電気代の平均はいくら?世帯人数別・季節別・地域別の目安と高い原因を解説
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
電気代の平均は、世帯人数や生活スタイルによって大きく異なります。
住んでいる地域、季節、住宅の広さや断熱性能、在宅時間、使用している家電、契約している電力会社や料金プランなどによっても変わります。
この記事では、電気代の平均を世帯人数別・季節別・地域別に紹介します。電気料金の内訳、高くなる原因、家電別の節約方法、電力会社や料金プランを見直すポイントも解説します。
電気代の平均をまず結論表で確認
まずは、世帯人数別の電気代平均を確認しましょう。
|
世帯人数 |
1か月あたりの電気代平均 |
年間換算額 |
|
1人暮らし |
7,337円 |
88,044円 |
|
2人暮らし |
12,144円 |
145,728円 |
|
3人家族 |
13,915円 |
166,980円 |
|
4人家族 |
13,928円 |
167,136円 |
|
5人家族 |
15,665円 |
187,980円 |
|
6人家族以上 |
17,322円 |
207,864円 |
年間換算額は、1か月あたりの平均額を12倍した単純換算です。実際の年間支出額は、月ごとの電気代を合計した金額と異なる場合があります。
1人暮らしの金額は単身世帯、2人暮らし以上の金額は二人以上の世帯を対象とした、2025年の家計調査をもとにしています。
実際の電気代は、使用量や契約内容によって変わります。特に、オール電化住宅、在宅時間が長い家庭、複数の部屋で冷暖房を使う家庭では、平均より高くなる場合があります。
世帯人数別の電気代平均
世帯人数が増えると、照明、洗濯機、エアコン、テレビ、ドライヤー、調理家電などを使う回数が増える傾向があります。
一方、冷蔵庫や給湯設備など、家族で共用する家電・設備もあります。そのため、人数が1人増えたからといって、電気代が同じ割合で増えるわけではありません。
2025年の平均では、3人世帯が月13,915円、4人世帯が月13,928円で、両者の差は13円です。このように、世帯人数だけでなく、住宅の広さや設備、在宅時間、家電の使い方なども電気代に影響します。
平均額を見るときの注意点
平均額は、自宅の電気代が高いかどうかを考える目安になります。
ただし、平均を上回っているからといって、必ずしも電気の使いすぎとは限りません。次のような家庭では、平均より高くなる場合があります。
- 在宅時間が長い
- オール電化住宅に住んでいる
- 複数の部屋で冷暖房を使っている
- 洗濯乾燥機や浴室乾燥機をよく使う
- 住宅の断熱性能が低い
- 古い家電を使用している
- 電気使用量に料金プランが合っていない
- 燃料費調整額や再エネ賦課金が上昇している
平均と比較するときは、世帯人数だけでなく、同じ季節の使用量や前年同月の請求額も確認しましょう。
《世帯人数別》一般家庭の電気代の平均
ここでは、2024年の家計調査をもとに、世帯人数別の電気代平均を詳しく見ていきます。
1人暮らしの場合
1人暮らしの電気代は、2025年の単身世帯平均で1か月あたり7,337円です。月平均を12倍すると、年間約88,044円になります。
1人暮らしは、ファミリー世帯と比べて部屋数や家電の使用回数が少なく、電気代も低くなる傾向があります。
一方、在宅勤務で日中も自宅にいる方、エアコンを長時間使う方、浴室乾燥機や洗濯乾燥機をよく使う方は、平均より高くなる場合があります。
また、ワンルームでも、オール電化住宅では給湯や調理に電気を使うため、ガス併用住宅より電気代が高く見えることがあります。電気代だけでなく、ガス代を含む光熱費全体で比較しましょう。
2人暮らしの場合
2人暮らしの電気代は、2025年平均で1か月あたり12,144円です。月平均を12倍すると、年間約145,728円になります。
2人暮らしでは、1人暮らしよりも洗濯、調理、入浴、ドライヤーなどの使用回数が増える傾向があります。
ただし、共働きで日中不在の家庭と、在宅勤務などで日中も家にいる家庭では、電気使用量が大きく異なります。
