太陽光発電で電気代が安くならない?原因や安くするためのコツを徹底解説

編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部

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太陽光発電で電気代は安くならない?
電気代を安くするための対策方法とは?

太陽光発電を導入したのに、思うように電気代が安くならないと不安になりますよね。電気代が安くならない場合、いくつかの原因が考えられるため、原因を特定するのが重要です。

本記事では、太陽光発電で電気代が安くならない原因を詳しく解説します。そのうえで、自家消費の最大化や蓄電池の活用など、節約効果を高める具体的なコツも紹介します。

状況に合わせた最適な対策を紹介しているので、太陽光発電を導入したのに節約効果を実感出来ていない人はぜひ参考にしてください。

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目次

太陽光発電は電気代が安くならない?実際のところどうなの?

電力の自家消費で電気代を削減できる

太陽光発電は作った電気を家庭で消費することで、電気代の削減が期待できます。日中の消費電力を太陽光発電で賄えば、電気の購入量を減らせるからです。

また、一般的な電力プランは消費量に応じて料金単価が高くなります。例えば関西電力の従量電灯Aの場合、3段階の1段階目は20.21円/1kWhですが、300kWh超過分の3段階目は28.59円/1kWhです。

購入する電力量を抑えることで、安い単価の電力を使用できます。購入量と単価の安い電気代、両方から削減効果が得られるため、太陽光発電は電気代を安くできる可能性が高いです。

関西電力(従量電灯A)の料金単価
  料金単価
第1段階
(15~120kWh)
20.21円/1kWh
第2段階
(120~300kWh)
25.61円/1kWh
第3段階
(300kWh~)
28.59円/1kWh

※参照:関西電力(2025年7月時点)

再エネ賦課金の支払い額も抑えられる

太陽光発電を導入すると電気の購入量が抑えられ、再エネ賦課金(ふかきん)も節約できます

再エネ賦課金とは再生可能エネルギーの普及を目的に、すべての電気利用者に課される料金です。毎月の電気料金に上乗せされる形で徴収されます。

2025年7月現在は1kWhあたり3.98円のため、毎月300kWh利用する家庭なら1,194円の支払いです。少しでも支払い額を抑えるためにも、太陽光発電を用いて電気代を節約しましょう。

余った電気の売電による収益が得られる

売電収入のイメージ

※画像はDaigasコラムが作成

自家消費の余剰電力は電力会社に売却して収入を得られます。売電収入が得られれば、電気代の補填ができて毎月の負担を軽減可能です

FIT制度の適用期間中は、国が定める固定価格で買い取られます。10年間の固定価格買取期間が終了した後も、電力会社と契約し売電が可能です。

近年、FITによる買取価格は下落傾向で、売電の収益よりも自家消費のほうが大きく節約できます。あくまで売電による収入は副次的なものだと認識しておきましょう。

※FIT制度とは

固定価格買取制度(FIT:Feed in Tariff)とは、太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社に一定期間・一定価格で買い取ってもらえる制度です。

買い取りについては国が保証しています。電力会社が電気を買い取る費用の一部は、電気の利用者から「再エネ賦課金」として集められています。

再生可能エネルギーは、約1割と言われる日本のエネルギー自給率を補うだけでなく、脱炭素社会を実現するためにも促進されています。

  適用FIT価格
2012年度 42円/kWh
2013年度 38円/kWh
2014年度 37円/kWh
2015年度 35円/kWh
2016年度 33円/kWh
2017年度 30円/kWh
2018年度 28円/kWh
2019年度 24円/kWh
2020年度 21円/kWh
2021年度 19円/kWh
2022年度 17円/kWh
2023年度
上半期
16円/kWh
2023年度
下半期
16円/kWh
2024年度 16円/kWh
2025年度
上半期
15円/kWh

日々の発電状況の可視化で節電意識が高まる

太陽光発電を導入すると、専用モニターで日々の発電量や消費電力量を確認できます。電気の使用状況が「見える化」され、自然と節電意識が高まります

もっと節約できそうなポイントを見つけたり、無駄な消費に気づいたりするのは、電気代を安くするための最初のステップです。

また、専用モニターでは発電量や売電量も確認できるため、節電の実感も得られます。電気の使い方を意識するようになることで、太陽光発電を導入する前よりも電気代が安くなる可能性は高いです。

