親孝行したいと思ったら何をすればいい?後悔しないために今できることを解説
編集者:Daigasコラム編集部:食事・健康担当
「孝行のしたい時分に親はなし」という言葉があるように、親のありがたさがわかり、親孝行をしたいと思うころには、親はすでにいないかもしれません。
そのため、親への感謝は後まわしにせず、できることから行動に移すことが大切です。
本記事では、親孝行がもたらす価値や親孝行の前に確認したいこと、今からできる親孝行などを解説します。ぜひ参考にしてみてください。
親孝行がもたらす価値

親孝行の意味を知った上で行動すれば、感謝の伝え方や親が安心できるかかわり方を考えやすくなります。
感謝の気持ちを伝えるきっかけになる
親孝行を意識し、これまで支えてもらったことをふり返れば、感謝を言葉や行動で示せるようになります。
インテージの調査によると、母の日・父の日に親がしてもらえるとうれしいこととして「『ありがとう』と感謝を伝える」が母親31.7%、父親18.7%で最も多い結果でした。
ふだんから親に感謝している人も、あらためて言葉にする機会をつくってみましょう。
出典:母の日・父の日、子「何かする」6割も、「してほしい」母5割、父3割|インテージ
親の安心につながる
親孝行は、親が子どもの近況を知るきっかけにもなります。
伝える内容は特別な報告である必要はありません。
最近の仕事や体調について電話で話したり、家族の写真を送ったりするだけでも、親は子どもの様子を把握しやすくなります。
元気に過ごしていることが伝われば、親にとって安心材料になるでしょう。
親孝行の前に確認しておきたいこと

親孝行をいつかやろうと思っているうちに、行動するタイミングを逃してしまうこともあります。
親と向き合う時間を大切にするためにも、具体的な方法に取り組む前に、以下のポイントを確認しておきましょう。
親と過ごせる時間には限りがある
親と過ごせる時間は、年数だけでなく「あと何回会えるか」で考えると、より現実味が帯びます。
厚生労働省の令和6年簡易生命表では、日本人の平均寿命は男性81.09年、女性87.13年です。
たとえば65歳の父親と年3回会う場合、平均寿命までの年数で考えると、会える回数は約48回です。
あくまで統計上の数値ですが、親と過ごす時間を考えるきっかけになるでしょう。
親孝行を後まわしにすると後悔につながる
親孝行を後まわしにすると、感謝を伝えたり親の希望を聞いたりする機会を逃す場合があります。
小学館Domaniが2023年に実施したアンケートによると「あなたは親孝行をしていると思いますか?」という質問に対して、もっとも多かった回答が「あまり当てはまらない」で40%の割合になっています。
何をすればいいか迷う場合は、いきなり大きな贈り物を考える必要はありません。
まずは親と話す時間をつくり、今困っていることや望んでいることを聞いてみましょう。
参考:【100人に聞いた】あなたは親孝行している?体験談からおすすめの方法も紹介|小学館Domani
今すぐできる後悔しないための親孝行10選

