太陽光パネルは中古で購入してもいい?新品と比べたデメリットや注意点を徹底解説

編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部

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太陽光パネルを中古で購入してもいい?
中古のソーラーパネルのデメリットは?

太陽光パネルの普及に伴って、中古の商品も市場に出回りつつあります。中古なら新品よりも安く手に入るため、購入を検討している人もいるでしょう。

しかし、中古の太陽光パネルは安さの反面、デメリットも多く存在します。導入して後悔しないためにも、事前に中古ならではの注意点を知っておくことが大切です。

この記事では、中古の太陽光パネルのデメリットに注目しつつ、購入するべきか解説します。ぜひ参考にしてください。

【大阪ガス】太陽光発電について相談する

目次

【結論】中古の太陽光パネルはおすすめできない

太陽光パネルを中古で導入すると将来的に損をするリスクがある

家庭用の太陽光発電に、中古の太陽光パネルはおすすめできません。初期費用が安くても、性能低下や保証の不安から将来的に損をするリスクがあるからです。

新品よりは大幅に安く導入できます。ただし、性能や保証の問題で電気代の節約効果が減り、修理・交換費用など、予想外の出費が必要になる場合があります。

太陽光パネルは、新品で導入したほうが結果的にメリットが大きいです。初期費用の負担は、ソーラーローンを組んだり、0円ソーラーなどの方法で大幅に軽減できます。

推奨されない中古パネルが市場に流通している理由は?

太陽光パネルが中古で出回る理由3選
  • FIT期間の満了による撤去品
  • 建物の解体や設備の入れ替えに伴う製品
  • 販売店やメーカーの在庫整理 など

FIT期間(家庭用は10年)が終わると売電価格が下がり、撤去や入れ替えに伴うパネルが中古市場に出回ります。10年以上前の製品は、製造やサポートが終了しているケースが多いです。

施設の解体や高性能モデルへの更新時にも中古が出ます。状態の良い太陽光パネルもありますが、搬出・保管に伴って、傷がついたり性能が低下している可能性はあります。

太陽光発電システムの販売店やメーカーの在庫整理品が、未使用でも中古として流通する場合があります。中古パネルの使用状態には差があるので、購入するとしても状態の確認は必須です。

※FIT制度とは

FIT制度(Feed in Tariff:固定価格買取制度)とは、太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社に一定期間・一定価格で買い取ってもらえる制度です。

買い取りの金額については国が保証しています。電力会社が電気を買い取る費用の一部は、電気の利用者から「再エネ賦課金」として集められています。

固定価格での買取期間は、容量10kW未満の太陽光発電は10年間(10kW以上は20年間)、風力・水力・バイオマス発電は20年間、地熱発電は15年間です。

※買取期間は制度開始時点の認定条件によるので、資源エネルギー庁の公式サイトなどで最新情報を確認してください

中古の太陽光パネルを導入するデメリットと注意点

中古太陽光パネルの5つのデメリット・注意点
1.発電効率が低下している可能性がある
2.メーカー保証の対象外になる
3.製品寿命が新品より短い
4.設置に関するトラブルのリスク
5.補助金制度を利用できない

中古の太陽光パネルには、知っておくと判断がしやすくなる5つのポイントがあります。特に、発電効率の低下や保証の有無は、導入を判断するうえで重要です。

1.発電効率が低下している可能性がある

中古の太陽光パネルは、経年劣化により発電効率が落ちている可能性があります。屋外で長期間使用されるため、性能は少しずつ低下していきます。

太陽光パネルの発電性能は1年で平均0.5%ずつ劣化するとされ、10年での低下は約5%が目安です。ただ、設置環境によってはさらに効率が落ちている可能性があります。

発電効率の低下は、電気代の削減効果の悪化や売電収入の減少に繋がります。期待したほどの経済的メリットを得られず、投資の回収が難しくなるケースもあるので要注意です。

※参考: 再生可能エネルギー研究所(NREL)

2.メーカー保証の対象外になる

中古の太陽光パネルは、原則としてメーカーの長期保証の対象外です。新品であれば10年以上の出力保証や製品保証が付帯しますが、これらは基本的に最初の購入者のみが対象です。

