キッチン・台所リフォームの費用相場は?工事期間や事例も紹介
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
キッチンリフォームは、家族の生活スタイルや住まいの状況に合わせて選べるさまざまな選択肢があります。
この記事では、費用相場や工期、レイアウトの種類、工期の目安、実事例まで、キッチンリフォームの計画に役立つ情報を解説します。
快適な空間づくりのポイントを知り、理想のキッチンづくりに役立てましょう。
目次
キッチンリフォームの費用相場

キッチンリフォームは、50万円未満でできる部分的な⼯事から、150万円前後、250万円前後と、施⼯内容によって費⽤が⼤きく変動します。
以下に⼤阪ガスが施⼯したキッチンリフォームの費⽤相場を紹介します。
※データは2018~2020年度大阪ガスサービスチェーン施工完了分(弊社保有データ)
※件数は各部位単体でのリフォーム実施件数(ガス機器などをセットで施工している案件も一部含みます)
※お客さま宅の状況や設置する機器によって費用は変動いたします
工事内容別の費用相場は、次のとおりです。
【工事内容別の費用相場】
| 工事内容 | 概算費用 | 主な工事内容・特徴 |
|---|---|---|
| 基本的な設備交換 | 90〜120万円 |
|
| レイアウト変更 | 140〜180万円 |
|
| 対面式・開放的な空間への改修 | 170〜200万円 |
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| 大規模なLDK改修 | 220〜250万円 |
|
上記⾦額はあくまで⽬安であり、地域や物件の状況、⼯事の内容によって変動することにご留意ください。
また、マンションのキッチンリフォームの場合、管理組合への申請や共⽤部分の養⽣などで追加費⽤が発⽣する場合があるかもしれません。
キッチンの代表的なレイアウトの種類

キッチンは、主にオープンタイプ、セミオープンタイプ、独⽴タイプという3つのレイアウトがあります。
それぞれのタイプに異なる特徴があり、生活スタイルやキッチンの使い方に合わせて選ぶことが大切です。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| オープンタイプ | キッチンとダイニングの境がない開放的なタイプで、料理をしながら家族との会話を楽しめる |
| セミオープンタイプ | 腰壁や吊り戸棚などでキッチンとダイニングを仕切ることで、家族とのコミュニケーションを取りつつ、キッチンでの作業をある程度隠すことができる |
| 独立タイプ | ダイニングと完全に分離したタイプで、油煙やにおいがほかの部屋に流れにくく、調理に専念できる |
オープンタイプ
オープンタイプは、キッチンとダイニングの間に仕切りがなく、開放的な空間が特徴です。料理をしながら家族と会話を楽しんだり、ホームパーティーを開いたりする方におすすめです。

オープンタイプはさらにアイランド型、ペニンシュラ型、I型・L型・コの字型に分かれます。
まず、アイランド型はキッチンが壁から離れて島のように配置されています。開放感があり、複数人で料理しやすいのが特徴です。
ペニンシュラ型は、キッチンの左右どちらかが壁に接している対面式のキッチンです。アイランド型に比べてスペースを取りません。
I型、L型、コの字型はシンクやコンロなどのキッチン設備を壁側に配置するタイプです。スペースをコンパクトに抑えたい場合におすすめです。
| 形状 | メリット | デメリット | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| アイランド型 |
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| ペニンシュラ型 |
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| I型、L型、コの字型 |
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セミオープンタイプ
セミオープンタイプは、腰壁や吊⼾棚などでキッチンとダイニングを仕切ることで、開放感を保ちつつ、キッチンを作業スペースとして独立させることができます。
コミュニケーションを取りながらも、キッチンの⼿元を隠したい⽅におすすめです。

セミオープンタイプのメリット・デメリットは、次のとおりです。
| メリット |
ほどよい開放感を感じながら、ダイニング側にいる人とコミュニケーションがとれる。 |
|---|---|
| デメリット | アイランド型やペニンシュラ型よりも開放感は薄れる。 |
| 向いている人 |
ホームパーティーで手元を隠しながら料理をふるまいたい。 |
独立タイプ
独⽴タイプは、キッチンがダイニングと完全に分かれているため、調理に集中したい⽅におすすめです。油煙やにおいがほかの部屋に流れにくく、収納スペースも確保しやすいというメリットがあります。

