太陽光発電のメンテナンスは義務?定期点検の費用目安・方法・頻度まで徹底解説

編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部

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太陽光発電のメンテナンスは義務?

太陽光発電のメンテナンスは義務?
点検の費用はいくら?やらないとどうなる?

太陽光発電システムを導入すると、電気代の節約や売電によって多くの経済的メリットがあります。国や自治体が推奨していることもあり、導入を検討している方も多いでしょう。

しかし、太陽光発電設備は定期点検が義務化されており、怠ると性能が落ちるリスクが高まります。点検の費用や作業内容が不明なままだと、不安に感じる方も多いかもしれません。

そこで当記事では、ソーラーパネルや関連機器のメンテナンスについて徹底解説します。費用の目安や点検の頻度など、住宅用・事業用どちらも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【大阪ガス】太陽光発電について相談する

目次

太陽光発電には定期的にメンテナンスをする義務がある

FIT法改正で住宅用も点検が義務化された

太陽光発電のメンテナンスは、以前は事業用にのみ点検義務がありました。しかし、2017年4月にFIT法が改正され、住宅用もFIT制度(固定価格買取制度)を利用するなら点検義務があります。

FIT制度を利用すると、一定期間は国が定める金額で電力を買い取ってもらえます。利用しない場合、住宅用の太陽光発電は点検義務の対象外ですが、安全性や発電効率の維持のため点検は推奨されています。

太陽光発電システムの容量やFIT制度の利用有無によって、求められる安全基準が異なり、法的な点検義務の有無が変わります。以下に表でわかりやすく整理しました。

  太陽光発電
システムの容量
FIT利用 点検義務
住宅用 10kW未満 あり あり
10kW未満 なし なし
事業用 10kW以上〜50kW未満 あり あり
50kW以上 あり あり
50kW以上 なし あり

住宅用の太陽光発電ではFIT制度を活用するケースがほとんどです。FITの助成を使わないと、初期投資の回収に非常に長い時間がかかる可能性があります。

容量50kW以上の事業用の場合、保安管理体制の整備が求められます。点検・保守にあたり、電気主任技術者を選任するか、外部保安機関へ委託する必要があります。

太陽光発電の導入を検討している場合は、メンテナンス費用をはじめとした維持管理にかかるコストも忘れずに検討しましょう。メンテナンス費用の目安は以下で紹介しています。

▼メンテナンス費用の目安はこちら

FIT(固定価格買取制度)とは

FITとは、Feed-in tariffの略で、発電した電力を一定期間、国が定めた価格で電力会社が買い取る制度です。2025年度上半期のFIT価格は1kWhあたり15円で、期間は10年間と定められています。

仮に一般的な家庭用システムで年間4,000kWhを売電できた場合、年間60,000円の売電収入になります。10年間安定して発電できれば、売電収入は合計で60万円になります。

さらに、太陽光で発電した電力を自宅で使用することで電気代の節約も可能です。売電収入と電気代の節約を合わせると、10~11年で初期投資の回収が期待できます。

参考:資源エネルギー庁 公式

メンテナンスと点検の違いとは?

  作業内容
メンテナンス 太陽光パネルの清掃やボルトのネジ締めなどの手入れを意味することが多い
定期点検
(保守点検・保安点検)
設備が正常に稼働しているかの確認・発電性能の測定などの専門的な検査を指すことが多い

太陽光発電業界では「メンテナンス」や「定期点検」といった用語が使われますが、いずれも設備が正常に稼働しているか定期的に確認するという点で、ほぼ同じ意味で使われています。

業者によっては、メンテナンスを「パネルの清掃やボルトの締め直し」などの軽作業、保守点検を「機器の検査や出力チェック」などの専門的な作業と使い分けるケースもあります。

定期的な無料メンテナンス・点検をセールスポイントにしている業者もありますが、FIT制度で定められた保守点検の基準を満たしているか、契約前にしっかり確認することが大切です。

「0円ソーラー」ならメンテナンスも初期費用も無料

メンテナンスや初期費用が心配な方には、大阪ガスの「スマイルーフ」がおすすめです。無料で太陽光発電を導入できて、契約期間中の15年間はメンテナンスも無料です。

契約期間中は売電収入を得られませんが、初期投資や維持費の心配がないのは大きなメリットです。近畿圏に約200拠点展開していて、万が一の不具合にもすばやく対応してもらえます。

