太陽光発電の売電11年目以降はどうなる?卒FIT後の対応を紹介【2025年最新】
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
「太陽光発電の売電は11年目以降どうなる?」
「卒FIT後もお得になる方法は?」
太陽光発電の売電価格は11年目以降ガクッと下がります。FIT制度による固定価格買取が満了するからです。
売電価格が下がると太陽光発電を通して得られる収入が少なくなるため、対策方法や初期費用の回収可能性が気になる人も多いです。
この記事では、FIT適用から11年が経過し「卒FIT」した際の売電価格について解説します。売電価格が安くなった後の運用方法までまとめているので、ぜひ参考にしてください。
目次
太陽光発電の売電価格は11年目に下落する
太陽光発電の売電価格は11年目以降に大きく下落します。固定価格買取制度(FIT)で保証されていた売電価格は10年で満了を迎えるからです。
たとえば2015年に太陽光発電が導入された場合、2025年がFIT期間の満了タイミングです。地域の大手電力会社と契約を更新するなら、33円/1kWhだった売電価格が7~9円/1kWhまで大きく落ち込みます。
この、FIT期間を満了して固定価格買取での売電が終わることは「卒FIT」と呼ばれます。収益が大きく落ち込むため、売電から自家消費にシフトするのに最適なタイミングです。
FIT制度とは

FIT制度(固定価格買取制度)は、再生可能エネルギーで発電された電力の買取価格を国が保証する制度です。一定の期間、国が決めた価格で電力会社に買い取ってもらえます。
FIT制度による買取価格は毎年変動し、太陽光発電の導入費用や価格目標から毎年決定されます。2025年度の買取価格は15円/1kWhに設定されています。
今年FITが満了する、2015年度に適用された買取価格は33円/1kWhです。買取価格が今よりも高い時代だったため、影響も大きいです。
卒FIT後の大手電力会社の売電価格は7~9円
卒FITを迎えるタイミングで、固定価格買取が適用されなくなり、売電価格は7~9円に多くの場合自動で切り替わります。
卒FIT後の買取事業者は、お住まいの地域を担当する大手電力会社です。最も高額な東北電力でも9円/1kWhの買取単価です。
| 1kWhあたりの売電価格 | |
|---|---|
| 北海道電力 | 8円 |
| 東北電力 | 9円 |
| 東京電力 | 8.5円 |
| 中部電力 | 8円 |
| 北陸電力 | 8円 |
| 関西電力 | 8円 |
| 中国電力 | 7.15円 |
| 四国電力 | 7円 |
| 九州電力 | 7円 |
| 沖縄電力 | 7.7円 |
※参考:各電力会社公式ホームページ
ただし後述しますが、地域の大手電力会社よりも高額で買い取っている会社も存在します。先に確認したい方は以下のリンクをタップしてください。
11年経過後の発電した電力を活用する選択肢
- 自家消費の割合を増やす
- 売電先を変更する
- これまで通り売電を続ける
卒FIT後に発電した電力を利用する方法は主に上記の3つです。それぞれの選択肢について以下で詳しく解説します。
自家消費の割合を増やす
卒FIT後の1つ目の選択肢は自家消費の割合を増やすことです。これまで売電していた電力をできるだけ自宅で消費することで、電力会社から購入する電力が減り、電気代を節約できます。
東京電力管内の例では、電気を購入する金額が約30円/1kWhなのに対して、売電をしても8.5円/1kWhでの買取です。自家消費をすることで1kWhあたり21.5円分お得に利用できます。
経済的なメリットを最大化するなら自家消費を増やしましょう。蓄電池やエコキュートなどの自家消費を効率化できる設備を導入するのもおすすめです。
蓄電池は太陽光発電との相性が良い
蓄電池は電力を貯めて、発電していない時間にも利用できる設備です。購入する電力が少なくなるため、太陽光発電を効率的に運用できます。

※画像はDaigasコラムが作成
上画像の黄色の部分が、蓄電池で得られる効果を示しています。日中は自家消費をしつつ蓄電池に充電し、発電が止まる夜間に蓄えた電力を使用することで節約効果を得られます。
ただし、蓄電池は安い商品でも70万円以上の費用がかかります。相場がわからないまま導入すると、節約で得られる利益よりも、購入費用のほうが高くつきかねません。
蓄電池で元が取れるのか気になる人は以下の記事も併せて参考にしてください。
エコキュートで自宅の電力消費を増やす
エコキュートは空気中の熱を使ってお湯を沸かす給湯システムです。電気を使ってお湯を沸かすため、太陽光発電の電力の使い道を増やせます。
エネルギー効率がとても優秀で、消費電力の約3倍の熱エネルギーに変換できる性能を持ちます。また、電気のみでお湯を沸かすため、ガス代の節約効果も期待できます。