2人暮らしの平均を上回っている場合は、電気代だけでなく、前年同月と比べて使用量が増えていないかも確認しましょう。
3人家族の場合
3人家族の電気代は、2025年平均で1か月あたり13,915円です。月平均を12倍すると、年間約166,980円になります。
子どもがいる家庭では、洗濯機や乾燥機、エアコン、電子レンジ、テレビ、ゲーム機などの使用頻度が増える場合があります。
また、夏休みや冬休みなどで家族の在宅時間が長くなると、冷暖房や照明、調理家電の使用量が増えやすくなります。
平均と比較するときは、学校の長期休暇などによる一時的な使用量の増加も考慮しましょう。
4人家族の場合
4人家族の電気代は、2025年平均で1か月あたり13,928円です。月平均を12倍すると、年間約167,136円になります。
2025年平均では、3人世帯と4人世帯の差は13円です。このことからも、電気代は世帯人数だけでなく、住宅設備、在宅時間、冷暖房の使い方などに左右されることが分かります。
住宅設備、在宅時間、冷暖房の使用状況などをあわせて確認しましょう。
5人家族の場合
5人家族の電気代は、2025年平均で1か月あたり15,665円です。月平均を12倍すると、年間約187,980円になります。
家族が増えると、洗濯、調理、入浴、ドライヤーなどの使用回数が増える傾向があります。
子ども部屋や寝室など、複数の部屋でエアコンを使用する家庭では、特に夏や冬の電気代が高くなることがあります。
使用量が多い家庭は、家電の使い方だけでなく、使用量が多い世帯向けの料金プランも比較しましょう。
6人家族以上の場合
6人以上の世帯の電気代は、2025年平均で1か月あたり17,322円です。月平均を12倍すると、年間約207,864円になります。
人数が多い家庭では、冷暖房、照明、給湯、洗濯、調理などに使う電気の量が多くなる傾向があります。
電気使用量が多いほど、電力量料金の単価差が年間の支払額に影響しやすくなります。
現在の料金プランが多使用量帯に向いているか、ガスとのセット契約で光熱費全体を抑えられるかなども確認しましょう。

| 単位 | 料金単価(税込) | |||
|---|---|---|---|---|
| 基本料金 | 1契約 | 411.57円 | ||
| 電力量料金 | 最初の300kWhまで | 1kWh | 21.90円 | |
| 300kWhをこえ350kWhまで | 22.90円 | |||
| 350kWhをこえる分 | 27.69円 | |||
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自宅の電気代は平均より高い?確認するポイント
電気代が平均より高いと感じた場合は、すぐに「使いすぎ」と判断せず、請求額と電気使用量の両方を確認しましょう。
世帯人数が同じ平均額と比較する
まずは、同じ世帯人数の平均額と比較します。
ただし、1人暮らしで月1万円を超えた、4人家族で月2万円を超えたというだけで、必ず高すぎるとは判断できません。
夏や冬の冷暖房需要が大きい月は、年間平均よりも電気代が高くなることがあります。
1か月分だけでなく、前年同月や過去1年の平均とも比較しましょう。
季節ごとの使用量で比較する
電気代は季節によって変動します。
夏は冷房、冬は暖房や給湯機器などの使用によって、電気使用量が増える家庭があります。
請求額が高くなった場合は、電力会社のマイページなどで、前年同月と比べて使用量が増えていないか確認しましょう。
使用量が増えていないのに請求額が上がっている場合は、燃料費調整額や再エネ賦課金、料金単価の変更などが影響している可能性があります。
地域や住まいの設備も考慮する
冷暖房の使用量は、地域の気候や住宅の断熱性能によって変わります。
寒冷地では暖房、気温や湿度が高い地域では冷房・除湿の使用量が増える場合があります。
また、次のような住宅は、同じ世帯人数でも電気代が高くなることがあります。
- 部屋数が多い
- 吹き抜けや大きな窓がある
- 築年数が古く、断熱性能が低い
- 古いエアコンを使用している