※ 2024年3月時点|関西エリアでの拠点数

15年後には大手メーカーの太陽光発電システムの所有者として、売電を含む自由な活用が可能です。初期投資や維持費が心配な方にとって、最適な選択肢と言えます。

太陽光発電のメンテナンスが重要な理由5選

FIT認定の取り消しリスクを避けるため
太陽光発電が原因の事故を未然に防げる
保険や保証が無効になるのを防ぐため
発電量の低下をいち早く察知できる
設備の寿命を延ばし修理コストを抑えられる

FIT認定の取り消しリスクを避けるため

太陽光発電のメンテナンスを怠ると、最悪の場合はFIT認定を取り消されるリスクがあります。認定を取り消された場合、固定価格での売電が継続できなくなり、大きな損失となります。

たとえ費用がかかっても、定期的なメンテナンスは実施するべきです。FITの助成が打ち切られると、初期投資の回収計画に大きな支障が出てしまいます。

また、点検記録は不具合やトラブルが起きた際に確認される可能性が高いです。点検業者に記録を残してもらい、製品の保証書とあわせて大切に保管しておきましょう。

太陽光発電が原因の事故を未然に防げる

実際に起きた太陽光発電が原因の火災・事故例
  • 経年劣化により配線がショート
  • 小動物がケーブルをかじり漏電
  • 施工不良による異常発熱が原因での火事
  • 製造不良で局所的な発熱が起き出火
  • 経年劣化と設置不良による漏電 など

※参考:消費者庁|住宅用太陽光発電システムから発生した火災事故等

例に挙げた火災や事故は、定期的なメンテナンスにより未然に防げる確率が上がります。火災や事故の原因はさまざまですが、点検によって不具合を早期に発見できるためです。

太陽光パネルやケーブルは屋外にあり、紫外線や雨風、台風などの影響による経年劣化は避けられません。また、ボルトが緩んでいると、強風でパネルが落下する事故に繋がります。

