卒FITとは?FIT制度の解説と卒FIT後のお得な選択を3つ解説
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
「卒FIT後はどうしたらいいんだろう?」
「一番お得な選択肢はどれ?」
自宅に太陽光発電設備を設置している人にとって、卒FIT問題は重要ですよね。この記事では卒FITとは何かから、卒FIT後の選択肢についても解説していきます。
最後まで読んで自分が納得できる選択肢を選んでいきましょう。
目次
卒FITとは?FIT制度について解説

卒FITとは、国が定めた「FIT制度」(再生可能エネルギー固定価格買取制度)の適用期間が満了することを指す言葉です。FIT制度は、太陽光発電で余った電力を電力会社が一定期間、高い価格で買い取ることを保証したもので、家庭用の太陽光発電では10年間が適用期間となっています。
たとえば2014年に太陽光発電が導入された場合、2024年にFIT期間が終了し、「卒FIT」を迎えることになります。この時、多くのご家庭が「これから余剰電力をどうすればいいのか?」と悩むことでしょう。
なぜなら卒FITを迎えると電力の買取価格が下がり、それまでのように高い収益を期待することが難しくなるからです。一方で、卒FITは太陽光発電の活用方法を見直す絶好のチャンスでもあります。
卒FIT後は売電収入が減ってしまう
卒FIT後、最も大きな変化として挙げられるのが「売電収入の減少」です。
FIT制度の適用期間中は、再生可能エネルギー促進賦課金(通称:再エネ賦課金)によって、電力会社が高価格で電気を買い取る仕組みになっています。しかし卒FIT後はこの補助がなくなるため、買取価格が大幅に下がってしまうのです。
卒FIT後の買取価格は、電力会社によりますが平均的に1kWhあたり7~10円程度です。たとえば、FIT期間中に月1万円の売電収入があった家庭では、卒FIT後は月2000円前後に減少してしまう計算になります。
これだけ売電収入が低下すると、多くの家庭にとって大きな経済的課題となるでしょう。
卒FIT後の選択肢は?3つの選択肢を解説
卒FITが近づいたら、余剰電力をどう活用するかをしっかり検討することが大切です。ここでは、代表的な3つの選択肢をわかりやすくご紹介します。
卒FIT後の選択肢①売電を継続する

卒FIT後も、現在の電力会社に余剰電力を売電することは可能です。この方法は新たな契約手続きや設備変更が必要ないため、特に手間をかけたくない家庭にとって一番手軽な選択肢といえます。
現在の電力会社との契約をそのまま継続する最大のメリットは、追加の準備や調査がほとんど不要な点です。多くの場合、FIT期間終了後も電力会社が新しい買取単価で余剰電力を買い取る仕組みが整備されており、特別な申請が必要ないことが一般的です。特に忙しい方や契約内容に大きな不満がない方にとって、この選択肢は負担が少ないといえるでしょう。
なお、同じ電力会社で継続する場合でも、卒FIT前に契約条件を必ず確認してください。
一方で卒FIT後の買取価格は、FIT期間中と比べて大幅に低下する点がデメリットです。多くの場合、1kWhあたり7~10円程度に設定されており、FIT制度中の価格と比べると大幅な収入減が避けられません。また、買取価格が固定ではなく、今後さらに下がる可能性もあるため注意が必要です。
現在の電力会社に売電を続ける場合は、収入減少を見越して、省エネ対策や余剰電力の自家消費も併せて検討するのがおすすめです。たとえば、蓄電池やエコキュートの導入により電力を効率的に活用することで、家計への影響を抑えられる可能性があります。
卒FIT後の選択肢②別の電力会社へ売電

現在の契約先に満足できない場合、別の電力会社に切り替える方法も選択肢の1つです。電力自由化の進展により、新電力会社や地域密着型の事業者が多様なプランを提供しており、より高い買取価格を提示しているケースもあります。
ただし一般的に契約切り替えには手続きや時間がかかる点に注意が必要です。申請書類の提出や契約条件の確認が求められ、場合によっては数週間以上かかることもあります。この間、売電収入が一時的に途切れる可能性があるため、事前にスケジュールを立てて計画的に進めることが大切です。
卒FIT後の売電は大阪ガスがおすすめ
卒FIT後の売電先には、大阪ガスがおすすめです。
通常プランでは9円/kWhの買取単価が設定されており「大阪ガスの電気」を契約すると最大で10円/kWhにアップします。また切り替え手続きが簡単で、解約や工事の手間がほとんど不要な点も魅力です。
専用の会員サイト「マイ大阪ガス」では、買取量や金額を簡単に確認できるため、売電収入の管理もスムーズです。卒FIT後も安心して高単価で売電を続けたい方には、大阪ガスを検討してみてください。
卒FIT後の選択肢③自家消費する

