マットレスによって睡眠の質は上がる?選び方や種類も紹介
監修者:株式会社篠原化学 常務取締役 加賀照虎
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
睡眠の質を高めるためには、スムーズな入眠や寝返りのしやすさなど、睡眠環境を整えることが重要です。
本記事では、マットレスによって睡眠の措置が上がる理由や、睡眠の質を高めるためのマットレスの選び方を解説します。
睡眠の質を高められるようなおすすめのマットレスも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
マットレスによって睡眠の質が上がる4つの理由

睡眠の質を左右するのは、寝る時間の長さだけではありません。スムーズな入眠や寝返りのしやすさなども、睡眠の質に影響します。
マットレスによって睡眠の質が上がる理由は、以下のとおりです。
1.スムーズな入眠をサポートできるから
体を無理なく支えられるマットレスなら、入眠までの時間がスムーズになります。
たとえば、適度な反発力と体圧分散性を備えたマットレスは、自然な姿勢が保ちやすく、リラックスした状態で眠れます。
一方で、肩や腰に負担がかかるマットレスは、リラックスできず、入眠までに時間がかかるでしょう。
2.ゴールデンタイムに深い入眠を確保できるから
自分に合うマットレスを選べば、ゴールデンタイムと言われる、眠りはじめの90分までに深い入眠が確保しやすくなります。
深い入眠を確保するためには、自分の体にフィットするマットレスが重要です。
腰が沈んだり、肩に痛みが出るマットレスは、深い入眠を妨げる可能性があります。
3.無理なく寝返りできるから
寝返りしやすいマットレスなら、睡眠中の負担が分散され、朝の疲労感軽減につながります。
たとえば、適度な反発力があるマットレスなら、体が沈み込みすぎないためスムーズに寝返りできます。
一方でやわらかすぎたり、硬すぎるタイプは、動きにくく、摩擦で体が引っかかりやすいため、途中で目が覚めやすくなります。
4.快適な睡眠環境が整えられるから
通気性がよく、快適な睡眠環境を整えてくれるマットレスは、夜間の中途覚醒を減らし、睡眠の質を高めてくれます。
ファイバー素材やコイル構造など、熱や湿気を逃しやすいマットレスなら、体温調節がスムーズになり不快感を防げるでしょう。
また、体のラインにフィットするマットレスなら首や腰の負担を減らし、長時間横になっても痛みが出にくくなり、快適な状態を維持できます。
睡眠の質を高めるためのマットレスの選び方

睡眠の質を高めるためには、自分に合うマットレスを選ぶことが重要です。寝返りしやすく、深い眠りに入りやすいマットレスなら快眠を促せます。
ここでは、最適なマットレスを選ぶためのポイントを紹介します。
マットレスの選び方については、以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
1.自分に合う硬さを選ぶ
マットレスは硬すぎても柔らかすぎても寝姿勢が安定せず、寝苦しさを感じる可能性があります。そのため、体型や寝姿勢に合う硬さを選ぶことが大切です。
たとえば、体重が軽い人はやわらかめ、体重が重い人は硬めがおすすめです。また、寝姿勢が仰向け中心ならやや硬め、横向き中心ならやわらかめが適しています。
体圧分散性の高いマットレスなら肩や腰への負担が軽減し、深い眠りをもたらしてくれるでしょう。
2.保温性・通気性の良さで選ぶ
マットレスの通気性が悪いと、寝汗がこもりやすく、ムレによる寝苦しさを感じる原因になります。
そのため、通気性とあわせて適度な保温性を備えた素材を選ぶことが快適な眠りに欠かせません。
たとえば、高反発ファイバー素材は空気が循環しやすくムレにくい特徴があります。
一方で、ウレタンは適度に体温を保ちやすく、冷え対策に向いています。
3.抗菌・防臭効果のある製品を選ぶ
寝具は汗や皮脂が付着しやすく、放置すると雑菌やニオイが発生して寝心地を損なう可能性があります。
そのため、快適な睡眠環境のためには、抗菌・防臭効果のあるマットレスを選ぶことが大切です。
抗菌加工されたウレタンや防臭機能付きカバーなら、ニオイや雑菌の繁殖を抑えやすく、清潔な状態が保たれます。
また、カバーが取り外して洗えるタイプであれば、より衛生的に使えるでしょう。
4.耐久性が高くメンテナンスが容易な製品を選ぶ
マットレスがへたりはじめると、身体が沈み込みやすくなり、寝姿勢が崩れて寝苦しさを感じる原因になります。
そのため、耐久性が高く、メンテナンスがしやすいマットレスを選ぶことが大切です。
たとえば、ウレタンの場合は高密度タイプほどへたりにくく、長期間弾力を保ちやすい特徴があります。
ただし、密度の高さと反発の強さは別の要素であり、必ずしも比例するわけではありません。
購入時は、密度だけでなく反発力や硬さの違いもあわせて確認することが重要です。
また、カバーの洗いやすさや、マットレスの干しやすさなど、メンテナンスのしやすさも考慮すると、長く使えるマットレスに出会えるでしょう。
5.バネ当たり感の心配がない厚みのある製品を選ぶ
マットレスに十分な厚みがないと、肩や腰に圧迫を感じやすく、腰痛につながる恐れがあります。
とくに、マットレスを床に直置きする場合は、厚さ10cm以上のものを選びましょう。
ウレタンやファイバー、ラテックスなどバネが使用されていないノンコイルマットレスなら、10cm前後が目安です。
一方、スプリングマットレスは厚みが薄いとバネ当たりを感じやすいため、厚み20cm以上のものを選ぶといいでしょう。
睡眠の質を高められるマットレスの種類

