除湿機の電気代はいくら?種類別の料金目安や節約のコツを説明
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
「除湿機をつけっぱなしにしても大丈夫?」 「電気代はどれくらいかかる?」 「どの種類が経済的?」
除湿機の電気代は機種によって異なり、コンプレッサー方式は1時間あたり4〜12円、デシカント方式は9〜16円、ハイブリッド方式は8〜21円程度が目安です。
この記事では、種類別の特徴や電気代の違いを解説します。さらに、賢い選び方や使い方のコツ、フィルターのお手入れやサーキュレーターとの併用による節約術も紹介します。
除湿機の種類とは
除湿機には3種類があり、特性を理解することで効率的に使えます。コンプレッサー方式は夏・梅雨時期に適し、デシカント方式は冬におすすめです。
ハイブリッド方式は両方のメリットを生かし、1年中活用可能です。各方式の特徴を見ていきましょう。
コンプレッサー方式
コンプレッサー方式は、冷却して湿気を水滴に変える仕組みの除湿機です。消費電力を抑えられ、1時間あたりの電気代は約4〜12円と経済的な点が特徴です。
また、除湿時に室温が大きく上がらないため、暑い季節でも快適に使えるのがポイントです。
一方で、本体が大きく重いため、設置場所に制限があり、運転音もやや大きめになります。除湿能力は気温の影響を受けやすく、室温が低い冬場は効果が落ちるという特徴もあります。
そのため、コンプレッサー方式の除湿機は、夏や梅雨の時期に使うのがおすすめです。気温が高く湿度も上がりやすいこの時期なら、除湿能力を大きく発揮できるでしょう。
洗濯物の室内干しにも効果的で、電気代を抑えながら部屋を快適な湿度に保てます。
デシカント方式
デシカント方式は、乾燥剤(ゼオライト)を使って湿気を吸着し、その後ヒーターで乾燥させる仕組みの除湿機です。1時間あたりの電気代は約9〜16円と比較的高めですが、気温に関係なく除湿できるのが大きな特徴となります。
本体が軽量でコンパクトなため、持ち運びが簡単で場所を取りません。運転音も静かなので、寝室での使用にも適しているでしょう。しかし、内蔵のヒーターによって室温が上昇するため、夏場の使用には不向きな点が課題です。
一方、寒い季節の結露対策としては有効です。吹き出す温風が室内を暖めるため、冬場の洗濯物乾燥にも効果的です。気温が下がるシーズンこそ、デシカント方式の除湿機で快適な室内環境を保ちましょう。
ハイブリッド方式
ハイブリッド方式は、コンプレッサー方式とデシカント方式の両方の機能を搭載した高性能な除湿機です。室温に応じて最適な除湿方式を自動で選択するため、1時間あたりの電気代は約8〜21円と幅があるものの、年間をとおして効率的な除湿ができます。
軽量化と静音性を備えた最新モデルも登場し、使い勝手は着実に向上しています。ただし、両方の機能を備えているため本体価格が高く、サイズも大きめ。電気代も使用状況で変動するため、予算と設置スペースが必要です。
季節を問わず1年中使用できる万能タイプで、夏場はコンプレッサー方式で涼しく、冬場はデシカント方式で暖かく除湿できます。設置場所に余裕がある場合、この1台で効率的な除湿環境を実現できるでしょう。
除湿機の電気代はどれくらい?
除湿機の電気代は機種によって大きく異なり、1時間あたり約4〜21円です。コンプレッサー方式は4〜12円、デシカント方式は8〜16円、ハイブリッド方式は8〜21円が目安となります。特徴を理解して選びましょう。
除湿機の電気代の基本的な計算方法
除湿機の電気代は、以下の通り計算できます。
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消費電力(W)÷1,000×使用時間(h)×使用日数×電力量単価(円/kWh) |
電気料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める31円/kWhを使用するのが一般的です。
たとえば、消費電力300Wの除湿機を1日8時間、30日間使用した場合の計算例を見てみましょう。
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300W÷1,000×8時間×30日×31円=2,232円 |
1ヶ月で約2,200円の電気代がかかることが分かります。ただし、運転モードや室内の湿度によって実際の消費電力は変動するため、これはあくまでも目安となります。
電気代を具体的に把握しておくことで、より効率的な使用方法を検討できるでしょう。月々の家計への影響を考えながら、使用時間や運転モードを選択していくのがポイントです。
※電気料金単価をもとに計算しているため、燃料調整費や再エネ賦課金は含まれておりません。そのため、電気料金プランによっては実際にかかる電気代が異なる場合がありますので、ご了承ください。
コンプレッサー方式
アイリスオーヤマの除湿機「DCE-6515」を例にとると、その消費電力は155〜175Wです。
コンプレッサー方式の消費電力の目安は125〜400Wとされているため、範囲内に収まります。1時間当たりの電気代の目安は約4〜12円であり、1日8時間運転した場合、1ヶ月の電気代は約1,000〜3,000円程度となります。
デシカント方式
パナソニックの除湿機「F-YZTX60」を例にあげると、その消費電力は285〜465Wです。
デシカント方式の消費電力の目安である285〜510Wの範囲内に収まっています。1時間あたりの電気代目安は約9〜16円であり、1日8時間運転すると1ヶ月の電気代は約2,200〜3,800円程度になります。
ハイブリッド方式
シャープの除湿機「CV-RH140」を参考にすると、消費電力は275W〜695Wです。
ハイブリッド方式の消費電力の目安は275〜660Wですが、このモデルは上限を少し超えています。1時間当たりの電気代の目安は約8〜21円となり、1ヶ月の使用(1日8時間運転)では約2,000〜5,000円程度になります。
除湿機の設定で電気代はどう変わる?