これまでに起きた事故の詳細は、消費者庁の「事故情報データバンク」にも掲載されています。どんなリスクがあるのか把握して、事前に対策を取っておくことが重要です。

自然災害による事故は増加傾向にありリスクも深刻化

太陽光発電の自家用設置者の事故件数

経済産業省|令和5年度 電気保安統計を参考に画像はDaigasコラムが作成

統計によると、自然災害による事故は増加傾向にあります。2023年度の大幅な減少は、パワーコンディショナの軽微な故障が報告不要になったためで、油断はできません。

屋根からの太陽光パネルの落下、飛散、浸水による漏電など、天候の変化がもたらすリスクは年々深刻化しています。また、雪国では積雪による雪災にも注意が必要です。

太陽光発電のメンテナンスだけでカバーしきれない自然災害のリスクには、保険の加入で備えるのが現実的な対策と言えるでしょう。

保険や保証が無効になるのを防ぐため

太陽光発電のメンテナンス不足が原因で事故が起きた場合、自然災害が原因でも管理不備と扱われ、保険や製品の保証が無効となるリスクがあります。

定期的なメンテナンスや適切な設置状況の維持は、万が一のトラブルが起きた際に金銭的な補填を受けるうえでも大切です。

メンテナンスの実施はもちろん、自然災害保険・メーカー保証が受けられる条件や対象の設備は、事前に確認しておきましょう。

発電量の低下をいち早く察知できる

メンテナンスが必要な不具合の例
  • 太陽光パネルの汚れや部分的な破損
  • ケーブルの接続不良や断線
  • パワーコンディショナの経年劣化 など

定期的なメンテナンスにより、発電量が低下する不具合を早期発見し、被害を最小限に抑えられます。例に挙げたような不具合は、放置せず修理や交換の対応が必要です。

太陽光発電の発電量は天候によっても変わるため、不具合が原因の発電量の低下には気づきにくい場合があります。

発電量が継続的に低下しているときは、太陽光の専門業者にすぐ相談しましょう。太陽光パネルや関連設備に不具合が発生している可能性があります。

設備の寿命を延ばして修理コストを抑えられる

太陽光発電システムの寿命

※画像はDaigasコラムが作成

太陽光発電に使われる機器には、それぞれ寿命の目安があります。ただし、定期的にメンテナンスを行えば、一般的な寿命を超えて使えるケースもあります。

例えば、1984年から稼働している「佐倉ソーラーエネルギーセンター」では、京セラ製の太陽光パネルが40年以上経った今も現役で使われています。

点検を怠ると、設備の寿命は想定よりも短くなりやすいです。定期点検で不具合を早期に見つけられれば、多くの場合で保証が適用され、修理コストを抑えられます。

メンテナンス無料の業者に依頼すると安心

大阪ガスの「スマイルーフ」なら、15年の契約期間中の修理対応やメンテナンスが無料です。研修に合格したエコマイスターが、点検や修理の対応をしてくれるので安心です。

初期費用が無料なうえ、太陽光発電システムはパナソニックなどの大手メーカー製です。契約満了後の16年目以降も、長く電気代を削減できる可能性があります。

太陽光発電のメンテナンス作業の内容

太陽光発電のメンテナンスは、2016年に日本電機工業会と太陽光発電協会が共同で作成した「太陽光発電システム保守点検ガイドライン」に基づいて実施されます。

太陽光発電システムの状態によって作業内容が異なるため、専門業者による点検が推奨されています。以下で、点検時に実施される作業内容の例を紹介します。

太陽光発電業者が実施する作業内容の例
太陽光パネルの掃除
太陽光発電システム外観の目視点検
太陽光パネルや架台が固定されているか確認
測定機器による数値測定
パワーコンディショナや関連設備の動作確認

太陽光パネルの掃除

太陽光パネルの掃除

※イメージ

太陽光発電のメンテナンスで特に重要なのが、パネルの掃除です。鳥のフンや花粉、黄砂などの汚れは雨だけでは落ちにくく、定期的に洗浄しないと発電量の低下に繋がります

雨の少ない時期に砂ぼこりが溜まったり、落ち葉がパネルの上に積もることもあります。また、伸びた樹木が影を作っている場合は、剪定して日当たりを確保する必要があります。

自分で掃除すると、感電したり水垢が残るリスクがあるため、清掃は専門業者に依頼しましょう。汚れにくい加工がしてある太陽光パネルを選ぶと、掃除を依頼する頻度を減らせます。

野立ての太陽光パネルは草刈りも重要

野立ての太陽光パネル

※イメージ

屋根設置ではなく野立ての太陽光パネルの場合、草刈りが必要です。伸びた雑草で影ができたり、落ち葉が積み重なって発電量が低下しやすいです。

草刈りについても、対応に慣れている専門業者に依頼するのが安心です。草刈り機で怪我をしたり、太陽光発電システムに触れて事故が起きないように気をつける必要があります。

太陽光発電システム外観の目視点検

太陽光発電システム外観の目視点検

※イメージ

太陽光パネルや固定する架台、配線などを外観からチェックします。汚れや破損、腐食、錆びなどがあれば、発電効率の低下や火災を防ぐため、必要に応じて補修や部品交換をします

また、太陽光パネルは「ホットスポット」の調査も実施します。汚れや破損が原因でパネルの一部が発電できず、電気抵抗が大きくなり部分的に異常な発熱を起こす現象のことです。

赤外線サーモグラフィーを搭載したドローンで検査する業者も増えています。少人数の作業員で効率的に検査できるメリットがあります。

太陽光パネルや架台が固定されているか確認

太陽光パネルや架台が固定されているか確認

※イメージ

太陽光パネルや架台はボルト・ナットなどで固定されており、緩んでいた場合は締める必要があります。台風や降雪によって落下するのを防止するためです。

締め付けが強すぎても破損の原因になるため、適切に固定されているか定期的に確認することで、より安全性を高められます

配線が外れそうになっていないか、動物がケーブルをかじったり巣を作っていないかなどもあわせて確認することで、漏電や発火のリスクも防ぎます。

測定機器による数値測定

測定機器による数値測定

※イメージ

定期メンテナンスの際には、太陽光パネルの発電性能に問題がないかを電圧計・電流計・絶縁抵抗計などの機器を使用して確認します。

太陽光パネルの経年劣化で発電量が低下している場合は、状態によっては交換が必要です。出力保証の期間内なら無償で交換してもらえるケースが多いです。

反対に、電流の流れすぎが漏電の原因になることもあります。正しい知識を持った業者に点検を依頼することで、安全性を維持しながら安定した発電量を確保できます。

パワーコンディショナや関連設備の動作確認

パワーコンディショナや関連設備の動作確認

※イメージ

太陽光発電のメンテナンスでは、パネルだけでなく関連設備の点検も欠かせません。特に、発電した電力を家庭で使える交流電力に変換するパワーコンディショナは重要な機器です。