マットレスの種類は、主に以下の6種類です。
|
マットレスの種類 |
メリット |
デメリット |
おすすめ商品 |
|
ポケットコイルマットレス |
体のラインにフィットして寝心地がいい |
通気性が弱くやや重い |
日本ベッド「シルキーポケットマットレス」 |
|
ボンネルコイルマットレス |
価格が手頃で通気性がいい |
横揺れしやすく体圧分散に弱い |
アイリスオーヤマ「ボンネルコイルマットレス」 |
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ファイバーマットレス |
通気性抜群で蒸れにくい |
弾力が強く人によっては硬く感じる |
エアウィーヴ「ベッドマットレス」 |
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高反発ウレタンフォームマットレス |
寝返りしやすく腰が沈みにくい |
通気性が弱く暑く感じやすい |
モットン「高反発マットレス モットン」 |
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低反発ウレタンフォームマットレス |
体を包み込むようにフィットする |
熱がこもりやすく寝返りしにくい |
テンピュール「プロマットレス」 |
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ウレタンマットレス |
軽くて扱いやすく種類が豊富にある |
蒸れやすく耐久性に差が出やすい |
コアラ「オリジナルコアラマットレス」 |
快眠につながるおすすめのマットレスは、以下の記事にもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
1.ポケットコイルマットレス
ポケットコイルマットレスは、独立したコイルが体の重さに合わせて個別に沈む構造で、体圧分散性にすぐれています。
肩や腰への負担が少なく、横向き寝や体型に凹凸がある人でもフィットしやすいのが特徴です。振動が伝わりにくいため、パートナーと同じベッドで眠る場合にも快適に使えます。
たとえば、日本ベッド「シルキーポケットマットレス」なら、細かいコイルが体を包み込むように支え、なめらかな心地良い寝心地を提供してくれます。
2.ボンネルコイルマットレス
ボンネルコイルマットレスは、らせん状のコイルを連結して一体構造で支えるため硬めで、安定感のある寝心地が特徴です。
通気性が高く、湿気がこもりにくいため、汗をかきやすい人でも寝やすいマットレスです。
たとえば、アイリスオーヤマ「ボンネルコイルマットレス」は、側面にメッシュ加工が施されているため、通気性を確保しながら快適な睡眠を確保できるでしょう。
3.ファイバーマットレス
ファイバーマットレスは、ポリエチレン繊維を立体的に絡ませた高通気素材が特徴です。中には、内部の90%以上が空気層という製品もあります。
蒸れにくいため汗をかいても快適で、カビ対策がしやすいの魅力です。シャワーで丸洗いできるモデルもあり、衛生面を重視する人に向いています。
たとえば、エアウィーヴ「ベッドマットレス」は、通気性にすぐれ、寝汗によるムレが軽減してくれます。
4.高反発ウレタンフォームマットレス
高反発ウレタンフォームマットレスは反発力が高く、体を押し返す構造であるため、寝返りがしやすいのが特徴です。
体が沈み込みにくく、自然な寝姿勢を保ちやすいことから、腰への負担を軽減したい人におすすめです。
たとえば、モットン「高反発マットレス モットン」は、反発力と体圧分散性のバランスがいい製品です。
5.低反発ウレタンフォームマットレス
低反発ウレタンフォームマットレスは、ゆっくり沈み込む柔らかな素材で、身体のラインに沿ってフィットする寝心地なのが特徴です。
肩や腰への圧迫感を軽減したい人や、包み込まれるような寝心地が好きな人に向いています。
たとえば、テンピュール「プロマットレス」は、テンピュール素材が体重・体型・体温に合わせて変形し、圧力を20%軽減してくれます。
6.ウレタンマットレス
ウレタンマットレスは、高反発・低反発を含む幅広いタイプがあり、軽量で扱いやすい点が特徴です。
折りたたみできる商品も多いため、部屋の広さに左右されず使いやすいメリットがあります。
硬さや密度の種類が豊富で、自分の体格や寝姿勢に合わせて選べる自由度の高さも魅力です。
たとえば、コアラマットレス「オリジナルコアラマットレス」は、衝撃吸収に優れた独自構造で横揺れを抑えてくれます。どんな姿勢でも安定した寝心地を実現してくれるでしょう。
マットレスと睡眠の質に関するよくある質問

