蓄電池10kWhの価格相場はいくら?容量の選び方のコツも紹介

編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部

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蓄電池10kWhの価格はいくら?

蓄電池の価格の相場は?
容量10kWhで使える家電は?5kWだと少ない?

家庭用蓄電池の導入を検討する際に、多くの人が悩むのが容量と価格相場です。どの販売先でも、まず容量10kWhの蓄電池を勧められることが多いです。

しかし、蓄電池は製品によって価格差が大きくて、どれを選ぶべきか迷いますよね。本当に容量が10kWh必要なのかも、家庭の電力使用量に応じて考え直す必要があります。

そこで当記事では、10kWhの蓄電池の価格相場や容量の選び方をわかりやすく解説しています。失敗を防ぐ対策も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【大阪ガス】太陽光発電について相談する

蓄電池10kWhの価格相場は?

蓄電池の容量10kWhの価格目安

蓄電池の容量 相場
10kWh 139.0万円
9kWh 125.1万円
8kWh 111.2万円
7kWh 97.3万円
6kWh 83.4万円
5kWh 69.5万円
4kWh 55.6万円
3kWh 41.7万円
2kWh 27.8万円
1kWh 13.9万円

出典:三菱総合研究所

容量10kWhの蓄電池の相場は、約139万円です。令和4年度の三菱総合研究所の調査をもとに、蓄電池の導入コストを容量1kWhあたり13.9万円で計算しています。

ただし、実際の容量10kWhの蓄電池の価格は、メーカーや設置場所、割引などで変わります。情報を集めて比較することで、同じ設備でも安く導入できる場合があります。

蓄電池が備えた機能や、保証内容によっても価格に差が出ます。自宅に必要な性能を備えていて、コストパフォーマンスが良い蓄電池を選ぶことが大切です。

【メーカー別】容量約10kWhの蓄電池を比較

  容量 メーカー希望
小売価格(税込)
容量1kWh
あたりの価格
ニチコン
ESS-U4M1
11.1kWh 4,070,000円 366,667円
住友電気工業
PDH-6000S01
12.8kWh 4,598,000円 359,219円
長州産業
CB-LMP127A
12.7kWh 5,493,400円 432,551円
オムロン
KP-BU127-B
12.7kWh 5,412,000円 426,142円
京セラ
EGS-MC1100
11.0kWh 5,621,000円 511,000円

出典:各メーカー公式ホームページ

大手メーカーの容量10kWh前後の蓄電池価格を紹介します。なお、実際には価格競争があるため、定価での販売はほとんどありません。割引により定価の35~40%が相場となります。

比較して価格が高い製品は、保証の内容や期間を確認してください。10~20年の容量保証や無償修理があるなら、長期的に考えるとお得な場合があります。

保証期間が短いと、故障時に実費修理のリスクがあります。設置費用を含めた見積もりを取り、運用中のリスクへの備えもふまえ、総合的に価格差を評価しましょう。

蓄電池は太陽光発電との併用がおすすめ

蓄電池は、太陽光発電と併用するとさらに力を発揮します。昼間に発電した電力を貯めておくことで、夜間や停電時の電力を効率的に備えられます。

大阪ガスの「スマイルーフ」なら、太陽光発電システムを初期費用0円で導入できます。蓄電池の設置もプロに相談できるので、選択肢として検討してみてください。

蓄電池選びの基礎知識

蓄電容量(kWh)と定格出力(kW)の違い
屋外か屋内に設置スペースが必要
単機能型・ハイブリッド型・トライブリッド型がある

蓄電容量(kWh)と定格出力(kW)の違い

蓄電池を選ぶ際、まず注目したい項目は「蓄電容量」と「定格出力」です。蓄電容量とは、蓄電池に貯められる電力量の上限のことで、単位はkWhです。

「蓄電容量」は、実際に使える電力量が「実効容量」として表されています。実効容量の記載がない場合、蓄電池の容量は定格容量より10~20%少なく考えたほうが良いです。

「定格出力」とは、蓄電池が一度に供給できる最大の電力量を指し、単位はkWです。仮に定格出力3kWの蓄電池では、消費電力1kW(1,000W)の家電を同時に3つまで使用できます。