パワーコンディショナは常に稼働していて、長年の使用で劣化しやすいです。発電量の低下の他、エラー表示の見落としや異音の発生など、日常では気づきにくい不調もあります。

売電メーターや蓄電池も、計測や蓄電に不具合が発生する場合があります。点検の際は、機器の動作確認、異常の有無、ケーブル接続の緩みや腐食なども確認してもらうことが大切です。

メンテナンスは有資格者が在籍する業者に依頼すると安心

  種類 概要
電気工事士 国家資格 電気設備の保安について高度な知識と技能を備える専門技術者。
PV施工技術者 民間資格 太陽光発電協会(JPEA)による認証資格。一定水準以上の施工品質が担保される。
太陽光メンテ
ナンス技士
民間資格 太陽光発電安全保安協会(JPMA)が認定する資格。講習・試験がありスキルの証明になる。
メーカー施工ID
取得企業
民間資格 各パネルメーカーが認定。製品ごとの施工知識を持つことの証明。
J-PITA技術認定 民間講習 学科と実技の講習を受けており、検査の実務力を証明。
JSMAメンテ
ナンス講習
民間講習 保全や点検の実務ノウハウを身につけられる講習。現場志向の内容で実用的。

※参考:太陽光発電の長期安定電源に資する事業環境整備にむけたガイドブック

太陽光発電のメンテナンスは、点検に関する専門知識が豊富な有資格者が多く在籍している業者に依頼するのが安心です。業者によって、点検の対応範囲や丁寧さには差があります。

定期的なメンテナンスが不十分だと、発電量の低下や設備の故障に気づかず、将来的に大きな損失が出てしまう可能性があります。

販売から設置、メンテナンスまで一貫対応できる業者なら、ノウハウが豊富で発電量の維持やトラブル対応も安心です。導入前なら、まずは太陽光のプロに気軽に相談してみましょう。

太陽光発電のメンテナンス費用の相場

年間の運転維持費の相場

経済産業省の資料を参考に、住宅用と事業用それぞれの、容量1kWあたりの年間運転維持費をまとめました。

  年間維持費
(1kWあたり・実績値)
年間維持費
(1kWあたり・想定値)
住宅用
(容量10kW未満)
1,061円 3,000円
事業用
(容量10kW以上)
5,400円 5,000円

例えば、容量5kWの住宅用太陽光発電のメンテナンス費用は、年間で約5,300円~15,000円ほどの維持費がかかる計算です

ただし、実際は設備の規模や設置環境によって費用が変わります。メンテナンスの頻度は通常3〜5年に1回で、住宅用太陽光発電の点検費用は1回あたり約4.1万円とも報告されています。

事業用は規模が大きい分、維持費が年間100万円以上かかるケースもあります。清掃費用が含まれるかも業者ごとに異なるので、まずは見積もりを取って比較するのがおすすめです。

パワーコンディショナの交換は1台あたり約42.3万円

経済産業省の資料によると、パワーコンディショナ交換の金額は、1台あたり約42.3万円と報告されています。これは、20年間に1度の交換を想定した金額です。

パワーコンディショナの交換費用も加味すると、年間の運転維持費は容量1kWあたり約6,300円となります。

太陽光発電の導入後は、交換に備えて計画的に積み立てておきましょう。パワーコンディショナの一般的な寿命は10~15年なので、想定より早く交換が必要になるケースもあります。

太陽光発電のメンテナンス頻度はガイドラインで定められている

  容量 主な施設 点検頻度の目安
住宅用 10kW未満 戸建住宅 4年に1回以上
事業用
(小規模)
10kW以上~
50kW未満
小規模な工場、事務所など 4年に1回以上
事業用
(大規模)
50kW以上 学校、工場など 受変電設備:2~6ヶ月に1回
パネル・パワーコンディショナ:6ヶ月に1回

