中古マンションのリノベーション費用の相場は?間取り変更リフォームの事例も
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
中古マンションのリノベーションを検討する際、最も気になるのが費用面ではないでしょうか。
リノベーションにかかる費用は、工事の規模や設備のグレード、マンションの状態によって変動します。
本記事では、リノベーション費用の相場について、予算ごとに事例をあげながら解説します。
また、2026年最新の補助金や減税制度についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
中古マンションの“リノベーション”の相場は500万円以上

中古マンションで本格的なリノベーションをおこなう場合、費用は500万円以上を想定しておきましょう。
リノベーションは単なる設備交換や内装の更新ではなく、配管や間取りまで見なおし、住まいに新たな価値を加える大規模な工事になるケースが多いからです。
そもそも「リノベーション」とは、今ある住まいをきれいになおすだけでなく、暮らしやすさやデザイン性、機能性を高めるための工事をさします。
リノベーションと混同されやすいのが「リフォーム」です。
リフォームは、古くなった部分をもとの状態に近づけるための修繕や交換が中心です。
トイレや浴室、キッチンの交換、クロスの貼り替えなどがあげられます。
こうした“部分的なリフォーム”は数十万円から300万円程度で収まることが多く、費用感もリノベーションより低くなります。
次の章では、実際の事例をもとに、予算ごとにできるリノベーションの工事内容を詳しく解説します。
予算500万円台のリノベーション事例

まずは、500万円台でできるリノベーションの事例をご紹介します。
リノベーション事例①|水まわり設備を一新

https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=194
予算500万円台のリノベーションでは、間取りの大きな変更はせず、生活の質に直結する水まわり設備の交換を中心に進めるケースが一般的です。
住まいの快適性を効率よく高められる価格帯といえるでしょう。

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築年月 |
2002(平成14)年1月 |
|---|---|
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間取り |
4LDK |
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専有面積 |
89.45㎡ |
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リノベーション費用 |
570万円 |
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リノベーション内容 |
など |
この事例では、間取りに大きな変更はありません。
位置変更に費用がかさみがちな水まわりスペースも、間取りはそのままに、新しい設備に更新するにとどめています。
洋室のクローゼットを広くしたり、キッチンカウンターを使いやすいデザインに造作したりと、暮らしやすさを重視したリノベーションがおこなわれています。
500万円台の予算でも、工事の優先順位を明確にすることで、設備の機能性向上と内装のイメージチェンジを両立させ、コストパフォーマンスの高いリノベーションが実現可能です。
リノベーション事例②|新築マンションをリノベーション


https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=146
500万円台の予算は、新築のマンションを購入し、自分たちのライフスタイルに合わせてカスタマイズするという選択肢も可能にします。

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築年月 |
2020(令和2)年4月 |
|---|---|
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間取り |
3LDK |
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専有面積 |
83.13㎡ |
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リノベーション費用 |
510万円 |
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リノベーション内容 |
など |
こちらの事例も、基本的な間取りは既存のままです。
洋室2とリビング・ダイニングの間の壁に室内窓を設けたり、造作収納を追加したりといった工夫が施されています。
新築マンションは設備や内装が新しい一方で、間取りやデザインが自分たちの理想と完全に一致するとは限りません。
リノベーションによって好みのデザインを取り入れることで、より愛着の持てる“自分たちらしい住まい”を叶えられるでしょう。
予算1,000万円前後のリノベーション事例

次に、1,000万円前後でできるリノベーションの事例をご紹介します。
以下の事例①や事例②のように、1,000万円ほどの予算でできるリノベーションは、1LDK〜2LDK程度の住まいの間取り変更や設備交換が主な工事範囲です。
リノベーション事例①|一人暮らしの1LDK

https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=216
予算1,000万円前後あれば、一人暮らし向けのマンションをご自身のライフスタイルや趣味に合わせた、こだわりの1LDKへとリノベーションできます。

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築年月 |
1983(昭和58)年11月 |
|---|---|
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間取り |
1LDK+WIC |
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専有面積 |
53.42㎡ |
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リノベーション費用 |
1,000万円 |
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リノベーション内容 |
など |
築40年超えのマンションリノベーションです。
こまかく仕切られていた間取りを解体し、ゆとりのある開放的な1LDKに変更しました。
オープンキッチンを配置し、動線に考慮したウォークインクローゼットを設けるなど、住む人のこだわりを反映した空間設計がなされています。
リノベーション事例②|2LDKのファミリーマンション

https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=161
予算1,000万円前後は、ファミリー向けマンションであれば、シンプルな間取り変更にも対応できる価格帯です。
この事例では、3LDKから開放的な2LDKにリノベーションしています。

