水回りリフォームの費用相場は?期間や実績も踏まえ徹底解説
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
毎日使うものなので、築年数が経ってくるとだんだんと傷みや劣化が目立ってしまう、キッチン、トイレ、浴室、洗面所などの水回り。当記事では、水回りリフォームにかかる工事期間や費用相場について、部位別にご紹介します。また、実際のリフォームの実績と事例を踏まえながら、リフォーム費用を抑えるコツなども提案します。
目次
水回りリフォームの基礎知識
住宅の水回りとは、キッチン、トイレ、浴室、洗面所の4か所を指します。これらは毎日使用する場所で、しかも水を使うことから、湿気によって傷みや汚れが目立つ、小さなほころびでも水漏れにつながりやすい、あるいは、汚れがたまりやすい場所です。そのため、築年数を重ねていくと、やがてリフォームを考えるタイミングがやってくるでしょう。ここでは、水回りのリフォームについて、場所や時期、リフォームのメリットなど、基本的なことを確認していきます。
水回りリフォームの範囲
水回りの4か所は、住宅でとくに劣化しやすい場所です。設備自体にも寿命があるため、使っているうちに劣化するのは仕方がないことです。しかし、水回りの劣化をそのまま放置すると、住宅本体の劣化を早めることにもなりかねません。そのため、それぞれの部位をリフォームする、ないしは、4か所の水回りすべてを一度にリフォームするケースも多いでしょう。水回りのリフォームを定期的に行うことで、住宅の価値を維持しやすくなるうえ、快適に暮らしやすくなります。
水回りリフォームが必要なタイミング
水回りのリフォームを行うタイミングは、築年数10~20年が目安になります。これは、トイレや浴室などの水回りに使われる設備の耐用年数から導かれた期間です。一見すると問題がないように見える場所であっても、リフォームを検討することをおすすめします。
水回りリフォームの利点と注意点
水回りのリフォームを行うメリットは、毎日使う場所を快適な空間にできることが挙げられます。ストレスを感じずに、毎日気持ちよく水回りが使えるようになると、生活の質も向上します。また、節水や節電効果の高い最新の設備を導入するきっかけにもなるので、電気代や水道代の削減につながることも期待できます。さらに、掃除やメンテナンスがしやすくなる、あるいは、住宅全体の価値を向上させることも可能になります。
水回りリフォームの工事期間について
水回りのリフォームを行う場合の、部位別の工事期間は以下のとおりです。
各部位別の工事期間を確認
キッチン:2~6日
現状とは違う場所にキッチンを移動する場合は、リフォームの工事期間が長くなります。また、壁付けだったキッチンを対面キッチンやアイランドキッチンにする際も、時間がかかりやすくなります。
トイレ:1~3日
便器の交換や壁・床の張り替えのみの場合は、1日程度の短期間で終了します。しかし、和式トイレを洋式トイレに変更するなどの大規模な工事の場合は、3日程度かかることが多いでしょう。また、配管工事がともなう場合も時間が長くなります。
浴室:2~6日
部分的なリフォームや、ユニットバスを新しいものに変更するのみの場合、短期間で工事は終わるでしょう。
洗面所:1~4日
洗面台の交換のみの場合、1日程度で完了する場合が多いですが、壁紙の張り替えや水道管配置の変更もともなう工事の場合、もっと長くかかることが想定されます。
リフォーム期間に影響を与える要因を探る
リフォーム期間が長くなる要因として、工事の規模が大きくなることが挙げられます。同じキッチンでも、小型のキッチンと大型のキッチンの場合、大きいほどリフォームにかかる日数は長くなります。また、水道管や電気の工事が伴う場合は、専門業者を手配する必要があるため、リフォーム期間がより長くかかる要因となることが考えられます。
住みながらリフォームする際のスケジュール管理
水回りだけのリフォームの場合、仮住まいに移らず、住みながらリフォームを行うこともできます。仮住まいに移る必要がある規模の工事の場合は、仮住まいやホテルの滞在費、荷物を移す費用など、さらにコストがかかります。一方で、住みながらリフォームができれば、仮住まいの費用が不要なうえ、生活スタイルを崩すこともほぼありません。ただし、リフォーム中はその部分が使えないため、キッチンを工事する場合は、その期間中の調理はどうするのか、トイレや浴室が使えない場合はどうするかなどを考えておく必要があります。リフォーム中の家族の生活とスケジュールをしっかりと確認しましょう。
水回りリフォームの費用相場について
ここからは、費用について見てみましょう。水回りのリフォームにかかる費用相場の目安をご紹介します。
マンションの水回りリフォーム費用相場
|
キッチン |
30~150万円 |
|---|---|
|
トイレ |
10~35万円 |
|
浴室 |
60~150万円 |
|
洗面所 |
10~40万円 |
マンションの水回りリフォームで高額になりやすいのは、キッチンと浴室です。既存のキッチンと同じ場所でのリフォームではなく、レイアウト変更をともなう場合は、配管工事なども必要になるため、費用が高くなります。浴室については、工場で壁や床、浴槽などがすべて組み立てられたユニットバスの変更のみであれば、そこまで費用はかからないでしょう。
一戸建ての水回りリフォーム費用相場
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キッチン |
50~150万円 |
|---|---|
|
トイレ |
10~50万円 |
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浴室 |
ユニットバス60~150万円 在来浴室100~200万円 |
|
洗面所 |
10~40万円 |
一戸建ての水回りリフォームは、マンションの場合よりも全体的に費用がかかります。もっとも注意したいのが、浴室のリフォームです。ユニットバスを交換するだけなら、そこまで費用はかかりませんが、いわゆる在来浴室といわれる昔ながらの工事で作られたものであれば、リフォームにかかる費用が100万円以上と高額になりやすいでしょう。
各部位別のリフォーム費用内訳を確認
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キッチン |
システムキッチン購入費/配管工事費/内装工事費/撤去費など |
|---|---|
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トイレ |
便器本体の費用/内装工事費/給排水工事費/解体工事費など |
|
浴室 |
ユニットバス本体費用/内装工事費/給排水工事費/解体工事費など |
|
洗面所 |
洗面台本体の費用/撤去費/床・壁張り替え費用 |
それぞれの部位別の費用内訳は表のとおりです。既存のキッチンや便器などの本体を撤去・解体する費用と、新しく入れる本体の費用がかかり、それに内装工事費や配管工事費、給排水工事費、床・壁張り替え費が加わります。
水回りリフォームの費用を抑えるコツ

