窓用エアコンの電気代は高い?1時間・つけっぱなしの料金や壁掛け式との比較、節約術を解説
編集者:Daigasコラム編集部:電気・ガス担当
夏の厳しい暑さを乗り切るために窓用エアコンの購入を検討しているものの、「電気代が高い」という評判が気になり、一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
窓用エアコンは、賃貸物件でも手軽に涼しい環境を手に入れられる便利なアイテムですが、購入後の電気代についても知っておくことが大切です。
そこで本記事では、窓用エアコンの1時間あたりの電気代から、つけっぱなしにした場合の月々の料金目安、壁掛け式との比較、さらには明日から試せる電気代の節約方法まで、詳しく解説します。
※窓用エアコン650W、壁掛けエアコン500W、電力料金単価31円/kWhで算出した場合。

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目次
窓用エアコンとは?
窓用エアコンは、その名前のとおり窓に取り付けて使用するタイプのエアコンです。室外機と室内機が一体になっているのが大きな特徴で、壁に配管用の穴を開ける必要がありません。そのため、賃貸住宅など壁の工事が難しい部屋でも手軽に設置できる冷房機器として人気があります。
壁掛けエアコンとは何が違う?
窓用エアコンと壁掛けエアコンの最も大きな違いは、「構造」と「設置方法」にあります。
以下の表でその違いを詳しく見てみましょう。
| 窓用エアコン | 壁掛けエアコン | |
| 本体の構造 | 室内機と室外機が一体化した「一体型」 | 室内機と室外機が分かれた、いわゆる「セパレート型」 |
| 設置方法 | 窓枠に固定するだけで、壁の穴あけ工事は不要。自分で取り付けも可能。 | 壁に室内機を固定し、配管を通すための穴あけ工事が必須。専門業者による設置が必要。 |
このように、窓用エアコンは壁掛けエアコンに比べて導入の手間が圧倒的に少なく、「設置の自由度が高い」点が最大のメリットです。例えば、引越しの際には自分で取り外して新居に持っていくことも容易ですし、書斎や子供部屋など、後から「この部屋にも冷房が欲しい」と思った時に手軽に増設できます。
一方で、全ての機能が一つにまとまっている「一体型」の構造は、運転音の大きさや、熱を排出する効率(熱交換効率)の面で、室外機が独立している壁掛けエアコンに及ばない場合があります。そして、この効率の違いが、「電気代が高いと言われる理由」に大きく関係してきます。
窓用エアコンが高いと言われる理由
窓用エアコンの電気代が「高い」と言われるのには、その構造に由来するいくつかの理由があります。
理由①:コンプレッサーの仕組みの違い
エアコンの心臓部である「コンプレッサー」の動きを制御する仕組みが異なります。壁掛けエアコンの多くは、電力効率の良い「インバーター制御」を採用しています。対して、窓用エアコンは設定温度になると運転を停止し、室温が上がると再び最大パワーで動き出す、というシンプルなON/OFF制御の製品が多く、これが電力消費を大きくする要因の一つです。
理由②:熱効率の問題
窓用エアコンはコンパクトな一体型ボディに全ての機能が収まっています。そのため、熱を排出する部分も小さく、壁掛けエアコンの大きな室外機と比較すると、どうしても熱を外に逃がす効率(熱交換効率)が低くなりがちです。効率が低い分、部屋を冷やすためにより多くのエネルギーを消費してしまいます。
理由③:隙間ができやすい設置環境
窓用エアコンは窓に取り付ける構造上、本体と窓枠の間にどうしても隙間が生まれやすくなります。その隙間から外の熱気が入り込むと、せっかく冷やした室内の温度が上昇し、エアコンが余計に稼働してしまう原因になります。
これらの理由が複合的に影響し、窓用エアコンは壁掛けエアコンよりも電力消費が大きくなる傾向にあるのです。
窓用エアコンの電気代は実際に高いのか?