太陽光発電を導入しても電気代が安くならない原因

太陽光発電を導入すると多くの場合、電気代が安くなります。しかし、運用方法や外部的な要因で「安くならない」事態に陥ることもありえます。

以下では安くならないと感じる時の原因について解説していきます。

電気代が安くならない原因
  • 発電量がシミュレーションを下回っている
  • 日中の電気消費量が少ない
  • 電気料金が高騰している
  • ライフスタイルの変化で電気使用量が増えた
  • 太陽光パネルの汚れや経年劣化
  • 契約中の電気料金プランが最適ではない

発電量がシミュレーションを下回っている

電気代が安くならないと感じる原因の一つは、実際の発電量が事前のシミュレーションを下回るケースです。想定通りの節約効果が得られないため、安くならないと感じてしまいます。

シミュレーション時点で想定できなかった問題や、悪天候などが続くと発電量は伸び悩みます。特に積雪の多い地域や梅雨の時期では発電量が落ち込みやすいです。

また、販売業者の営業マンは楽観的なシミュレーションを提示してくる可能性もあります。正しく計算されているか判断するためにも、複数の業者に見積もり依頼をするのが重要です。

日中の電気使用量が少ない

日中の電気使用量が少ない家庭では、太陽光発電のメリットを活かしきれない場合があります。太陽光パネルが発電する昼間に電気をあまり使わないと、自家消費が進まないからです。

昼間は不在がちな場合、発電した電気の多くは売電に回ります。しかし、売電の単価はFIT適用時でも15円※1と安く、購入単価は約30円※2と高いため、経済的メリットが得られません。

太陽光発電の節約効果は、自家消費を増やしたほうが大きいです。ライフスタイルと発電のタイミングが合っていないと、節約効果は薄れてしまいます。

※1 参照:資源エネルギー庁(2025年7月時点)
※2 参照:東京電力(2025年7月時点)

電気料金が高騰している

電気料金の平均単価推移

※参照:資源エネルギー庁「電気料金の変化」

太陽光発電を導入していても、自家消費で間に合わない分は購入する必要があります。そのため、電気料金の値上がりは安さを実感できない原因の一つです。

太陽光発電で電気の購入量が少なくなっても、電気料金自体が上がると節約効果は小さくなります。近年は燃料費の高騰などが原因で、電気料金単価が上昇傾向です。

燃料費原因の他に、再エネ賦課金も電気料金が上がる一因になっています。年々高くなっていて、2012年の制度開始以来、2023年度以外はすべて値上げしています

※参考:東京電力「再生可能エネルギー発電促進賦課金単価」

ライフスタイルの変化で電気使用量が増えた

太陽光発電の導入後に、家族構成やライフスタイルが変化することも原因の一つです。例えば、子どもの誕生や在宅勤務の開始などが該当します。

家族が増えたり、日中に在宅する時間が増えたりすれば、電気使用量は増加します。太陽光発電があっても、消費電力をすべて発電するのは困難です。

発電分でカバーできないほど消費電力が増加する場合、安くなるどころか高くなったと感じてしまうこともありえます。

太陽光パネルの汚れや経年劣化

太陽光パネルの汚れや経年劣化で発電効率が低下するのも、電気代が安くならないと感じる原因です。発電効率が下がると自家消費が減り、購入する電力の量が多くなるからです。

太陽光パネルの表面に砂埃や鳥のフン、落ち葉などが付着することで発電効率は低下します。長期間運用している場合は、適切なメンテナンスが重要です。

また、太陽光パネルは経年劣化も避けられません。毎年少しずつ発電効率が低下していきます。発電効率の低下をゆるやかにするためにも、太陽光パネルは正しく管理しましょう。