リフォームの費用はできるだけ抑えたいと誰もが思うでしょう。ここからは、リフォームの費用を軽減するポイントをお伝えします。
設備のグレードを下げて費用を抑える
水回りのリフォームにおいて、キッチンの場合は新しいシステムキッチンに交換する、浴室の場合は新しいユニットバスに交換することが一般的です。それらの新しい設備にはさまざまな種類があり、種類ごとに使われている素材が異なります。クオリティが高いものが使われている場合、当然コストも高くなります。基本的な機能がしっかりしているのであれば、設備のグレードをひとつ下げることで費用を抑えられます。予算と相談しながらグレードを選ぶことも考えてみましょう。
補助金・助成金を利用する
リフォームに対して、国や自治体から補助金や助成金が出る場合があります。このような制度を利用すると、費用の一部を補助金などでまかなえるため、とてもお得です。補助金や助成金の対象となるかどうかは、リフォーム工事を行う前に必ず自治体やリフォーム会社に確認して調べておくことをおすすめします。
例えば、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、既存住宅を適切にメンテナンスすることで長寿命化する取り組みに対して補助が行われる制度です。これは、高効率給湯器に交換する省エネルギー対策のようなリフォームも対象になっています。
水回りを複数箇所同時にリフォームする
リフォームは、トイレのみ、浴室のみなど部位ごとに行うことができますが、ひとつの場所のみを依頼するよりも、複数個所を同時に依頼した方が費用を抑えられます。リフォーム会社でよくあるのが、水回り3か所(または4か所)をセットでリフォームできるプランです。例えば、マンションで水回り4か所すべてのリフォームを行う場合、それぞれの場所を別々に依頼すると総額で数百万円程度かかる可能性があります。しかし、水回りリフォーム4か所セットの場合は、100~200万円程度に抑えられるかもしれません。もちろん、グレードの高い設備を選ぶと、セットで依頼しても高額になる場合もあります。しかし、水回りのリフォームを考えるのであれば、複数個所まとめての依頼を検討してもいいでしょう。
水回りリフォームの成功事例(マンション)
実際に水回りのリフォームを行った事例を見てみましょう。ここでは、マンションでのリフォームの成功事例をご紹介します。
狭小スペースを有効活用した成功事例
【Before】

