【防災グッズ】長期保存可能な水・食料の備蓄術5ステップ

編集者:Daigasコラム編集部:ウォーターサーバー担当

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大規模な災害が発生すると、ライフラインが途絶え、物流も停止します。阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震など過去の災害では、被災地に支援物資が行き渡るまでに1週間以上かかったケースも少なくありません。特に都市部では人口密度が高く、スーパーやコンビニの商品はあっという間に売り切れてしまいます。

2018年の大阪北部地震では、震度6弱の揺れの後、多くのスーパーで水や食料品が数時間で品薄状態になりました。また、2019年の台風19号では、首都圏の一部地域で計画停電が実施され、冷蔵庫の食品が傷んでしまった家庭も多かったのです。

「自分の地域は安全」と思っていても、予期せぬ災害はいつでも起こりうるのが現実です。政府は「最低3日分、できれば1週間分」の備蓄を推奨していますが、実際に備えている家庭はまだ少数派です。内閣府の調査によると、7日分以上の食料を備蓄している世帯は全体の約15%に留まっています。

しかし、備蓄は難しいものではありません。この記事で紹介する方法をぜひ実践してみてください。

目次

なぜ災害時の水・食料備蓄が重要なのか?

災害発生時に最も必要なのが水と食料です。大規模災害ではライフラインが停止し、自力で生活を維持しなければなりません。被災地での物資不足は深刻な問題です。支援物資が届くまでには数日から1週間以上かかることも少なくありません。

水と食料の備蓄は、被災後の命を守る重要な対策です。特に高齢者や乳幼児がいる家庭では、特別な食事の確保が必要です。事前に備えておけば、災害直後の混乱期を乗り切れます。

ライフライン停止のリスクと公的支援の限界

大規模災害が起きると、電気・水道・ガスといった基本的なライフラインが長期間停止する可能性があります。過去の災害では、復旧まで1週間以上かかったケースも多くあります。

公的支援には限界があり、災害直後は道路の寸断や物流の混乱で、支援物資の配布が遅れがちです。避難所の食料配給も十分でないことがあり、特に発生から72時間は「自助」が重要になります。

また、災害規模が大きいほど、支援の優先順位は高齢者や負傷者に置かれ、健常な成人への支援は後回しになります。公助に頼りすぎず、各家庭での備えが必要です。

備蓄で得られる「安心」と「時間」

水・食料の備蓄は、災害時の生存確率を高めるだけでなく、精神的な安心感をもたらします。家族の食事が確保されていれば、その他の災害対応に集中できます。

備蓄があれば、物資を求めて長時間並ぶ必要がなく、避難所の情報収集や家族の安否確認など、重要な活動に時間を使えます。

また、備蓄があれば避難するか自宅待機するかの選択肢が広がります。自宅で過ごせる条件が整っていれば、避難所の混雑緩和にも役立ちます。備蓄は単なる「モノ」ではなく、災害時の選択肢と安心を増やす投資です。

【ステップ1】必要な備蓄量を把握しよう

水と食料の備蓄を始める前に、家族全員が必要とする量を正確に把握しましょう。人数や年齢構成、健康状態によって必要量は変わります。

災害時に備えるべき期間の目安は、最低でも3日分、できれば1週間分です。これは災害発生後から公的支援が本格化するまでの期間を想定したものです。

備蓄計画を立てる際は、家族一人ひとりの1日あたりの必要量を基準に計算します。特に水は命に直結するため、飲料水と生活用水を分けて考える必要があります。

「最低3日分、推奨1週間分」が基本

防災の専門家や内閣府などの公的機関では、最低でも3日分、できれば1週間分の水・食料を備蓄するよう勧めています。3日分は、大規模災害後に救援物資が届き始める最低限の期間です。

しかし、東日本大震災や熊本地震の経験から、被災地域の広さや被害状況によっては支援が行き届くまでに1週間以上かかることが明らかになりました。そのため、可能な限り7日分の備蓄を目指しましょう。