蓄電池やエコキュートの導入を検討しているなら、ぜひ大阪ガスにご相談ください。太陽光発電との組み合わせにおすすめな製品を専門知識を持ったスタッフが案内します。
売電先を変更する
2つ目の選択肢は売電先の変更です。太陽光発電の買取をしている新電力※1に乗り換えることで、売電収益の低下を最小限にできます。
関西地域の例では、大手電力会社の関西電力は8円/1kWhですが、大阪ガスの電気料金プラン「スタイルプランE」では最大10.5円/1kWhで買い取りを行っています※2。
契約中の電力会社によって異なりますが、卒FITに伴う売電価格の変更通知は、期間満了の4~6ヶ月前に届くのが一般的です。通知が届いてから満了前に、乗り換えの手続きをするのがおすすめです。
※1新電力会社とは:2016年の電力自由化に伴って参入した、電力を小売りする会社。東京電力などの大手電力会社や太陽光パネルを設置する家庭から、電力を買い取り消費者に販売している。
※2参考:大阪ガス「太陽光発電余剰電力買取サービス」
※2025年4月時点(詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください)
条件達成で買取価格が高額になる会社もある
太陽光発電の新電力の中には、条件を満たすことで買取額が高額になる会社も存在します。特定の電気プランに加入したり、指定メーカーの蓄電池購入などが一般的な条件です。
たとえば大阪ガスの場合、大阪ガスの電気料金プラン「スタイルプランE」をご契約いただくことで、最大10.5円/1kWhまで買取価格が高くなります。
電力プランを変更するだけなら、ほとんど負担なく条件を満たせます。経済的なメリットを最大化するためにも、少しでも高額な買取価格の会社を選びましょう。
これまで通り売電を続ける
3つ目の選択肢はこれまで通り売電を続ける方法です。卒FITの影響で買取価格が安くなり、売電から得られる収益は少なくなります。
卒FIT時に自動で更新される契約の場合、満了のタイミングで自動的に安い買取価格が適用される※ため、面倒な手続きはありません。
ただし、FIT満了後の売電価格は安価で、経済的なメリットは少ないです。そのため、基本的には前述した対策を取るのがおすすめです。
※自動更新の契約になっていない場合、余剰電力は電力会社に送られますが、買取ではなく無償で引き取られます。
地域別おすすめの売電先ランキング
卒FIT後の売電先はお住まいの地域の電力会社管内によって異なります。特定の地域内でのみ利用できる新電力会社があるからです。
電力会社管内ごとに、買取金額TOP3をランキング形式でまとめました。今回のランキングでは、蓄電池導入や他サービス契約などの条件がないプランの買取価格を参照しています。
乗り換え先の新電力会社を探しているなら、ぜひ参考にしてください。
北海道電力管内
| 新電力会社 | 売電価格(円/1kWh) | |
|---|---|---|
| 1位 | ENEOS Power | 11円 |
| 丸紅新電力 | ||
| 北海道ガス | ||
| 2位 | 大和ハウスでんき | 10円 |
| ヘーベル電気 | ||
| 3位 | idemitsuでんき | 9.5円 |
※参考:各電力会社公式ホームページ
※2025年4月時点(詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください)
北海道電力管内では「ENEOS Power」「丸紅新電力」「北海道ガス」の3社が、いずれも11円/1kWhで太陽光の余剰電力を買い取っています。これは、地域電力会社である北海道電力(8円/1kWh)に対して3円高い水準です。
年間2,000kWhの余剰電力がある場合、切り替えることで買取額に約6,000円の差が生まれます。1kWhあたりの単価が高い会社を選ぶことは、限られた発電量を最大限に活かす上で非常に有効な戦略と言えます。
東北電力管内
| 新電力会社 | 売電価格(円/1kWh) | |
|---|---|---|
| 1位 | ENEOS Power | 11円 |
| 丸紅新電力 | ||
| 2位 | 大和ハウスでんき | 10円 |
| ヘーベル電気 | ||
| 3位 | JAでんき | 9.5円 |
※参考:各電力会社公式ホームページ
※2025年4月時点(詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください)
東北電力管内では「ENEOS Power」と「丸紅新電力」が11円/1kWhで最高の買取価格を提示しています。地域電力会社の東北電力は9円/1kWhであるため、これらの新電力に切り替えることで最大2円/1kWhの単価アップが見込めます。
