【停電対策】災害時に家庭でできる対処法やおすすめグッズを紹介
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
停電になると、いつも当たり前のように使っている家電が使えなくなり、長期化すると日常生活を送ることそのものが大変になります。
特に、真夏や真冬は、身の安全を守る方法を考え体調が崩れないように十分な注意も必要です。今回は、停電時に家庭でできる対処法や備えておきたいグッズをまとめてご紹介します。
目次
そもそも停電の原因とは?【状況別】

停電は、周囲一帯が起こる場合と、自宅のみ起こる場合とがあり、それぞれ考えられる原因が変わります。具体的に見ていきましょう。
1:自宅のみが停電
周囲の家は問題なく明かりがついているのに、自宅のみ停電している場合は以下の原因が考えられます。
- ブレーカーが落ちている
- 照明器具の故障や球の寿命
電気の使いすぎや漏電によって、ブレーカーが落ちる場合があります。まずは、ブレーカーを見て、どの部分が落ちているのか確認しましょう。
建物全体が停電したのか、それとも一部だけ停電したのかによって対処の仕方が変わります。
ほかの家電は問題なく動いており、照明だけつかない場合は、照明器具の故障や電球の寿命が考えられます。まずは新しい電球に変えて、様子を見てみましょう。
2:周辺一帯が停電
周辺一帯が停電している場合に考えられる原因は以下のとおりです。
- 自然災害や事故の影響による停電
- 工事のための停電
台風や暴風雨、土砂崩れによる倒木、地震による電柱の倒壊、落雷による電線の損傷、積雪など、自然災害によって電気が止まってしまうことは珍しくありません。
速やかに復旧することも多いですが、損壊状況によっては復旧までに時間がかかることもあります。
また、電気設備の点検や修理のために停電することもあります。この場合は、前もってチラシなどで知らされるため、日時をよく把握して困らないようにしておきましょう。
停電したら最初にすべきこと
もし停電した場合、まず何をすべきなのでしょうか。状況や原因によって対処すべきことは変わりますが、基本的なポイントを押さえておきましょう。
電源プラグを抜く
コンセントに差してある電源プラグを抜きましょう。なぜなら、電気が復旧したときに、電気ストーブやアイロンなど高熱になるものに通電し、場合によっては火災になるおそれがあるからです。もし、自宅を離れて避難する場合は、ブレーカーを切ってから家を出ましょう。
家族は1ヶ所に集まって過ごす
停電しても、懐中電灯や蓄電池などによって明かりを確保することはできます。しかし、復旧までに時間がかかる場合、備蓄はできる限り節約しておく必要があります。家族がいる場合は、リビングなど同じ場所で過ごし、明かりを共有しましょう。
冷蔵庫・冷凍庫は開けない
停電になると、冷蔵庫の中身が心配になるでしょう。しかし、短時間で復旧する場合は、クーラーボックスにうつすよりそのままにしたほうがよい場合もあります。
冷凍庫や冷蔵庫の扉を開けてしまうと、一気に保冷機能を損ねてしまうため、極力開けないようにすることが冷たい状態を長く保つコツです。停電が長引く場合は、クーラーボックスへ移しましょう。
自宅で準備しておきたい停電対策やグッズ

いつ起こるか分からない停電に備えて、今からできる対策を実行しましょう。具体的にご紹介します。
懐中電灯を用意しておく
まず備えておきたいグッズが、懐中電灯です。停電時は重要な明かりとなり、ブレーカーの確認時にも役立ちます。夜間の停電に備え枕元に置いておくとよいでしょう。そして、家族が集まるリビングなど、できれば複数用意しておくと安心です。
ペットボトルの水と懐中電灯でランタンをつくる
キャンプを楽しむ人はランタンを持っているかもしれませんが、家になくても自作することができます。用意するのは、水の入ったペットボトルと懐中電灯だけです。
明かりをつけた懐中電灯の上に水の入ったペットボトルをのせると、懐中電灯を単体で照らすより広い範囲を明るくすることができます。
蓄光テープを貼り目印をつくる
暗くなると光る蓄光テープは、夜間の停電時の安全性を高めてくれます。