「窓用エアコンは電気代が高い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、実際の電気代はいくらなのでしょうか。ここでは「1時間」「1日」「1ヶ月」そして「つけっぱなし」の各ケースで、具体的な電気代を計算していきます。ご自身の使い方と照らし合わせながら、料金の目安を確認してみてください。
窓用エアコンの「1時間あたりの電気代」を計算
窓用エアコンの1時間あたりの電気代は、ご家庭でも簡単に計算できます。計算に必要なのは、エアコン本体の「消費電力(W)」と、電力会社との契約で決まる「電力料金単価」の2つです。
【計算式】
消費電力(W) ÷ 1,000 × 電力料金単価(円/kWh) = 1時間あたりの電気代(円))
今回は、電力料金単価を31円/kWh(税込)のモデルを例に見てみましょう。
650W ÷ 1,000 × 31円 = 20.15円
この場合、1時間あたりの電気代は約20.1円ということが分かります。
ご自身のエアコンの消費電力をこの式にあてはめれば、より正確な電気代を把握できます。
窓用エアコンの「1日あたりの電気代」を計算
1日の電気代は、在宅時間などのライフスタイルによって大きく異なります。そこで、ここでは2つの利用パターンを想定し、それぞれの電気代を計算してみました。
(消費電力650W、電力料金単価31円/kWhで計算)
| 利用パターン | 1日の利用時間 | 1日あたりの電気代(目安) |
| 日中も在宅している場合 | 10時間 | 約201.5円
(650W÷1,000×10時間×31円) |
| 日中は外出している場合 | 6時間 | 約120.9円
(650W÷1,000×6時間×31円) |
このように、使い方によって1日で80円ほどの差が生まれることもあります。ご自身の生活に近いパターンを参考にしてください。
窓用エアコンの「1ヶ月あたりの電気代」を計算
それでは、1ヶ月(30日間)あたりの電気代の目安を見ていきましょう。
ここでは、前の章でシミュレーションした2つの利用パターンをもとに、1ヶ月使い続けた場合の電気代をそれぞれ算出します。
| 利用パターン | 1ヶ月の電気代目安 |
| 日中も在宅している場合 | 約6,030円(201.5円×30日) |
| 日中は外出している場合 | 約3,627円(120.9円×30日) |
ライフスタイルによって、1ヶ月で2,400円以上の差が出ることがわかります。ご自身の生活に近い方の金額を参考に、この月々の負担が高いと感じるか、あるいは許容範囲と感じるかが、窓用エアコンを選ぶ一つの判断基準になるでしょう。
窓用エアコンの「つけっぱなしの電気代」を計算
猛暑日には、熱中症対策としてエアコンを「つけっぱなし」にすることも推奨されています。その際の電気代の目安を把握しておきましょう。
消費電力650Wのモデルを24時間つけっぱなしにした場合の電気代を、下の表にまとめました。
| 期間 | 電気代(目安) | 計算式 |
| 1日(24時間) | 約484円 | 650W÷1,000×24時間×31円 |
| 1ヶ月(30日間) | 約14,508円 | 約484円×30日 |
この金額を見ると非常に高く感じますが、これは常に同じ電力で動き続けた場合の計算上の数字です。実際のエアコンは、室温が安定すれば消費電力を抑えて運転するため、実際の電気代はこれよりも安くなる傾向にあります。
ただし、これは毎日同じ時間だけエアコンを使用したと仮定した場合のシンプルな計算です。実際には、休日で在宅時間が長い日や、気温がそれほど高くない日で使用しない日もあるため、あくまで一つの目安としてお考えください。
窓用エアコンと壁掛けエアコンの電気代を比較
では、窓用エアコンと壁掛けエアコンの電気代には、具体的にどのくらいの差があるのでしょうか。
同じ部屋の広さ(6畳程度)に対応するモデルで、1ヶ月の電気代を比較してみましょう。
(1日8時間、30日間使用した場合で計算)
| エアコンの種類 | 消費電力(目安) | 1ヶ月の電気代(目安) |
| 窓用エアコン | 650W | 約4,836円 |
| 壁掛けエアコン | 500W | 約3,720円 |
| 差額 | – | 約1,116円 |
