給湯器の種類と選び方|タイプ別の特徴やメリット・デメリットを解説

編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部

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給湯器のイメージ

毎日の生活に欠かせない給湯器。

ガスや電気、石油など、熱源の違いや機能によって、給湯器の種類は多岐にわたります。

選び方ひとつで日々の快適性や月々の光熱費が変わってくるため、ご家庭に合った給湯器選びが重要です。

本記事では、給湯器の基本から各種類の特徴、メリット・デメリットについて徹底解説します。

はじめて給湯器を選ぶ方も、買い替えを検討している方も、この記事を参考に最適な1台を見つけてください。

給湯器の基本|仕組みと種類を知ろう

住宅の外壁に取り付けられた屋外壁掛型のガス給湯器。

給湯器は、浴室やキッチン、洗面所など家庭内で使うお湯を供給する住宅設備です。

ひとくちに「給湯器」といっても、その種類や性能、仕組みにはさまざまな違いがあります。

ここでは、給湯器の基本や仕組み、主な種類についてご紹介します。

  • 給湯器とは?基本的な役割と仕組み
  • 【早見表】給湯器の主な4つの種類
  • 給湯器の種類の見分け方・調べ方

それぞれ解説します。

給湯器とは?基本的な役割と仕組み

給湯器とは、水道水を必要な温度に加熱し、家庭内のお風呂やキッチン、洗面台などへお湯を供給する機器です。

ガス・電気・石油などの熱源を使い、水を温めるというシンプルな仕組みですが、設置場所や家族構成、生活スタイルによって最適なタイプが異なります。

最近の給湯器は省エネ性や安全性も進化しており、従来型のほか、エコジョーズやエコキュートなど、高効率モデルも広く普及しています。

給湯器の耐用年数は、使用状況や設置環境によって異なりますが、一般的には10年程度です。

10年を超える給湯器は交換を検討しましょう。

【早見表】給湯器の主な4つの種類

給湯器は、熱源や構造の違いから、大きく4つのタイプに分けられます。

以下は、給湯器の種類の一覧表です。

給湯器の熱源 従来型 省エネ型(高効率給湯器)
ガス ガス給湯器 エコジョーズ
ガスふろ給湯器
ガス給湯暖房機
ガス瞬間湯沸器
ガスふろがま
電気 電気温水器 エコキュート
石油(灯油) 石油給湯器 エコフィール
ガス+電気 ハイブリッド給湯器

自分にとって最適な1台を選ぶには、まず上記にあげた給湯器の違いについて把握することが大切です。

給湯器の種類の見分け方・調べ方

現在の住まいで使用している給湯器がどのタイプなのか知りたいときは、給湯器本体や取扱説明書を確認しましょう。

確認する場所 記載内容
給湯器本体のラベルや銘板
  • メーカー名
  • 型式、品番
  • 製造年月日
  • ガスの種類(ガス給湯器の場合)
取扱説明書
  • 熱源
  • 消費電力
  • 給湯能力

熱源や給湯能力などは、事前に情報を把握しておくと、給湯器を交換するときや業者に見積もりを依頼する際にスムーズです。

【種類別】給湯器の特徴やメリット・デメリット

キッチンの壁面に設置された、瞬間湯沸かし器(小型湯沸器)。

給湯器は、熱源や機能によってさまざまな種類があります。

主な給湯器の種類は、次のとおりです。

  1. ガス給湯器
  2. ガス給湯暖房機
  3. ガス瞬間湯沸器
  4. ガスふろがま
  5. エコジョーズ(省エネ高効率給湯器)
  6. 電気給湯器
  7. エコキュート(ヒートポンプ給湯器)
  8. 石油給湯器(エコフィール)
  9. ハイブリッド給湯器

それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。

ガス給湯器

メリット デメリット
  • 初期費用が比較的安い
  • お湯を沸かすスピードがはやい
  • 設置スペースがコンパクト
  • ガス配管が必要
  • プロパンガスはコストが割高

ガス給湯器は、家庭用給湯器のなかでも、最も一般的なタイプです。

都市ガス、もしくはプロパンガスを使って瞬時に水を加熱し、必要なときに必要な量のお湯をつくれるので、お湯切れの心配がありません。

給湯器本体もコンパクトで、設置場所の制約が少ないのも特徴です。

ガス給湯暖房機

メリット デメリット
  • 給湯と暖房の2つの機能を1台でまかなえる
  • 複数の温水暖房機器に対応できる
  • 一般的な給湯器より初期費用が高い
  • 故障時は給湯と暖房の両方が使えなくなる
  • 本体サイズが大きく設置スペースの確保が必要

