マットレスの寿命は種類によって異なる?買い替えの7つのサインと長持ちさせるコツ
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
マットレスの寿命がどれくらいなのか分からず、買い替えのタイミングに悩んでいる人も多いでしょう。
マットレスの寿命の目安は5〜10年ですが、素材や使用環境、日々のメンテナンスによって異なります。
寝姿勢が崩れたり、へたりが目立ってきたりする場合は、寿命が近づいているサインかもしれません。寝心地の悪化を放置すると、寝不足や腰痛につながる可能性もあります。
本記事では、マットレスの寿命を判断する7つのサインと、マットレスを長く快適に使うための5つのコツを解説します。
目次
マットレスの寿命は種類によって異なる
マットレスの種類ごとの寿命は、以下のとおりです。
|
マットレスの種類 |
寿命の目安 |
|
ポケットコイルマットレス |
8~10年 |
|
ボンネルコイルマットレス |
6~8年 |
|
高反発ウレタンマットレス |
6~8年 |
|
低反発ウレタンマットレス |
3~5年 |
大阪ガスマーケティング株式会社が実施したアンケートでも、5年〜10年ほどでマットレスのへたりを感じたという回答がありました。
使用環境や使い方によっても、マットレスの寿命は変わりますが、おおよそ5年〜10年が寿命の目安です。
マットレスが寿命をむかえたときの7つのサイン
マットレスが寿命をむかえたときは、主に以下7つのサインが見られます。
- 寝姿勢が崩れて腰が沈む
- 表面にへたりや凹みが出てきた
- 寝起きに腰痛や肩こりが増えた
- マットレスがきしむような音がする
- 上下や左右のローテーションをしても改善しない
- カビやニオイが取れない
- 購入から5〜10年経過している
マットレスは見た目に問題がなくても、内部の劣化が進むため、寝心地や体への負担に影響がでます。
寿命を過ぎたマットレスを使い続けると、睡眠の質が低下し、腰痛や肩こりの原因にもなります。
このような症状を感じた場合は、マットレスが寿命を迎えたサインなので、早めの交換を検討しましょう。
1.寝姿勢が崩れて腰が沈む
マットレスの寿命が近づくと、体を支える力が弱くなり、腰やお尻が沈み込みやすくなります。
たとえば、仰向けで寝ている際に、腰だけが落ち込むような感覚がある場合は、内部素材の劣化が進んでいる可能性があります。
長期間使用し、寝姿勢の崩れによる違和感がある場合は、買い替えを検討しましょう。
2.表面にへたりや凹みが出てきた
マットレスの表面にへたりや凹みが出てきた場合は、劣化が進んでいる可能性があります。
とくに、腰や背中が当たる部分は負荷がかかりやすく、へたりや凹みが出やすい箇所です。
たとえば、中央だけ沈んでいたり、寝る位置の形に合わせて跡が残るようになっていたりする場合があげられます。
へたりや凹みがあると、体を均等に支えられなくなり、寝心地の低下につながります。へたりや凹みが目立ってきている場合は、買い替えを検討しましょう。
3.寝起きに腰痛や肩こりが増えた
朝起きたときに腰痛や肩こりを感じる場合は、マットレスの劣化が影響している可能性があります。
クッション性や反発力が低下すると、体圧が分散されにくくなり、特定の部位に負担が集中し、腰痛や肩こりにつながります。
一方、起きた直後に体が重く感じ、時間が経つと痛みが和らぐ場合は、寝姿勢が崩れている可能性が高いでしょう。
4.マットレスがきしむような音がする
寝返りを打ったときに「ギシギシ」ときしむ音がする場合も、寿命が近いサインです。
とくにコイルタイプのマットレスは、内部のバネが劣化すると音が発生しやすくなります。
寝返りや立ち上がるときのきしむ音がでる場合は、買い替えを検討する時期かもしれません。
一方、きしむような音は、内部構造の劣化が影響している可能性があるでしょう。
5.上下や左右のローテーションをしても改善しない
マットレスは、上下左右を定期的にローテーションすることで、へたりを分散できます。
しかし、ローテーションをしても寝心地が改善されない場合は、マットレス全体が劣化している可能性があります。
ローテーションしても違和感が続く場合は、内部素材の反発力やクッション性が低下している可能性があるため、買い替えを検討したほうがいいでしょう。