契約中の電気料金プランが最適ではない

契約している電気料金プランが、現在のライフスタイルに合っていない可能性も考えられます。特に、太陽光発電を導入後にプランを見直していないケースは注意が必要です。

太陽光発電は夜間に電力料金が安くなるプランと相性が良いです。日中は太陽光発電で補い、夜間は安い電力を活用することで費用を抑えられます。

現在の電力料金が安くないと感じているなら、料金プランを再検討しましょう。地域の大手電力会社だけでなく、新電力も含めて検討するのがおすすめです。

太陽光発電に最適なプランなら大阪ガスに相談しよう

大阪ガスでは初期費用が0円で導入できる太陽光発電の「スマイルーフ」や、卒FIT後のお得な売電プランなどを提供しています。

電力プランに悩んでいるなら、ぜひ大阪ガスにご相談ください。これから太陽光発電を導入したい人にも最適なプランを提案できます。

太陽光発電で電気代を安くするためのコツ

  • 自家消費を最大化する
  • 蓄電池を導入して夜間も利用できるようにする
  • エコキュートを導入して電気を有効活用する
  • 電力会社や料金プランを見直す
  • 定期的なメンテナンスで発電効率を維持する

自家消費を最大化する

電気代を安くする最も有効な方法は、発電した電気の自家消費を拡大することです。電気の購入価格が高くなっている昨今、売電よりも使うほうがお得になります。

電気をなるべく日中に利用するような工夫が効果的です。例えば、炊飯器や洗濯乾燥機のタイマー機能を活用し、昼間に稼働させる運用を検討しましょう。

これまで夜間に行っていた家事を、太陽光が発電している時間帯に行う意識が大切です。ライフスタイルを少し変えるだけで、電気の購入量を大きく減らせます。

蓄電池を導入して夜間も利用できるようにする

※画像はDaigasコラムが作成

蓄電池を導入すれば、昼間に発電して余った電気を貯めておけます。貯めた電気を夜間や早朝に使うことで、1日を通して電気の自給自足が可能です

蓄電池を導入すれば天気が悪く太陽が出ていない日や、停電などの非常時でも電気を利用できるようになります。

導入には初期費用がかかりますが、国や自治体が補助金制度を設けている場合があります。長期的な視点で見れば、電気料金の削減効果は非常に大きくなる可能性が高いです。

エコキュートを導入して電気を有効活用する

※画像はDaigasコラムが作成

エコキュートは、空気の熱を利用してお湯を沸かす家庭用給湯機です。太陽光発電と連携させることで、発電した電気を有効活用できます

通常のエコキュートは電気料金の安い深夜にお湯を沸かすのが一般的です。設定を変更して日中にお湯を沸かすようにすることで、太陽光発電由来の電力を活用できます。

エコキュートの導入も費用がかかりますが、補助金制度やセット割引でお得に設置できる可能性があります。電気をお得に使うためにも、設置の検討がおすすめです。

電力会社や料金プランを見直す

現在の電気料金プランが最適かを確認し、必要であれば見直しを検討しましょう。電力自由化により、ライフスタイルに合わせた多様なプランを選択できます。

例えば、太陽光発電と蓄電池を設置している家庭向けのプランを提供している会社もあります。そのほか、卒FIT後、余剰電力の買取価格が高い電力会社に切り替えるのも一つの手です。

卒FIT後なら大阪ガスの電力もおすすめです。通常8円程度の売電価格が最大10.5円で買い取ってもらえます。工事の手間もなく簡単に乗り換えられるので、ぜひご相談ください。

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定期的なメンテナンスで発電効率を維持する

太陽光発電システムの発電効率を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。専門業者による点検で、自分では気づきにくい不具合を早期に発見できます。

点検では、パネルの汚れや破損、ケーブルの断線、パワーコンディショナの異常などをチェックします。資源エネルギー庁によると、3~5年に1回の頻度で定期的なメンテナンスが推奨されています。