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築年月 |
1985(昭和60)年2月 |
|---|---|
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間取り |
2LDK |
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専有面積 |
54.97㎡ |
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リノベーション費用 |
1,000万円 |
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リノベーション内容 |
など |
ファミリー向けの広さになると、すべてをゼロからつくりなおすには予算配分の工夫が必要です。
1,000万円前後の予算内で優先順位をつけることで、家族構成や日々の生活スタイルに寄り添った、長く快適に暮らせるファミリー向けのリノベーションが実現します。
たとえば、LDKの拡張や水まわり設備の刷新など、暮らしの満足度に直結する部分に予算を重点的に配分する、といった方法があげられます。
中古マンションのフルリノベーションにかかる費用

中古マンションのフルリノベーションは、住まいを丸ごと刷新できる反面、費用も大きくなります。
ここでは、フルリノベーションの費用相場について、事例をあげながら解説します。
フルリノベーションとは
フルリノベーションとは、住まいの内装や設備を全面的に刷新する大規模リノベーションのことです。
壁や床、天井のやり替えをはじめ、水まわりスペースの設備交換や配管の更新、さらには間取り変更まで、住まいのほぼすべてに手を入れる工事をさします。
部分的な修繕にとどまるリフォームとは異なり、住まい全体の性能・デザインを一新できる点が特徴です。
なかでも、建物の骨組みだけを残した状態まで解体し、間取り・配管・内装をゼロからつくりなおす工事は「スケルトンリノベーション」と呼ばれます。
スケルトンリノベーションはフルリノベーションの一種であり、自由度が最も高い工事方法です。
既存の間取りや仕様に縛られず、理想の住空間をゼロから創造できる点がフルリノベーションの魅力です。
フルリノベーションの事例①|工事費用1,500万円

https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=230&price=02
工事費用1,500万円の予算があれば、素材やデザインにこだわった理想のフルリノベーションが可能です。

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築年月 |
1988(昭和63)年2月 |
|---|---|
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間取り |
2LDK+WIC・WTC |
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専有面積 |
67.35㎡ |
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リノベーション費用 |
1,500万円 |
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リノベーション内容 |
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もともと3LDKだった間取りを、2LDKに変更しました。
空間の主役となる対面式のキッチンを採用し、大容量のウォークインクローゼットや、使い勝手のいい生活動線を新たに設計することで、住み心地を向上させています。
フルリノベーションの事例②|工事費用2,015万円

https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=245&price=03
工事費用が2,000万円を超えるフルリノベーションでは、広さのある物件でもハイエンドな設備や、こだわりの素材を取り入れた空間づくりが実現できます。

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築年月 |
2008(平成20)年3月 |
|---|---|
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間取り |
3LDK+2WIC |
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専有面積 |
98.27㎡ |
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リノベーション費用 |
2,015万円 |
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リノベーション内容 |
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広々としたLDKには存在感のあるアイランドキッチンを配置し、間接照明を効果的に取り入れた上質な内装デザインを採用しています。
大幅な間取り変更も特徴的です。
リビング・ダイニングを広くとる一方で和室のスペースを抑えたり、既存の各洋室を分割して寝室やワークスペースをつくったりと、さまざまな工夫が施されています。
中古マンションのリノベーション費用を左右する3つの要因

中古マンションのリノベーション費用は、一律では決まりません。
同じ広さのマンションでも、工事内容や建物の状態、選ぶ設備によって総額が変動するためです。
ここでは特に、リノベーションの費用差が出やすい以下の3つの要因について解説します。
工事の範囲と規模
リノベーション費用に最も直結しやすいのは、工事の範囲と規模です。
特にフルリノベーションやスケルトンリノベーションの場合は、既存の内装をすべて解体する必要があり、解体費用や廃材処分費もかさむため、工事費が高額になります。
間取り変更の有無によって数百万円単位の差が出るケースもあります。
なかでも、キッチンや浴室など水まわりの位置を変更する場合は、給排水管の移設工事が必要になるため、費用への影響が大きくなる点に注意が必要です。
物件の状態と築年数
築年数が古い中古マンションほど、目に見えない部分の補修や更新が必要になる傾向があり、費用がかさみがちです。
具体的には、以下の内容があげられます。
-
-
- 給排水管や電気配線の老朽化
- 壁・床・天井の下地の劣化
- 断熱材の性能低下 など
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また、マンションの構造によっては希望する間取り変更や水まわり移動が難しい場合もあります。
中高層マンションに多い「ラーメン構造」は、柱と梁で建物を支える仕組みで、間取り変更の自由度が高くコストを抑えやすいのが特徴です。
一方、低層マンションに多い「壁式構造」の場合は撤去できない耐力壁が多いため、希望どおりの間取り変更が難しく、特殊な工事が必要になると費用が割高になる傾向があります。
設備や建材のグレード
キッチンや浴室、床材、建具などの設備や建材は、選ぶグレードによって費用が変動します。
たとえば、床材を一般的な複合フローリングから無垢材に変更するだけで、数十万円単位の差が生まれることがあります。
設備も同様で、システムキッチンや浴室はメーカー・シリーズによって価格に大きな幅があります。
費用を抑えながら満足度を高めるには、こだわりたい箇所には予算をかけ、優先度の低い箇所はグレードを抑えるといったメリハリのある予算配分が重要です。
中古マンションのリノベーション費用を抑える3つのコツ

