家庭用冷凍庫の電気代は1ヶ月いくら?サイズ別の比較とセカンド冷凍庫の利点、節約のコツを解説
編集者:Daigasコラム編集部:電気・ガス担当
「セカンド冷凍庫を置きたいけど、電気代はどれくらい増えるの?」
「今使っている冷凍庫の電気代が高い気がする……」
このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
家庭用冷凍庫の電気代は、サイズや種類、使い方によって変動します。
本記事では、冷凍庫の電気代をサイズ別に比較し、電気代の計算方法から節約のコツまで詳しく解説します。
セカンド冷凍庫の購入や買い替えを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
家庭用冷凍庫の電気代は1ヶ月どれくらいかかる?

冷凍庫を新たに導入したり、買い替えたりする際に気になるのが「毎月の電気代」です。
ここでは、家庭用冷凍庫の1ヶ月あたりの電気代について解説します。
- 家庭用冷凍庫の電気代の計算方法
- 【サイズ別】家庭用冷凍庫の1ヶ月あたりの電気代
家庭用冷凍庫の電気代の計算方法
冷凍庫の電気代は、以下の計算式で求められます。
| 年間消費電力量(kWh)× 電力料金単価 (円/kWh) |
一般的な家庭用冷凍庫には、メーカーや製品ごとに年間の消費電力量(kWh)が表示されています。
この数値をチェックし、現在の電気料金をかけあわせて計算しましょう。
電力料金単価は契約している電力会社やプランによって異なりますが、全国家庭電気製品公正取引協議会では電力単価の目安を算出しています。
2022(令和4)年7月22日の改定以降「31円/kWh(税込)」が現在の目安単価です。
参照:全国家庭電気製品公正取引協議会|よくある質問 Q&A
【サイズ別】家庭用冷凍庫の1ヶ月あたりの電気代
冷凍庫は小型から大型まで幅広いサイズがあり、それぞれ年間の消費電力量が異なります。
家庭用冷凍庫の電気代をサイズ別にまとめた表は、以下のとおりです。
| サイズ
(容量) |
年間消費電力量
(kWh) |
1ヶ月あたりの電気代 | 年間の目安電気料金 |
|---|---|---|---|
| 100L以下 | 177 | 398.5円 | 4,782円 |
| 101~150L | 306 | 688.6円 | 8,263円 |
| 151~200L | 294 | 661.1円 | 7,933円 |
| 201~250L | 330 | 742.6円 | 8,911円 |
| 251~300L | 353 | 795.4円 | 9,545円 |
| 301L以上 | 464 | 1043.3円 | 12,520円 |
参照:資源エネルギー庁|省エネ性能カタログ2025年版 P94〜98
※数値は平均値を表記しています
表からわかるとおり、冷凍庫の電気代は1ヶ月あたり400〜1,000円程度です。
家庭用のセカンド冷凍庫として人気のある101〜150Lサイズであれば、月々700円程度の電気代で使用できます。
冷凍庫は冷却方式によって電気代が異なる

冷凍庫を選ぶ際、見落としがちなのが「冷却方式」です。
冷却方式によって消費電力や使い勝手が変わり、毎月の電気代にも差が出ます。
ここでは代表的な「直冷式」と「ファン式」の特徴と、それぞれの電気代の違いについて解説します。
- 直冷式とは
- ファン式とは
- 冷凍庫の直冷式とファン式による電気代の違い
直冷式とは
「直冷式」は、主に小型冷凍庫や家庭用冷凍庫に多い冷却方式です。
庫内の壁面に取り付けられた冷却パイプで直接冷やします。
ファンを使わず自然に冷却するため、電気代が比較的安い傾向にありますが、庫内に霜がつきやすいので定期的な霜取り作業が必要です。
ファン式とは
「ファン式」は「間冷式」「送風冷却式」などとも呼ばれ、主に中〜大型冷凍庫に多く採用されている冷却方式です。
庫内にファンが内蔵されており、冷気を循環させることで庫内全体を均一に冷やせるため、温度ムラが少ないのが特長です。
多くの製品に自動霜取り機能(オートデフロスト)が搭載されているので、霜取りの手間がありません。
ファンや自動霜取り機能による電気消費量がやや高めなので、一般的に直冷式よりも電気代が高くなる傾向があります。
冷凍庫の直冷式とファン式による電気代の違い
同じ容量の冷凍庫でも、冷却方式によって消費電力に差があります。
アイリスオーヤマの同じ容量(142L)の冷凍庫で比較したものを表にまとめました。
| 製品名 | 冷却方式 | 年間消費電力量
(kWh/年) |
1ヶ月あたりの電気代 | 年間の目安電気料金 |
|---|---|---|---|---|
| ICSD-14B-W | 直冷式 | 242 | 544.2円 | 6,530円 |
| IUSN-14A-W | ファン(間冷)式 | 294 | 661.7円 | 7,940円 |
参照:資源エネルギー庁|省エネ性能カタログ2025年版 P95〜96
このように、同じメーカーの同じ容量の冷凍庫でも冷却方式によって年間消費電力量は52kWhの差があり、電気代にすると年間1,410円の違いが出ます。
ただし、ファン式であっても省エネ基準達成率が高い機種は、直冷式よりも電気代が安くなる可能性があります。
冷凍庫を選ぶ際は、冷却方式だけでなく、年間消費電力量や省エネ基準達成率も確認することが大切です。
古い冷凍庫から買い替えた場合の電気代を比較