※参考:太陽光発電協会

太陽光発電のメンテナンス頻度は、ガイドラインによって定められています。容量50kW未満の場合、設置後の初年度に点検を実施した後、4年おきが目安です。

つまり、1年目、5年目、9年目のように点検していく運びとなります。容量50kW以上の事業用太陽光発電のみ、電気事業法に基づく法定点検が求められています。

住宅用や小規模な発電所の定期メンテナンスは4年に1回ですが、発電量の低下や異常が見受けられた際は、点検スケジュールに関わらず専門業者に相談することが大切です。

太陽光発電のメンテナンスの3つの注意点

POINT
1.太陽光発電のメンテナンスは専門業者に頼む2.メンテナンスの依頼前に書類を揃えておく3.発電量や設備の動作を定期的に確認する

1.太陽光発電のメンテナンスは専門業者に頼む

太陽光発電のメンテナンスは、原則として専門業者に依頼しましょう。太陽光パネルやパワーコンディショナなどの電気機器の確認は、知識があっても危険を伴う作業です。

例えば、屋根の上での作業中に転落するリスクや、感電の危険性があります。専門業者は、安全基準や作業手順を守り、事故を未然に防ぐための技術と装備を持っています。

業者を通すことで、パネルやパワーコンディショナなどの機器保証をスムーズに受けられ、発電量を長期的に維持できます。不具合に年中無休で対応してくれる業者も存在します。

2.メンテナンスの依頼前に書類を揃えておく

用意しておく書類の例
  • 製品の保証書・取扱説明書
  • パネルのレイアウト図と配線回路図
  • 竣工検査報告書
  • 前回の点検報告書

専門業者にメンテナンスを依頼する際は、事前に必要書類を揃えておきましょう。設備の構成や仕様を確認しておくと、点検がスムーズに進み、トラブルを防げます。

設置時の報告書や機器の保証書、過去のメンテナンス記録を準備しておくと、業者が点検状況や修理履歴を詳しく確認できて、無駄な作業を減らせます。

3.発電量や設備の動作を定期的に確認する

日常的な点検は、地上から目視で実施できる内容のみ実施しましょう。屋根に上ったり、機器内部のチェックは専門業者に任せるべきです。自分でできる点検項目は以下のような内容です。

  日常点検の例
太陽光パネルと周辺部分 パネル表面に汚れ・傷がないか/フレームや架台に破損・サビがないか
屋根と配線 屋根材にズレ・ひび割れがないか/金具のゆるみや電線管の破損がないか
接続箱・集電箱 外観にサビや破損がないか/通気口や換気口にホコリの詰まりがないか
パワーコンディショナ 外箱や配線の損傷がないか/異音・異臭・過熱などの異常がないか
表示モニター 警告ランプやエラーコードが表示されていないか/発電量に異常がないか
周囲の環境 草木・鳥の巣などで影ができていないか/周辺の安全は保たれているか

※参考:太陽光発電システム保守点検ガイドライン

※屋根に上るなど危険な作業は行わず地上から確認できる範囲で点検

重要なのは、見てわかるトラブルや発電量の異常です。例えば、地上から見て明らかに一部が変色していたり、外れかかっているときはすぐ専門業者に相談してください。

発電性能の異常は、モニターの発電量がいつもより極端に減ったり、エラーコードの表示などの状態で気づけます。また、パワーコンディショナの異音や振動にも注意が必要です。

ガイドラインでは月に1回および悪天候後の点検が望ましいとされています。地震や台風などの後も実施が推奨されていますが、自分で確認が難しいときは無理をせず業者に任せましょう。

メンテナンス・アフターフォローが手厚い太陽光発電業者を選ぶ3つのポイント

POINT
定期メンテナンスの水準を事前に確認する
太陽光発電業者やメーカーの保証を比較
PPAモデルの太陽光発電も選択肢に入れる

定期メンテナンスの水準を事前に確認する

太陽光発電を長く安心して使うためには、定期的な点検と保守が欠かせません。業者選びでは、メンテナンスの水準が高いかを必ずチェックしましょう。

改正FIT法で義務付けられている点検を、代わりに対応してくれる業者だと安心です。無料でも遠隔モニターチェックのみだとFITの点検義務を果たしているとは言えません。