ガス給湯暖房機は、お湯の供給に加え、床暖房や浴室暖房など、温水を使った暖房システムを1台でまかなえる多機能型の給湯器です。

新築やリフォームを検討している場合、設計段階から温水配管を計画できるため、導入しやすいでしょう。

また、複数の熱源機器を持つよりも設置スペースやコストを抑えられる利点もあります。

ただし、故障したときは給湯も暖房も同時に使えなくなるリスクがあるため、日頃からのメンテナンスが大切です。

ガス瞬間湯沸器

メリット デメリット
  • 設置が比較的容易にできる
  • 省スペースで設置できる
  • 低コストで導入できる
  • お湯の供給量が少ない
  • 室内設置のため定期的な換気が必須

ガス瞬間湯沸器は、お湯を使いたい場所のすぐそばに設置する、小型の給湯器です。

壁掛けタイプが主流で、キッチンや洗面所などの局所的な給湯に適しています。

蛇口をひねるタイミングで瞬時にお湯を沸かすため、待ち時間がほとんどありません。

家全体にお湯を送るメインの給湯器とは異なり、あくまで補助的な給湯設備として利用されます。

ガスふろがま

メリット デメリット
  • 追い焚き機能に特化している
  • 構造がシンプル
  • 浴槽のお湯が冷めにくい
  • お風呂専用で給湯機能が限定される
  • 新規設置は減少しており、交換や修理が難しい

ガスふろがまは「お風呂のお湯を沸かす」「追い焚きをする」ことに特化した、昔ながらの給湯器です。

「バランスがま」とも呼ばれ、築古の住宅や賃貸物件では今でも使用されているところもありますが、お風呂以外の給湯には向いていません。

現在では給湯と追い焚きが1台でできる「ガスふろ給湯器」が主流なので、新規での設置は減少傾向です。

エコジョーズ(省エネ高効率給湯器)

メリット デメリット
  • 高効率でガス代の節約につながる
  • CO2排出量が低減される
  • 各種補助金制度の対象になりやすい
  • 従来型よりも初期費用が高い
  • 設置スペースが従来型よりも大きめ
  • ドレン排水工事が必要

エコジョーズは、ガス給湯器を進化させた高効率な省エネタイプの給湯器です。

最大の特徴は、従来のガス給湯器では捨てられていた「排気ガスの熱」を再利用する「潜熱回収」の技術です。

排熱で水をあらかじめ温めてから加熱することで、ガスの使用量を大幅に削減します。

従来型に比べて初期費用が高く、熱交換器から出るドレン排水用の配管工事も必要です。しかし、国や自治体による補助金や助成金の対象になるケースが多く、導入の負担を軽減できる場合があります。

電気給湯器

メリット デメリット
  • 火を使わないため、火災や一酸化炭素中毒などのリスクが低い
  • 夜間電力を有効活用できる
  • ガス配管がいらない
  • 貯湯タンク式なので供給量に制限がある
  • 停電時は使用できない
  • エコキュートより消費電力が大きくランニングコストが高い

電気給湯器とは、電気を熱源としてお湯を沸かす給湯器の総称です。

電気ヒーターで直接お湯を沸かす「電気温水器」と、後述する「エコキュート(ヒートポンプ給湯器)」に大別されます。

ガスを使用しないので安全性が高く、都市ガスがきていない地域や、オール電化住宅で採用されています。

エコキュート(ヒートポンプ給湯器)

メリット デメリット
  • 夜間電力を有効活用できる
  • 環境にやさしい
  • 災害時にはタンクの水を非常用水として使える
  • 各種補助金の対象になりやすい
  • 初期費用が高額な傾向
  • タンク設置のスペースが必要

エコキュートは、電気で動くヒートポンプの仕組みを使い、大気中の熱エネルギーを集めて効率的にお湯を沸かす給湯器です。

昨今のオール電化住宅の標準設備になっており「ヒートポンプユニット」と「貯湯タンク」の2つを設置する必要があります。

電気料金の安い深夜にお湯を沸かし、タンクに貯めておく「貯湯式」なので、日中の電気使用量を抑え、光熱費を節約できる点が魅力です。

 

石油給湯器(エコフィール)

メリット デメリット
  • ランニングコストが比較的安い
  • パワフルなので寒冷地でも安定している
  • 省エネ型のエコフィールなら、灯油代をさらに節約できる
  • 灯油タンクの設置スペースが必要
  • 定期的な給油の手間がかかる
  • 運転音や燃焼時の臭いが気になる場合がある