- 電気式の床暖房や浴室暖房を使用している
平均額と比較するときは、住宅の条件も考慮しましょう。
オール電化や在宅時間の長さも確認する
オール電化住宅では、給湯や調理にも電気を使うため、ガス併用住宅より電気代が高く見える場合があります。
ただし、ガス代が発生しないため、電気代だけでなく光熱費全体で比較する必要があります。
在宅勤務、育児、介護などで日中も自宅にいる家庭も、照明、空調、パソコン、調理家電などの使用量が増えやすくなります。
《季節別》一般家庭の電気代の平均
2025年の二人以上の世帯における、四半期ごとの電気代平均は次のとおりです。
|
季節 |
1か月あたりの電気代平均 |
|
1月〜3月 |
16,005円 |
|
4月〜6月 |
12,578円 |
|
7月〜9月 |
12,442円 |
|
10月〜12月 |
11,849円 |
この表は、二人以上の世帯を対象とした四半期平均です。単身世帯や、特定の世帯人数だけを対象とした金額ではありません。
2025年は、1月〜3月の電気代が最も高くなっています。季節別の平均額は、総務省統計局の家計調査における四半期結果をもとにしています。
冬に電気代が高くなりやすい理由
冬は外気温と設定温度の差が大きくなり、エアコン暖房などの消費電力が増える場合があります。
また、次のような電気機器を使う家庭では、冬の電気代が高くなりやすいです。
- エアコン暖房
- 電気ストーブ
- 電気式床暖房
- こたつ
- ホットカーペット
- 加湿器
- 浴室暖房
- 電気給湯器
冬は日照時間が短く、照明を使用する時間が長くなることもあります。
ただし、暖房の使用量は地域や住宅設備によって異なります。灯油やガス暖房を中心に使用する家庭では、電気代以外の光熱費が増える場合があります。
夏に電気代が上がる家庭の特徴
夏は、冷房や除湿の使用によって電気代が上がる家庭があります。
特に、次のような家庭では使用量が増えやすいでしょう。
- 在宅時間が長い
- ペットのためにエアコンを長時間使用する
- 複数の部屋で冷房を使う
- 日当たりがよく、室温が上がりやすい
- 住宅の断熱・遮熱性能が低い
- 古いエアコンを使用している
冷房は無理に控えず、健康と安全を優先してください。
フィルター掃除、カーテンやすだれによる日射対策、サーキュレーターの併用などで、効率よく使用しましょう。
《地域別》一般家庭の電気代の平均
2025年の総世帯における、地域別の電気代平均は次のとおりです。
|
地域 |
1か月あたりの電気代平均 |
|
北海道 |
11,068円 |
|
東北 |
13,139円 |
|
関東 |
10,455円 |
|
北陸 |
13,951円 |
|
東海 |
11,183円 |
|
近畿 |
10,196円 |
|
中国 |
12,369円 |
|
四国 |
12,397円 |
|
九州 |
10,047円 |
|
沖縄 |
10,435円 |
2025年の地域別データでは、北陸地方が13,951円と最も高く、九州地方が10,047円と最も低くなっています。近畿地方は10,196円です。
この表は総世帯を対象とした地方別平均であり、世帯人数別の平均とは集計条件が異なります。地域別の金額と世帯人数別の金額を直接比較しないようにしましょう。
地域別の平均額
地域別の平均額は、気候、住宅設備、世帯人数、電気以外の暖房燃料、料金プランなどによって差が生じます。
たとえば、寒冷地では暖房需要が大きくなりますが、灯油やガスを暖房に使用する家庭もあります。そのため、電気代だけでは地域ごとの光熱費負担を判断できません。
自宅と比較するときは、地域別平均だけでなく、同じ世帯人数の平均や、前年同月の使用量も確認しましょう。
地域によって電気代に差が出る理由
地域によって電気代に差が出る理由には、次のようなものがあります。
- 冬の暖房使用量
- 夏の冷房・除湿使用量
- 住宅の広さや断熱性能
- 世帯人数
- オール電化住宅の割合
- 使用する暖房・給湯設備
- 契約している電力会社や料金プラン
- 燃料費調整額や独自の調整費