6.カビやニオイが取れない
マットレスから発生したカビやニオイが取れなくなった場合は、寿命のサインです。
もし陰干しや掃除をしてもニオイが残る場合は、内部まで湿気や汚れが広がっている可能性があります。
衛生面の問題だけでなく、アレルギーや体調不良につながる恐れもあるため、改善されない場合は買い替えを検討しましょう。
7.購入から5〜10年経過している
マットレスの購入から5〜10年経過している場合は、見た目に問題がなくても寿命が近づいている可能性があります。
マットレスは消耗品であるため、長期間使うことで内部の素材が少しずつ劣化します。そのため、寝心地に違和感がなくても、反発力や体圧分散性能は低下します。
使用年数が長くなってきた場合は、一度状態を確認し、必要に応じて買い替えを検討しましょう。
マットレスを長持ちさせる5つのコツ
マットレスは使い方やお手入れの方法によって、長く快適に使うことができます。
ここでは、マットレスを長持ちさせる5つのコツを解説します。
1.こまめに立てかけて陰干しする
マットレスを長く使うためには、定期的に立てかけて乾燥させることが大切です。
人は睡眠中に体温を調整するために汗をかきます。たとえば、健康な成人で一晩コップ1杯(約200ml)ほどの寝汗をかくといわれています。
また、寝汗の多くはマットレスに吸収され、湿気がたまったままの状態が続くと、カビやダニが発生し、内部素材の劣化につながります。
週1回程度を目安にマットレスを壁に立てかけて風を通し、内部にこもった湿気を逃がしましょう。その際は、窓を開けて換気しながらおこなうとより効果的です。
2.定期的に上下左右をローテーションする
マットレスは、同じ箇所に負荷がかかると、その部分だけがへたりやすくなります。
とくに、腰やお尻が当たる部分は負荷が集中しやすく、長期間同じ向きで使用していると沈み込みが早まります。
へたりを防ぐためには、マットレスの向きを定期的に変えて、ローテーションさせるのがおすすめです。1〜3ヶ月ごとを目安に、上下左右の向きを定期的に入れ替えましょう。
3.シーツやカバーを清潔に保つ
マットレスの寿命を伸ばすためには、シーツやカバーをこまめに洗濯し、清潔に保つことが大切です。
マットレスのカバーやシーツには、寝ている間に汗や皮脂が付着し、少しずつ汚れがたまっていきます。
長期間洗わずに使い続けると、湿気や汚れが蓄積し、ニオイやカビの原因にもなります。
マットレスを長持ちさせるためには、週に1回程度を目安にシーツやカバーを洗濯するのが効果的です。
清潔さが保たれていると、快適な睡眠にもつながるので、ぜひ意識してみてください。
4.除湿シートやすのこを使う
日本の住環境は湿気が多い傾向であるため、マットレスの下に湿気がたまりやすいです。
湿気がこもった状態が続くと、カビやダニが発生しやすくなり、マットレスの劣化を早める原因になります。
湿気によるトラブルを防ぐためには、除湿シートやすのこを活用する方法が効果的です。
たとえば、除湿シートは湿気を吸収してくれるため、マットレスの下に敷くことで内部に湿気がたまりにくくなります。
また、すのこベッドを使用することで、マットレスの下の通気性が確保され、カビやニオイの予防効果が期待できます。
どちらも設置するだけと簡単なので、湿度が気になる場合は取り入れてみましょう。
5.直置きを避けて通気性のよい環境で使う
マットレスを床に直接置く「直置き」は、湿気が逃げにくくなるため、できるだけ避けましょう
直置きすると、床とマットレスの間に空気の通り道がなくなり、湿気がこもってカビや劣化の原因になります。
そのため、マットレスをフローリングや畳に直接置くことを避け、ベッドフレームやすのこなどを活用し、通気性を確保することが大切です。
もしどうしても直置きする必要がある場合は、こまめに陰干しをして乾燥させましょう。
マットレスを直置きする際のポイントや、直置きにおすすめのマットレスついては、以下の記事にまとめています。あわせて参考にしてください。
マットレスを直置きしても大丈夫?直置きのメリットやデメリット、ポイントを解説
マットレスの寿命に関するよくある質問
ここでは、マットレスの寿命に関するよくある質問について、Q&A形式でご紹介します。
マットレスはメーカーによって寿命が違う?
