
【必要な道具一覧】
| アイテム | 用途 | 注意事項 |
|---|---|---|
| ドライバー | 給水ホースのネジを外す | ネジサイズに合ったドライバーを使用 |
| 洗面器やバケツ | ホース類を取り外す際の水受け皿 | 汚れてもいい道具を準備 |
| タオル | 濡れた部分を拭く | 大きめのタオルを2~3枚準備 |
| ビニール袋 | ホースや汚れたタオルの収納 | 大きめの袋を用意 |
最低限、上記の道具をそろえた上で洗濯機の水抜きをしましょう。
なお、ドライバーはネジサイズに合わせる必要があるため、サイズ違いでセット販売されているドライバーをそろえておくと便利です。
ステップ2.給水ホースの水抜きをする
洗濯機の水抜きにおける実際の作業は、蛇口側にある給水ホースの水抜きからはじまります。
- 洗濯機の中に何も入っていない状態にする
- 蛇口を閉める
- 「標準コース」で1〜2分運転する
上記の流れを実施Fすれば、洗濯機の蛇口側にある給水ホースの水抜きは終了です。
次のステップに入る前に給水ホースを外しても問題ありません。※具体的な方法はステップ5で解説しています
ただし、給水ホースを外す際はたまった水が溢れる事態を防ぐためにも、用意した大きめのタオルで包みながら外しましょう。
ステップ3.洗濯槽の内部を排水する
洗濯機の給水ホースにたまった水抜きが終わったら、洗濯槽の内部に残っている水を排水する作業が必要です。以下のステップで、洗濯槽の内部を排水します。
- 洗濯機の「脱水」機能を選択して1〜2分運転する
- 脱水を終了させて洗濯槽内部を乾いたタオルで拭き取る
- フタをあけたままにして洗濯槽内を乾燥させる
引越し前に、一度試してみるのをおすすめします。
ステップ4.ドラム式洗濯機の場合は糸くずフィルターの水抜きをする
自宅でドラム式洗濯機を使用している方は、洗濯槽内の排水終了後に「糸くずフィルター」の水抜きも実施しなければいけません。※縦型洗濯機の方は次のステップへ
- バケツを用意する
- 糸くずフィルターを少しずつ緩める(徐々に水が流れてくるため要注意)
- 水が出なくなったら糸くずフィルターを取り外す
- 取り外した糸くずフィルター本体と取り付けられていた内部を乾いたタオルで拭き取る
- 糸くずフィルターをドラム式洗濯機に取り付ける
ドラム式洗濯機はホースだけでなく糸くずフィルターの水抜きをしないと、水漏れのリスクがあるため、引越し前には必ず実施しましょう。
ステップ5.ホースを抜いて部品をまとめる
洗濯機の水抜き作業の最終ステップでは、ホースを取り外し、部品をまとめていきます。
- 給水ホースを接続元からゆっくりと外す
- 水受け容器を準備して水がこぼれないようにする
- 排水ホースを外し残った水が完全に排出されるよう注意する
また、ホースを含めた部品は、紛失防止の観点からビニール袋にまとめて保管するのがおすすめです。
給水ホースの部品なのか、排水ホースの部品なのか、引越し先で判断しやすいよう、袋を分けておくと取り付けの際に便利です。
洗濯機の水抜きは部品の紛失と漏電に注意

洗濯機の水抜きは、部品の紛失と漏電に注意しながら実施しなければいけません。
ホースやフィルターなどの部品を取り外した際、小さな部品は見落としがちです。取り外した部品を撮影したり、チェックリストにまとめたりするなどの対応をしておきましょう。
また、ホースを取り外したあと、残った水が予期せぬ場所に流れ出し、ほかの電気機器に接触すると漏電のリスクが高まります。漏電は重大な事故につながる危険性があるため、作業中は慎重に扱う意識が大切です。
洗濯機の水抜きで部品の紛失や漏電が不安な方は、引越し業者に依頼するのがおすすめです。
引越し作業で水抜きもしてくれる引越し業者をお探しの方は、以下のリンクから依頼できる業者を見つけてみてください。

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使い方
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|---|---|
| STEP② | 引越し会社からの連絡 |
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洗濯機の水抜きを怠ると起こりうる3つのリスク

洗濯機の水抜きを怠ることには、以下のようなリスクがあげられるため、注意が必要です。
- 引越しの際に床を濡らしてしまう
- 引越し料金が加算されるケースがある
- 凍結のリスクが高まる
引越し予定のある方にとって見逃せないリスクでもあるため、順番に注意点を確認してみてください。
①引越しの際に床を濡らしてしまう
引越しの際に洗濯機の水抜きを怠ると、ホースや洗濯槽内部にたまった水が溢れ、水漏れが起こる可能性が高まります。
洗濯機の水漏れは、運搬車の荷台を濡らすだけでなく、ほかの荷物も濡らすリスクがあります。さらに、引越し前の住居の床を濡らしてしまい、退去費用が割り増しされる可能性も考えられるでしょう。
床を濡らす事態は、洗濯機を含めた家電や家具が破損する可能性を高めてしまいます。
水抜きを1つ怠るだけで、床を濡らし転倒や破損のリスクがあるので、適切に水抜きをしておきましょう。
②引越し料金が加算されるケースがある
引越しの際、洗濯機の水抜きを怠ると、引越し料金が加算されるケースもあります。
引越し業者による水抜き代行のオプション料金相場は、以下のとおりです。
| 縦型洗濯機 | ドラム式洗濯機 | |
|---|---|---|
| 取り外し | 1,500〜3,000円程度 | 3,000〜5,000円程度 |
| 取り付け | 3,000~5,000円程度 | 6,000~10,000円程度 |
しかし、引越し業者が水抜きを代行しないケースもあるため、対応可否の確認も兼ねて複数社から相見積もりをとるのをおすすめします。
引越しとともに水抜きもしてくれるのか、オプション料金はかかるのかなどは、以下のリンクで一括見積もりを依頼できます。