地域平均はあくまで目安です。家計調査では都道府県単位の集計を基本としておらず、地方別や都道府県庁所在市・政令指定都市別のデータが公表されています。
電気代の内訳
電気代が高くなった理由を確認するには、請求額の内訳を理解することが大切です。
一般的な電気料金は、基本料金または最低料金、電力量料金、燃料費調整額、再エネ賦課金などで構成されます。
ただし、料金の計算方法は電力会社や料金プランによって異なります。市場価格調整額や電力調達に関する費用など、独自の項目が設定されている場合もあります。
基本料金・最低料金
基本料金は、契約容量や契約アンペアなどに応じて毎月発生する固定的な料金です。
一方、関西エリアの一般的な家庭向けプランなどでは、契約アンペアごとの基本料金ではなく、最初の一定使用量までの最低料金が設定される場合があります。
電気をほとんど使わない月でも、基本料金や最低料金は発生することがあります。
自宅の料金プランが基本料金制、最低料金制、基本料金0円のどれに該当するか確認しましょう。
電力量料金
電力量料金は、使用した電気の量に応じて発生する料金です。
一般的な段階制の料金プランでは、使用量が一定の範囲を超えると、1kWhあたりの単価が高くなることがあります。
電気使用量が多い家庭は、多使用量帯の料金単価が年間の支払額に大きく影響します。
料金表を見るときは、最初の単価だけでなく、使用量が増えた区分の単価も確認しましょう。
燃料費調整額
燃料費調整額は、火力発電に使う原油、液化天然ガス、石炭などの価格変動を電気料金へ反映する仕組みです。
燃料価格や為替レートなどによって、電気料金に加算または差し引きされます。
電気使用量が同じでも、燃料費調整単価が変わると請求額が変動します。
また、燃料費調整額に上限があるかどうかは、料金プランによって異なります。
再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再生可能エネルギーで発電された電気の買い取りなどに必要な費用を、電気使用量に応じて負担するものです。
2026年度の賦課金単価は、1kWhあたり4.18円です。2026年5月検針分から2027年4月検針分まで適用されます。
例えば、1ヶ月に400kWhを使用する家庭の場合、賦課金だけで月額1,672円、年間およそ20,064円の負担が発生します。
再エネ賦課金は電気の使用量(kWh)に比例して加算されるため、冷暖房などで使用量が増える夏や冬は賦課金の負担も大きくなります。
家電ごとの電気代を計算する方法
家電ごとの電気代は、消費電力、使用時間、電力量料金単価を使って目安を計算できます。
計算式は次のとおりです。
消費電力(W)÷1,000×使用時間(時間)×電力量料金単価(円/kWh)
たとえば、消費電力1,000Wの家電を1時間使用し、電力量料金単価を31円/kWhとすると、電気代の目安は次のようになります。
1,000W÷1,000×1時間×31円=31円
31円/kWhは、全国家庭電気製品公正取引協議会が家電製品の電気代表示などに用いる目安単価です。実際の電力量料金単価は、契約している電力会社や料金プランによって異なります。
エアコンや冷蔵庫のように、運転状況によって消費電力が変動する家電は、定格消費電力を単純に掛けても実際の電気代とは一致しない場合があります。
電気代が平均より高くなる原因と対処法
電気代が平均より高くなる主な原因は、電気使用量が増えていることと、料金単価や契約プランが自宅の使い方に合っていないことです。
家電の使用頻度が多い
家族の人数が多いほど、ドライヤー、洗濯機、乾燥機、電子レンジ、テレビ、照明などの使用回数が増える傾向があります。
複数の部屋でエアコンを同時に使う家庭では、電気使用量も多くなります。
対処法としては、次のような方法があります。
- 使っていない部屋の照明や空調を切る
- 洗濯物を容量の範囲内でまとめて洗う
- 家電の省エネモードを活用する
- 古い家電の買い替えを検討する
ただし、冷暖房を無理に控えるのは避けてください。
在宅時間が長く電気使用量が増えている
在宅勤務、育児、介護などで自宅にいる時間が長くなると、照明、エアコン、パソコン、テレビ、調理家電などの使用時間が増えます。