蓄電池の容量と出力は貯水タンクに例えるとイメージしやすい

蓄電容量のイメージ図

※画像はDaigasコラムが作成

蓄電池の容量は、貯水タンクに例えるとイメージしやすいです。電力を水に例え、容量が過剰でないか、出力が適切かを考えてみましょう。

家庭での消費電力よりも少し多い容量が理想的です。必要な電力量を貯められないと、蓄電池を導入する意味が薄れてしまいます。反対に、余りすぎても効率的に活用できません。

屋外か屋内に設置スペースが必要

蓄電池の写真

※イメージ

蓄電池には屋外用と屋内用のタイプがあり、設置には十分なスペースが必要です。メーカーごとに離隔距離が規定されていて、壁面や給湯器から一定の距離を保つ必要があります。

屋内タイプの蓄電池は、エアコンの室外機1台分くらいの大きさです。屋外タイプの蓄電池は、室外機1~2台分のスペースを目安にしておくと良いでしょう。

太陽光発電システムの有無によっても設置する設備の数が変わります。蓄電池のタイプによっては、電力を変換するパワーコンディショナの設置場所も考えないといけません。

単機能型・ハイブリッド型・トライブリッド型がある

  機能の違い
単機能型 ・蓄電池としての機能に特化
・価格は安価
・太陽光発電と蓄電のパワーコンディショナは別々
・電力損失が比較的高め
ハイブリッド型 ・太陽光発電と蓄電を1台のパワーコンディショナで制御
・単機能型よりは価格が高い
・既存の太陽光発電があると工事が必要
・電力を効率的に充電できる
トライブリッド型 ・ハイブリッド型の機能に加えてV2Hとも連携
・ハイブリッド型よりも価格が高い
・電気自動車を使いたい方向け
・蓄電池とEVの充電と活用が効率的

蓄電池は太陽光発電や電気自動車(EV)との連携でタイプが異なります。太陽光発電システムと一緒に導入するなら、ハイブリッド型の蓄電池がおすすめです。

単機能型の蓄電池は導入費用が安価ですが、太陽光発電との連携には別途パワーコンディショナが必要です。ハイブリッド型の蓄電池なら1台のパワーコンディショナで管理できます。

トライブリッド型は電気自動車やプラグインハイブリッド車(PHEV)を導入したい家庭に最適です。住宅と車で電力をやりとりできる「V2H」機能に対応しています。

容量10kWhの蓄電池で使える家電の目安

  消費電力の目安
パソコン 45W
液晶テレビ 50W
蛍光灯照明 100W
冷蔵庫 200~300W
洗濯機 400W
エアコン(6畳) 450W
電気ポット(沸騰時) 800W
エアコン(10~15畳) 750~1,100W
ドライヤー 1,000W
ハロゲンヒーター 1,200W
電気炊飯器 1,300W
電子レンジ 1,400W
IHクッキングヒーター(1口) 3,000W

出典:家庭の省エネハンドブック 2024年度版

家電の電力消費量はメーカーや製品によって差がありますが、目安を表にまとめました。蓄電容量が10kWhの蓄電池では、1kW(1,000W)の家電を約10時間使えます

定格出力3~5kWの充電された蓄電池があれば、停電時でも照明や冷蔵庫、テレビといった主要の家電を普段通り使えて、スマートフォンの充電も十分に可能です。

停電時は、消費電力が大きい電子レンジや、IHクッキングヒーターの同時使用は控えましょう。蓄電池の定格出力を超えて負荷がかかると、ブレーカーが落ちてしまいます。

蓄電池選びのポイントと失敗を防ぐ対策

POINT
ライフスタイルに合う容量を見極める
機能と停電時の動作でタイプを選ぶ
保証の手厚さを比較する

ライフスタイルに合う容量を見極める

蓄電池選びで一番大切なのは、家庭ごとのライフスタイルに合った容量を選ぶことです。容量が少ないと電力が不足し、多すぎると無駄なコストがかかります。

電気の使用量やピーク時の使用量は、検針票や電力会社のマイページで確認できます。予算が許すなら、使用量に少し余裕を持たせた容量が理想です。

例えば、1日の消費電力量が5~6kWhなら、蓄電池の容量は7kWh程度が適切です。蓄電池の容量が大きすぎると、必要以上のコストがかかってしまいます。

機能と停電時の動作でタイプを選ぶ

  停電時の動作
全負荷 ・全部屋のコンセントが使える
・停電時も普通の生活ができる
・電力使用量は多い
特定負荷 ・指定のコンセントのみ使える
・電力使用量を抑えられる