上記のモデルで比較した場合、1ヶ月で約1,116円、窓用エアコンの方が高くなる計算です。
しかし、エアコン選びは月々の電気代だけで決まるものではありません。本体価格や設置工事費といった「初期費用」、部屋を冷やす「冷却性能」、そしてフィルター掃除などの「メンテナンス性」といった様々な要素を総合的に考慮する必要があります。
工事が不要で初期費用を抑えたい場合は窓用エアコンが、長期的なランニングコストや冷却性能を重視する場合は壁掛けエアコンが、それぞれ有力な選択肢となるでしょう。
窓用エアコンの電気代を安く抑える7つの節約術
窓用エアコンの電気代は、壁掛けエアコンと比較すると高くなる傾向にありますが、使い方を少し工夫するだけで、電気代を効果的に節約することが可能です。ここでは、今日からでもすぐに実践できる7つの具体的な節約術をご紹介します。ぜひ、快適さと電気代節約の両立を目指しましょう。
節約術①:サーキュレーターや扇風機を併用して空気の循環を促す
まず試したいのが、サーキュレーターや扇風機との併用です。冷たい空気は部屋の下の方に溜まりやすい性質があるため、足元だけが冷えて顔のあたりは暑い、といった「温度ムラ」が起こりがちです。
そこでサーキュレーターなどを使って空気を循環させると、部屋全体の温度が均一になり、効率的に涼しさを感じられるようになります。
体感温度が下がるため、エアコンの設定温度を普段より1~2℃上げても快適に過ごせるのが大きなメリットです。
一般的に、エアコンの設定温度を1℃上げると約10%の節電に繋がると言われています。窓用エアコンの真下に置き、天井に向けて風を送るように設置するのが効果的です。
節約術②:設定温度を1℃上げられるか検討する
冷房時の設定温度を少し見直すだけでも大きな節電効果が期待できます。
資源エネルギー庁の『省エネポータルサイト』によると、冷房の設定温度を1℃高くすると、約13%もの消費電力削減に繋がるとされています。
ただし、建物の断熱性や個人の体感によっても快適な温度は異なります。大切なのは「我慢すること」ではなく、「自分にとって快適な範囲で快適にすごせる設定温度を探すこと」です。
無理に設定温度を上げて熱中症になってしまっては元も子もありません。
体調に十分気をつけながら、まずは「0.5℃だけ上げてみる」「サーキュレーターを併用して体感温度を下げる」など、無理のない範囲で試してみましょう。冷やしすぎを防ぐことは、身体への負担を和らげることにも繋がります。
【補足】
環境省が推奨する「夏の室温目安として28℃」は、あくまで”室温の目安”です。エアコンの設定温度を28℃にすることを推奨しているわけではないため注意しましょう。
節約術③:30分程度の外出なら「つけっぱなし」運転を選ぶ
「こまめに電源を消した方が節約になる」と思われがちですが、エアコンの場合は必ずしもそうとは限りません。
エアコンは、運転を開始して部屋を設定温度まで冷やす時に最も多くの電力を消費します。そのため、短い時間でON/OFFを繰り返すと、かえって電気代が高くなってしまうのです。
一般的に、30分から1時間程度の外出であれば、電源を切らずに「つけっぱなし」にしておいた方が電気代は安くなると言われています。
「少しコンビニまで」「子供のお迎えだけ」といった短時間の外出の際は、設定温度を1~2℃上げてつけっぱなしにしておくことで、より高い節電効果が期待できます。
節約術④:遮光カーテンや断熱シートで窓の断熱性を高める
室温が上がる大きな原因の一つが、窓から差し込む直射日光です。
特に夏場は、日中の強い日差しが部屋の温度を大きく上昇させ、エアコンの負担を増やしてしまいます。そこで効果的なのが、以下のようなアイテムの活用です。
- 遮光・遮熱効果のあるカーテンに替える
- 窓用の断熱シートやフィルムを貼る
- 窓の外に「すだれ」や「グリーンカーテン」を設置する
これらの対策を行うことで、窓からの熱の侵入を大幅にカットできます。
その結果、エアコンが設定温度に到達するまでの時間が短縮され、温度維持のための運転も最小限で済むようになります。一度対策してしまえば、毎年夏にその効果を発揮してくれる、コストパフォーマンスの高い節約術です。
節約術⑤:フィルター掃除をこまめにおこなう
エアコンのフィルターは、室内の空気に含まれるホコリやゴミをキャッチするパーツです。