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③凍結のリスクが高まる
引越し時以外でも洗濯機の水抜きを怠ると、冬場の凍結リスクが高まります。とくに寒冷地に住んでいて、洗濯機が戸外や暖房が届かないところにある方は危険です。
洗濯機内やホースに残った水が低温にさらされると、ホースが凍結してしまい、内部の部品が破損する危険性も増します。また、凍結が起こると給水や排水の機能が損なわれるだけでなく、修理が必要となるリスクもあるのです。
凍結による損傷が発生した場合、日常の洗濯がしばらくできない不便さにも直面します。
引越しの際や長期間使用しないケースでは、洗濯機の水抜きをしっかり実施し、凍結によるトラブルを防ぐのが大切です(具体的な予防策や対処法は後述しています)。
洗濯機を水抜きする上でよくある質問

洗濯機を水抜きする上でよくある質問をまとめました。
- 引越し当日まで水抜きを忘れていた場合どうすればいいの?
- 給水ホースの凍結防止の方法や解決策は?
- 水抜きした洗濯機を引越し先で取り付ける上での注意点は?
- 自分で水抜きするのが不安な場合、引越し業者に依頼できるの?
①引越し当日まで水抜きを忘れていた場合どうすればいいの?
可能であれば引越し業者に連絡し、状況を説明してアドバイスを求めましょう。引越し業者が水抜きに対応しているのであれば、適切な指示を受けられる可能性があります。
引越し当日でも洗濯機の水抜き作業はできるため、あせらずに対応していきましょう。
洗濯機の水抜きを含め「何か忘れていないかが不安」と考える方に向け、以下の記事でチェックリストとしてまとめているので、合わせてご覧ください。
引越しやることチェックリスト45個|必要な手続きの流れを時系列で解説
②給水ホースの凍結防止の方法や解決策は?
給水ホースの凍結を防止するためには、本記事で紹介している水抜きを実施するのがおすすめです。また、給水ホース自体に保温材を巻きつけるのも効果的で、市販のホース用保温材を使用すると、寒さからホースを守れます。
仮にホースが凍結してしまった場合、凍結部分をタオルで巻き、40℃ほどのぬるま湯を5リットル用意し、徐々にかけて解凍するのを待ちましょう。
「早く解凍したい」と思い、熱湯をホースにかけると、かえって故障のリスクを高めてしまいます。凍結部分にドライヤーで熱風をあてる方法もありますが、時間や電気代がかかってしまうので、可能な限り水抜きをして凍結を防ぎましょう。
③水抜きした洗濯機を引越し先で取り付ける上での注意点は?
引越し先で水抜きした洗濯機を取り付ける際、以下の点に注意する必要があります。
- 搬入経路
- 防水パンの広さ
- 蛇口や排水口の位置
- 部品のチェック
上記の注意点でもとくに注意が必要なのは、搬入経路の確認です。搬入経路を確認しておかないと、人力で洗濯機を運搬できず、クレーンを使った搬入になる可能性があります。
たとえばヤマダ電機で洗濯機や冷蔵庫などの大型家電をクレーンで吊りあげる場合、33,000円(税込)以上の料金がかかります。また、洗濯機を設置する防水パンに設置できない可能性もあるため、引越し時は洗濯機を含めた大型家電の大きさを把握しておきましょう。
洗濯機の取り外しや設置における注意点は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
引越しの際の洗濯機の水抜き方法とは?取り外し、設置にかかる費用や注意点も解説
④自分で水抜きするのが不安な場合、引越し業者に依頼できるの?
自分で洗濯機の水抜きをするのが不安な方は、引越し業者に依頼するのも1つの解決策です。引越し業者によっては、オプションサービスとして洗濯機の取り外しや設置のサービスを提供しており、水抜き作業を代行してくれます。
依頼している引越し業者がいる方は、サービス内容に水抜きが含まれているか、追加料金で依頼可能かを尋ねてみましょう。
まとめ

洗濯機の水抜きは、引越しや長期間の使用停止時に必要な大切な作業です。水抜きを怠ると、引越しの際に水が漏れて床を濡らしてしまったり、余計な引越し料金が発生したりする可能性があります。
また、寒冷地では残った水が凍結して、ホースを含めた部品が故障するリスクも考えられます。
水抜き作業は、給水ホースの水抜きからはじまり、洗濯槽内部や糸くずフィルターの水をしっかりと抜くのがポイントです。ドライバーやタオルなどの道具を準備して、手順にしたがって慎重に作業を進めましょう。
なお、洗濯機の水抜き作業に対して不安がある場合は、引越し業者に相談するのも1つの手段です。ぜひ、本記事を参考に水抜き作業をスムーズに実施してみてください。

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