飲料水と生活用水の必要量

飲料水は、一人あたり1日3リットルが目安です。これは飲み水だけでなく、調理用の水も含みます。暑い時期はさらに必要量が増えるので、余裕を持って備蓄しましょう。

生活用水は、トイレや手洗い、食器洗いなどに使うもので、一人あたり1日約10〜15リットルが目安です。風呂の残り湯をためておく、雨水を集める方法なども知っておくと役立ちます。

水の備蓄方法としては、市販の長期保存水のほか、清潔なポリタンクに水道水を入れる方法もあります。水道水は塩素の効果で2〜3日は飲用できますが、定期的な入れ替えが必要です。

家族構成に合わせた量の計算方法

家族全員の必要な備蓄量を計算するには、以下の手順で進めます。

  1. 家族の人数と年齢を確認する
  2. 一人あたりの1日の必要量を把握する(水:3リットル、主食:3食分、副菜:必要に応じて)
  3. 必要量×人数×日数で計算する 例:3人家族で3日分の場合 飲料水:3リットル×3人×3日=27リットル 主食:3人×3食×3日=27食分

乳幼児がいる家庭では粉ミルクや離乳食、高齢者がいる家庭では介護食など、家族構成に合わせた食品を追加することが大切です。また、ペットがいる家庭はペットフードの備蓄も忘れないようにしましょう。

配慮が必要な家族(要配慮者)やペット向けの具体的な品目リスト

一般的な防災グッズに加え、家族の状況に合わせた専用の備えが不可欠です。以下のリストを参考に、自分たちに必要なものを具体的に準備しましょう。

  • 妊婦の方: 母子手帳、さらし、マタニティマーク、新生児用品(ガーゼ、脱脂綿など)。
  • 乳幼児: 抱っこひも、液体ミルク(お湯が不要で便利)、おむつ、おしり拭き、おもちゃ・絵本。
  • 要介護者・高齢者: 入れ歯洗浄剤、携帯用杖、補聴器、お薬手帳、おかゆなどの咀嚼しやすい非常食、大人用紙おむつ。
  • ペット: ケージ(キャリーバッグ)、予備の首輪・リード(伸びないもの)、ワクチン接種記録、療法食・薬、ペットシーツ、飼い主の緊急連絡先情報。
    (※ペット用避難用品は、避難所へ同行避難する際にも必須となります。日頃からケージに慣れさせておくことも重要です。)

【ステップ2】長期保存できる水・食料の選び方

災害時の備蓄に適しているのは、長期保存が可能で、調理の手間が少ない食品です。賞味期限の長さ、保存条件、栄養バランス、そして何より普段から食べ慣れているものを選ぶのがポイントです。

主食としては、アルファ米、乾パン、缶詰パン、レトルトご飯などが定番です。副菜には、野菜や肉・魚の缶詰、レトルト食品が便利です。最近は5年以上保存できる商品も増えています。

水についても、市販の長期保存水だけでなく、家庭でできる備蓄方法や代替手段を知っておくことが大切です。

水の選び方:長期保存水とウォーターサーバーの活用

飲料水の備蓄方法には主に以下の選択肢があります:

  • 市販の長期保存水:賞味期限が5〜10年と長く、保存に適していますが、コストがかかります。
  • ペットボトルの水:比較的安価ですが、一般的な賞味期限は6ヶ月〜1年程度です。
  • ウォーターサーバー:常に新鮮な水を使用でき、電気がなくても使える手動タイプもあります。

ウォーターサーバーのメリットは、常に新鮮な水が確保できることと、定期的に水を消費するため「ローリングストック法」が自然と実践できる点です。

食料の選び方:長期保存食と日常食の組み合わせ

備蓄食料は、長期保存食と普段の食事で使える食品をバランスよく組み合わせるのが理想的です。以下のような食品がおすすめです:

  • 主食:アルファ米、乾パン、レトルトご飯、パスタ、缶詰パン
  • たんぱく源:ツナ缶、さば缶、レトルト肉料理、乾燥肉
  • 野菜・果物:野菜ジュース、果物の缶詰、乾燥野菜
  • 汁物:インスタントスープ、みそ汁、即席スープ
  • お菓子・間食:チョコレート、ビスケット、ドライフルーツ