また、メンテナンスを受けた後に点検報告書がもらえるかの確認も必ずしてください。制度上、経済産業省への報告が必要になる可能性があるからです。

太陽光発電業者やメーカーの保証を比較

  目安の年数 保証の内容
出力保証 20~30年 発電性能が一定の水準を下回らないことを保証(例:1年目98%、25年目92%まで保証)
製品保証/機器保証 10~15年 パネルや周辺機器の不具合に対応(対応範囲はメーカーにより異なる)
自然災害補償 10年が多い 台風・落雷・雪などの災害による故障を補償(有償のケースが多い)
その他の独自保証 雨漏り補償/修理無制限/365日サポート 他

太陽光発電業者を選ぶ際は、保証の種類と内容を比較しましょう。メーカー保証に加えて、業者独自の保証が充実していると、万が一のトラブルに備えられます。

一般的に、出力保証は20~30年、製品保証は10~15年、施工保証は10年ほど無料でつくケースが多いです。実質的に無償で修理対応してもらえる期間なので、長い方が安心です。

台風・落雷・火災などの被害を補償する「自然災害補償」は有償のケースが多いです。ただし、業者やメーカーによっては無償で付帯するので、導入前にしっかり確認しましょう。

保証の有無とあわせて太陽光発電業者の信頼性も確かめるべき

会社情報や口コミを調べて、信頼できる業者か必ず確認しましょう。保証内容が手厚くても、10~20年後に倒産したり、適用条件が厳しいと保証が受けられないリスクがあります。

会社の運営歴や施工実績、SNSでの評判なども確認して、信頼できる企業が理想です。特に、上場企業やそのグループ会社はコンプライアンスが厳格で、信頼性が高い傾向にあります。

PPAモデルの太陽光発電も選択肢に入れる

PPAモデルとは、事業者が太陽光発電設備を0円で設置し、利用者は電力会社から割安な料金で電力を購入する仕組みです。契約期間満了後は設備を無償で譲渡されます

大阪ガスの「スマイルーフ」もPPAモデルで、契約期間中に売電はできませんが「大阪ガスの電気」との契約で通常よりお得に電気を使用することができます。

契約期間の15年は無料でメンテナンスが受けられ、初期投資を回収できない心配がほぼありません。安心して始められる太陽光発電を検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。

太陽光発電業者のアフターフォローに関する体験談

太陽光発電・蓄電池に関するアンケート
調査期間:2025年3月28日~4月3日
媒体:ランサーズ
対象者:太陽光発電・蓄電池を設置した方
調査人数:男女44人
・業者の良かった点・不満に感じた点は?
・保証やアフターサービスの充実度は?
・導入して満足しているか? 他

クラウドソーシングサービスのランサーズを活用して、太陽光発電システム・蓄電池を導入した方へのアンケート調査を実施しました。

実際に太陽光発電システムを導入した方の、アフターフォロー(メンテナンス)に関する回答も寄せられています。リアルな感想として、良い内容と悪い内容どちらも紹介します。

太陽光発電のアフターフォローが不十分で後悔した体験談

女性アイコン
口コミ:
香川県
(30代前半・女性)
評価
とても満足
アフターサポートの対応が遅かったのが残念な点。設置後に発電量のモニターにエラー表示が出たため、業者に問い合わせたが「担当者が不在なので折り返します」と言われたまま1週間以上連絡が来なかった。
 
男性アイコン
口コミ:
埼玉県
(50代前半・男性)
評価
一応は満足
施工が雑。地中配線したが、パワーコンディショナと配線保護のフレキ管の接続部分が早々に脱落。(修理対応はしてもらえた)細かいところでは結束バンドの切り残しなど。
 
女性アイコン
口コミ:
大阪府
(30代後半・女性)
評価
とても満足
特に不満に思っていることはなくとても使っていて満足しています。強いて言えば説明がなくメンテナンスの説明もなかったので、まあ設置したらそれでいいのかなって思いました。
 

アフターフォローが不十分だったり、不具合時の対応が遅れたために、導入自体には満足していても残念に感じた方の声も見られました。

メンテナンスや点検は、誰が・いつ・どこまで対応するのかを事前に確認しておかないと、対応が遅れたり、認識のずれからトラブルに繋がることがあります。

太陽光発電の導入価格や設備の性能だけでなく、アフターフォロー体制まであらかじめ確認しておくことで後悔を防げます。

アフターフォローが手厚く安心して太陽光発電を運用できた体験談

男性アイコン
口コミ:
東京都
(30代前半・男性)
評価
一応は満足
設置工事も迅速かつ丁寧で、仕上がりも綺麗でした。人柄も良さそうで、定期的な点検のご案内もいただけて安心です。
 