日中の電気使用量が多い家庭は、時間帯によって料金単価が変わるプランを利用している場合、日中の単価が高くないか確認しましょう。
一方、使用時間を移せない家庭には、市場連動型や時間帯別プランが合わない場合もあります。
子どもの長期休みで使用量が増えている
夏休みや冬休みなどで子どもの在宅時間が増えると、冷暖房、テレビ、ゲーム機、照明、電子レンジなどの使用量が増える場合があります。
特定の月だけ電気代が高い場合は、前年同月や長期休暇のない月と比較してみましょう。
生活に必要な冷暖房を減らすのではなく、使っていない家電の電源を切るなど、無理のない対策を行ってください。
電力会社や電気料金メニューが合っていない
電気使用量や生活スタイルに合わない料金プランを利用していると、電気代が高くなる場合があります。
たとえば、次のようなケースです。
- 電気使用量が多いのに、多使用量帯の単価が高い
- 夜間に電気をあまり使わないのに、夜間向けプランを利用している
- 日中の使用量が多いのに、昼間の単価が高い
- ガスとのセット契約が自宅の使用量に合っていない
- 市場価格の高い時間帯に多く電気を使っている
検針票やマイページで使用量を確認し、現在の使用量を入力して料金シミュレーションを行いましょう。
家電製品が古く消費電力が高い
古い家電は、新しい省エネ家電と比べて消費電力量が多い場合があります。
特に、長時間使用する次の家電は、買い替えによる影響が大きくなる可能性があります。
- エアコン
- 冷蔵庫
- 照明
- テレビ
- 温水洗浄便座
ただし、使用年数だけで買い替えを判断するのではなく、現在の消費電力量と購入費用を比較しましょう。
燃料費調整額や再エネ賦課金の影響を受けている
電気使用量が変わっていなくても、燃料費調整額や再エネ賦課金の変動によって請求額が上がることがあります。
請求書やマイページで、前年同月と次の項目を比較しましょう。
- 使用電力量
- 電力量料金
- 燃料費調整額
- 再エネ賦課金
- その他の調整費
- 政府の料金支援による値引き
使用量ではなく単価や調整額が原因の場合は、家電の使い方だけで請求額の増加を解消するのは難しい場合があります。
オール電化で電気使用量が多い
オール電化住宅では、給湯や調理にも電気を使用します。
そのため、ガス併用住宅を含む一般世帯の電気代平均と比較すると、電気代が高く見える場合があります。
オール電化住宅は、電気代だけでなくガス代を含まない光熱費全体で比較しましょう。
また、エコキュートなどを使用している場合は、沸き上げ時間と料金プランの時間帯設定が合っているか確認してください。
《家電別》一般家庭の電気代の節約術
家電ごとに、見直しやすいポイントを整理します。
|
家電 |
見直しポイント |
節約の方向性 |
|
エアコン |
設定温度・フィルター・室外機周辺 |
空気の流れを整え、効率よく運転する |
|
照明器具 |
つけっぱなし・照明の種類 |
不要な照明を消し、LEDへ交換する |
|
冷蔵庫 |
設定温度・詰め込みすぎ |
冷気の流れと放熱スペースを確保する |
|
テレビ |
画面の明るさ・視聴時間 |
見ないときは消し、明るさを調整する |
|
炊飯器・電気ポット |
保温時間 |
長時間の保温を避ける |
|
洗濯機・乾燥機 |
使用回数・乾燥時間 |
容量の範囲内でまとめ洗いする |
|
温水洗浄便座 |
便座温度・温水温度 |
節電モードを活用する |
エアコン
エアコンは、季節によって電気使用量への影響が大きくなる家電です。
フィルターを定期的に掃除し、室外機の吸い込み口や吹き出し口の近くに物を置かないようにしましょう。
カーテンやすだれで日射を抑えたり、サーキュレーターを併用したりすることも、室温を均一にするうえで役立ちます。
設定温度は、体調に配慮しながら無理のない範囲で調整してください。
照明器具
使用していない部屋の照明を消すことで、電気使用量を抑えられます。
白熱電球や蛍光灯を使用している場合は、交換時期にLED照明を検討しましょう。