古い冷凍庫を使い続けている場合、最新機種に買い替えることで電気代の削減が期待できます。
以下の表は、2016年と2024年の年間消費電力量と電気代の差を示したものです。
| 年間消費電力量と電気料金の比較 | ||||
|---|---|---|---|---|
| 冷凍庫の
サイズ |
2016年
(kWh) |
2024年
(kWh) |
電力量の差
(kWh) |
差額(※) |
| 100L以下 | 223 | 177 | 46 | 1,426円 |
| 101〜150L | 335 | 319 | 16 | 496円 |
| 151〜200L | 423 | 292 | 131 | 4,061円 |
| 201〜250L | 371 | 332 | 39 | 1,209円 |
| 301L以上 | 547 | 446 | 101 | 3,131円 |
※電力料金単価は31円/kWh(税込)で算出
参照:資源エネルギー庁|省エネ性能カタログ2025年版 P92
上記の表からわかるとおり、古い冷凍庫から最新モデルに買い替えると、サイズによっては年間4,000円以上の電気代を節約できる可能性があります。
冷凍庫の買い替えを検討する際は、初期コストだけでなく、長期的な電気代の節約効果も考慮に入れて判断するといいでしょう。
冷蔵庫とセカンド冷凍庫を併用した場合の電気代は?

近年、食材のまとめ買いによるスペース不足を理由に、冷蔵庫とは別に「セカンド冷凍庫」を設置する家庭が増えています。
セカンド冷凍庫の導入を検討する際、気になるのが「冷蔵庫と合わせた電気代」ではないでしょうか。
以下の表は、冷蔵庫のサイズ別年間消費電力量と電気代、セカンド冷凍庫の売れ筋サイズである101〜150Lを追加した場合の合計の電気代を示したものです。
| 冷蔵庫 | 冷蔵庫とセカンド冷蔵庫の併用 | |||
|---|---|---|---|---|
| サイズ
(容量) |
年間消費電力量
(kWh) |
年間の電気代
(※) |
年間の電気代
(※) |
1ヶ月あたりの電気代
(※) |
| 201〜250L | 305 | 9,455円 | 19,344円 | 約1,612円 |
| 301〜350L | 338 | 10,478円 | 20,367円 | 約1,697円 |
| 401〜450L | 292 | 9,052円 | 18,941円 | 約1,578円 |
| 501L以上 | 279 | 8,649円 | 18,538円 | 約1,544円 |
※電力料金単価は31円/kWh(税込)で算出
参照:資源エネルギー庁|省エネ性能カタログ2025年版 P69、P92
101〜150Lサイズの冷凍庫の電気代については、資源エネルギー庁の「省エネ性能カタログ2025年版」をもとに以下のように算出しました。
- 年間消費電力量:319kWh(2024年平均)
- 年間の電気代:9,889円(電力料金単価31円/kWhで算出)
冷蔵庫にセカンド冷凍庫を追加した場合、1ヶ月の電気代は1,600円前後かかる計算です。
セカンド冷凍庫の導入で電気代は増えますが、一方で以下のような利点があります。
- 食材のまとめ買いによる食費の節約
- 冷凍食品のストックによる買い物頻度の削減
- 作り置き料理の保存による時短効果 など
セカンド冷凍庫の導入を検討する際は、これらのメリットと電気代のバランスを考慮し、自分のライフスタイルにあった選択をすることが大切です。
冷蔵庫の電気代については、以下の記事で詳しく解説しています。
セカンド冷凍庫が向いている人の特徴