男性アイコン
口コミ:
青森県
(30代前半・男性)
評価
とても満足
地元密着型で細かい所まで説明していただきました。また、メンテナンスなども早期に対応していただいております。
 
男性アイコン
口コミ:
兵庫県
(40代前半・男性)
評価
不満はない
聞いたことがない事業者でしたが無事設置できたうえ、保証についても定期メンテナンスを行ってくれたので満足のいく事業者さんでした。
 

アフターフォロー体制が整った業者に依頼したおかげで、導入後も安心して運用できているという声が複数寄せられています。

信頼できる優良な太陽光発電業者は、設置後も定期的な点検やサポートを提供し、長期的に安定した運用を支援してくれます。

太陽光発電は長期間使用する前提で、サポートが充実した業者に相談するのがおすすめです。これから導入を検討している場合、まずはアフターフォロー体制を確認してみましょう。

太陽光発電のメンテナンスに関するよくある質問

太陽光発電は10年後にメンテナンスが必要?

太陽光発電システムの点検は、10年目よりも9年目で受けるのがおすすめです。10年を過ぎたあたりから、パワーコンディショナに不具合が出るケースも見られます。

パワーコンディショナの保証は10年、パネルは25年が多いです。保証期間が近づいてきた段階で、販売店またはメーカーが指定する業者に点検を依頼しましょう。

早めの点検で配線の劣化や発電量の低下が発見できれば、保証期間内に新品または良品に交換できて、さらに10~15年利用できる可能性があります。

太陽光のメンテナンス代はいくらかかる?

住宅用の場合、経済産業省の統計では1回あたり約4.1万円が目安です。一般的に5~10万円程度かかることもあるため、点検費用として4年かけて毎月1,000~2,000円積み立てておくと安心です。

金額に幅があるのは、業者や点検の内容によって料金が異なるからです。目視や測定だけなら無料や2~5万円、部品交換が必要な場合は追加で数万円かかることもあります。

事業用の場合は規模によって大きく異なり、100万円以上かかるケースもあります。契約の前にメンテナンス費用の目安や対応範囲を比較検討しておくとトラブルを防げます。

すべての太陽光発電でメンテナンスは義務?

10kW未満でFIT制度を利用しないなら点検は任意です。ただし、安全性や発電効率の維持のため、定期的な点検を受けたほうが良いです。

メンテナンス不足が原因で感電や火災などの事故が起きた場合、電気事業法や民法の観点から責任を問われることもあります。

自分で太陽光発電のメンテナンスはできる?

自分でもできる点検項目
  • パネル表面が汚れていないか
  • パネルに傷や破損がないか
  • 配線にたるみや切断がないか
  • パワーコンディショナに異音や振動がないか
  • 焦げたようなにおいがしないか
  • モニターなどで発電量に異常がないか

太陽光発電のメンテナンスは、地上から安全に確認できる範囲での目視点検にとどめましょう。感電や転落などの危険があるため、屋根に上ったり触れるのは避けてください。

月に1回程度、天気の良い日に外観をチェックするのがおすすめです。太陽光パネルの汚れや破損がないか、配線のたるみや異常がないかを確認すると良いでしょう。

目視で少しでも気になる部分が見つかった場合は、まずは専門業者に相談してみてください。状況をヒアリングしたうえで、適切なアドバイスをしてくれます。

まとめ:太陽光発電のメンテナンスは専門業者に任せるべき

太陽光発電のメンテナンスは義務ですが、無理に自分で対応せず、専門業者に任せましょう。事故の予防はもちろん、不具合が見つかった後の対応もスムーズになります。

住宅用では、月に1回程度の目視点検と、4年に1回の定期メンテナンスが目安です。事業用では、保安責任者が作成した点検計画に従って、定期的に点検・保守を行いましょう。

太陽光発電の維持費や初期費用が心配な方は、大阪ガスの「スマイルーフ」を検討してみてください。契約期間の15年間、エコマイスターの無料メンテナンスが受けられて安心です。

■ご注意事項

本記事の情報は記事公開時のものであり、最新の情報とは異なる可能性がございます。本記事に含まれる情報のご利用は、お客さまご自身の責任において行ってください。詳しくは「サイトポリシー」をご確認ください。

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