オール電化は冬の電気代が高い?原因や節約方法などを徹底解説

編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部

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太陽光発電を行う住宅街

オール電化に関心があっても、「電気代が心配」という理由で躊躇する人は多いです。本当に、オール電化の電気代は心配するほど高いのか、気になるでしょう。今回は、オール電化の冬の電気代について、高くなりがちな原因や節約方法とともにご紹介します。

オール電化の冬の電気代はいくら?月10万円を超える場合も?

オール電化の冬の電気代は、家庭によっては月10万円を超えるケースもあるといわれていますが、すべてのオール電化住宅が10万円を超えるわけではありません。

一般的には、オール電化での冬の電気代の平均は2万円程度といわれています。同じく電気代が高くなりがちな夏場の平均は1万3,000円程度となっているため、夏よりも冬のほうが、高い傾向にあります。

もちろん、電気代は世帯人数や地域、季節、電気料金プランなどで変わってきます。

オール電化の冬の消費電力はどのくらい?

オール電化の消費電力は、使用する機器の種類によって大きく異なります。「電気温水器」や「蓄熱暖房機」、「電気ボイラー」などの使用が一般的だった、初期のオール電化住宅では、冬場の消費電力が3,000kWh~5,000kWhになることも珍しくありません。

一方、最近のオール電化住宅は「ヒートポンプ機器」を使用するのが一般的で、この場合は冬場の消費電力が1,000kWh程度にとどまる傾向にあります。

ひと月あたり10万円以上の電気代になる家庭の大半は、旧式のオール電化機器を用いているとされており、省エネ性能の高い最近の機器を使用すれば消費電力を抑えることが可能です。

【世帯別】冬と冬以外の電気代を比較

そもそも、冬とそれ以外の季節では、どのくらい電気代が変わるのでしょうか。

世帯人数

冬(1月~3月)

春(4月~6月)

夏(7月~9月)

秋(10月~12月)

1人

9,340円

5,486円

5,842円

5,833円

2人

15,577円

10,091円

8,930円

9,163円

3人

18,356円

12,058円

10,285円

10,543円

4人

19,941円

12,561円

10,689円

10,936円

5人

21,763円

13,130円

11,124円

11,476円

6人以上

27,267円

15,351円

17,474円

15,671円

出典:家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2023年1~3月期 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
出典:家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2023年4~6月期 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
出典:家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2023年7~9月期 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
出典:家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 四半期 2023年10~12月期 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

以上の結果を見ると、オール電化の冬の電気代が平均2万円だとしても、特段高すぎることはないことが分かります。

オール電化以外の家庭では、電気代以外にガス代もかかることとなり、場合によってはオール電化のほうが光熱費の削減につながるケースも少なくありません。

電気代の平均はいくら?世帯人数別の料金や高くなる原因と対処法などを解説

オール電化の冬の電気代が高い理由

暖房の前で猫とお茶を飲む女性

冬の電気代は、なぜエアコンをよく使う夏場よりも高くなりやすいのでしょうか。

オール電化の冬の電気代が高くなる理由を見てみましょう。

暖房器具をよく使うため

冬は、エアコンやヒーター、ホットカーペット、こたつなど、複数の暖房器具を同時に使うことも珍しくありません。

エアコン1台で乗り切る場合であっても、冷房より暖房の方が消費電力は多くなるため、必然的に電気代は高くなります。

給湯システムのエネルギー効率が悪くなる

給湯システムでお湯をわかす場合、外気温が低ければ低いほど多くのエネルギーを消費します。設定した温度が夏と冬とで同じでも、水を温めるまでの消費電力に差が生じるため、そのぶん多くの電気代がかかってしまいます。

在宅時間が長くなる

年末年始など、冬はなにかと家で過ごす時間が長くなりがちです。夏季に比べると、採光が得られる時間も短くなり、照明をつける時間も増えます。また、寒いから、雪が積もっているからと、外に出掛ける機会が少なくなる人も多いでしょう。

お湯を使う頻度・量が増える

冬は、冷たい水を使うのが辛くなる時期でもあり、皿洗いや洗顔、手洗いでも、お湯を多用する機会が多くなります。また、湯船に温かいお湯をはってじっくり体をほぐしたいと考える人も増えるでしょう。