特に注目したいのは、最近増えている「日常備蓄食」です。普段の食事として美味しく食べられながら、長期保存も可能な食品が多く開発されています。これらを取り入れることで、非常時と平常時のギャップを減らせます

また、調理不要で食べられるものと、簡単な調理で温かいものが食べられるものを組み合わせておくと、状況に応じた食事が可能になります。

【ステップ3】「ローリングストック法」で無理なく備蓄を習慣化

災害用の備蓄食品が賞味期限切れになってしまう問題を解決するのが「ローリングストック法」です。この方法は備蓄品を定期的に消費し、補充するサイクルを作ることで、常に新鮮な状態を保ちます。

ローリングストック法を取り入れれば、特別な「非常食」ではなく、普段から食べ慣れた食品を備蓄できます。これにより災害時のストレスも減り、食品ロスも防げます。

この習慣を家族全員で共有することで、自然と防災意識も高まり、いざという時の対応もスムーズになります。無理なく続けられる仕組みづくりがポイントです。

ローリングストック法とは?

ローリングストック法とは、備蓄した食品を古いものから順に日常的に消費し、消費した分を新しく補充することで、常に一定量の備蓄を保つ方法です。「回転備蓄」とも呼ばれています。

この方法の基本的な流れは以下の通りです

  1. 普段から使う食品の中から保存期間が長いものを多めに購入する
  2. 古いものから順番に日常的に使用する
  3. 使った分は買い物のたびに補充する
  4. このサイクルを繰り返し、常に一定量の備蓄を維持する

重要なのは、特別な非常食ではなく、普段から食べているものを選ぶことです。缶詰、レトルト食品、乾麺、米、乾燥野菜など、日常的に使える食品で構成すると続けやすくなります。

ローリングストック法のメリット:賞味期限切れを防ぎ、食費も節約

ローリングストック法には、以下のようなメリットがあります

  • 賞味期限切れの防止
    定期的に消費・補充するため、備蓄品が賞味期限切れになる心配がありません。

  • 食費の節約
    特別な非常食ではなく普段の食材を使うため、無駄がなく経済的です。また、まとめ買いやセール品の活用もしやすくなります。

  • 備蓄品への慣れ
    日頃から食べているものなので、災害時に違和感なく食べられます。特に子どもや高齢者は、非常時こそ慣れた味が安心につながります。

  • 管理の容易さ
    特別な管理をする必要がなく、日常の買い物と食事の延長で備蓄ができます。

  • 栄養バランスの確保
    普段の食生活の延長線上にあるため、非常時でも栄養バランスを考えた食事ができます。

ローリングストックを実践するコツ

ローリングストック法を無理なく続けるためのコツは以下の通りです

  • 「先入れ先出し」の徹底
    新しく買ったものは奥に、古いものは手前に配置する習慣をつけましょう。棚やケースにラベルを貼ると管理しやすくなります。

  • 見える化の工夫
    透明な容器に移し替えたり、在庫リストを作成したりして、何がどれだけあるかを把握しやすくします。スマホアプリを活用するのも効果的です。

  • 使用頻度に合わせた量を備蓄
    よく使うものほど多めに、あまり使わないものは少なめにするなど、実際の消費ペースに合わせた量を備蓄しましょう。

  • 定期的なメニュー化
    「缶詰の日」「乾物の日」など、備蓄品を使ったメニューを定期的に取り入れると自然に消費できます。

  • 買い物のルール化
    「1つ使ったら2つ買う」などのルールを決めておくと、自然と備蓄量が増えていきます。

  • 季節の変化に対応
    夏は冷たい飲み物や即席麺、冬は温かいスープ類など、季節によって消費するものも変わるため、適宜入れ替えましょう。

【ステップ4】正しい保管場所と方法

備蓄品の効果を最大限に発揮するためには、適切な保管場所と方法が重要です。食品の品質を保ち、いざという時にすぐ使えるよう、保管には特に注意が必要です。

理想的な保管場所は、温度変化が少なく、湿気や直射日光を避けられる場所です。また、災害時にアクセスしやすい場所を選ぶことも大切です。

「分散備蓄」の考え方

「分散備蓄」とは、備蓄品を一箇所に集中させず、複数の場所に分けて保管する方法です。これには大きく二つの意味があります。

まず、家の中での分散です。リビング、寝室、キッチンなど複数の場所に備蓄品を配置することで、災害時に特定の場所が使えなくなっても別の場所から備蓄品を取り出せます。

次に、場所による分散です。自宅だけでなく、職場や車、親戚の家など、普段行動する場所にも少量の備蓄を置くことをおすすめします。災害はいつどこで起きるか分かりません。