このフィルターが目詰まりすると、エアコンが空気をスムーズに取り込めなくなり、部屋を冷やすためにより多くのパワーが必要になってしまいます。
環境省によると、フィルター掃除を2週間に1度行うと、冷房時で約4%の省エネ効果が期待できるとされています。窓用エアコンのフィルターは、本体の前面パネルを外すと簡単に取り外せるものがほとんどです。取り外したフィルターのホコリを掃除機で吸い取るか、水洗いをしてよく乾かしてから元に戻すだけでお手入れは完了です。
このような簡単なお手入れで、電気代の節約だけでなく、エアコンから出る風が清潔になるというメリットもありますので、定期的な掃除を心がけてみてはいかがでしょうか。
節約術⑥:これから買うなら「期間消費電力量」の少ない省エネモデルを選ぶ
これから窓用エアコンを購入する、あるいは買い替えを検討している場合は、省エネ性能の高いモデルを選ぶことが最も効果的な節約術と言えます。
省エネ性能を確認する上で重要な指標が「期間消費電力量」です。これは、JIS規格に基づき「1年間、特定の条件下でエアコンを運転した場合に消費する電力量の目安」を示した数値で、この数値が小さいほど年間の電気代が安くなります。
実際に、期間消費電力量から年間の電気代目安を計算してみましょう。
期間消費電領(kWh) × 電力料金単価(31円/kWh) = 年間の電気代目安(円)
例えば、期間消費電力量が400kWhのモデルの場合、年間の電気代目安は12,400円です。一方、500kWhのモデルでは15,500円となり、年間で3,100円もの差が生まれます。
古いモデルを使い続けるより、最新の省エネモデルに買い替えた方が、結果的に年間の電気代が安くなるケースも少なくありません。購入を検討する際は、本体価格だけでなくこの「期間消費電力量」も比較することをおすすめします。
節約術⑦:契約している電力会社のプランを見直す
エアコンの節約術と合わせて考えたいのが、電力会社の乗り換えです。
もし、何年も同じ電力会社・同じプランを契約し続けているのであれば、よりお得なプランに変更できる可能性があります。
電力会社の切り替えは、「電気代の単価(1kWhあたりの料金)そのものを下げる」という、最も直接的な節約方法です。エアコンの消費電力が同じでも、単価が安くなれば、当然支払う電気代も安くなります。
「手続きが面倒そう」と感じるかもしれませんが、実際にはインターネットで数分で申し込みが完了する場合がほとんどです。スマートメーターが設置されていれば、立ち会い工事も原則不要です。まずは今よりもお得なプランがないかチェックしてみることから始めましょう。

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窓用エアコンのメリット・デメリット
電気代についてはここまで詳しく見てきましたが、窓用エアコンの導入を検討する際は、電気代以外の側面もふくめ総合的に判断することが大切です。設置の手軽さといった大きなメリットがある一方、運転音などの購入前に知っておくべきデメリットも存在します。メリット・デメリットの両方を正しく理解し、ご自身の住環境やライフスタイルに合っているかを確認しましょう。
窓用エアコンのメリット
窓用エアコンの導入には、特に「手軽さ」と「費用」の面で大きなメリットがあります。
メリット①:壁の工事が不要で、自分で設置できる
窓枠に取り付けるだけなので、壁に傷をつけたり穴を開けたりする必要がありません。業者を手配する手間もなく、ドライバーなどの基本的な工具があれば、成人一人でも設置可能なモデルが多いです。
メリット②:本体価格・設置費用が安い
壁掛けエアコンの設置には、本体価格とは別に工事費用がかかりますが、窓用エアコンにはそれがありません。本体価格自体も比較的安価なため、初期費用をぐっと抑えることが可能です。
メリット③:引越しや部屋の移動が簡単
取り外しが簡単なため、急な引越しにも対応しやすいです。また、「夏の間だけ子供部屋に設置したい」といった、一時的な利用にも柔軟に対応できます。
このように、工事不要で初期費用を抑えられる手軽さが窓用エアコン最大の魅力と言えるでしょう。
窓用エアコンのデメリット
手軽に設置できる窓用エアコンですが、購入前に知っておくべきデメリットもいくつか存在します。