仮に年間の売電量が2,000kWhとすると、切り替えによって年間4,000円の差が生まれます。東北エリアは冬季の日射量が少なく、発電効率が低下しやすい傾向があるため、いかに単価を引き上げるかが重要なポイントです。
東京電力管内
| 新電力会社 | 売電価格(円/1kWh) | |
|---|---|---|
| 1位 | 東急でんき | 11.1円 |
| 2位 | ENEOS Power | 11円 |
| 丸紅新電力 | ||
| 出光興産 | ||
| スマイルパワー | ||
| 住友林業 | ||
| 3位 | 東京ガス | 10.5円 |
※参考:各電力会社公式ホームページ
※2025年4月時点(詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください)
東京電力管内では「東急でんき」が11.1円/1kWhで最高額の売電価格を設定しています。それに続く形で「ENEOS Power」や「出光興産」など複数の会社が11円/1kWhで買取を行っており、選択肢が豊富です。
地域電力会社である東京電力の買取価格は8.5円/1kWhと比較的低めです。年間2,000kWhの売電がある場合、買取単価の高い新電力を選べば、最大5,200円の収入アップが見込めます。
中部電力管内
| 新電力会社 | 売電価格(円/1kWh) | |
|---|---|---|
| 1位 | スマイルパワー | 10.6円 |
| 2位 | エネクスライフサービス | 10.5円 |
| 3位 | ENEOS Power | 10円 |
| 丸紅新電力 | ||
| おいでんエネルギー | ||
| 大和ハウスでんき |
※参考:各電力会社公式ホームページ
※2025年4月時点(詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください)
中部電力管内では「スマイルパワー」の10.6円/1kWhが最も高額な買取価格です。地域電力会社の中部電力は7円/1kWhであるため、最大で1kWhあたり3.6円もの差額が生まれることになります。
年間2,000kWhの余剰電力を想定する場合、買取単価の高い新電力に切り替えることで、年間7,200円もの売電収入の違いが生まれます。年単位で見ると大きな収益差になるため、買取単価が高い新電力を選びましょう。
北陸電力管内
| 新電力会社 | 売電価格(円/1kWh) | |
|---|---|---|
| 1位 | ENEOS Power | 10円 |
| 丸紅新電力 | ||
| 大和ハウスでんき | ||
| ヘーベル電気 | ||
| 2位 | エネクスライフサービス | 8.5円 |
| JAでんき | ||
| 3位 | エバーグリーン | 8円 |
※参考:各電力会社公式ホームページ
※2025年4月時点(詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください)
北陸電力管内では「ENEOS Power」「丸紅新電力」「大和ハウスでんき」「ヘーベル電気」の4社が、10円/1kWhで横並びで最高額です。地域電力会社の北陸電力は8円/1kWhであるため、新電力への切り替えで最大2円/1kWhの単価アップが可能です。
年間2,000kWhの売電量がある想定なら、切り替えで年間4,000円の収入差が生まれます。冬場の降雪や曇天が多く、年間の発電量自体が他の地域と比べて少ない傾向がある北陸エリアですが、買取価格を最大化することで、売電収入の低下を抑えられます。
関西電力管内
| 新電力会社 | 売電価格(円/1kWh) | |
|---|---|---|
| 1位 | スマイルパワー | 10.4円 |
| 2位 | エネクスライフサービス | 10円 |
| ENEOS Power | ||
| 大和ハウスでんき | ||
| 丸紅新電力 | ||
| 3位 | 大阪ガスの電気 | 9.5円 |
※参考:各電力会社公式ホームページ
※2025年4月時点(詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください)
関西電力管内では「スマイルパワー」が10.4円/1kWhで最高の買取価格を提示しています。地域電力会社の関西電力は8円/1kWhなので、最大で2.4円/1kWhの差が生じます。
年間2,000kWhの売電量を想定すると、最大で年間4,800円の収入アップにつながります。関西エリアは年間を通して日射量が比較的安定しており、太陽光発電の効率が高い地域です。そのため、高単価になるほど、大きな収入を得られます。
中国電力管内
| 新電力会社 | 売電価格(円/1kWh) | |
|---|---|---|
