引越し時のガスの閉栓と開栓の手順とは?料金がお得になるプランも紹介
編集者:Daigasコラム編集部:引越し担当
引越しの際、ついあと回しになりがちなのが、ガスの手続きです。ガスは生活に欠かせないライフラインですが、手続きを忘れると、引越し当日にお湯が出ずお風呂に入れなかったり、コンロを使えず料理ができなかったりします。
新居ではガスの開栓に立ち会いが必要な場合が多く、事前のスケジュール調整が重要です。
本記事では、引越しにおける旧居でのガスの停止手続きや、新居でのガスの開栓手続きについて、わかりやすく解説します。
手続きのタイミングや注意点なども紹介し、ガスの手続きに関する不安を解消できる内容になっています。
ぜひ本記事を参考に、忙しい引越し中でもスムーズにガスの手続きを進めましょう。

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|---|---|
| 対象エリア | 全国 |
| 運営企業 | 大阪ガスマーケティング株式会社 |
使い方
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|---|---|
| STEP② | 引越し会社からの連絡 |
| STEP③ | 引越し業者を決定 |
目次
引越し時ガスの閉栓と開栓に必要な手続きの流れ

引越し時ガスの閉栓と開栓に必要な手続きの流れは、以下のとおりです。
- STEP1:旧居でガスの閉栓手続きをする
- STEP2:新居で利用するガス会社を確認しガスの開栓手続き予約をする
- STEP3:新居の入居日に立ち会いでガスの開栓の立ち合いをおこなう
それぞれ詳しい内容をみていきましょう。
STEP1:旧居でガスの閉栓手続きをする
引越しが決まったら、まず旧居で契約しているガス会社に連絡し、ガスの閉栓手続きを進めましょう。
閉栓手続きは電話やインターネットで申込みでき、引越し当日または前日を停止日に設定するのが一般的です。手続き時には、契約者の氏名や住所、お客さま番号などが必要になるため、事前に準備しておくとスムーズに手続きできます。
引越し直前になると忙しくなり余裕がなくなる可能性があるため、早めに手続きをしておきましょう。最終的なガス使用量に基づき、後日請求書が届く場合もあるため、支払い方法の確認も忘れずにおこなうことが大切です。
STEP2:新居で利用するガス会社を確認し開栓手続き予約をする
新居でガスを使用するには、事前にガス会社に連絡し、開栓予約が必要です。まずは、新居が都市ガスかプロパンガスかを確認し、不動産会社や管理会社に供給元を把握しておきましょう。
ガス会社がわかったら、電話やインターネットで開栓希望日を予約します。ガスの開栓は、原則立ち会いが必要なため、開栓当日は必ず誰かが対応できるようスケジュール調整しておくことが重要です。
3月〜4月の引越しシーズンは予約が混み合い、希望の開栓日に予約をとれない可能性があります。引越し日が決まった時点で、早めにガスの開栓予約をっておき、計画的に準備を進めることで、新生活をスムーズにスタートできます。
STEP3:新居の入居日に立ち会いでガスの開栓をおこなう
新居でガスを使うには、開栓当日にガス会社の作業員が訪問し、元栓をあけて使用できる状態にすることが必要です。
開栓作業では、安全確認やガス機器の点検がおこなわれるため、原則として契約者本人または家族や知人などの立ち会いが求められます。
作業は通常15分〜30分ほどで完了し、ガスコンロや給湯器などが正常に作動するか確認してくれます。また、ガス漏れ検査や使用時の注意点についての説明もあるため、時間には余裕を持って対応しましょう。
作業終了後には、契約書類や料金の支払い方法について説明を受ける場合があるため、身分証明書や銀行口座情報、印鑑などを準備しておくとスムーズに手続きできます。
引越し時にガスの手続きを進める際の注意点

引越し時にガスの手続きを進める際の注意点は、以下の3つです。
- 新居のガスの種類を確認する
- 土日祝日に開栓予約する場合は事前に確認する
- 引越し時間と開栓手続きの時間を合わせる
それぞれ具体的なポイントをみていきましょう。
新居のガスの種類を確認する
引越し先が決まったら、新居で使用可能なガスの種類を確認しましょう。ガスの種類は主に「都市ガス」と「プロパンガス」の2つです。
ガスコンロがついていない物件の場合は、それぞれのガスの種類に対応したコンロを購入する必要があります。
都市ガス用のコンロをプロパンガスの家庭で使うと、不完全燃焼により一酸化炭素中毒になったり、機器が故障したりする場合があるので、使用してはいけません。
なお、新居にガスコンロが備えつけられている場合は購入の必要はありませんが、コンロ以外のガス機器を購入予定の場合は、必ずガスの種類を把握しておきましょう。
以下の記事では、プロパンガスについて詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
土日祝日に開栓予約する場合は事前に確認する
ガスの開栓予約を土日や祝日にする場合は、事前に対応可能かどうか確認することが大切です。とくに引越し繁忙期は、土日祝日の予約が埋まりやすいため、希望の時間に開栓できない可能性があります。
開栓予約をはじめとしたガスの手続きは、電話やインターネットで簡単にできるため、引越し日が決まった時点で、早めに予約しておくことが重要です。
地域やガス会社によっては、対応時間に制限がある場合もあるため、事前に確認しておくと安心して手続きを進められます。不明点があれば、早めに問い合わせておき、余裕を持ったスケジュールで進めましょう。
引越し時間と開栓手続きの時間を合わせる
ガスの開栓手続きには、原則として契約者本人、または家族や知人の立ち会いが必要です。そのため、引越し当日のスケジュールと作業時間が重なるよう計画的に調整すると、スムーズに開栓できます。
たとえば、午前中に引越しが終わる予定であれば、午前中または午後に開栓予約を入れると、引越しとガスの開栓をまとめておこなえます。
引越しが午後から夕方、夜に終わる予定の場合は、当日に開栓作業をすませるのが難しいため、翌日の予約も検討しましょう。
開栓予約は必ずしも希望の時間でできない可能性があるため、早めの申込みと柔軟なスケジュール調整で、快適な新生活につなげましょう。
引越し時はガスの契約プランを見なおすチャンス