保証がない状態で運用すると、修理や交換費用はすべて自己負担となります。予想外の出費が発生する可能性が高く、金銭的なリスクが大きくなる点に注意が必要です。

保証付きの新品を導入したほうが、万が一の際にコストを抑えられる可能性が高いです。元が取れるまでには時間がかかるので、安心して使える設備を導入しましょう。

3.製品寿命が新品より短い

中古品はすでに数年~十数年間は使用されているため、新品よりも残りの製品寿命が短いです。太陽光パネルの寿命は25~30年が目安ですが、中古品はさらに早く寿命を迎えます。

中古の太陽光パネルは、過去の使用状況がわからないことも多いです。雪や塩害などの影響で劣化が早まっていて、発電量も低下している可能性があります。

短い期間でパネルの交換が必要になれば、結果的に余計なコストが発生します。長期的な利用を前提とする太陽光発電において、製品寿命の短さは致命的なデメリットと言えるでしょう。

太陽光パネルの寿命は?劣化原因や長持ちさせるコツを解説

4.設置に関するトラブルのリスク

中古パネルの設置は、対応してくれる施工業者を見つけるのが難しいという問題があります。業者が見つかっても、中古品の扱いに慣れていないのが原因で、施工不良のリスクが懸念されます。

さらに、古いモデルのパネルは、最新の住宅設備と互換性がない場合があります。想定外の追加工事や部品交換が発生するなど、設置段階でのトラブルが発生しやすいです。

施工後の不具合や故障に十分なサポートが受けられないことも多いです。設置後に問題が発生しても対応が難しく、長期的な安心感が得にくい点には特に注意が必要です。

5.補助金制度を利用できない

中古の太陽光パネルを設置する場合は、原則として国や自治体の補助金制度を利用できません。補助金のほとんどが、新品の普及を促進する目的で実施されているからです。

新品でも、補助金を活用できれば導入費用を大幅に軽減できる場合があります。補助金を使える新品の方が総額で安くなるケースも十分に考えられます。

補助金を使えるかは導入費用の総額に大きく影響します。最新の補助金制度や最適な導入プランが気になる場合は、まずは気軽に太陽光発電のプロに相談してみましょう。

世間で言われている中古の太陽光パネルのメリット

中古太陽光パネルのメリット3選
1.初期費用を削減できる
2.リユース・リサイクルで環境への負荷を減らせる
3.納期の短縮が期待できる場合がある

中古パネルにも、初期費用の削減や納期の短縮など、状況によってはメリットがあります。ただし、メリットだけを見て判断すると後悔に繋がりやすいです。

1.初期費用を削減できる

中古パネルの最大のメリットは、購入価格が安く初期費用を抑えられることです。新品と比べて半額以下で購入できるケースもあり、導入のハードルを下げられます。

不具合がなければ、初期費用が抑えられる分、元が取れるまでの期間を短縮できます。ただし、長期的な運用コストまで考慮すると、新品より割高になる可能性があります。

発電効率の低下や、保証がないことで将来の修繕費がかさむリスクもあります。初期費用だけで判断せず、トータルコストをふまえて検討することが重要です。

2.リユース・リサイクルで環境への負荷を減らせる

既存の製品を廃棄せず再利用することで、新たな製造時に発生するCO2やエネルギーを抑えられます。中古品の活用は、再利用による環境負荷の低減に貢献していると言えるでしょう。

中古パネルのリユース・リサイクルを専門とする業者では、太陽光パネルの状態確認が徹底され、保証が付くこともあります。安心材料があるなら、中古も選択肢として考えられます。

ただし、中古パネルは寿命が短いため、早期に廃棄が必要になると環境貢献の効果は薄れます。寿命が長い新品の方が、長期的には環境に優しい場合もある点には注意してください。

3.納期の短縮が期待できる場合がある

中古品は在庫のある製品を選んで購入できるため、新品のように製造を待つ必要がありません。スピーディーに設置を進めたい場合には、納期を短縮できる可能性があります。

ただし、希望するメーカーや性能、サイズの製品が必ず手に入るわけではありません。選択肢が限られるため、自宅に最適なパネルを選べないケースもあります。

太陽光発電の効果を最大化できる設備構成は、自宅の設置環境や予算に合わせた設計が必要です。中古品にこだわらず、まずは専門家に相談して最適な方法を検討してみてください。

費用を抑えて太陽光発電を始めたいなら大阪ガスのスマイルーフ

大阪ガスの「スマイルーフ」は、大手メーカーの新品太陽光パネルを初期費用無料で導入できるサービスです。費用を抑えるために中古品を検討している方におすすめです。

契約期間の15年間は、メンテナンスも無料で対応してもらえます。中古品のように、性能や保証に関する心配がありません。

契約満了後は太陽光発電システム一式を無料で受け取れます。興味がある場合は、ぜひ以下リンク先から詳細を確認のうえ、大阪ガスに相談してみてください。

太陽光パネルの中古購入・設置を相談できる窓口は?