単機能型やハイブリッド型を選ぶ際、停電時の動作も確認しておきましょう。全負荷型なら、停電時でも全部屋の電源を使用できます。

「200V対応」かの確認も重要です。エアコンやエコキュートなどの住宅設備を使う場合、200V対応の蓄電池を選ばないと動作しないことがあります。

自立運転機能が手動か自動かの違いもあります。自動タイプなら、停電時に5秒ほど経過すると自動的に切り替わるので便利です。

関連記事:蓄電池の種類を素材や機能別に特徴を解説!太陽光発電におすすめな蓄電池も紹介

保証の手厚さを比較する

蓄電池には、メーカーごとに10~15年の保証がつくことが多いです。メーカーや業者によって異なるので、保証内容の手厚さを比較して検討材料にしてください。

不具合が発生した場合、保証期間内なら通常は無償で修理や交換が受けられます。メーカーや業者によっては、追加費用を支払うと保証期間を延長できるサービスもあります。

蓄電池だけでなく、併設する太陽光発電も保証は重要です。大阪ガスの「スマイルーフ」なら初期費用0円で太陽光発電システムを導入できるうえ、15年間の設備保証が受けられます。

蓄電池をさらに安く導入する3つのコツ

相見積もりサイトで比較
国や自治体の補助金を活用
「0円ソーラー」の太陽光発電システムとあわせて導入

相見積もりサイトで比較

相見積もりサイトを活用すれば、4~5社の費用を比較できます。相場感を把握して、特典のある業者で価格交渉できるメリットがあります。

とにかく価格を抑えたいなら有効な手段ですが、工事やサポートの質が良くない業者に当たったり、複数社との連絡を取るのが大変などのデメリットもあります。

国や自治体の補助金を活用

国や自治体の補助金を活用すれば、蓄電池の導入費用を大きく抑えられます。特に、国が実施しているDR補助金は導入費用の最大3分の1、最大60万円まで補助が受けられます。

金額や条件は予算や年によって変動する可能性があります。経済産業省・資源エネルギー庁やお住まいの自治体の公式サイトで、最新の情報を確認しましょう。

「0円ソーラー」の太陽光発電システムとあわせて導入

蓄電池を導入するメリットは、太陽光発電システムと組み合わせることで最大化できます。初期費用が心配なら「0円ソーラー」の導入を検討してみてください。

大阪ガスの「スマイルーフ」なら、大手メーカーの太陽光発電システムを0円で導入できます。太陽光のプロに、蓄電池の補助金について相談できて安心です。

蓄電池選びの注意点

価格だけでなく品質も重要
購入先によって価格やサポートが異なる
10~15年を目安に寿命を迎える

価格だけでなく品質も重要

蓄電池を選ぶ際は、価格の他に品質にも注目しましょう。初期費用が高めでも、耐久性が高く保証が充実した製品を選ぶことで、充電効率の低下や修理費用の負担を抑えられます

将来的なメンテナンスやエネルギー効率をシミュレーションすると、蓄電池を設置した後の運用をイメージしやすくなります。

太陽光発電と一緒に導入を検討する場合は、京セラの「簡単シミュレーション」で蓄電池ありとなしの大まかな節約効果を比較できます。

購入先によって価格やサポートが異なる

蓄電池の購入先の例
施工業者
訪問販売
家電量販店
インターネット販売

同じ蓄電池でも、購入先によって価格やアフターサポートが異なります。主な購入先は施工業者や訪問販売など複数ありますが、蓄電池を扱う施工業者から購入するのがおすすめです。

特に、太陽光発電システムと併せて導入するなら専門の業者に相談しましょう。一部の設備では、メーカーや機器の組み合わせに制限があるためです。

家電量販店や訪問販売は、利益率が高めに設定されていて高額な場合があります。インターネット通販で購入できるのは、主に容量が少なく持ち運び用のポータブル蓄電池です。

10~15年を目安に寿命を迎える

蓄電池の寿命は10~15年が目安で、製品のサイクル回数と保証期間から推測できます。サイクル回数とは、蓄電池を0%から満タンまで充電し、使い切るまでを1回とした数字です。

