太陽光パネルの処分費用は1枚あたりいくら?廃棄費用の目安や節約方法を紹介

編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部

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太陽光パネルの処分費は1枚いくら?

太陽光パネルの処分費は1枚あたりいくら?
太陽光パネルを撤去する時の注意点は?

太陽光パネルは、処分する際に一定の費用がかかります。産業廃棄物として適切に処理する必要があるため、一般ゴミと比べて高額になりがちです。

この記事では、太陽光パネル1枚あたりの処分費用の相場や処理方法、費用を抑えるためのポイントを詳しく解説します。

太陽光パネルをこれから導入する人や、撤去を検討している人に役立つ情報を掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

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太陽光パネルの処分費用は1枚あたり8,500~20,000円

太陽光パネルの処分費用は1枚あたり8,500~20,000円が目安です。1枚あたりの金額は、処分するパネルの種類や設置する地域、撤去を依頼する業者など、様々な要素で変動します。

金額に影響する要素
処分するパネルの種類
処分するパネルの大きさ
パネルが設置されている地域
設置している環境
住宅の大きさ
撤去を依頼する業者

一般的な戸建て住宅で15~20枚を設置する想定だと、総額で25~40万円程度が相場です。

太陽光パネル1枚あたりの処分費用の内訳

  処理費用の目安
(1枚あたり)
撤去費用※1 5,000~20,000円
運搬費用※2 1,000~2,000円
処理費用※2 2,500~5,000円

※1参考:ファミリー工房「太陽光パネル脱着工事の費用相場と注意点」
※2参考:環境省公開の資料「リサイクル費用に関する調査」

太陽光パネルの処分費用の内訳は撤去・運搬・処理の3つに分けられます。すべてを合計すると約15,000円が全国的な平均値です。

POINT
撤去費用:屋根からパネルを取り外すコスト
運搬費用:パネルを運ぶコスト
処理費用:パネルの廃棄にかかるコスト

以下ではそれぞれの要素について詳しく解説していきます。

撤去費用:屋根からパネルを取り外すコスト

撤去費用は屋根から太陽光パネルを取り外すコストです。処分の際に最もお金がかかる部分で、総額の半分近くを占める場合があります

撤去作業は、複数の作業員が必要なため人件費がかさみます。足場職人や、パネルを取り外す電気工事士など、多くの専門家が必要です。

足場費用で金額が変動しやすい

足場費用は1㎡あたり700~1,000円が相場で、一般的な30坪の戸建てなら20万円前後です。

しかし、足場の金額は前後しやすいです。外周や階数の高さ、足場スペースの狭さといった要因で変わります。

参考:株式会社YAMATO「足場費用の相場・計算方法」

屋根の修理費用が追加でかかる可能性がある

太陽光パネルは屋根にボルトで固定されているため、撤去時には必ず取り付け跡が残ります。ボルト跡が軽微な場合は、撤去業者が防水パテで修復するため追加費用は発生しません。