卒FIT後の選択肢として近年注目されているのが「自家消費」です。これは余剰電力を電力会社に売らず、家庭内で消費することで電気料金を節約する方法です。電気料金の高騰が続く中、自家消費の経済的メリットは年々増加しています。
自家消費の最大のメリットは、電気料金の節約に直結することにあります。現在、家庭用電力の料金は1kWhあたり30円以上が一般的で、売電価格よりもはるかに高い水準です。そのため売電せずに自家消費に切り替えることで、直接的なコスト削減効果が得られます。また蓄電池や電気自動車(EV)を活用することで、エネルギー供給を安定させることができ、災害時に電力を確保できるという利点もあります。
一方で、自家消費には初期投資が必要です。蓄電池やエコキュート、EVなどの設備を導入するには数十万~数百万円の費用がかかり、設置スペースや維持費も考えなければなりません。こうした費用負担を軽減するためには、国や自治体が提供する補助金制度を最大限活用することが重要です。
自家消費に必要な機器:蓄電池
蓄電池は、卒FIT後に自家消費を効率化するための基本的な機器です。
蓄電池を設置すれば、日中に太陽光発電で余った電力を蓄えておき、夜間や悪天候時など発電ができない時間帯に使用できるようになります。これにより、電力会社からの電気購入を減らし、電気料金を節約することが可能です。さらに、災害時の停電にも備えられるのも魅力です。
ただし蓄電池の初期導入費用は高額で、数十万~百万円を超えるケースもあります。
なお国や自治体の補助金制度を利用することで、導入コストを抑えることが可能です。蓄電池を検討する際は、利用できる補助金がないか調べてみるといいでしょう。
自家消費に必要な機器:エコキュート
エコキュートは、蓄電池と組み合わせることで自家消費をより効率的に活用できる電気温水器です。日中の余剰電力を利用してお湯を沸かし、そのお湯を夜間や翌日までタンクに保温しておくことができます。これにより電気を効率的に使いつつ、給湯にかかるエネルギーコストを削減できます。またエコキュートはヒートポンプ技術を活用して大気中の熱を利用するため、環境にも優しい製品です。
ただし設置スペースや初期費用が必要で、使用状況に応じたメンテナンスも考える必要があります。卒FIT後の電力活用方法として、自宅の電力消費と給湯のバランスを考えて検討しましょう。
自家消費に必要な機器
電気自動車(EV)は、単なる移動手段としてだけでなく、実は大容量の蓄電池としても活用できます。特にV2H(Vehicle to Home)システムを導入すれば、EVに蓄えた電力を家庭内で利用することが可能になります。
EVは一度の充電で数日間の電力を蓄えられるため、蓄電池よりも多くのエネルギーを蓄えることができますが、導入費用はさらに高額です。また、V2Hを利用するには対応する機器やパワーコンディショナーの設置と追加のコストが必要になる場合があります。EVの導入を検討する際は、家庭の電力消費量や車の使用頻度を踏まえて総合的に判断しましょう。
なおV2Hシステムの導入には、国や自治体からの補助金を利用できる場合があります。導入を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
卒FIT後の売電契約の切替について
卒FITが近づいてくると、余剰電力の売電契約を見直す必要があります。高い買取単価や簡単な手続きで契約できる大阪ガスは、売電先としておすすめです。ここでは、大阪ガスへの切り替え方法や注意点をわかりやすくご紹介します。
固定価格での買取期間満了の20日前までに申し込む