| 1位 | スマイルパワー | 10.4円 |
| 2位 | ENEOS Power | 10円 |
| 大和ハウスでんき | ||
| 丸紅新電力 | ||
| エネクスライフサービス | ||
| 中海テレビ放送 | ||
| 3位 | idemitsuでんき | 8.5円 |
※参考:各電力会社公式ホームページ
※2025年4月時点(詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください)
中国電力管内では「スマイルパワー」が10.4円/1kWhで最も高い買取価格を提供しています。地域電力会社の中国電力は7.15円/1kWhなので、新電力を選ぶことで最大3.25円/1kWhの差が生まれる計算になります。
年間2,000kWhの売電を想定すると、最大6,500円の差額が生じ、大きな収益増に繋げられます。日射量が安定しており、発電効率も良好なエリアであるため、売電単価の差が収益に与える影響は非常に大きいと言えます。
四国電力管内
| 新電力会社 | 売電価格(円/1kWh) | |
|---|---|---|
| 1位 | スマイルパワー | 10.4円 |
| 2位 | ENEOS Power | 10円 |
| 丸紅新電力 | ||
| 大和ハウスでんき | ||
| 3位 | idemitsuでんき | 8.5円 |
| エネクスライフサービス |
※参考:各電力会社公式ホームページ
※2025年4月時点(詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください)
四国電力管内では「スマイルパワー」が10.4円/1kWhで、最高額の買取を実施しています。地域電力会社の四国電力の買取価格は7円/1kWhのため、最大で3.4円/1kWhの差が生じます。
年間2,000kWhの売電量があると仮定すると、新電力に切り替えることで、最大6,800円の収入アップが期待できます。四国エリアは、日射量が比較的多い地域であり、太陽光発電の効率が良好です。
九州電力管内
| 新電力会社 | 売電価格(円/1kWh) | |
|---|---|---|
| 1位 | ヘーベル電気 | 10円 |
| 大和ハウスでんき | ||
| 2位 | 有明エナジー | 9.5円 |
| 3位 | 丸紅新電力 | 9円 |
| 新電力おおいた |
※参考:各電力会社公式ホームページ
※2025年4月時点(詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください)
九州電力管内では「ヘーベル電気」と「大和ハウスでんき」が10円/1kWhで並び、最高価格を提示しています。地域電力会社の九州電力の買取価格は7円/1kWhであるため、最大で3円/1kWhの差額が発生します。
年間2,000kWhの売電量がある場合、買取単価の高い新電力に切り替えることで、最大6,000円の追加収入が得られます。九州エリアは年間の日射量が安定しており、太陽光発電のパフォーマンスが良好なため、売電価格を最大化することが収益を大きく左右します。
沖縄電力管内
| 新電力会社 | 売電価格(円/1kWh) | |
|---|---|---|
| 1位 | ヘーベル電気 | 10円 |
| 2位 | 丸紅新電力 | 9.5円 |
| 3位 | 沖縄ガスニューパワー | 8.6円 |
※参考:各電力会社公式ホームページ
※2025年4月時点(詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください)
沖縄電力管内では「ヘーベル電気」が10円/1kWhで最高の買取価格を提示しています。地域電力会社の沖縄電力の買取価格は7.7円/1kWhなので、最大で2.3円/1kWhの差額が生じます。
年間2,000kWhの売電量を想定すると、新電力に切り替えることで、最大で年間4,600円の収入増が見込めます。沖縄は他の地域に比べて日射量が非常に多く、太陽光発電の効率が特に良好な地域です。高単価な新電力を見つけられれば、大きな利益に繋がります。
11年目以降の太陽光パネル管理に必要な知識・注意事項
- 故障する前に取り外すのはおすすめしない
- 10年経過した太陽光発電設備のメンテナンス費用
- 処分に向けた計画を始める
故障する前に取り外すのはおすすめしない
売電価格が下がったからといって、故障していない太陽光パネルを取り外すのはおすすめしません。発電性能が残っていれば、自家消費や売電で利益を生み出せるからです。
太陽光パネルは適切に運用すれば、30年以上運用可能※です。その間も常に電気代の節約効果が得られるため、できるだけ長持ちさせるのが最もお得になります。