一方、大きな損傷がある場合は、専門業者による修繕が必要です。修繕費用は損傷の程度や屋根材の種類によって5~20万円程度かかります

放置すると雨漏りの原因となり、家屋に大きな被害が出る可能性があります。損傷状況については、撤去業者へ事前に確認しましょう。

参考:リショップナビ外壁塗装「屋根の修理費用相場」

運搬費用:パネルを運ぶコスト

撤去した太陽光パネルを処理業者へ運搬する時にも費用がかかります。太陽光パネルはサイズが大きく、専用のトラックや器材が必要になるからです。

運搬費用の目安は1枚あたり1,000~2,000円程度が一般的です。枚数やサイズによって変動し、大きくて重いパネルほど費用がかさみます。

また、運搬する距離が長くなると、費用も高くなります。安く済ませるなら、できるだけ家から近い業者を選びましょう。

処理費用:パネルの廃棄にかかるコスト

太陽光パネルは有害物質を含む産業廃棄物扱いなので、適切な処理工程が必要です。一般ごみと比べて費用が高くなります。

1枚あたりの処理費用は2,500~5,000円が目安です。戸建て住宅で20枚設置されている想定なら、廃棄費用の総額は10万円近くかかります。

業者の規模や処理能力によって費用は変動します。まとめて大量に処理できる大手の業者のほうが、費用は比較的安いです。

参考:環境省公開の資料「リサイクル費用に関する調査」

関連記事:太陽光パネルの処分費用は1枚あたりいくら?廃棄費用の目安や節約方法を紹介

太陽光パネルを処分するまでの流れ

太陽光パネルを処分する流れ

※画像はDaigasコラムが作成

撤去業者へ連絡

太陽光パネルの撤去する場合は、まず作業ができる業者に連絡しましょう。今後の流れも含めて、詳細な案内が受けられます。

撤去業務を担当している業者は、以下の候補が挙げられます。

撤去を依頼できる業者の候補
太陽光パネルの設置をした業者
撤去業務を専門に取り扱う業者
太陽光パネルのリサイクル業者
近隣のリフォーム業者

太陽光発電協会の業者一覧表や、タウンページ(電話帳)のソーラーシステム・建築業者から探すのがおすすめです。

話をスムーズに進めるためにも、事前に太陽光パネルの型番や枚数、設置してある環境を把握しておきましょう。

設置状況の確認

連絡して話がまとまると、次のステップとして現地調査に進みます。業者が訪問し、設置状況を確認します。

現地調査は基本無料ですが、一部の業者は出張費用を請求してくる場合があります。複数の業者から見積もりを取る際は、事前に出張費の有無を確認しておきましょう。

現場確認の際にも屋根の上を確認するケースがあるため、屋根に登る際に邪魔になりそうなものをどかしておきましょう。

見積もり・処分方法の相談

設置状況の確認が終わったら、撤去の見積もりを依頼しましょう。設置状況の確認と同時に見積もりを提示してくれます。

見積もりでは、撤去・運搬・処分など細かく内訳を確認できます。疑問点がある場合は質問しておきましょう。また、中古業者に売却など処分方法について希望がある場合は、この時点で相談しましょう。

見積もりに納得できれば契約を進めて問題ありませんが、いくつかの業者で相見積もりを取るのが安心です

撤去作業

見積もりに納得できたら、日程を決めて契約完了です。撤去当日になると、作業員が必要な道具を揃えて現場に訪れます。

足場設置、住宅保護の安全対策、パネルの撤去の順に作業を進めるのが一般的です。作業中は音や埃が発生するため、事前に近隣の方に周知しておくとトラブルを防げます

基本的には業者だけで撤去から運搬まですべての作業を進めてくれます。気になる点などあれば随時作業員とコミュニケーションを取りましょう。作業が終わると請求書を受け取り撤去完了です。

申請書の提出

太陽光パネルを撤去した後は、申請書の提出が必要です。申請を怠ると、罰則を受ける可能性があります。

必要な申請の例
FITの廃止届
導入時に受けた補助金返還手続き
撤去関連補助金の申請

FIT(固定価格買取制度)を利用している場合は、廃止届の提出が必要です。多くの場合は設置時に手続きをした代行業者に依頼します。連絡がつかない場合は自分で手続きをしましょう。