ここからは、マットレスと睡眠の質に関するよくある質問をQ&A形式で紹介します。
マットレスが体に合っていないときのサインは?
マットレスが体に合っていないと、以下のように眠っている間だけでなく、起きたときの不調としてサインが現れます。
以下のような症状が続く場合は、マットレスを見なおしたほうがいいでしょう。
- 朝起きたときに腰痛・肩こり・身体のだるさがある
- 夜中に何度も目が覚めてしまう
- 寝返りが打ちにくく、動きづらさを感じる
- 腰だけが沈み込みすぎて負担がかかる
- 硬すぎて背中が浮くような感覚がある
硬すぎるマットレスは睡眠の質を下げる?
硬すぎるマットレスは、身体のカーブに沿って支えられないため、肩や腰に過度な負担がかかり、睡眠の質が低下する原因になります。
体重が軽い人ほど体が沈みにくくなるため、圧力が一点に集中して痛みが出やすくなるでしょう。
ただし、体重が重い人や仰向けで寝ることが多い人は、硬めのマットレスの方が合う場合があります。そのため、硬すぎることが一概に悪いとは言えません。
重要なのは、自分の体型に合った硬さを選ぶことです。適切な硬さなら、寝姿勢が安定し、睡眠の質が向上します。
マットレスの買い替え目安は?
マットレスの買い替え時期は、使用から7〜10年が一般的な目安です。
素材や使用頻度によって異なりますが、ウレタンは約7〜8年、コイル系は8〜10年が基準とされています。
また、マットレスのクッション性や反発力は、見た目に問題がなくても徐々に低下します。
朝起きたときに疲れが取れにくい、以前より寝心地が悪いと感じる場合は、耐久年数に達していなくても買い替えを検討する必要があるでしょう。
マットレス買い替えのサインは?
マットレス買い替えのサインは、体の不調や見た目の変化を感じた場合です。
寝ると特定の部位が痛む、寝返りが打ちにくいと感じる場合は、内部の反発力が低下している可能性があります。
一方、マットレスの中央部分がへこんでいる、カビや強いにおいが取れない状態も、寿命が近づいているサインです。
以前より眠りが浅い、夜中に目が覚めやすいといった変化も、マットレスの劣化が影響している可能性があるでしょう。
自分に合うマットレスを選んで睡眠の質を高めよう

入眠や寝返り、メンテナンスのしやすさといった条件を満たしてたマットレスを選び、睡眠の質を高めましょう。
また、自分の体に合う硬さや、保温性・通気性、耐久性などマットレスの素材や機能面も、睡眠の質に影響します。
自分に合うマットレスを選ぶことで、入眠や寝返りがスムーズになり、快適な睡眠につながります。
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