マットレスの寿命は、メーカーによって多少の違いはありますが、基本的には素材や構造などが影響します。
たとえば、密度の高いウレタンや耐久性の高いコイルを使ったマットレスは、比較的長く使える傾向があります。
主なメーカーの寿命の目安は、以下のとおりです。
|
メーカー |
寿命の目安 |
|
ニトリ |
3〜10年 |
|
無印 |
5〜10年 |
|
西川 |
5〜10年 |
|
シーリー |
8〜10年 |
|
IKEA |
8〜10年 |
信頼できるブランドでも、使い方次第で劣化を早める可能性があります。メーカーで判断せず、製品ごとの耐久性を確認しましょう。
三つ折りマットレスの寿命は何年?
三つ折りマットレスの寿命は、一般的に3〜5年が目安とされています。
三つ折りタイプのマットレスは、折りたたんで収納できる便利さがある一方、構造上どうしても折り目部分に負荷がかかりやすい欠点があります。
また、三つ折りタイプは、ウレタン素材のものが多いため、使用環境によっては劣化が早まる恐れがあります。
定期的にマットレスの向きを変えたり、陰干しして湿気を逃がすなどし、長く使えるように対策しましょう。
丁寧に使えばマットレスの寿命は30年になる?
マットレスを30年使い続けるのは、現実的ではありません。どのマットレスも5〜10年を目安に買い替えを検討したほうがいいでしょう。
多くのマットレスは、使用とともに内部素材が劣化し、クッション性や反発力が徐々に低下するためです。
なかには、西川の「30年MuAtsu」のように、長期使用を想定し耐久試験をクリアした製品もあります。
しかし、これは約30年の使用を目標に設計された特殊なモデルであり、定期的なメンテナンスや適切な使い方を前提としています。
マットレスの買い替えのタイミングは?
マットレスの買い替えは、寿命の年数だけでなく、状態の変化にも目をむけることが重要です。
たとえば、寝たときに腰が沈むようになったり、朝起きたときに腰痛や肩こりを感じるようになったりした場合は、マットレスが劣化しているサインです。
また、表面のへたりや凹み、きしむ音なども買い替えを検討する目安になります。
マットレスの寿命は5〜10年ほどが目安ですが、劣化を感じた場合は、年数に関係なく買い替えを検討しましょう。
定期的にメンテナンスをしてマットレスを長持ちさせよう
マットレスの寿命の目安は3〜10年ですが、素材やメーカーによっても異なります。また、使い方によっても、寿命が変わってきます。
マットレスの寿命を判断する際は、へたりや腰痛、カビ・ニオイなどのサインを見逃さないことが大切です。
陰干し・ローテーション・除湿シートの活用など、日頃のメンテナンス次第で寿命を伸ばすことも可能です。
寝心地に違和感を覚えたときは、買い替えが必要なタイミングかもしれません。正しくメンテナンスし、長く快適に使える環境を整えましょう。
本記事の情報は記事公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がございます。本記事に含まれる情報のご利用は、お客さまご自身の責任において行ってください。詳しくは「サイトポリシー」をご確認ください。


