分散備蓄の基本的な配分としては、全体の7割を自宅に、2割を職場に、1割を車や持ち歩くバッグに入れておくと安心です。特に水と簡易食品は、どの場所にも必ず含めるようにしましょう。

携帯品(0次の備え)

外出時に被災した場合に備えて、常にカバンやポケットに入れて持ち歩くグッズを「0次の備え」と呼びます。いつ、どこで被災するか分からないため、肌身離さず持っておくことで、いざという時に命を守る助けになります。

  • モバイルバッテリー: 安否確認や情報収集でスマートフォンの使用頻度が高まるため必須です。
  • ホイッスル: 建物やエレベーターに閉じ込められた際、大声を出さずに居場所を知らせることができます。
  • 簡易トイレ・携帯食: 帰宅困難になった際や、長時間待機が必要な場合に役立ちます。

保管に適した場所の条件:直射日光・高温多湿を避ける

備蓄品の品質を長く保つためには、保管環境が重要です。以下の条件を満たす場所を選びましょう:

  • 直射日光が当たらない場所
  • 温度変化が少なく、常温(15〜25℃程度)を保てる場所
  • 湿気が少ない場所
  • 清潔で虫やネズミなどの害獣が入りにくい場所
  • 地震の際に備蓄品が落下しにくい、低い位置

キッチンの収納庫、押入れ、クローゼットの下段、階段下のスペースなどが適しています。逆に、窓際、屋外の物置、浴室や洗面所の近くなど、温度変化や湿気の多い場所は避けるべきです。

また、床に直接置くのではなく、少し高さのある台の上に置くと、水害時にも安心です。地震対策として、備蓄品が落下しないような工夫も必要です。

備蓄品をひとまとめにする収納アイデア

備蓄品を効率的に管理するためには、まとめて収納する工夫が役立ちます。以下のような収納方法があります:

  • 防災リュック:すぐに持ち出せるよう、最低限の水・食料と防災グッズをリュックにまとめる
  • 衣装ケース:透明なケースを使用し、中身が一目で分かるようにする
  • キャスター付き収納ボックス:移動させやすく、取り出しやすい
  • 段ボール:コスト面で優れているが、湿気に弱いため注意が必要
  • 専用の防災収納棚:スペースがあれば、防災用品専用の棚を設置する

収納する際のポイントは、「見える化」と「取り出しやすさ」です。賞味期限や内容物をラベリングし、古いものが手前に来るよう配置します。また、カテゴリーごとに分けて収納すると、必要な時にすぐ取り出せます。

家族構成に合わせた工夫も大切です。小さな子どもがいる家庭では子どもの手が届かない位置に、高齢者がいる家庭では取り出しやすい高さに配置するなど、使う人に合わせた収納を考えましょう。

【ステップ5】定期的な見直しと家族との情報共有

備蓄は一度準備して終わりではなく、定期的な見直しと更新が必要です。賞味期限のチェック、家族構成の変化に合わせた調整、新しい備蓄品の追加など、継続的な管理が重要です。

また、備蓄品の場所や使用方法を家族全員で共有することも大切です。災害時には家族全員が備蓄品を適切に使用できるよう、普段から情報を共有し、時には防災訓練を行うことも有効です。

定期的な見直しの機会に、家族で防災について話し合うことで、防災意識を高め、いざという時の行動をスムーズにすることができます。

半年に一度は中身をチェック

備蓄品は半年に一度は必ずチェックする習慣をつけましょう。防災の日(9月1日)と防災とボランティア週間(1月17日前後)など、覚えやすい日を決めておくと良いでしょう。

チェックする主なポイントは以下の通りです:

  • 賞味期限の確認:期限が近いものは日常で消費し、新しいものと交換
  • 容器の破損や液漏れのチェック:特に水のペットボトルは劣化しやすい
  • 家族構成や健康状態の変化に合わせた見直し:アレルギーや食事制限の変更など
  • 季節に合わせた備蓄品の入れ替え:夏は熱中症対策、冬は防寒対策など

チェックの際には、実際に備蓄食品を調理して食べてみる「防災食試食会」を行うのも良い方法です。家族で味や使い勝手を確認し、本当に役立つものかどうかを評価できます。

また、この機会に新しい防災グッズや保存食の情報を集め、必要に応じて備蓄品をアップデートすることも大切です。防災技術は日々進化しているため、定期的な情報収集が役立ちます。

保管場所や使い方を家族で共有しよう

どんなに良い備蓄品があっても、家族が場所や使い方を知らなければ意味がありません。以下の情報を家族全員で共有しましょう。

  • 備蓄品の保管場所:どこに何があるのか
  • 災害時の役割分担:誰が何を担当するか
  • 備蓄品の優先順位:何をいつ使うべきかの判断基準

家族会議を開き、防災マニュアルを作成するのも効果的です。スマートフォンで保管場所の写真を撮影し、家族間で共有するという方法もあります。

子どもがいる家庭では、年齢に応じて防災知識を教えることも重要です。ゲーム感覚で備蓄品の場所を覚えたり、簡単な防災グッズの使い方を練習したりすることで、子どもの防災意識も高まります。

定期的な防災訓練も効果的です。停電を想定して電気を使わない夕食を作る「防災食体験」や、備蓄品だけで1日過ごす「在宅避難訓練」などを通じて、実践的な経験を積むことができます。

水・食料以外に備えておきたい防災グッズ

水と食料の備蓄に加えて、生活を維持するための防災グッズも重要です。特に衛生面、調理、情報収集、照明に関するアイテムは優先度が高く、これらがあることで災害時の生活の質が大きく変わります。

以下では、水・食料と合わせて備えておきたい主要な防災グッズを紹介します。これらを揃えることで、より安全で快適な災害時の生活を送ることができます。

簡易トイレと衛生用品

災害時に最も困るのがトイレの問題です。断水でトイレが使えなくなると、衛生状態が急速に悪化します。以下のものを備えておきましょう。

  • 簡易トイレ:組み立て式や携帯トイレなど
  • 汚物処理袋:臭気を防ぐ密閉タイプが望ましい
  • 消臭剤・凝固剤:汚物の臭いや衛生面の対策に
  • トイレットペーパー:使用頻度が高いため多めに
  • ウェットティッシュ:手や体を拭くために必須

特に簡易トイレは家族の人数×7日分を目安に準備します。排泄物を固めて臭いを抑える凝固剤入りのものが使いやすいです。

また、手指の衛生を保つための消毒液やハンドソープ、マスク、生理用品なども必要です。感染症予防の観点からも、衛生用品の備蓄は重要性が高まっています。

カセットコンロとボンベ

災害時に温かい食事を取るためには、調理器具の備えが欠かせません。以下のものを用意しておきましょう。

  • カセットコンロ:1台あれば家族分の調理が可能
  • カセットボンベ:1日1回の使用で3食×7日分=7本程度
  • 調理器具:鍋、やかん、アルミホイルなど最低限のもの
  • 使い捨て食器:水の節約になる紙皿やプラスチック製食器

カセットコンロは屋内で使用する際の換気に注意が必要です。また、ボンベは高温になる場所を避けて保管し、定期的に動作確認をしましょう。

最近では、アウトドア用の高性能コンロも普及しており、風に強く燃費の良いタイプを選ぶと災害時にも役立ちます。家族でキャンプなどを楽しみながら、使い方に慣れておくことも大切です。

情報収集のためのラジオや電源

災害時には正確な情報を得ることが何より重要です。停電に備えて以下のものを準備しましょう。

  • 防災ラジオ:手回し充電や電池式、ソーラー充電機能付きが便利
  • ポータブル電源:スマートフォンなどの充電用
  • モバイルバッテリー:複数台あると安心
  • 乾電池:各種サイズを多めに
  • スマートフォン用充電ケーブル:予備も含めて