周辺機器の故障で追加費用がかかる、太陽光パネルの重さで家屋に被害が出ているなどの、具体的なトラブルがないなら、可能な限り稼動させ続けましょう。
10年経過した太陽光パネルのメンテナンス費用
太陽光発電の設備を維持するにはメンテナンス費用が必要です。特に10年以上稼動している場合、パネル表面の汚れなどで発電効率が低下している可能性があります。
そのため、定期的な点検と必要に応じた部品交換が不可欠です。下表では11年目以降に必要になる代表的な費用をまとめました。
| 費用の目安 | 頻度 | |
|---|---|---|
| 点検 | 4.1万円/1回※2 | 3~5年に1回※2 |
| パネル清掃 | 3万円~/1回※3 | 3~5年に1回※3 |
| パワーコンディショナの交換 | 42.3万円※2 | 20年に1回※2 |
点検やパネル清掃の費用は稼動を継続する限り定期的に費用がかかります。パワーコンディショナ※1は20年に1回程度の頻度で交換対応が必要になります。
パワーコンディショナの交換は費用が高額なため負担が大きいです。負担に感じる場合は、パネル自体を撤去するのも選択肢の1つです。
※1パワーコンディショナとは:太陽光パネルで発電した電力を、自宅で利用できるように変換する装置
※2参考:経済産業省「令和7年度以降の調達価格等に関する意見」
※3参考:Solar Cleaning「太陽光設置から10年後以降は、どんなメンテナンスが必要?」
処分に向けた計画を始める
太陽光パネルを設置して11年目以降は、最終的な処分について検討を始めましょう。撤去には費用がかかるうえ、売電収益の減少や機器の寿命・交換など、金銭的な負担が増えるためです。
戸建て住宅で15~20枚のパネルを設置している場合、撤去費用は総額で約25~40万円※かかります。早めに積み立てを始めることで、将来の負担を軽減できます。
また、修理や交換の際には、太陽光パネルの寿命も考慮して、設備自体を撤去する選択肢も検討しましょう。修理・交換をしても、運用期間が短く終わると費用対効果が見合わない可能性があります。
太陽光発電を導入してから11年目以降は売電先の契約を検討し直す
卒FIT後はこれまでの買取価格保証がなくなります。余剰電力を引き続き売電したい場合は、売電契約の更新か、再契約が必要です。
- 地域の大手電力会社と更新を継続する
- 新電力の契約をする
地域の大手電力会社と契約を継続する
卒FITの数ヶ月前に地域の大手電力会社から、買取価格変更の案内が届くケースが多いです。関西電力の例では、期間満了の4ヶ月前に案内が届きます。
大手電力会社と契約を継続する場合は、案内に沿って手続きを済ませましょう。2025年現在の情報では、手続きをしない場合、各社の卒FITプランに自動で移行します。
ただし、FIT適用時の契約内容によっては再契約をしないと、無償引き取りの契約になり、売電収入を得られなくなる可能性があります。
新電力会社と新たに売電契約を締結する
卒FITのタイミングで新電力会社と新たに売電契約を締結するのも選択肢の1つです。買取価格が大手電力会社よりも高額な可能性が高く、金銭的なメリットを最大化できます。
関西地域を例に挙げると、大手電力会社の関西電力と契約すると8円/1kWhですが、新電力会社である大阪ガスと契約すると最大10.5円/1kWhで売電できます。
| 1kWhあたりの買取価格 | |
|---|---|
| 関西電力 (大手電力会社) |
8円 |
| 大阪ガス (新電力会社) |
9.5~10.5円 (契約プランによって異なる) |
※参考:各電力会社公式ホームページ
※2025年4月時点
地域によって契約できる新電力会社は異なります。お住まいの地域で利用できる新電力会社を調査して、買取価格が高い新電力を選ぶようにしましょう。
まとめ:11年目以降は自家消費と売電先乗り換えが重要
太陽光発電の導入から11年経過後は、自家消費を増やすことと、売電先を乗り換えて少しでも高く売電することが重要です。卒FITにより売電価格が下がる影響を最小限に抑えられます。
自家消費を増やすことでFIT満了後もお得に太陽光の電力を活用できます。必要に応じて、蓄電池などの新しい設備の導入も検討しましょう。
売電先を乗り換えることで、大手電力会社よりも高い価格で売電を続けられます。地域の大手電力会社の買取価格は安いため、乗り換えないのはもったいないです。
関西地域にお住まいの人は、関西電力よりもお得な買取を実施している大阪ガスがおすすめです。「スタイルプランE」をご契約いただくことで、最大10.5円/1kWh※で売電が可能です。
※参考:大阪ガス「太陽光発電余剰電力買取サービス」
※2025年4月時点(詳細は公式サイトで最新情報をご確認ください)
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