【After】

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リフォーム工事期間 |
約3日 |
|---|---|
|
費用 |
約140万円 |
築40年のマンションでキッチンをリフォームした事例がこちらです。コンロは据え置き型であったため、隙間にごみが挟まって掃除が大変な状態でした。また、経年劣化によって水漏れを起こしたり、レンジフードの排煙力が落ちて、調理中に煙がこもっていました。そこで、ビルトインコンロの新しいシステムキッチンを導入。下台はスライド式の収納があるため、調理器具もたっぷりおさまる収納力で、出し入れもしやすくなりました。気になっていたレンジフードもノンフィルタータイプのものに交換し、お手入れがしやすい快適な空間になりました。
デザインと機能を両立させた事例

一日の中で過ごす時間が長いキッチンをより快適にするために、‟見せる収納”を上手に取り入れてリフォームした事例です。すべてのものを「隠す」のではなく、「見せる収納」にこだわったところがポイント。オーク調のインテリアカウンターを設置して、炊飯器やコーヒーメーカーなどの家電をおしゃれにレイアウトしました。キャビネットの下には、分別用のごみスペースもしっかり確保しています。また、床はライトオーク調のフローリングから、白い大理石調に変更し、天井や壁紙も張り替えて、機能的で使いやすさもありながら、おしゃれなキッチンになりました。機能的なキッチンになったことで、調理にかかる時間も短縮でき、より快適な生活を送れているそうです。
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リフォーム工事期間 |
約4日 |
|---|---|
|
費用 |
約70万円 |
コストパフォーマンスが優れた実績

マンションのトイレのリフォームを約70万円で行ったケースです。築年数が約30年経ったマンションで、給水管の継ぎ目から水漏れしていることから、リフォームに踏み切りました。そこで、ウォシュレット一体型の便器を新しく設置しました。また、便器の裏側が掃除しにくかったため、トイレの床には汚れにくい素材を入れ、背面の壁には汚れても簡単に拭き取り可能なパネルを取り付けました。便器自体は、少ない水で流せる「トルネード洗浄」機能を搭載したタイプをセレクト。お掃除しやすく、快適に使えるトイレになりました。工事は2日間と短期間で、費用は約70万円。コストパフォーマンスのいいリフォームが実現しました。
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リフォーム工事期間 |
約2日 |
|---|---|
|
費用 |
約70万円 |
まとめ
トイレ、浴室、キッチンなどの水回りは、毎日使う場所であるため、どうしても経年劣化しやすいものです。だからこそ、築10~20年を目安にリフォームを行う必要があります。水回りの劣化が進むほど、リフォームにかかる費用も高くなっていきますから、適切なタイミングでぜひリフォームを考えてください。ここでご紹介した費用相場やリフォームのタイミング、事例を参考に、自宅の水回りについても考えてみましょう。
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