親孝行は、まとまった時間や特別な準備がなくてもはじめられます。
親との関係や自身の生活に合わせて、できることから試してみましょう。
1. 電話やメッセージアプリで近況を伝える
電話やメッセージアプリでは、仕事の様子や体調、週末の予定などを短く伝えましょう。
離れて暮らしている場合でも、近況を伝えれば、親は子どもの様子を把握できます。
まとまった時間や費用がなくてもはじめられるため、忙しい方でも無理なく続けられる方法です。
会話で親の体調や暮らしを聞いておくと、生活の変化にも気づきやすくなります。
2. 手紙を書く
手紙なら、ふだんは口にしにくい感謝や近況を自身の言葉で伝えられます。
内容は長く書く必要はありません。
「いつもありがとう」「体に気をつけてね」など、日常の言葉だけでも気持ちは伝わります。
手紙は形として残るため、あとから読み返して当時の気持ちをふり返れます。
面と向かって話すのが照れくさい場合は、短いひとことから書いてみましょう。
3. 実家の片づけや家事を手伝う
実家に帰ったときは、掃除や整理など、親だけではおこないにくい作業を手伝いましょう。
たとえば、高い場所の掃除や重い家具の移動を代行することは、親の身体的な負担を減らし、転倒などのリスクを防ぐことにつながります。
また、不用品の整理も「捨てるか残すか」を判断する精神的な疲労や、重量のあるごみ袋を運び出す物理的な負担がある作業のひとつです。
作業を手伝う際は、必要な物や思い出の品まで誤って処分しないよう、何を残すか親に確認しながら進めましょう。
4. 一緒に食事をする
食事の時間は、親の近況や体調を自然に聞ける機会です。
実家でお弁当を一緒に食べる、親の好きな料理を用意する、外食に誘うなど、親の体調や好みに合わせて選びましょう。
食事を用意する際は、味つけや量、やわらかさを事前に聞いておくと、親に合った食事を選べます。
高級な店である必要はありません。親が食べやすく、落ち着いて話せる場所で過ごすことが大切です。
5. 親の好きな物や必要な物を贈る
贈り物を選ぶときは、親の好みや生活に合った品を意識しましょう。
たとえば、ふだん自身では買わない食品や、買い替えたい日用品など、暮らしに役立つ品がおすすめです。
高価な物を贈る必要はありません。ただし、親の好みや生活に合わない品は使われにくい可能性があるため、事前に希望を聞いておきましょう。
6. 一緒に写真をとる
親と過ごした時間をふり返れるよう、一緒に写真をとっておくといいでしょう。
帰省時は、家族で並んでとるだけでなく、食事中や散歩中などの日常の場面も残せます。
撮影した写真は、家族に送ったりアルバムにまとめたりすると、思い出を共有しやすくなります。
一緒に見返すことで、その日のできごとを話すきっかけにもなるでしょう。
7. 両親の趣味を一緒に楽しむ
両親がふだん楽しんでいる趣味に参加することは、自然な会話を増やし、最近の関心事を知る機会につながります。
たとえば、散歩や園芸、料理、映画鑑賞など、親が続けている趣味につき添ってみましょう。
詳しくない趣味でも、教えてもらいながら参加すれば、親の好みやこだわり、得意なことを知るきっかけになります。
なお、散歩など外出を伴う趣味の場合は、親の体力や当日の体調に合わせて、移動時間や休憩を調整しましょう。
8. 体調や暮らしの変化をさりげなく気にかける
ふだんの会話で、親の体調や暮らしの様子を少しずつ聞いてみましょう。
「最近よく眠れている?」「買い物で困っていない?」「部屋の寒さや暑さは大丈夫?」など、親が答えやすい聞き方で声をかけます。
また、会ったときは、歩き方や食事量、部屋の様子も見ておくと、暮らしの変化に気づきやすくなります。
気になる変化がある場合は、買い物を手伝う、通院につき添う、地域包括支援センターなどの相談先を一緒に調べるなど、必要な行動を考えましょう。
9. 必要な食材や日用品を届ける
年齢を重ねるほど、重い荷物を持って買い出しにいくのは負担になってきます。
そのため、米や飲料水などの重量がある食材や、洗剤といった日用品を届けることは、買い出しの負担を軽減する助けになります。
購入する際は事前に必要な品目を聞き、ふだん使っている銘柄や、収納スペースに収まる量を確認しましょう。
自身で頻繁に届けるのが難しい場合は、ネットスーパーや通販の定期配送サービスを利用するのもひとつの方法です。
10. 食事の準備をサポートする
食事の準備には、献立決めや食材のカット、火加減の調節、後片づけなど多くの工程があり、高齢の親にとって身体的な負担になりがちです。
事前につくり置きや下ごしらえした食材を用意しておけば、親は温めたり盛りつけたりするだけで手軽に食事を準備できます。
おかずを用意する際は、主菜と副菜を分けて容器に詰めておくと、ご飯や汁物を足すだけでバランスのいい食事が完成します。
ただし、保存状態によっては食中毒のリスクもあるため、冷蔵・冷凍の保存方法や再加熱の目安も伝えておきましょう。
食事のサポートが難しいなら宅食サービスがおすすめ
買い物や調理を毎回手伝うのが難しい場合は、宅食サービスを検討するのもひとつの方法です。
たとえば、FitDishなら管理栄養士が監修した約100種類以上の豊富なメニューから、事前の診断に合わせた冷蔵パウチのおかずが自宅に届きます。
商品によって異なりますが、電子レンジで約1分を目安に温めるだけで用意できるため、調理や後片づけにかかる手間を省くことが可能です。
ただし、味つけや量が親の好みに合わない場合があるため、注文前にメニュー内容や1食分の量、配達頻度を確認し、続けやすいサービスか見極めましょう。
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運営会社
大阪ガス株式会社
配達エリア
全国(一部地域を除く)
親孝行をする上で心がけたい3つのこと