夏場に比べると、高温のお湯をわかすために消費電力は高くなるため、そうした場面が増えるほど電気代は高くなります。

暖房器具以外の家電製品の使用頻度が増える

重ね着や厚着によって、冬場は夏よりも洗濯機をまわす頻度が増える可能性があります。さらに、洗濯物が乾きにくいという理由で、浴室乾燥機の使用頻度も増えるでしょう。

また、温かい食べ物・飲み物を口にする機会が増えるため、電子レンジや電気ポットの使用頻度も高まります。

オール電化の冬の電気代を節約する方法・コツ

電球と省エネルギークラスのイメージ

電気代は安いに越したことはない、と考える人は多いでしょう。オール電化の家庭では、どのような節約方法があるのか、コツをご紹介します。

オール電化に合う電気料金プランに変更する

電力の小売が自由になった現代では、たくさんの企業が電気事業に参入し、独自の料金プランでサービスを提供しています。従来どおりの電気料金プランを何気なく継続している人は、オール電化に最適な電気料金プランへの変更をおすすめします。

オール電化の家庭では、翌日分のお湯を夜間に給湯器で沸かすのが一般的であり、夜間の電気使用量が増えます。そのため、夜間の電気料金が安くなるようなプランがおすすめです。

エアコンを上手に活用する

家中が寒くなる冬場は、できるだけ効率的に部屋全体を暖かく保つことが重要になります。エアコンは、こまめにフィルターを掃除して効率性を高めましょう。

また、暖かい空気が天井付近にたまるという特性を活用し、サーキュレーターで天井付近の空気をうまく循環させるとよいでしょう。

従来のオール電化から最新のオール電化へチェンジする

最近のオール電化住宅では、省エネ性の高い機器が使用されており、従来のものに比べると格段に電気代が抑えやすくなっています。

設備の変更にはお金もかかりますが、そのぶん削減できた電気代で早々に元はとれるでしょう。

給湯器の機能を上手に活用する

給湯器によっては、節約に役立つ機能が備わっている可能性があります。運転モードを切り替えて、お湯切れを起こさない範囲で必要な湯量だけ沸かせるようにしておく、旅行など数日間家をあけるときは休止モードにするなどがおすすめです。

給湯器の追い焚きを避ける

お風呂の湯温が低下したとき、追い焚き機能で温めなおすことができますが、できれば「高温足し湯」で快適な温度にするほうが消費電力の削減につながります。

追い焚きは、給湯器が新たにお湯を沸かしなおすために電気を使いますが、高温足し湯の場合はすでにタンク内にある熱湯を活用するため、節約になります。

オール電化の冬の電気代によくあるQ&A

Q&Aの書かれた木製ブロックと吹き出しを描くパソコンマウス

オール電化の家族4人世帯の冬の電気代が高くなるのはなぜ?

単身世帯に比べると、家族4人暮らしの家は面積が広くなりやすく、そのぶん家電製品の数や大きさが変わります。電気料金の基本料は契約アンペア数で決まるケースもあり、この場合、契約アンペア数が多ければ多いほど基本料金は高くなります。

世帯人数が多い場合、それぞれが同時に必要に応じた電化製品を使うため、必要なアンペア数は単身世帯に比べて多くなります。

3人家族や4人家族の電気代の平均は?ファミリー世帯で安く抑える方法も解説

電気代が時間帯で異なるのはなぜ?

人が活動的になる日中は、交通機関、企業、学校、家庭などさまざまな場所で多くの電気を使い、発電所の稼働率が高まります。一方、夜間は人が休む時間帯になると電気の消費量が落ち、電気があまりがちになります。

そのため、ランニングコストのかかる昼間の電気代は高く、逆に夜は安くなる仕組みがとられています。

まとめ

オール電化に限らず、冬場の電気代が高くなるのは、ある程度は仕方のないことといえます。しかし、オール電化の場合、旧式と新式とでは消費電力に大きな差が生じ、旧式のままでいるとひと月あたりの電気代が10万円近くなるケースもあり注意が必要です。

電気代の節約を考えるときは、電力会社や電気プランの見なおしも含めて検討してみてはいかがでしょうか。

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