段差のある場所やぶつかりやすい場所などに貼っておくとよいでしょう。
蓄光テープは100円ショップなどでも購入することが出来ます。
災害に向けて手ごろな価格で準備出来るアイテムなので、100円ショップに寄った際には探しておきましょう。
防災ラジオを用意しておく
停電時、ラジオは情報収集をする上で重要なアイテムとなります。乾電池式のものもありますが、できればソーラー充電ができるものやスマホの充電ができるものなど、災害時に便利な機能のついた防災ラジオがおすすめです。
水を常備しておく
停電時は、水も止まってしまうことがあります。飲料水やトイレなど、水は欠かすことができません。消費期限が切れないように注意しながら、常に水が常備してある状態を保ちましょう。
非常食の準備
常温保存ができ、調理不要で食べられるものを備蓄しておきましょう。こちらも消費期限に注意し、できるだけ長持ちするものを置いておくと安心です。
例えば、缶詰やアルファ米などです。ネットショップだけでなく、アウトドアショップなどでも購入できますよ。
モバイルバッテリーをフル充電にしておく
スマホで情報収集をしたり、大切な人と連絡をとったりするためにも、モバイルバッテリーは常にフル充電しておくと安心です。
モバイルバッテリーの容量は20,000mAh程度あると安心です。容量が2,500mAhのスマートフォンを約4.8回は充電することが出来ます。
現金を持っておく
停電時は、ATMから現金がおろせなかったり、キャッシュレス決済が使えなかったりする可能性があります。日頃は現金をあまり持ち歩かない人も、非常時のための現金を持っておくとよいでしょう。
防寒グッズを準備しておく
寒い時期は、エアコンやこたつ、電気ヒーターなども使えない状況で寒さにたえる必要が出てきます。厚手の防寒着やアルミシート、使い捨てカイロなどを準備しておきましょう。
カセットコンロとボンベを置いておく
カセットコンロがあると、お湯を沸かしたり簡単な調理をしたりするときに役立ちます。日頃はあまり使う機会がなくても、停電時に備えるつもりで用意しておくと安心です。
衛生用品一式をまとめておく
アルコール消毒液や純水のウェットティッシュ、生理用品、おむつなど、衛生的に過ごすために必要なものはまとめて保管しておきましょう。
《季節別》自宅で準備しておきたい停電対策

真夏と真冬とでは環境が異なるため、停電時に必要となるものも変わります。季節に応じた停電対策も忘れずにおこないましょう。
真夏に向けてしておきたい停電対策
熱中症への対策は命を守ることにもつながります。停電によりエアコンや扇風機が使えない環境下では、できるだけ涼しい環境を確保し水分を十分にとる必要があるでしょう。
水の備蓄は、1日あたり1人3Lが目安です。通気性や速乾性に優れた服を用意し、いざというときは車のエアコンで涼めるようにガソリンをこまめに補給しておきましょう。
保冷剤は、体温を効率的に下げるときにも役立ちます。冷凍庫には保冷剤をストックしておき、停電が起きたらクーラーボックスにうつして保管しましょう。
真冬に向けてしておきたい停電対策
真冬は、暖をとるための停電対策をしておく必要があります。使い捨てカイロや防寒着、湯たんぽ、防寒シートなど、身につけたり被ったりして暖かく過ごせるアイテムを常備しておきましょう。
また、カセットコンロがあると、お湯を沸かすときに役立ち、温かい飲み物や食べ物で体の中から温めることができます。
真夏の停電対策と同様に、車がある家庭ではガソリンをいっぱいにしておくと安心です。暖房のきいた車内で体を温めたり、ラジオやテレビをつけて情報収集ができます。
過去に大きく停電した災害事例と役に立った停電対策グッズ
停電時は、短時間で復旧することも多いですが、過去には大きく停電した事例もあります。そんなとき、どんなアイテムが役にたったのかも合わせて確認しておきましょう。
北海道胆振東部地震
史上最大規模の停電といわれている災害が、平成30年9月に発生した北海道胆振東部地震です。停電したのは、北海道エリア全域、約295万戸にものぼりました。
復旧宣言に至ったのは停電から約64時間後のことであり、その間は固定電話・携帯電話ともに使えなかったことでも知られています。