点灯時間が長いリビングやキッチンなどから交換すると、節電効果を得やすくなります。
冷蔵庫
冷蔵庫は24時間稼働するため、使い方を見直すことで年間の電気使用量を抑えられる可能性があります。
次の点を確認しましょう。
- 冷蔵室へ食品を詰め込みすぎない
- 扉を開けている時間を短くする
- 壁との間に放熱スペースを確保する
- 熱い食品は冷ましてから入れる
- 季節に合わせて設定温度を見直す
必要な設置スペースは機種によって異なるため、取扱説明書を確認してください。
テレビ
テレビは、視聴時間や画面の明るさを見直すことで消費電力量を抑えられます。
見ていないときは電源を切り、必要以上に画面を明るくしないようにしましょう。
省エネモードや自動明るさ調整機能がある場合は、活用を検討してください。
炊飯器や電気ポット
炊飯器や電気ポットは、長時間保温すると電気を使い続けます。
炊いたご飯は、長時間保温するより小分けにして冷凍し、食べるときに温める方が電気使用量を抑えられる場合があります。
ただし、炊飯器の機種や保温時間、電子レンジの使い方によって結果は異なります。
電気ポットも、必要な量だけ沸かす、長時間使わない場合は保温を切るなどの方法を検討しましょう。
洗濯機・乾燥機
洗濯機や乾燥機は、使用回数と乾燥時間が電気使用量に影響します。
容量を超えない範囲でまとめて洗い、天候や生活状況に応じて自然乾燥も取り入れましょう。
乾燥機を使う場合は、フィルターを掃除し、脱水を十分に行ってから乾燥させると運転時間を短縮できる場合があります。
温水洗浄便座
温水洗浄便座は、便座温度や温水温度を調整することで電気使用量を抑えられます。
使わない時間帯は節電モードを活用し、使用後はふたを閉めましょう。
冬以外は便座温度を下げるなど、季節に合わせて設定を見直してください。
電気代が平均より高いときの見直し方法
電気代が平均より高い場合は、家電の使い方だけでなく、契約内容や料金単価も確認しましょう。
検針票・マイページで使用量を確認する
まずは、電気代ではなく、kWhで表示される使用量を確認しましょう。
前年同月と比べて使用量が増えている場合は、冷暖房や乾燥機などの使用時間が変わっていないか確認します。
使用量がほとんど変わっていないのに請求額が上がっている場合は、料金単価、燃料費調整額、再エネ賦課金などが影響している可能性があります。
契約アンペアや料金プランを確認する
アンペア制の料金プランでは、契約アンペアを下げることで基本料金を抑えられる場合があります。
ただし、契約アンペアを下げると、同時に使用できる電気の量も少なくなります。
また、関西エリアの一般的な家庭向けプランなど、契約アンペアごとの基本料金を設定していない料金体系もあります。
自宅の料金プランがアンペア制かどうかを確認してから検討しましょう。
電力会社を比較する
現在の料金プランが電気の使い方に合っていない場合は、電力会社や料金プランの比較も選択肢です。
次のようなプランがあります。
- 電気使用量が少ない家庭向け
- 電気使用量が多い家庭向け
- 時間帯別プラン
- オール電化住宅向け
- 市場価格の影響を受けるプラン
- ガスとのセットプラン
- ポイント還元付きプラン
現在の年間使用量を入力し、燃料費調整額やキャンペーン条件を含めて比較しましょう。
ガスとのセット割やポイント還元を確認する
ガスや通信、ポイントサービスと電気を組み合わせることで、セット向け料金やポイント還元を受けられる場合があります。
ただし、セット契約にすれば必ず総額が安くなるわけではありません。
電気料金だけでなく、ガス料金や通信料金を含めた年間の支払額で比較してください。
古い家電の買い替えも検討する
古いエアコンや冷蔵庫などを使い続けている場合は、買い替えによって電気使用量を抑えられる可能性があります。
ただし、新しい家電の購入費用がかかるため、電気代の削減額だけでなく、現在の家電の状態や修理費用も考慮しましょう。
省エネ性能は、統一省エネラベルや年間消費電力量などで比較できます。
電気代に関するよくある質問
ここでは、電気代の平均に関するよくある質問に回答します。
一般家庭の1ヶ月の電気料金はどれくらい?