費用はかかりますが、放置して発電量が大きく低下するリスクを考えれば必要経費といえます。長期的に運用を続けるため、メンテナンス計画を立てておきましょう。

※参考:資源エネルギー庁「太陽光発電について」39P

太陽光発電で安くなる電気代のシミュレーション

年間では10万円以上電気代が節約できる可能性がある

シミュレーション条件
売電価格(FIT期間中) 15円
年間発電量 6,725kWh
売電量(70%) 4,707kWh
年間の売電収入 70,605円
年間の自家消費量(30%) 2,017kWh
電気代 30円/1kWh
年間の電気代節約 60,510円

2025年現在のFIT価格を元に、電力収入を計算してみました。容量が5kWの太陽光発電システムを導入した場合、1年間の売電収入と節約の合計は約13万円が目安です

環境省の資料から、東京都に太陽光発電システムを設置した場合の年間発電量を、容量1kWあたり1,345kWhで見積もっています。

もちろん、節約額は設置するシステムの容量やご家庭の電気使用量、地域の日照条件によって変動します。あくまで一つの目安として参考にしてください。

太陽光発電を導入した場合の節約効果内訳

節約効果は主に「自家消費による電気代削減」と「売電収入」の2つから成り立ちます。自家消費は、発電した電気のうち自宅で使うことで電気の購入を防ぐ効果です。

年間の総発電量のうち、約30%を自家消費し、残りの70%を売電するのが一般的な割合です。この割合は、日中の電気使用量など各家庭のライフスタイルで調整しましょう。

2025年の売電価格では、発電量と売電:自家消費の割合から、売電収入は年間で約7万円、自家消費による節約は6万円程度が想定されます。

※参考:経済産業省

太陽光発電を導入する人が「安くならない」と後悔しないためのポイント

複数の業者にシミュレーションを依頼する

太陽光発電の導入を検討する際は、必ず複数の業者から見積もりと発電シミュレーションを取りましょう。1社だけの提案では、その内容が妥当かどうかを判断できません。

業者によって、使用する太陽光パネルのメーカーや提案するシステム容量は様々です。複数の提案を比較することで、ご自宅の屋根に最適なプランが見つかります。

シミュレーションの算出根拠が明確かどうかも、信頼できる業者を見極める重要なポイントです。丁寧な説明を受け、納得したうえで契約するようにしましょう。

長期的な視点での収支計画を立てる

太陽光発電は、初期費用を10年以上の長い期間をかけて回収していく設備です。目先の売電収入だけでなく、長期的な視点で収支計画を立てることが大切です

計画には、導入費用のほかにメンテナンス費用やパワーコンディショナの交換費用なども含まれます。FIT期間終了後の売電単価下落も考慮に入れておきましょう。

将来のライフスタイルの変化による電気使用量の増減も予測しておくと、より現実的な計画になります。長期的な視点を持つことで、導入後の後悔を防ぐようにしましょう。

補助金を上手に活用する

太陽光発電の導入にあたっては、国や自治体が実施する補助金制度を積極的に活用しましょう。補助金を活用することで、高額な初期費用を大幅に軽減できます。

補助金の内容や条件、申請期間は自治体によって異なるため、事前の情報収集が不可欠です。お住まいの自治体のウェブサイトなどで、最新の情報を確認してください。

多くの場合、補助金の利用は工事着工前の申請が必要です。また、補助金の予算には限りがあるため、導入を決めたら早めに手続きを進めることをおすすめします。

まとめ:原因を見極め、適切な対策で太陽光発電のメリットを最大化しよう

太陽光発電を設置しても電気代が安くならないと感じるのは、必ず何らかの原因が存在します。発電量の低下や電気使用量の増加など、思い当たる点がないか確認してみましょう。

対策の基本は、発電した電気を賢く「自家消費」することです。蓄電池やエコキュートの導入、料金プランの見直しなど、ご家庭に合った方法で節約効果を高められます。

太陽光発電は、長期的に見て家計と環境に貢献する優れたシステムです。この記事を参考に原因を見極め、適切な対策を講じることで、そのメリットを最大限に引き出しましょう。

太陽光発電の導入を検討しているなら、ぜひ大阪ガスにご相談ください。太陽光発電に詳しい担当者が、わかりやすく導入のメリットをご案内します。まずは無料の見積もり相談がおすすめです。

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