除湿機の電気代は、運転モードと室内環境によって変化します。「弱」「強」「速乾」といった設定や室内の湿度が消費電力に影響するため、使い方次第で月々の電気代を抑えられます。
それぞれの違いを詳しく見ていきましょう。
運転モードによる違い
除湿機の運転モードは消費電力に大きく影響します。「強」運転は「弱」運転と比べて約2倍の消費電力となり、1時間当たりの電気代も大きく変わります。
また、衣類乾燥モードは通常の除湿モードより多くの電力を必要とし、「速乾」設定では1.5倍ほどに跳ね上がるため、長時間の使用には注意が必要です。
電気代を抑えるなら、室内の湿度状況に合わせて「弱」モードを活用し、衣類乾燥は通常の除湿設定をうまく使いこなしましょう。
室内の湿度による違い
室内の湿度自体は除湿機の消費電力には影響しませんが、湿度が高い環境では目標値までの除湿に時間がかかるため、運転時間が長くなります。
特に目標湿度を設定できる機種では、現在の湿度と目標値の差が大きいほど稼働時間が延び、結果的に電気代は高くなるのが一般的です。
例えば、湿度70%の部屋を40%まで下げる場合と、60%から50%に下げる場合では、前者のほうが運転時間が長くなるので、月々の電気代も増えることを意識しましょう。
除湿機の電気代を節約するには
除湿機の電気代は、日々のメンテナンスや使用方法を工夫することで抑えられます。フィルターのお手入れやサーキュレーターの併用、運転モードの選択など、節約方法を順に見ていきましょう。電気料金プランの見なおしも効果的です。
こまめに除湿機を手入れする
フィルターのホコリ詰まりは除湿効率を低下させ、余分な電力消費を招くでしょう。目詰まりしたまま使い続けると、運転時間が長くなり、電気代が上がる原因になります。
2週間に1回程度の清掃で性能を維持し、快適な除湿と電気代の抑制を両立可能です。定期的なお手入れは故障予防にもつながり、電気代節約の基本といえます。
サーキュレーターや扇風機と同時に使用する
サーキュレーターや扇風機を併用すると、除湿機の効率が大幅に向上します。空気を循環させることで、湿気がよどみなく除湿機に取り込まれ、運転時間を短縮可能です。
サーキュレーターの電気代は1時間1円以下とわずか。洗濯物の乾燥時間も早まるので、結果的に除湿機の稼働時間が減り、電気代節約につながります。
運転モードを調整する
「強」や「速乾」モードは短時間で除湿できる反面、消費電力が通常の1.5倍以上になることも。「弱」モードを基本とし、必要なときだけ強い設定を使うのが賢明です。
目標湿度に近づいてきたら、さらに弱い設定に切り替えましょう。「弱」でも、サーキュレーターとの併用で効率的な除湿が可能となり、結果的に電気代を抑えることができます。
洗濯物の干し方を工夫する
空気の通り道をつくることで、除湿機の風が効率よく当たり、洗濯物が早く乾きます。長い洗濯物は外側、半袖やタオルなどの短い洗濯物は内側に干すのがポイント。洗濯物の間隔は握りこぶし1個分空けましょう。
サーキュレーターを使えば風を循環させて乾燥時間を短縮できます。1時間1円程度なので、電気代の節約につながります。
電気料金プランを見なおす
電気の使い方に合った料金プランを選ぶことで、除湿機の使用時の電気代を抑えられます。大阪ガスの電気には、新生活をはじめる人向けの「新生活応援プラン」や、家族での利用に最適な「ファミリー応援プラン」があります。
生活リズムに応じて電気料金が変わるプランもあるので、ぜひ切り替え先の候補に検討してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
除湿機とエアコンの除湿機能の違いや、機器別の電気代、選び方のコツまで、疑問に思うポイントをまとめました。買い替えを検討中の人や、除湿機の機能について詳しく知りたい人は参考にしてくださいね。
除湿機とエアコンの除湿機能はどう違う?