独立タイプのメリット・デメリットは、次のとおりです。
| メリット |
まわりを気にせず、料理に集中できる。 |
|---|---|
| デメリット |
ほかの部屋にいる人とコミュニケーションを取れない。 |
| 向いている人 |
調理中に邪魔されたくない。 |
キッチンリフォームの工事期間の目安

キッチンリフォームの⼯事期間は、⼯事の内容によって異なります。
⼤阪ガスの事例をもとに、⼯事内容別の標準⼯期をまとめると、以下のようになります。
【キッチンリフォームの工事内容別の標準工期】
| 工事内容 | 標準工期 | 工事の具体例 |
|---|---|---|
| 設備交換のみ | 2〜3日 |
|
| 設備交換+内装工事 | 4〜7日 |
|
| レイアウト変更を伴う工事 | 7〜10日 |
|
| 大規模なLDK改修工事 | 10〜14日 |
|
【工期に影響する主な要因】
| 要因 | 工期への影響 |
|---|---|
| 給排水管の移設 | +2〜3日 |
| ガス管の移設 | +1〜2日 |
| 床暖房の設置 | +2〜3日 |
| 大型収納の造作 | +2〜3日 |
| 天井・壁のリフォーム | +2〜4日 |
ただし、上記の⼯期はあくまで⽬安であり、物件の状況や設置する機器によって費⽤は変動します。
また、⼯期には⼯事の準備期間や⽚づけ期間は含まれていません。マンションでは、管理組合への申請や共⽤部分の養⽣などが別途必要になるため、さらに⽇数がかかる場合があります。
キッチンリフォームの実事例

キッチンリフォームの代表的な実例について、リフォーム前の課題や工事内容、導入した設備・機器、リフォーム後の改善点、費用と工期などをまとめて紹介します。
L字型からI型のシステムキッチンへの入れ替え
築年数おおよそ50年の戸建てのリフォーム事例です。
リフォーム前の課題として、L型キッチンがスペースを圧迫し、収納扉が観⾳開きで奥の物の出し⼊れが困難になっていました。また、使⽤されていない勝⼿⼝があり、特に冬場は部屋全体が冷え込んでいました。
そこで、L型キッチンからI型システムキッチンへの⼊れ替えに加え、勝⼿⼝を塞いで壁にする、床暖房を設置するという⼯事を実施しました。
I型キッチンは動線がよく、作業スペースが広いものを採用。収納部はスライド式で奥の物も出し⼊れが容易なものにしました。また、マグネットタイプのキッチンパネルや汚れにくく掃除が簡単なシンク、ガスコンロ下のスパイスラックなどを採⽤しました。
リフォームの結果、動線が改善され調理がしやすくなり、収納⼒が⼤幅にアップ。また、断熱性も高まり冬場でも快適になりました。
この⼯事にかかった費⽤は約200万円、⼯期は約7⽇でした。
3世代に対応する機能的なキッチンの実現
築年数おおよそ23年、3世代が住むマンションのリフォーム事例です。
リフォーム前の課題として、ワークトップ(調理をする作業台)下の収納が観音開きで取り出しにくく、⼩さなキズや落ちにくい汚れが⽬⽴つことがありました。使いやすさや安全性を重視することをポイントにキッチンをリフォームしました。
導⼊した設備は、次のとおりです。
- レンジフード:新しいコンロと連動するタイプで点⽕すると⾃動的に排気できる
- ⾃動⽔栓:調理や洗い物の手をとめずに水の出し入れができる
- シンク:2段のレーンとプレートで⽔切りや洗浄が効率的に⾏える
- 引き出し:ロングスライドタイプで奥⾏きいっぱいまで使える
リフォーム後の改善点として、調理道具や器具を分けて収納できるようになったこと、シンク内に調理中の⾷材が仮置きできるレーンとプレートができたことが挙げられます。
この⼯事にかかった費⽤は約180万円、⼯期は約4⽇でした。
吊戸棚や垂れ壁をなくして開放的なLDKを実現
築年数おおよそ45年、お一人で住む戸建てのリフォーム事例です。
リフォーム前の課題として、キッチンのカウンターが⾼く、ダイニングテーブルで調理していたことや、掃除中にレンジフードを壊してしまったことがありました。
キッチンの吊⼾棚とダイニングとリビングの間にあった垂れ壁を撤去してオープンなLDKに。⾷器洗い乾燥機や洗エールレンジフードなどのビルトイン機器や、⼿をかざすと⾃動で⽔が流れるハンズフリー⽔栓などを採⽤しました。
リフォームの結果、システムキッチンになり使い勝⼿が向上したことが挙げられます。また、キッチン横のクロスをオレンジ色に張り替え、あたたかみのある空間を演出しています。
この⼯事にかかった費⽤は約170万円、⼯期は約10⽇間でした。
LDKのレイアウト変更でアイランドキッチンを設置
築年数おおよそ40年、ご夫婦が住む戸建てのリフォーム事例です。
リフォーム前の課題として、対⾯式キッチンでしたが、リビング・ダイニングとの間に大きな間仕切り壁があり、LDK全体が薄暗く開放感がありませんでした。また、収納スペースが限られて調理器具や小物が片づけられませんでした。
そこで、対⾯式キッチンの間仕切り壁を取り払い、アイランドキッチンを採⽤しました。ワークトップやシンクを両側から使えるようになり、ダイニング側の中央部にごみ箱置き場を設けました。
リフォームの結果、オープンで明るい空間になり、数名でも⼀緒に⽴てる広いキッチンになりました。
この⼯事にかかった費⽤は約250万円、⼯期は約14⽇間でした。
キッチンリフォームの費用を抑えるコツ