この災害時、特に役に立ったとされるのが、懐中電灯や発電機、非常用トイレ、備蓄の水や食材だったといいます。未明に起こった災害だったため、誰もが暗いなかで安全を確保する必要があり、懐中電灯の存在は大きかったといいます。
発電機にはガソリンで発電するタイプだけでなく灯油で発電するタイプがありますが、北海道という土地柄、灯油タンクは多くの家庭で保有されており、災害時には非常に役に立ちました。
令和元年房総半島台風
令和元年(2019年)の千葉県周辺に発生した房総半島台風災害は、まだ記憶に新しい人も多いのではないでしょうか。この災害は9月という真夏に発生し、千葉県とその周辺の多くの市町村で断水や通信障害、停電が起こりました。
停電したのは千葉県内だけでも64万件以上となり、完全復旧までには18日間も要しています。
長期の停電などにより避難所を活用する人も多かったようですが、自宅で過ごす人は非常用電源と延長コード、クールアイテム、懐中電灯、ポータブルバッテリー、カセットボンベなどが非常用食料や水に加えて特に役立ったようです。
真夏の環境下ではクールアイテムが必須で、クールミストなどの乾電池を使わなくても冷たさを感じるアイテムが重宝したとの意見もあります。また、通信環境が不安定でスマホの電池も消耗しがちという事情から、ポータブルバッテリーの存在も大きかったことでしょう。
太陽光の非常用電源がある家庭でも、複数の家電を使うには延長コードがあったほうが便利で、そのような設備がない家庭では充電と蓄電機能を備えたプラグインハイブリットカーの購入の必要性を感じた人もいます。
災害時に家庭でできる電力不足対策はある?
太陽光発電や蓄電池は、もし災害が起きて停電したとしても家庭で電気が使える心強い存在です。太陽光発電は、日光という自然エネルギーを利用した発電方法であり、災害時以外でも電気料金を削減できるアイテムとして知られています。
また、蓄電池は、太陽光発電で発生した電気をためるための装置です。蓄電池に電力がたまっていると、停電時でも安定した電力が供給でき、慌てることはありません。
停電時には、発電機やポータブル電源で電力を確保する方法もあります。ただ、発電機は燃料が必要となり、使用時には騒音や排気ガスが発生することに注意が必要です。
また、ポータブル電源は比較的扱いやすく持ち運びやすい一方で、長時間の使用には不向きかもしれません。
よくある質問

停電したときにエアコンの代わりになるものは?
ハンディファンなど、電池で動く冷房アイテムがあれば便利です。ポータブル電源があれば、扇風機など電力を使うアイテムも使えます。
一時的な利用であれば、車の中に避難して車のエアコンで涼むという方法もあります。
家庭でできる電力不足時の対策は?
できるだけ電気を使わない方法で日常生活を乗り切れるよう準備をしておくことが大切です。懐中電灯や防寒具、クールアイテム、調理の必要がない食料などを用意しておきましょう。
その上で、ポータブル電源や発電機といった電力を発生できるものを準備しておくといざというときに電気が使える安心感もうまれます。
停電したらトイレは流せる?
一般的な水洗トイレは断水が起きていない限り流すことができます。しかし、タンクレストイレの場合は、電磁弁によって排水時以外の水の供給ができない仕組みとなっており、停電するとこの電磁弁が動きません。
各メーカーが、停電時でも水が流せる仕組みを用意しているため、ホームページなどで確認されることをおすすめします。
まとめ
停電時は、家庭中の電気が使えなくなり、非常に不便な状況となります。大きな災害時など長期の停電にわたる場合に備えておくことが大切です。
非常時のためにお水や食料を用意していたものの、いざ必要な時には消費期限が過ぎていたり、モバイルバッテリーを持っていても充電ができていなかったりなど、使えなかったという失敗談は多いものです。
日頃から停電時の対策を万全に整えた上で、太陽光発電やポータブル電源など停電時にも電力が確保できるアイテムも検討してみてはいかがでしょうか。
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