標準的なエアコンの消費電力は600W程度で、1時間当たりの電気代は18.6円、1ヶ月の電気代は4,464円になります(1日8時間使用、電気料金単価31円/kWh[全国家庭電気製品公正取引協議会2022年7月改定]で計算)。
これに対し、除湿機は方式によって異なりますが、1時間当たりの電気代は5~10円ほどでおさまる場合も多く、エアコンの3分の1以下になります。
ただし、エアコンのほうが除湿能力は1日9.6Lと高く(除湿機は5.6~6.5L)、梅雨時など湿度が非常に高いときや短時間で除湿したい場合に向いています。
エアコンの弱冷房除湿は、冷やした空気をそのまま室内に出すため室温が下がりますが、再熱除湿は冷やした空気を再び温めて室温に近づけます。
そのため、室温を大きく下げたくない場合は再熱除湿が便利です。除湿機に切り替えたり、用途に応じて使い分けると効率的でしょう。
ほかの乾燥機の電気代は?
浴室乾燥機、洗濯乾燥機(ドラム式・縦型)について、機種別の電気代をご紹介します。電気料金単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める31円/kWh(2022年7月改定)を基準に計算しています。
浴室乾燥機は、パナソニックのFY-13UG7Eを参考にすると、消費電力が1,250W、1時間当たりの電気代は約38.8円。1日3時間使用した場合の月額は約3,500円になります。
洗濯乾燥機(ドラム式)は、パナソニックのNA-LX129BLで、消費電力850W、1時間当たり約26.3円、1日3時間使用で月額約2,370円です。このタイプは、ほかの乾燥機と比べて消費電力が抑えめです。
一方、洗濯乾燥機(縦型)のパナソニックNA-FW12V1は、消費電力1,270W、1時間当たり約39.3円、1日3時間使用で月額約3,540円かかります。比較的新しい機種でもこれだけの電気代がかかるため、古い機種をお使いの場合は買い替えを検討するのもひとつの方法でしょう。
衣類を乾燥させる方法としては、方式によっても異なりますが除湿機が1時間当たり5~10円程度におさまる場合も多く経済的です。電気代を抑えたい場合は、除湿機の活用を検討してみましょう。
電気代が高い?節約方法とおすすめの節電アイディアを家電別に詳しく解説
参照:FY-13UG7E 品番詳細 – Vカタ/VAソリューションカタログ – Panasonic
参照:概要 ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129BL | 洗濯機・衣類乾燥機 | Panasonic
参照:概要 洗濯乾燥機 NA-FW12V1 | 洗濯機・衣類乾燥機 | Panasonic
除湿機の選び方は?
使用する季節に合わせて選ぶのがポイントです。夏場メインの使用ならコンプレッサー方式、冬場中心ならデシカント方式、年間をとおして使うならハイブリッド方式が適しています。
また、部屋の広さや構造も考慮が必要です。14畳の木造住宅なら除湿能力11L/日の機種を選びましょう。空気清浄機能など、付加機能も確認するとよいでしょう。
まとめ
除湿機の賢い選び方と使い方で、電気代を効率よく抑えることができます。コンプレッサー方式(4~12円/時)、デシカント方式(9~16円/時)、ハイブリッド方式(8~21円/時)の3タイプで電気代が異なります。
使用時期と用途に合わせて方式を選び、「弱」モードの活用やフィルターのお手入れで効率的な運転が可能です。
大阪ガスの新生活応援プランなど、ライフスタイルに合った料金プランへの切り替えで、さらなる節約効果も期待できます。

| 単位 | 料金単価(税込) | |||
|---|---|---|---|---|
| 基本料金(新生活セット割の適用時) | 1契約 | 0円 | ||
| 電力量料金 | 最初の20kWhまで | 1kWh | 0.00円 | |
| 20kWhをこえ350kWhまで | 26.75円 | |||
| 350kWhをこえる分 | 27.72円 | |||
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※4 FitDishを新規ご契約の方に限ります。
※その他のご注意事項は公式HPよりご確認ください。
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