一般家庭の電気料金は、世帯人数や生活スタイルによって異なります。
2025年の平均では、1人暮らしが月7,337円、2人暮らしが月12,144円、3人家族が月13,915円、4人家族が月13,928円です。
ただし、季節や地域、住宅設備、在宅時間、オール電化かどうかなどによっても変わります。
一人暮らしの電気代平均はいくらですか?
2025年の単身世帯における電気代平均は、月7,337円です。
在宅時間が長い方、冷暖房を長時間使う方、浴室乾燥機などをよく利用する方は、平均より高くなる場合があります。
また、家計調査の単身世帯平均は、すべての学生の一人暮らしにそのまま当てはまるとは限りません。
4人家族の電気代平均はいくらですか?
2025年の4人世帯における電気代平均は、月13,928円です。月平均を12倍した年間換算額は167,136円です。
複数の部屋で冷暖房を使う家庭や、洗濯乾燥機・食洗機をよく使う家庭では、平均より高くなる場合があります。
一般家庭の夏の電気代はどれくらい?
2025年の二人以上の世帯では、7月〜9月の電気代平均は月12,442円です。
この金額は、特定の世帯人数ではなく、二人以上の世帯全体の四半期平均です。2025年は、7月〜9月よりも1月〜3月の平均額の方が高くなっています。
電気代が平均より高い場合は何を見直せばよいですか?
まずは、検針票やマイページで電気使用量を確認しましょう。
使用量が増えている場合は、冷暖房、乾燥機、給湯機器などの使い方を確認します。
使用量が増えていない場合は、次の項目を確認してください。
- 料金単価
- 燃料費調整額
- 再エネ賦課金
- 市場価格に関係する調整費
- 料金プラン
- キャンペーン終了後の料金
エアコンを1ヶ月つけっぱなしにすると電気代はいくら?
エアコンを1か月連続で使用した場合の電気代は、機種、部屋の広さ、設定温度、外気温、住宅の断熱性能などによって大きく異なります。
一律に「月〇円」とは言えません。
目安を求める場合は、期間消費電力量や実際の消費電力を確認し、次の式で計算します。
消費電力(W)÷1,000×使用時間(時間)×電力量料金単価(円/kWh)
ただし、エアコンは室温が設定温度に近づくと消費電力が変動するため、定格消費電力を24時間分掛けた金額が、そのまま実際の電気代になるわけではありません。
電気代を節約したいなら大阪ガスの電気も選択肢
電気代が平均より高いと感じる場合は、家電の使い方だけでなく、電力会社や料金プランも見直しましょう。
大阪ガスでは、新生活応援プランやベースプランなど、生活スタイルや電気使用量に応じた電気料金メニューをご用意しています。
新生活応援プランの基本料金は月200円ですが、大阪ガスの都市ガスと電気をまとめ、所定の条件を満たして新生活セット割を適用すると、電気の基本料金が0円になります。
ただし、電力会社や料金プランを変更すれば、必ず電気代が安くなるわけではありません。大阪ガスの電気料金にも、毎月変動する燃料費調整額が加減され、電気使用量に応じて再エネ賦課金が加算されます。
現在の電気使用量をもとに料金シミュレーションを行い、今の契約と年間の支払総額を比較しましょう。
まとめ|電気代の平均は世帯人数・季節・地域で比較しよう
電気代の平均は、世帯人数によって異なります。
2025年の平均では、1人暮らしが月7,337円、2人暮らしが月12,144円、3人家族が月13,915円、4人家族が月13,928円です。
ただし、平均額はあくまで目安です。季節、地域、住宅設備、在宅時間、オール電化かどうか、家電の使い方などによって、実際の電気代は変わります。
また、世帯人数別、季節別、地域別の平均は、それぞれ調査対象となる世帯区分が異なります。金額を比較するときは、単身世帯、二人以上の世帯、総世帯のどのデータなのか確認しましょう。
電気代が平均より高い場合は、まず前年同月と比べて電気使用量が増えていないか確認してください。
そのうえで、家電の使い方、料金プラン、燃料費調整額、再エネ賦課金、電力会社などを見直すと、自宅に合う節約方法を見つけやすくなります。
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