  特徴 メリット 注意点
リユース・リサイクル
専門業者
・ノウハウ豊富で品質チェックが入念
・買取や法人向け販売が事業の中心
・製品の品質にばらつきが少ない
・独自の保証を受けられる場合がある
・設置業者との連携は確認が必要
・個人は利用できない場合がある
オンライン販売
専門店
・オンラインで全国に販売
・小規模な製品や法人向け販売が中心
・自分のペースで探しやすい
・価格が抑えられる
・実物を確認できない
・工事は別途手配が必要な場合が多い
地元の電気工事店・
リサイクル業者
・地域密着で主に設置工事に対応
・中古品の在庫は不定期
・実物を見て気軽に相談できる
・運搬や設置をスムーズに進められる
・専門知識や保証は業者による
・中古パネルの取り扱いが少ない

リユース・リサイクルの専門業者

太陽光パネルの中古購入を検討したい場合、まずはリユース・リサイクルの専門業者を探してみましょう。パネルを再利用するための検査が徹底されているので比較的安心です。

多くの業者は、再販するパネルについて破損やケーブルの断線、漏電がないかなどの入念な検査を実施しています。また、独自の保証制度を設けている場合もあります。

ただし、法人向けの買取・販売がメインのケースが多く、個人向けのサービスを提供している業者は多くありません。事前にサービス内容や保証範囲をしっかり確認することが大切です。

オンライン販売専門店

オンライン販売専門店は、豊富な選択肢から自分のペースで探せるのが魅力です。店舗にコストをかけていない分、専門業者よりも価格が安いこともあります。

実物を直接確認できない点には注意が必要です。また、本格的な住宅用太陽光発電は選択肢が限られ、主にアウドドア用途の小型パネルやポータブル蓄電池などが中心です。

出品者の信頼性は特に入念に確認する必要があります。レビューや返品条件は必ず確認しましょう。設置工事はほとんどの場合、別途手配する必要があります。

電気工事店やリサイクル業者

地域密着の電気工事店やリサイクルショップでは、現物を見て状態を確認できるのがメリットです。また、対面で相談できるため、設置方法などのアドバイスをもらえることもあります。

ただし、屋根設置用の大型パネルはほとんど扱っていません。専門的な検査がされていない可能性もあるため、リスクを理解した上で検討しましょう。

また、太陽光発電に関する専門性は業者によって大きく差があります。太陽光パネルの導入を検討するなら、まずは専門の業者に相談することをおすすめします。

もし中古の太陽光パネルを選ぶなら確認すべき3つのポイント

POINT
1.太陽光パネルの状態
2.製品保証や返品条件の有無
3.新品との費用対効果比較

1.太陽光パネルの状態

デメリットをふまえても中古パネルを購入するなら、パネルの状態を確認することが大切です。表面の傷やひび割れ、変色は、発電効率の低下や事故に繋がるため必ずチェックしましょう。

フレームの歪みや錆、配線ケーブルの劣化も重要な確認ポイントです。漏電や火災のリスクがあるため、何年稼働しているかも含め、細かい部分まで確認してください。

実物を直接確認できない場合は、写真を追加で送ってもらえないか問い合わせてみましょう。気になる箇所をアップで撮影した画像を依頼すると、状態をより正確に把握できます。