セカンド冷凍庫を持つことで生活の質が向上し、家計の節約につながります。
ここでは、セカンド冷凍庫が向いている人の特徴を3つ紹介します。
- 食材のまとめ買いをする習慣がある人
- 冷凍食品を多くストックしている人
- 防災対策として食材を備蓄したい人
食材のまとめ買いをする習慣がある人
週末や特売日に食材をまとめて購入する習慣がある場合、メインの冷蔵庫の冷凍スペースだけでは容量が不足しがちです。
セカンド冷凍庫があれば、購入した食材を余裕を持って保存でき、食品ロスの削減や食費の節約につながります。
予定外のセールやいただき物に柔軟に対応できるのもメリットです。
冷凍食品を多くストックしている人
共働き家庭や忙しい単身者にとって、時短調理の味方である冷凍食品は欠かせない存在でしょう。
しかし、お弁当用のおかずや日々の料理に使う冷凍野菜などを常備しようとすると、メインの冷蔵庫だけではすぐにスペースが足りなくなってしまいます。
セカンド冷凍庫があれば、冷凍スペースが広がり、必要な冷凍食品を十分にストックできます。
また、セカンド冷凍庫は引き出しタイプが多いため、冷凍食品を種類別に整理収納しやすいのも利点です。
食材ごとにカテゴリー分けしておけば、必要な食材をすぐに取り出せて、日々の調理もスムーズになるでしょう。
防災対策として食材を備蓄したい人
近年、防災意識の高まりから、水や乾パンなどの非常食だけでなく、普段食べている冷凍食材や調理ずみ料理を多めにストックしておく家庭が増えています。
これは「ローリングストック」と呼ばれ、普段から使い慣れた食品を少し多めに備蓄し、消費した分を順次買い足していくことで常に一定量を自宅に確保しておくものです。
災害時でも普段に近い食生活を維持できるメリットもあります。
しかし、メインの冷蔵庫は日常の食材で埋まっているケースが多く、十分な備蓄スペースを確保するのは困難です。
セカンド冷凍庫があれば、冷凍ご飯や調理ずみの惣菜、カレーやシチューなどの完成品まで、いざというときに調理の手間が省ける食品を長期間ストックしておけます。
また、庫内に食材が隙間なく詰まっている状態は、互いを冷やしあう「保冷剤」の役割をはたすため、停電時でも温度上昇を緩やかにする効果もあります。
セカンド冷凍庫によって備蓄を意識できれば、万が一に備えた安心感が得られるだけでなく、災害時の食事の質も確保できるでしょう。
家庭用冷凍庫の電気代を節約する7つの方法