特に防災ラジオは、停電時でも情報を入手できる貴重な機器です。AM/FMに加え、緊急警報放送(ETWS)に対応したものを選ぶと良いでしょう。

ポータブル電源は容量の大きいものほど複数の機器を充電できますが、その分重くなります。家庭用と持ち出し用で容量の異なるものを準備するのも一つの方法です。

照明(懐中電灯、ランタン)

停電時の照明は安全確保と精神的な安心のために必須です。以下の照明器具を備えておきましょう。

  • 懐中電灯:手元を照らすのに便利
  • ランタン:部屋全体を明るくする
  • ヘッドライト:両手が使えるので作業に便利
  • ろうそく:長時間の照明に(火災に注意)
  • ライトスティック:子どもにも安全に使える非常灯

また、ソーラー充電式やUSB充電式の照明器具も便利ですが、電池式のものも併用することで、充電手段が失われた場合のバックアップになります。

照明器具も定期的に動作確認を行い、電池の液漏れがないか、充電式のものは充電できるかを確認しましょう。いざという時に使えないと意味がありません。

現金と貴重品

停電時には電子マネーやクレジットカードが使えず、ATMも停止する可能性があります。公衆電話や自動販売機を利用するために、10円玉や100円玉などの「小銭」を含めた現金(2万円程度)を備えておきましょう。 また、身分を証明できるものや資産に関する以下の貴重品も、すぐに持ち出せるよう準備が必要です。

  • 貴重品類: 預金通帳、印鑑、現金、健康保険証。

救助・避難行動のための「装備・工具類」

避難時の安全確保や、万が一建物が倒壊した際の脱出・救助活動のために、身を守る装備や工具も重要です。

  • 安全装備: 頭を守るヘルメット、瓦礫から手を守る厚手の手袋(軍手)、ガラス片の上も歩ける底の厚い靴(運動靴・安全靴)、救助を呼ぶためのホイッスル。
  • 工具類: 家屋や家具の下敷きになった際の救出や瓦礫除去に使えるバール、ノコギリ、ジャッキ。また、避難はしごの代用や救助に使えるロープもあると安心です。

継続できる備蓄で安心を手に入れよう

災害時の備蓄は、単に水や食料を確保するだけでなく、いざという時に本当に役立つ備えを日常からつくることが大切です。本記事で紹介したように、まずは必要量を把握し、長期保存できる水・食料を用意しましょう。


おすすめの備蓄方法「ローリングストック法」を取り入れることで、日常生活の中で消費と補充を繰り返し、常に新鮮な備蓄状態を維持できます。ローリングストックにより、備蓄品の賞味期限切れを防ぎ、無理なく続けられる備えが実現します。

備蓄用の水については、市販の長期保存水やペットボトル水を用意するだけでなく、ウォーターサーバーを活用する方法もおすすめです。
ウォーターサーバーなら、定期的に水が届くためローリングストックが自然と習慣になり、専用ボトルをそのまま備蓄に回して常に飲料水を確保できます。また、停電・断水時に手動で使えるタイプや、日常の飲み水としても便利なモデルを選べば、日常と非常時の両方で安心感が高まります。

備蓄は一度に完璧を目指す必要はありません。今日からできることを少しずつ積み重ねることが、防災の備えにつながります。
例えば、ウォーターサーバーを取り入れるなどして、飲み水の備蓄と管理の負担を減らしながら、家族の安全を守る備えを整えていきましょう。

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Daigasコラム編集部:ウォーターサーバー担当
編集者
Daigasコラム編集部:ウォーターサーバー担当
生活インフラや住まい分野を中心に、暮らしに関わるサービス情報の編集を担当。 ウォーターサーバーについては、水の種類(天然水・RO水)、料金体系、設置環境、メンテナンス性などを軸に、各メーカーのサービスを継続的に調査・比較しています。 実際の利用シーンを想定しながら、「安全性」「使いやすさ」「コスト」といった生活者目線を大切に、契約前の注意点や導入後の疑問点まで含めた、わかりやすい情報提供を心がけています。

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