2.製品保証や返品条件の有無

中古の太陽光パネルは、販売店独自の保証があるかが重要です。メーカー保証は基本的に対象外で、故障した場合の修理・交換費用は自己負担となるためです。

保証がある場合でも、期間や範囲は業者によって異なります。新品の10~20年の保証と比べると大幅に短く、有償のケースが多いです。

返品や交換の条件も事前に把握しておきましょう。疑問点は直接問い合わせて、回答が曖昧な業者であれば購入を避けたほうが良いです。

3.新品との費用対効果比較

中古パネルは初期費用を抑えられますが、長期的なコスト面では新品が有利な場合もあります。購入前に、設置から廃棄までの総コストを比較することが大切です。

中古は発電量が新品より低く、ほとんどの補助金は対象外です。電気代の削減額や売電収入は、想定よりも少なくなる可能性があります。

本体価格だけで判断せず、10~20年後の維持費や売電収入まで含めて検討しましょう。長期視点でのシミュレーションが、結果的にもっともお得な選択に繋がります。

事業用の太陽光発電ならメリットがある可能性がある

事業用の太陽光発電では、中古パネルの活用も有力な選択肢です。広大な土地に大量のパネルを設置する「野立て」の太陽光発電所などが代表例です。

大規模な設備投資が必要な場合、中古パネルの導入によって初期費用を大幅に削減できます。コスト圧縮の手段として有効な場合もある点が魅力です。

ただし、発電性能の低下や保証対象外といったリスクは家庭用と同様です。事業用太陽光発電の実績が豊富な専門業者に相談して、安心して判断できるようにしましょう。

▶大阪ガスの事業用太陽光発電の詳細はこちら

中古の太陽光パネルに関するよくあるQ&A

太陽光パネルの寿命は中古だとどれくらい?

中古の太陽光パネルの寿命は、市場に出回るまでの使用状況で大きく異なります。屋外で風雨や塩害にさらされていた場合は劣化が早まり、寿命も短くなります。

リユース・リサイクルの専門業者によっては、使用年数10年未満のパネルに限定するなど、品質基準を設けているケースもあります。

中古パネルを購入するなら、販売業者のホームページで品質基準や検査内容を確認しましょう。製造年月日や過去の使用状況によっては、比較的長く使える可能性があります。

太陽光パネルは中古だといくら安くなる?

太陽光パネルの中古価格は、製品や状態によって大きく変わります。新品の半額以下で販売されることも珍しくありません。

極端に安いパネルは古いモデルが多く、発電効率が最新の新品パネルより大幅に低い場合があります。安さだけで判断せず、状態をしっかり確認しましょう。

設置する際の工事費や、パワーコンディショナなど周辺機器の費用も考慮が必要です。導入方法を工夫すれば新品でも負担を抑えられるので、長期的な費用対効果を重視しましょう。

※パワーコンディショナ…太陽光パネルが発電した直流電力を、家庭用の交流電力に変換する装置

中古パネルはどこで購入するのがおすすめ?

もし中古の太陽光パネルを購入するなら、リユース・リサイクルの専門業者に相談しましょう。中古パネルの知識が豊富で、品質チェックも一定の信頼感があります。

オンライン店は品揃えが豊富ですが、実物を確認できないためリスクが大きいです。信頼できる業者に相談して、後悔のない選択をすることが重要です。

新品での導入費用が高いと感じる場合は、複数の業者で相見積もりをしてみましょう。同じ条件でも、メーカーの違いやセット割引で数十万円の差がつくことがあります。

太陽光パネル以外の機器は中古でも良い?

太陽光発電システムを導入する際は、太陽光パネルだけでなく、関連機器も新品での購入をおすすめします。パワーコンディショナなどの関連機器は、太陽光パネルよりも寿命が短いからです。

例えば、パワーコンディショナの寿命は10~15年、蓄電池の寿命は10年程度が目安です。太陽光パネルよりも修理・交換の費用が発生するリスクが高いと言えます。

保証が充実した新品を選ぶと、結果的に余計な出費を抑えやすくなります。設置費用や将来の修理費などもふまえて、トータルで無理のない設備導入を検討しましょう。

まとめ: 太陽光パネルは新品がおすすめ

中古の太陽光パネルは初期費用の安さが魅力ですが、発電効率の低下や製品寿命の短さ、保証への不安など、多くのリスクを抱えています。長期的に見ると経済的メリットは限定的です。

家庭用の太陽光発電を導入する場合は、安心して長く使える新品のパネルがおすすめです。国や自治体の補助金制度を活用すると、新品でも負担を抑えつつ安心して導入できます。

太陽光発電は10年、20年と使用する設備です。長期的な視点でコストを考えて、ライフプランに合った後悔のない選択を心がけましょう。

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