デメリット①:運転音がやや大きめ
一体型構造のため、室外機に相当する部分の騒音も室内で発生します。製品にもよりますが、窓用エアコンの運転音は50dB(デシベル)前後のものが多く、これは静かな事務所の中や家庭用クーラーの室外機と同程度の音量とされています。壁掛けエアコンの室内機(40dB前後)と比べると大きく感じるため、静かな環境で集中したい時や、就寝時には音が気になる可能性があります。
デメリット②:窓の防犯対策が必要になる
設置中は窓を少し開けた状態になり、元々の鍵は使用できなくなる場合もあります。多くの製品には簡易的な補助錠が付属していますが、防犯性を高めるためには、ホームセンターなどで別途な補助錠(サッシストッパー)を購入して取り付けることをおすすめします。また、取り付けパネルと窓枠の間に生じる隙間は、虫の侵入経路にもなるため、付属のパテや隙間テープでしっかりと塞ぐ作業が必要です。
デメリット③:冷却能力が比較的弱い
製品にもよりますが、同程度の適用畳数の壁掛けエアコンと比較すると、冷房能力はやや弱い傾向にあります。特に、鉄筋コンクリートの建物よりも熱がこもりやすい木造の建物や、日当たりが良く室温が上がりやすい部屋では、部屋全体が涼しくなるまでに時間がかかったり、物足りなく感じたりする場合があります。
これらのデメリットを事前に理解しておくことが、窓用エアコンを購入した後の満足度に繋がります。
窓用エアコンがおすすめな人
ここまでのメリット・デメリットを踏まえ、窓用エアコンはどのような方におすすめなのか具体的にご紹介します。ご自身の状況と照らし合わせながら、購入を検討する際にご参考ください。
賃貸物件などで壁に穴を開けられない人
壁に穴を開けられない、という制約がある方にとって、窓用エアコンは非常に心強い味方です。
【具体例】
- 賃貸のアパートやマンションに住んでいる
- 持ち家だが、建物の構造上、壁の工事が難しい
- 家の外観を損ねたくないため、壁に穴を開けたくない
上記のような理由で壁掛けエアコンの設置を諦めていた方にとっては、「工事不要で設置できる」という点は窓用エアコンの最大のメリットともいえます。
エアコンの設置費用を抑えたい人
エアコン導入時の初期費用を少しでもおさえたいと考えている方にも、窓用エアコンはおすすめです。
壁掛けエアコンと窓用エアコンの初期費用には、以下のような違いがあります。
| 項目 | 窓用エアコン | 壁掛けエアコン |
| 本体価格 | 安い傾向 | やや高い |
| 設置工事費 | 0円~ ※ | 15,000円~ |
| 初期費用合計 | 安い | 高い |
※自分で取り付けた場合。業者に設置を依頼する場合は別途費用がかかります。
壁掛けエアコンは、本体価格とは別に15,000円~20,000円程度の専門業者による設置工事費がかかります。
一方、窓用エアコンは自分で取り付ければ工事費がかからないため、購入時にかかるトータルの費用を数万円単位で節約できる可能性があります。
例えば、「あと1~2年で引っ越す予定があるから、高価な設備投資はしたくない」といった方や、「少しでも費用をおさえたい学生や新社会人の方」にとっては、有力な選択肢の一つといえるでしょう。
夏の間だけなど一時的にエアコンを使いたい人
特定のシーズンや期間だけエアコンを利用したい場合にも、窓用エアコンは非常に便利です。
壁掛けエアコンは一度設置すると専門業者でなければ移動させるのは難しいですが、窓用エアコンは自分で取り付け・取り外しができます。そのため、「夏の間だけ書斎に設置し、シーズンオフには取り外して保管しておく」といった柔軟な使い方が可能です。
例えば、「夏の受験勉強の期間だけ、子供部屋に集中できる環境を作りたい」「ペットのために、日中誰もいない部屋を夏の間だけ冷やしたい」といった、期間限定のニーズにぴったりです。
わざわざ業者を呼んで工事をするまでもない、というような短期間の利用であれば、電気代の差額よりも、設置・撤去の手軽さというメリットの方が大きく感じられるでしょう。
窓用エアコンの電気代に関するよくある質問(Q&A)
最後に、窓用エアコンに関するよくある質問をまとめました。暖房機能や除湿(ドライ)運転時の電気代、中古品のリスクなど、これまで解説しきれなかったポイントを紹介します。