自分で廃止届を作成する場合は、太陽光発電協会の「廃棄を検討している人へ」のページが役立ちます。

また、導入時に補助金を利用した場合、17年以内に撤去すると補助金の返還が必要です。不安な場合は、撤去の契約をする前に行政の担当窓口へ確認するようにしてください。

参考:太陽光発電協会「太陽光発電システムの廃棄を検討している人へ」

太陽光パネルを処分する時に費用を安くするコツ

処分業者を相見積もりする
リサイクルや中古で買い取ってもらう

処分業者を相見積もりする

太陽光パネルを処分する時は、複数の業者に見積もりを依頼して比較しましょう。比較することで、より安い業者を選択できます。

相見積もりは、自宅から近い業者に3社程度依頼するのがおすすめです。距離が近い業者なら見積もりの対応も素早く、パネルの運搬費用も抑えられます。

依頼するべき業者に悩んだ場合は、太陽光発電協会が作成した施工業者一覧を参考にしてください。適正な廃棄処理ができる業者の情報がまとまっています。

リサイクルや中古で買い取ってもらう

処分費用を抑えるためには、リサイクルや中古での買取も選択肢です。買取額を処分費用に充てれば、処分にかかるコストを削減できます。

通常の手続きで廃棄処分すると、費用は自己負担です。買い取りは撤去業者から案内されることもあるため、見積もりの時点で確認をおすすめします。

太陽光パネルを設置してから処分するまでの間にできる対策

事前に撤去費用を積み立てておく
定期的なメンテナンスで寿命を延ばす

事前に撤去費用を積み立てておく

太陽光パネルの撤去費用は、売電による収益が得られるようになった時点から、少しずつ積み立てておくことをおすすめします。撤去の費用はいずれ必ずかかるからです。

パネルを25~30年使用した後、処分に約40万円かかると見込んで、毎月1,000~1,500円を積み立てておくと良いでしょう。

定期的なメンテナンスで寿命を延ばす

太陽光パネルは、適切なメンテナンスをすることで25~30年は運用可能です京セラのHPでは30年以上使用されている事例も紹介されています。

アフターフォローのしっかりした業者に設置を依頼すれば、定期的な点検やパネル表面の清掃によって、高い発電効率を維持できます。

保証があり10~20年のメンテナンスに費用がかからない業者なら、長期間の運用で安定収益が期待できます。初期投資や処分費用も十分にカバーできます。

設備のメンテナンスはプロに相談しよう

太陽光発電システムのメンテナンスは、必ずプロに相談しましょう。自分で電気機器の修理や屋根作業をするのは、知識があっても事故に繋がります。

大阪ガスの「スマイルーフ」なら、15年の契約期間中、修理対応やメンテナンスを無料で頼めます。設置後の修理や撤去などが心配なら、まずは相談してみてください。

太陽光パネルの処分を検討するタイミング

FIT期間の終了
パネルが故障や劣化したとき
家の建て替えやリフォーム時
引越しのとき

FIT期間の終了

太陽光パネル設置から10年が経過し、いわゆるFIT期間が終了するときも撤去のタイミングとしておすすめです。FIT期間終了後は、売電価格が大幅に下がり、収益が減るからです

しかし、FIT終了後でも発電した電力は自宅で使えますし、価格は安くなりますが売電も可能です。そのため、太陽光パネルを無理に撤去する必要はありません。

太陽光パネルを17年未満で撤去すると、設置時に自治体から受けた補助金の返還が必要な場合があります。法定耐用年数(17年)の使用を前提に支給されていることが多いためです。

パネルが故障や劣化したとき

太陽光パネルが地震や台風などで故障したり、発電効率が下がっているときは、交換のための撤去を検討すべきです。

壊れた太陽光パネルをそのままにしておくと、発電できないだけでなく、有害な物質が漏れたり感電するリスクがあります。

太陽光パネルや関連設備に不具合があるときは、プロに相談しましょう。保証期間内なら無料で修理してもらえる可能性が高いです。

家の建て替えやリフォーム時

家の建て替えや大規模リフォームは、内容次第で太陽光パネルの撤去が必要です。太陽光パネルを再設置できても、設置する位置や角度が違うため、発電効率が下がってしまう可能性があります。

しかし、太陽光発電システムを、建て替え前提で設置するケースはほとんどないと思われます。心配なら、設置業者に建て替えやリフォーム時の注意点を確認しておきましょう。

引越しのとき

太陽光パネルは、引越しの際に処分するのがおすすめです。引越し先に移設した場合、再設置には高額な費用がかかります

太陽光パネルを設置した住宅の売却は、通常の不動産取引とは異なり、売電契約の譲渡や自治体への届け出が必要です。

引越しする可能性が低いなら、太陽光発電システムの導入を検討してみましょう。ライフスタイルによっては、撤去費用を考慮しても経済的なメリットの方が大きい場合があります。