冷凍庫の電気代を節約するには、日々の使い方の工夫が重要です。
ここからは、今日から実践できる冷凍庫の電気代節約術を7つ紹介します。
- 冷凍庫を壁から離して設置する
- 冷凍庫内の設定温度を季節に合わせて調整する
- 冷凍庫内は隙間なく食材を詰め込む
- ドアの開閉頻度を減らす
- 温かい食べ物は冷ましてから冷凍庫に入れる
- 省エネ性能の高い最新の冷凍庫に買い替える
- 電気料金プランを見なおす
冷凍庫以外の電気代の節約術については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
①冷凍庫を壁から離して設置する
冷凍庫は、壁から離して設置しましょう。冷凍庫の周囲に適度な隙間をあけることで、放熱効率がよくなり、消費電力を抑えられます。
壁や家具にピッタリつけて設置してしまうと、本体の熱がこもりやすくなり、冷却効率が低下して余計な電力を消費します。
ただし、必要な放熱スペースはメーカーや機種によって異なるため、取扱説明書を確認し、推奨されている距離を確保するようにしましょう。
②冷凍庫内の設定温度を季節に合わせて調整する
冷凍庫の温度設定を季節に合わせて調整することで、無駄な電力消費を抑えられます。
多くの家庭用冷凍庫は「強」「中」「弱」の3段階で温度を設定できます。
外気温が低い冬場は「中」または「弱」に設定し、外気温が高い夏場は「強」にするなど、気温に合わせて適宜調整しましょう。
季節の変わり目に温度設定を見なおす習慣をつけるだけで、電気代の節約効果が期待できます。
③冷凍庫内は隙間なく食材を詰め込む
冷凍庫は、庫内に食材を隙間なく詰め込んだほうが電気代の節約につながります。
冷凍された食品同士は互いに冷やしあう効果があるため、詰め込むほど庫内の温度を保ちやすくなるのです。
これは、スペースに余裕を持たせたほうがいいとされる冷蔵庫とは逆の考え方です。
たとえば、日本冷凍食品協会では、冷凍庫内を8〜9割程度詰め込むことを推奨しています。
もし食材が少ないときは、保冷剤などで隙間を埋めるのも効果的でしょう。
ただし、吹き出し口を塞いでしまうと冷気の循環が悪くなるため、吹き出し口の周辺だけはあけておくのがおすすめです。
参照:一般社団法人 日本冷凍食品協会|節電につながる冷凍庫内の冷凍食品の詰め方について
④ドアの開閉頻度を減らす
冷凍庫のドアの開閉頻度を減らすことで、電気代を節約できます。
ドアの開閉回数が多いと、そのたびに冷気が逃げて庫内温度が上昇し、電力を余計に消費します。
電気代を抑えるためには「必要なものをまとめて取り出す」「ドアをあける前に何を取り出すか決めておく」などの工夫が効果的です。
また、庫内の食材にラベリングをして見やすく整理しておけば、探す時間を短縮でき、ドアをあけている時間も減らせます。
⑤温かい食べ物は冷ましてから冷凍庫に入れる
温かい食品は必ず冷ましてから冷凍庫に入れるようにしましょう。
温かい料理や食品をそのまま冷凍庫に入れると、庫内温度が急上昇します。
冷凍庫は上昇した温度を下げるために、余分な電力を消費してしまうのです。
また、庫内の温度が上がることで、すでに保存してあるほかの冷凍食品が溶けてしまうリスクもあります。
一度溶けて再冷凍された食品は品質が低下し、味や食感が損なわれるため、調理したての料理を冷凍保存したい場合は、常温まで冷ましてから冷凍庫に入れましょう。
急いでいるときは、保冷剤などを使って素早く冷ますのも効果的です。
⑥省エネ性能の高い最新の冷凍庫に買い替える
古い冷凍庫を使用している場合は、省エネ性能の高い最新機種への買い替えを検討しましょう。
家電の省エネ技術は年々進化しています。
先述の「古い冷凍庫から買い替えた場合の電気代を比較」で解説したとおり、10年前の冷凍庫と最新モデルでは、同じ容量でも年間消費電力量に大きな差があります。
買い替えの際は、製品に表示されている「統一省エネラベル」を確認しましょう。
統一省エネラベルには「年間消費電力量」や、冷凍庫の省エネ性能を示す「省エネ基準達成率」が表記されています。
同じ容量・サイズの冷凍庫であれば、省エネ基準達成率が高い製品を選ぶのがおすすめです。
達成率が高いほど省エネ性能に優れており、電気代の節約につながります。
参照:資源エネルギー庁|統一省エネラベルが変わりました|経済産業省・資源エネルギー庁
⑦電気料金プランを見なおす
冷凍庫の使い方だけでなく、契約している電気料金プランの見なおしにより、電気代を節約できる可能性があります。
電力会社によっては、深夜割引や時間帯別料金などさまざまなプランが用意されています。
ライフスタイルにあったプランに切り替えれば、冷凍庫だけでなく家庭の電気代全体の削減が期待できるのです。
たとえば、仕事などで日中不在にすることが多い方は、夜間の電気料金が安くなるプランで日々の電気代を抑えられるかもしれません。
自分や家族の生活リズムにあった最適なプランがないか、各電力会社のホームページなどでチェックしてみましょう。
大阪ガスの電気料金メニューは、こちらからご確認いただけます。
まとめ

冷凍庫の電気代は、サイズや冷却方式、使い方や設置環境によって変わります。
最新モデルへの買い替えや、冷凍庫の置き方や温度設定の見なおしといった身近な工夫によって、ランニングコストを大幅に下げることが可能です。
さらに、セカンド冷凍庫を有効活用すれば、家計の節約だけでなく、生活の利便性や防災面での備えも充実します。
自分や家族のライフスタイルにあった冷凍庫の選び方や使い方を意識して、エネルギー消費の無駄を省き、快適な暮らしを実現しましょう。
電気料金プランの見なおしを検討されている方は、ぜひ大阪ガスまでお気軽にお問い合わせください。

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