リノベーション費用を抑えるには、工事内容の精査と業者選びの工夫が重要です。
予算内で理想の住まいを実現するために、押さえておきたい3つのコツを解説します。
工事の優先順位を明確にする
リノベーション費用を抑える第一歩は、工事の優先順位を明確にすることです。
すべてを理想どおりに変えようとすると、予算はすぐに膨らんでしまいます。
「必ず変えたい部分」と「そのままでいい部分」を分けて、家族で話し合いながら優先順位を整理しましょう。
予算をかけるポイントを絞り込むことで、満足度を保ちながらコストを抑えたリノベーションを実現できます。
水まわりの位置はなるべく動かさない
キッチンや浴室、トイレ、洗面などの水まわりの位置を変更する場合、給排水管や換気ダクトの移設工事が必要になり、費用がかさむ原因になります。
既存の配置のまま設備本体だけを交換すれば、配管工事が最小限ですみ、大きなコストダウンにつながります。
間取り変更を検討する際は、水まわりの位置を軸にプランを組み立てるのが、賢く費用を抑えるコツです。
複数の業者に見積りを依頼する
費用を抑える上で最も効果的な方法のひとつが、複数業者への相見積りです。
3社以上からの見積り取得によって相場感が把握でき、価格交渉の材料にもなります。
見積りを比較する際は、総額だけを見るのではなく、工事内容の内訳までこまかくチェックすることが重要です。
安すぎる見積りには必要な工事が含まれていないケースもあるため、内容と価格のバランスを総合的に判断しましょう。
【2026年最新】マンションリノベーションに使える補助金や減税制度

中古マンションのリノベーションでは、補助金や助成金などを活用できる場合があります。
ここでは、主に国が主導している以下の2つの制度について解説します。
補助金制度
2026年現在、国による省エネ関連の補助金として「住宅省エネ2026キャンペーン」が実施されています。
中古マンションのリノベーションで申請できる、主な補助金は以下のとおりです。
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みらいエコ住宅2026事業 |
省エネ改修や子育て対応改修等の工事を対象とした補助制度 |
|---|---|
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先進的窓リノベ2026事業 |
高断熱窓への改修を支援する補助制度 |
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給湯省エネ2026事業 |
高効率給湯器の設置を対象とした補助制度 |
減税制度
中古マンションのリノベーションでは「リフォーム促進税制」の活用により、所得税の控除を受けられる可能性があります。
耐震やバリアフリー、省エネ、子育て対応など、特定の要件を満たすリフォームが対象です。
リフォーム促進税制の特徴は、住宅ローンの利用の有無を問わず適用できる点にあります。
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内容 |
期間 |
|---|---|
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所得税の控除 (最大60〜80万円) |
2026(令和8)年1月1日〜2028(令和10)年12月31日まで |
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固定資産税の減額 (1/2〜2/3に相当する額) |
2026(令和8)年4月1日〜2031(令和13)年3月31日まで |
参照:国土交通省|住宅をリフォームした場合に使える減税制度について
ただし注意点として、増改築における住宅ローン減税と、リフォーム促進税制(所得税)の併用はできません。
どちらか有利な制度を選択する必要があるため、自身のリノベーション計画や資金計画に合わせた事前のシミュレーションが大切です。
まとめ

中古マンションのリノベーション費用は、工事の範囲や物件の状態、設備のグレードによって大きく変わります。
部分的な改修なら数百万円台で収まる一方、フルリノベーションの場合だと1,000万円以上かかるのが今や一般的です。
補助金や減税制度も活用しながら、希望条件と優先順位を整理し、無理のない資金計画でリノベーションの検討を進めていきましょう。
中古マンションのリノベーションをお考えの方は「MYRENO」までお気軽にお問い合わせください。
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