太陽光パネルを処分する時の注意点

信頼できる処分業者を選ぶ
自分で処分・廃棄はできない
法的な手続きを忘れないようにする

信頼できる処分業者を選ぶ

太陽光パネルを撤去・処分する際は、信頼できる業者を選びましょう。撤去後のパネルは、産業廃棄物として適切な処理が求められます。

パネルの撤去には、産業廃棄物収集運搬業や処分業の認可が必要です。認可を得ていない業者への依頼は不法投棄のリスクが高く、後に高額な廃棄費用を請求されるかもしれません

業者に廃棄を依頼する際は、撤去工事の実績や資格・免許の有無を確認しましょう。また適正価格を把握するために、複数社から撤去費用の見積もりを取るのもおすすめです。

自分で処分・廃棄はできない

太陽光パネルは、個人での処分・廃棄ができません。撤去・処分は、認可を受けた収集運搬業者や埋立処分業者への委託が義務付けられています

また個人による撤去作業は、高所作業中の落下や感電の危険性を伴います。安全のため、パネルの撤去は必ず専門業者に依頼してください。

業者選定に迷ったら、パネルを購入した販売店や取り付けを実施した施工店に相談するのがおすすめです。工事業者が見つからない場合は、メーカーに相談する選択肢もあります。

参考:太陽光発電協会「住宅用太陽光発電システムの廃棄を検討している方へ」

法的な手続きを忘れないようにする

太陽光パネルを撤去する際は、必要な法的手続きを済ませましょう。手続きを怠ると、罰則が科される可能性があります。

例えば、FIT制度の認定を受けている場合、資源エネルギー庁に廃止届を申請しなければいけません。届出は、設備撤去前の提出が必須です。

また補助金を受けて設置した場合、法定耐用年数以内の処分には財産処分承認申請の提出が必要です。廃棄のタイミングによっては、補助金の一部返還が必要となるケースがあります。

参考:資源エネルギー庁「よくある質問」
参考:太陽光発電協会「住宅用太陽光発電補助金 補助金交付後の手続き」

太陽光パネルの処分費用に関するよくある質問

撤去した太陽光パネルを売却できる?

撤去した太陽光パネルは売却可能です。リサイクルやリユース目的の買取を実施している業者が存在します。

ただし、撤去を担当した業者によっては売却には対応していない可能性もあるため、見積もり段階で確認するようにしましょう。

太陽光パネルは自分で撤去・処分できる?

費用を抑えるために太陽光パネルを自分で処分してはいけません。鉛やカドミウムなどの有害物質も含むため、適切な処分手続きが必要です。

太陽光パネルの処分は専門業者に依頼するようにしましょう。

太陽光発電設備の処分費用を積み立てるのは義務化されている?

太陽光発電設備で10kW以上のものは処分費用の積み立てが義務化されています。2022年7月から積立制度が開始されました。

ただし、住宅用の設備は積み立ての対象でない可能性が高いです。住宅用の太陽光発電のシステム容量は一般的に10kW未満だからです。

参考:資源エネルギー庁「太陽光発電設備の廃棄費用積立制度について」
参考:EV DAYZ by 東京電力エナジーパートナー「太陽光発電の1日あたりの発電量は?」

まとめ

太陽光パネル1枚あたりの処分費用は8,500~20,000円程度がおおまかな目安です。ただし、設置場所やパネルの種類など、多くの要素で費用は変動します。

費用の総額では25~40万円程度かかるのが一般的な水準です。大きな負担になるため、できるだけ費用を抑えるなら複数の業者で相見積もりを取るようにしましょう。

また、定期的なメンテナンスで太陽光パネルを長持ちさせれば、撤去を遅らせられます。大阪ガスのスマイルーフなら無料でメンテナンスを受けられるので、ぜひ検討してください。

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