引越し時はガスの契約プランを見なおし、ガス料金を節約するチャンスです。たとえば、電気やインターネットなどのライフラインとセットで契約することで、料金がお得になるプランがあります。
大阪ガスの「GAS得プラン」を申し込むと、以下のようにガスのみで契約するよりも料金がお得になります。「GAS得プラン料金シミュレーション」も活用し契約プランを選ぶ際の参考にしてください。
| 契約内容 | 一般料金と比べた場合のガス料金 |
|---|---|
| ガス+電気(インターネット回線) | 約3%お得になる |
| ガス+電気+インターネット | 約6%お得になる |
なお、ガス代の平均額や節約術については、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
引越し時のガスの手続きに関するよくある質問

引越し時のガスの手続きに関するよくある質問は、以下の5つです。
- ガスの停止当日は何時まで使える?
- 退去時にガスの元栓を閉める必要はありますか?
- 月の途中でガスを閉栓した場合の料金は?
- ガスの手続きに立ち会いは必要?
- ガスの開栓手続きは引越し作業中でも大丈夫?
ガスの閉栓と開栓で役立つ内容なので、ぜひそれぞれの回答をご覧ください。
ガスの停止当日は何時まで使える?
ガスの停止当日は、作業員が閉栓作業をおこないます。そのため、閉栓作業の時間によって、使用可能な時間が異なります。
停止予定日にガスを使用したい場合は、ガス会社に何時まで使う予定か伝えておくことが大切です。たとえば、午前中まで調理や片付けでガスを使用する場合は、午後に閉栓作業を依頼するといいでしょう。
ただし、対応方法は地域やガス会社によって異なる可能性があるため、事前に確認しておくことが重要です。あらかじめスケジュール調整をしておけば、ガスの停止当日も余裕を持って対応できます。
退去時にガスの元栓を閉める必要はありますか?
ガス漏れのような万が一のリスクに備え、退去時にはガスの元栓を閉めるのが望ましい対応です。
ただ基本的には、ガス会社が閉栓作業をおこなう際に元栓も確認するため、自分で元栓を閉めるのは必須ではありません。
退去時の対応はガス会社によって異なる可能性もあるため、閉栓手続きを進める際に、退去時の対応も確認しておきましょう。
安全でスムーズな引越しのためにも、ガスの取り扱いについては事前に確認し、細心の注意を払って対応することが大切です。
月の途中でガスを閉栓した場合の料金は?
月の途中でガスを閉栓した場合は、日割りで計算されるのが一般的で、使用した分だけが請求される仕組みです。一般的に、基本料金と使用量に応じた従量料金を合算し、使用日数に応じて算出されます。
ただし料金プランは、契約内容やガス会社によって異なるため、不安な方は事前に確認しておくといいでしょう。
ガス料金の支払い方法は口座振替やクレジットカード決済が一般的で、請求書が後日郵送されるケースもあります。
ガス料金の支払いに関するトラブルを防ぐためにも、明細や支払いスケジュールをあらかじめチェックし、確実に支払いをすませましょう。
ガスの手続きに立ち会いは必要?
ガスを開栓する際は、安全確認やガス機器の点火テストなどをおこなう必要があるため、原則として契約者本人または家族や知人などの立ち会いが求められます。
立ち会いから作業完了までの時間は15分〜30分で、ガス会社主導で進めてくれるため、引越し作業の合間に対応することも可能です。
一方、ガスを閉栓する際は、基本的に立ち会い不要の場合が多く、屋外のメーター操作のみで完了することがほとんどです。
ただし、オートロックで作業員が自由に入れない建物の場合は、閉栓作業時に立ち会いを求められるケースもあります。閉栓作業時の立ち会いの有無については、事前にガス会社に確認し、当日慌てないよう準備しておきましょう。
ガスの開栓手続きは引越し作業中でも大丈夫?
ガスの開栓手続きは、引越し作業中にしても問題ありません。ただし、立ち会い時の安全確認やガス機器をチェックしてもらう際は、ガス会社から説明を受けるため、一時的に手をとめて対応しなければならないケースもあります。
荷物が多く引越し作業が長引く場合は、ガスの開栓手続きと重なり、慌ただしく感じるかもしれません。
ガスの開栓をできるだけ早くすませたい場合は、ガス機器をセットしたり、給湯ボタンの位置を把握しておいたりすることで作業員が当日対応しやすくなり、手続きがスムーズに進みます。
ガスの使用を急がない方や引越し当日に余裕がない方は、引越し作業が落ち着く翌日以降に開栓してもらう選択肢もあります。
安心して新生活をスタートさせるためにも、余裕のあるスケジュール調整を心がけましょう。
引越し時はガスの契約プランを見なおしお得に新生活をはじめよう

引越し時のガスの手続きは、引越し当日の1週間前までに停止と開栓の申込みをするのが理想的です。
また、引越しの際はガスの契約プランを見なおすチャンスです。各ガス会社が提供しているお得な料金プランに切り替えることで、毎月の光熱費を節約できるかもしれません。
本記事を参考に、引越し時のガスの手続きをスムーズにすませ、電気や水道と合わせてガスの契約も見なおすことで、新生活をスムーズかつ経済的にスタートさせましょう。
本記事の情報は記事公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がございます。本記事に含まれる情報のご利用は、お客さまご自身の責任において行ってください。詳しくは「サイトポリシー」をご確認ください。