Q. 暖房機能付きモデルの電気代は高いですか?
A.暖房運転時の電気代は非常に高くなりますが、暖房機能があることで冷房時の電気代まで高くなる、ということは基本的にありません。
まず、多くの方が心配される暖房運転時の電気代についてです。
窓用エアコンの暖房は、電気ストーブのような「ヒーター式」が主流のため、消費電力が非常に大きくなります。そのため、メインの暖房器具として使用すると電気代はかなり高額になる可能性があります。
次に、ご質問の意図である冷房性能への影響についてです。
暖房機能が付いているからといって、冷房の効率が落ちるわけではありません。製品選びの際に、「冷房時の消費電力」の数値を確認し、冷房専用モデルと比較すれば問題ありません。
結論として、暖房はあくまで補助的な機能と割り切れば、暖房機能の有無で冷房時の電気代を心配する必要はほとんどないと言えるでしょう。
Q. 中古の古い窓用エアコンは電気代が高くなりますか?
A.最新モデルと比較すると電気代は高くなる可能性が非常に高いです。
エアコンの省エネ技術は年々進歩しており、10年前のモデルと最新モデルとでは、期間消費電力量に大きな差があります。
また、中古品は内部の部品が経年劣化している可能性があり、本来の性能を発揮できずに余計な電力を消費してしまうことも考えられます。
本体価格の安さに惹かれて中古品を選んでも、毎月の電気代が高くついてしまい、結果的に「新品を買った方が安かった」ということにもなりかねません。特に、製造から5年以上経過している中古品については、慎重に検討することをおすすめします。
Q. 冷房とドライ(除湿)、どちらが電気代を安くできますか?
A.一概には言えませんが、多くの場合はドライ(除湿)運転の方が安くなる傾向にあります。
冷房は「室温を下げる」ことを最優先に運転しますが、ドライは「湿度を下げる」ことを目的としているため、弱い冷房運転のような動きをします。そのため、消費電力はドライの方が少なくなるのが一般的です。
ただし、真夏のように気温も湿度も非常に高い日には、ドライ運転では涼しさを感じにくく、結果的に長時間運転してしまい、かえって電気代が高くなることもあります。
以下のように、状況に応じて使い分けることが、快適さと節約を両立するコツです。
- ドライ(除湿)がおすすめな時:梅雨時など、気温は高くないが蒸し暑い時。洗濯物の部屋干し時。
- 冷房がおすすめな時:猛暑日など、気温が高く、しっかりと部屋を冷やしたい時。
まとめ
今回は、窓用エアコンの電気代をテーマに、料金の目安や節約方法、壁掛けエアコンとの違いなどを解説しました。
「窓用エアコンは電気代が高い」というのは、ある側面では事実ですが、工夫次第でその負担は軽減できます。また、設置の手軽さというメリットは、何物にも代えがたいと感じる方も多いでしょう。
本記事を参考に、ご自身の生活に窓用エアコンが本当に合っているか、そして最適かどうかをじっくりと検討してみてください。

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