キッチンリフォームの費用を抑えるポイントとして、次の3つの観点から解説します。
- 素材やオプション選びで工夫する
- 複数社にお見積もりを依頼する
- 国や自治体の補助金・助成金を利用する
素材やオプション選びで工夫する
キッチンリフォーム費用の大部分を占めるのはシステムキッチン本体です。本体に使用する素材やオプション選びを工夫するといいでしょう。
【扉材】
高価な天然木やステンレスよりも、耐久性と価格のバランスがよい「メラミン化粧板」が経済的です。
【ワークトップ】
使用頻度が高いため、ステンレスや人工大理石など機能性を確保しながらコストを抑えられる素材がおすすめです。最も安いのは、樹脂版です。
【シンク・水洗・レンジフード】
ステンレス製なら耐久性と価格のバランスが取れます。水栓は必要な機能だけを備えたシンプルなものを選び、レンジフードはシロッコファンが最近の主流です。
ビルトイン機器については、食洗機やオーブンは便利ですが数十万円のコスト増になるため、生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。
特にガスからIHへの変更は電気工事費も発生するため、必要性をよく検討しましょう。
複数社にお見積もりを依頼する
キッチンリフォームでは複数社からお見積もりを集めて比較検討することが大切です。
受け取った見積書は項目ごとに精査し、「諸経費」など内訳が分からない部分は説明を求めましょう。価格を交渉する際は、他社のお見積もりを交渉材料として提示することができます。
ただし、価格だけでなく、施工実績、アフターフォロー、保証内容も含めて評価することが重要です。対応の丁寧さや提案力の高さは工事品質にも反映されるため、コミュニケーションの質も判断材料にしましょう。
国や自治体の補助金・助成金を利用する
リフォーム費用削減に有効なのが、各種補助金制度の活用です。
国が行なっている長期優良住宅化リフォーム推進事業のほか、自治体による子育て世帯住宅リフォーム(台東区)や住宅リフォーム補助金制度(埼玉県富士見市)などが実施されています。
実施状況は年度や自治体によって異なるため、お住まいの地域で利用できるものをチェックしてみましょう。また、補助金は予算の上限が設定されており先着順のことが多いため、早めに申請することをおすすめします。
まとめ
キッチンリフォームは工事内容によって費用と工期が変動します。
レイアウトはオープン・セミオープン・独立の3タイプから家族構成や生活スタイルに合わせて選びましょう。
費用を抑えるには素材選びの工夫、複数社からのお見積もり、補助金活用が効果的です。
大阪ガスのキッチンリフォームは、オリジナルブランド「セレクト」を中心に、調理のしやすさや収納力、デザイン性を兼ね備えたものを提供しています。
特徴は、ステンレスやセラミックなど多彩な素材から選べるワークトップや、インテリアに合わせて色を選べる扉デザインのカスタマイズ性の高さです。
また、調理をサポートするガスコンロ、自動昇降の収納ラック、食器洗い乾燥機など、家事をもっと楽にする機能が充実。
さらに、継ぎ目がなくスキマに汚れが入らない排水口や、フィルターとファンを自動洗浄するレンジフードなど、お手入れのしやすさも魅力となっています。
詳細は大阪ガスのキッチンリフォームからご確認ください。
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