サイクル回数を365で割ると、寿命までの年数が出せます。例えば、サイクル回数が5,500回なら5,500÷365で約15年です。

蓄電池は、適切に扱えば保証期間を超えて使用できる可能性があります。ただし、実際の寿命は使用状況によって前後するため、メーカーの推奨条件を守って使用しましょう。

蓄電池の価格は上昇していく可能性がある

蓄電池の原材料が高騰している

蓄電池の原材料であるリチウムや金属は値上がりを続けています。電気代の上昇も加味すると、製造コストが上がり、価格にも反映していく可能性が高いです。

太陽光発電システムの導入が促進されて、蓄電池自体の需要が高まっているのも値上げの根拠の1つです。

太陽光発電システムの導入費用は下がってきている

出典:経済産業省:令和7年度以降の調達価格等に関する意見

太陽光発電システムの導入費用は、推奨され始めた2012年頃より、容量1kWあたり14~15万円安価になっています。コストが下がった要因は、技術の進歩と大量生産体制の確立です。

太陽光発電は、脱炭素社会の実現のため国や自治体が設置を推奨しています。今後さらに需要が高まり、補助制度の見直しが入って導入コストが上昇する可能性もあります。

蓄電池や太陽光発電システムは、初期費用を抑えられる手段や補助金が豊富な間に導入するのがおすすめです。大阪ガスの「スマイルーフ」も選択肢として検討してみてください。

蓄電池に関するよくあるQ&A

蓄電池はやめたほうがいい?

蓄電池は導入を検討する価値がある設備です。「エネがえる運営事務局調べ」のアンケートによると、蓄電池を購入した人の85.6%が「購入して良かった」と回答しています。

特に、太陽光発電システムと相性が抜群です。日中に蓄電池に貯めた電力を太陽光発電が難しい夜間に使ったり、余った電力を売電に回せて、経済的なメリットが大きいです。

関連記事:蓄電池はやめたほうがいい?後悔する理由と導入すべき人の特徴を徹底解説

蓄電池の容量は何kWhが適切?

蓄電池の必要な容量は、家庭の電力使用量によって異なります。一般的な家庭で、太陽光発電システムと一緒に導入する場合は5~7kWhの容量で十分な場合が多いです。

家族の人数や停電時に使用したい家電の数に応じて、予算の許す限度内で、多少の余裕がある容量の蓄電池を導入できると理想的です。

蓄電池は全負荷と特定負荷どちらを選ぶべき?

蓄電池の全負荷型と特定負荷型は、予算に合わせて選びましょう。予算内に収まるなら、停電時でも普段通りの生活が維持できる全負荷型をおすすめします。

特定負荷型は、停電時に特定の家電しか使えません。しかし、電力消費量を抑えながら、必要最低限の電力供給を長時間確保できます。

導入コストを抑えたい場合や、停電・災害時に備えて最低限の電力供給ができれば問題ない場合は、特定負荷型を選ぶのも良い選択です。

蓄電池の寿命を延ばす方法は?

蓄電池の寿命を延ばすために大切なのは、過剰な充電や放電を避けることです。しかし、住宅用の蓄電池はシステムの制御により、過充電や過放電は起きにくいと言われています。

充電できる回数は製品ごとに目安が決まっています。1日あたりの充放電サイクルが1回程度となるように、家庭の電力消費量に見合った容量の蓄電池を選ぶことが大切です。

まとめ:蓄電池10kWhの価格

容量10kwhの蓄電池の価格は、約139万円が目安です。ただし、価格はメーカーや保証内容、タイプなどによって前後します。

また、国や自治体の補助金を受けられると、負担を大きく減らせます。導入を検討する際は、お住まいの自治体公式サイトで最新の情報を確認しましょう。

大阪ガスの「スマイルーフ」なら、蓄電池の設置をプロに相談できて、太陽光発電システムは初期費用0円で導入できます。ぜひ詳しい内容を確認してみてください。

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