大阪ガスへ切り替える場合、固定価格買取期間が満了する20日前までに申し込みを行うと、FIT期間終了の翌日からスムーズに大阪ガスでの売電に移行できます。この手続きを完了することで、売電収益の途切れを防げます。
一方、他の事業者を経由してから大阪ガスへ切り替える場合は、申し込みから3週間~2か月程度の期間が必要です。
電力会社の切り替えは、計画的に進めましょう。
大阪ガスへの切り替えは、手続きが非常に簡単である点が魅力です。お近くのガスのお店やコールセンター、ホームページから申し込みが可能で、解約手続きや工事の手間はほとんどかかりません。スマートフォンで「満了通知」を撮影してアップロードするだけで、情報が自動で転記され、簡単に手続きが完了します。
また切り替え費用は原則発生せず、スムーズに次のステップへ進める点も利用者にとって安心材料となります。
買取料金の計算について
大阪ガスの買取料金は、関西電力送配電(株)の検針データをもとに算出されます。新たに買取を開始する場合、通常プランで9円/kWh、「大阪ガスの電気」を契約すると最大10円/kWhと、業界内でも高水準の買取単価が適用されるのが魅力です。
またスマートメーターが未設置の場合でも、関西電力が無料で設置を行うため、初期費用の心配は不要です。契約を進める際には、条件や価格設定をしっかり確認し、納得した上で切り替えを進めましょう。
お支払いの流れについて
大阪ガスでは、買取開始月を1か月目とし、12か月目の翌月末日までに指定の口座へ振り込む仕組みを採用しています。毎月の買取量や買取料金については、「マイ大阪ガス」専用サイトで確認可能で、売電収益を簡単に管理できます。
ただし検針データの提供が遅れる場合には、支払い時期がずれ込む可能性もあるためご注意ください。
卒FIT後の売電契約は大阪ガスがおすすめ
卒FIT後の売電先選びに迷われている方には、大阪ガスがおすすめです。ここでは、大阪ガスと契約することで得られる具体的なメリットをご紹介します。
おすすめポイント①「大阪ガスの電気」を契約すれば買取単価がアップ

大阪ガスは、余剰電力の買取単価が高い点で注目されています。通常の買取プランでも関西電力などより高めに設定されていますが、「大阪ガスの電気」を契約することで、さらに買取単価がアップする仕組みです。
たとえば、「大阪ガスの電気」とセットで契約すると、通常プランの買取単価が9円/kWhから10円/kWhまで上昇します。この差は年間の売電収入に大きな影響を与えるため、できるだけ高い買取単価を希望する方にはとても有利な条件といえるでしょう。
さらに、大阪ガスの契約手続きはシンプルで、解約や工事が不要な場合がほとんどです。スマートメーターが未設置の場合でも、関西電力が無料で設置を行うため、初期費用が発生する心配もありません。このように、手間や費用を抑えつつ収益を最大化できる点が大阪ガスの大きな魅力です。
おすすめポイント②毎月の買取量・金額を会員専用サイト「マイ大阪ガス」で確認できる

大阪ガスでは「マイ大阪ガス」という会員専用サイトを提供していて、売電に関するデータを簡単に確認できます。毎月の買取量や買取金額が明確に表示されるため、収入状況を管理しやすく、家計の計画にも役立ちます。
さらにサイト上では契約内容の確認や変更手続きが可能で、契約者自身が状況に応じて売電プランを柔軟に調整できるのも魅力です。大阪ガスのこうした充実したサポート体制は、安心して売電を続けたい方にとって大きなメリットといえるでしょう。
まとめ
卒FITは、太陽光発電を導入した家庭にとって電力活用を見直す重要なタイミングです。FIT期間中は高い買取価格で安定した収益を得られていましたが、卒FIT後は売電収入が減少するため、新たな選択が必要となります。
卒FIT後の選択肢には、売電を継続する、契約先を切り替える、自家消費を導入するなどがあり、それぞれにメリットと課題があります。
売電収入を少しでも維持したい方は、高い買取単価を提示する電力会社を選ぶのがポイントです。一方で、自家消費を取り入れることで、長期的な電気料金の削減や災害時の電力確保といった利点を得ることもできます。
大阪ガスでは、高い買取単価や手続きの簡便さ、専用サイト「マイ大阪ガス」を活用した収入管理のしやすさなど、卒FIT後のお客さまをしっかりサポートする充実したサービスをご用意しています。売電収入をしっかり確保し、安心して契約を進めていただけるプランをご提案しますので、ぜひご検討ください。
卒FIT後の選択は、家庭のエネルギー効率や家計に大きな影響を与える重要な決断です。最適な方法を見つけ、太陽光発電の価値をさらに高めていきましょう。
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