親孝行は、高価な贈り物や特別なイベントにこだわる必要はありません。
まずは、日々のかかわりのなかで意識を変えることからはじめてみましょう。
1. 親がいることを当たり前に思わない
親が元気に過ごしていると、連絡や帰省を「また今度でいい」と後まわしにしてしまうことがあるでしょう。
しかし、親と会ったり話したりできる機会には限りがあります。
そのため、今の状況が当たり前ではないと意識することが、大切な時間を後まわしにしない姿勢へとつながります。
たとえば、特別な用事がなくても定期的に近況報告するなど、日ごろからのかかわりを意識してみましょう。
2. 感謝はすぐに伝える
家族という身近な関係だからこそ、あらたまって感謝を言葉にしにくいと感じることもあります。
しかし、照れくささを理由に感謝を伝えずにいると、あとになって後悔するかもしれません。。
たとえば、相談に乗ってもらった直後や荷物が届いたタイミングなどに「ありがとう」とひとこと添える習慣をつけると、こまめに気持ちを届けられます。
対面で伝えるハードルが高い場合は、電話やメッセージアプリ、短い手紙を活用するのもひとつの選択肢です。
3. 無理なく続けられる方法を選ぶ
最初から時間や費用がかかる大きな予定を立ててしまうと、自身への負担が大きくなり長続きしにくくなります。
まずは、月に一度電話をかける、帰省時に家事を手伝うなど、自身の仕事や生活リズムに合わせて実行できる形を選ぶことが大切です。
また、親の体調や暮らし方に変化が生じた際は、連絡の頻度を見直したり、宅食サービスを導入したり、状況に応じてサポートの形を柔軟に変えていきましょう。
親孝行に関するよくある質問

ここでは、親孝行に関するよくある質問にお答えします。
親への贈り物はどのような物が人気ですか?
親への贈り物としては、食事や食品、旅行などが選ばれる傾向にあります。
株式会社文藝春秋の調査では、最も印象に残っている親へのプレゼントとして以下が上位に入っています。
|
贈った物 |
割合 |
|---|---|
|
グルメギフト・食品 |
23.4% |
|
花 |
18.3% |
|
生活雑貨・日用品 |
14.0% |
参考:【調査レポート】「親への贈り物」大アンケート 1万人の回答から見えてきた、一番重視するポイントは? 感動エピソードも満載|株式会社文藝春秋
ただし、最適な品物は親の好みや現在の体調によって異なるため注意が必要です。
何を選ぶか迷う場合は、自宅で消費しやすい食品や、一緒に過ごす外食の時間など、親のライフスタイルになじむ物を選ぶと失敗を防げるでしょう。
親孝行に使えるお金は1年間でいくらくらいが目安ですか?
メディケア生命保険の調査(2014年)では、1年間に使える金額の平均は約7万4,000円でした。
回答の内わけは「1万円〜2万円未満」が20.3%で最も多く、ついで「5万円〜10万円未満」が19.7%となっています。
ただし、親孝行はお金をかけることだけではありません。電話で話を聞く、体調を気遣う、顔を見せるといった行動も親孝行のひとつです。
金額だけを基準にせず、自身の生活に合った方法を選びましょう。
参考:家族の絆と老後の生活に関する意識調査2014|メディケア生命保険
お金をかけなくても親孝行はできる

親孝行は、高価な贈り物や旅行だけではありません。
電話をしたり、親の話を聞いたり、日常でできることも親孝行になります。大切なのは、親を気にかけていることが伝わるかどうかです。
親孝行をしたいと思ったら、まずは電話をかける、短いメッセージを送るなど、今できることからはじめてみましょう。
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