石油給湯器は、灯油を燃やしてパワフルにお湯を沸かす給湯器で、特に外気温が低い寒冷地でよく採用されています。

最新のエコフィールは、排熱回収による省エネタイプなので、灯油の消費量とCO2排出量削減に配慮されている点が魅力です。

ハイブリッド給湯器

メリット デメリット
  • 省エネ性能が高く、光熱費を大幅に削減できる
  • ガスと電気の併用で、お湯切れの心配がない
  • 本体価格や工事費が高額
  • 設置に比較的広いスペースが必要
  • 設置できる住宅タイプが限定されるケースもある

ガスの「エコジョーズ」と、電気の「エコキュート」を組み合わせ、両方のいいとこ取りを実現した、省エネ性能が高い先進的な給湯器です。

お湯を少しだけ使用するときや、保温の際には効率のいいヒートポンプ(電気)を使い、お風呂の湯はりなど大量にお湯が必要なときには、パワフルなガスで瞬時に沸かします。

高い省エネ性と快適なお湯の使い勝手を両立でき、長期的な光熱費削減が期待できます。

ただし、設置スペースの確保と、初期費用が高額になる点に注意が必要です。

後悔しない給湯器の選び方6ステップ

バインダーに挟まれたチェックリストと、その上に置かれたボールペン。

給湯器は一度設置すると、10年前後使い続ける重要な設備です。

生活スタイルや住環境、家族構成によって最適な給湯器はそれぞれ異なりますが、選び方を間違えると、日々の生活の快適さやランニングコストに影響を与えます。

ここでは、給湯器選びで失敗しないための6つのチェックポイントを順に解説します。

  1. 熱源で選ぶ
  2. 設置タイプで選ぶ
  3. 給湯器の「号数」で選ぶ
  4. 湯はりの機能で選ぶ
  5. 暖房機能(床暖房)の有無で選ぶ
  6. 省エネ性能で選ぶ

それぞれ確認していきましょう。

①熱源で選ぶ

給湯器の主な熱源は次の3種類です。

  • ガス
  • 電気
  • 石油(灯油)

ガスは、さらに「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」に分類されます。

オール電化住宅など、ガスのインフラがない場合には、電気給湯器(エコキュート)や、石油給湯器(エコフィール)などが選択肢に入ります。

お住まいの地域や住宅環境に合わせ、給湯器の熱源を決めましょう。

②設置タイプで選ぶ

給湯器は、設置される場所によって、選択できる機種が変わります。

  • 戸建ての場合
  • マンションの場合

それぞれの特徴や選び方のポイントを解説します。

戸建ての場合

設置タイプ 特徴
屋外壁掛けタイプ
  • 外壁に固定するタイプの給湯器
  • 給湯器の下部から配管が接続される
屋外据置きタイプ
  • 屋外の床に据置きするタイプの給湯器
  • 給湯器の側面から配管が接続される
  • 浴槽の循環口が1つ穴になる
浴室隣接タイプ
  • 浴室周辺の屋外に据置きするタイプの給湯器
  • 浴槽の循環口が2つ穴になる

戸建て住宅の場合、屋外の壁掛けタイプや据置きタイプが一般的です。

寒冷地でエコキュートを導入する際は、貯湯タンクのみを屋内に設置するケースもあります。

設置スペースやエクステリアとのバランスを考慮した設置計画が重要です。

マンションの場合

設置タイプ 特徴
壁掛けタイプ
  • ベランダの外壁に固定するタイプの給湯器
  • 交換の自由度が比較的高い
PS標準設置タイプ
  • 玄関横にあるパイプスペース(PS)内に設置するタイプ
  • 外側から給湯器本体が見える
PS扉内設置タイプ
  • 玄関横にあるパイプスペース(PS)内に設置するタイプで、扉がついている
  • 扉を閉めると、排気口だけが見える

マンションでは、パイプスペース(PS)内や玄関横の共用スペース、ベランダなどに設置するのが主流です。

サイズや設置方法については、マンションごとに管理規約でルールが決められています。

基本的に、現在設置されている給湯器と同じタイプ・サイズの後継機種にしか交換できません。

③給湯器の「号数」で選ぶ

給湯器の能力を示す「号数」は、適切なサイズ選びに欠かせない指標です。

「号数」とは、水温から25℃上昇させたお湯を、1分間に何リットル出せるかを示す数値です。

家族構成や使用状況に応じて適応サイズが決められており、ガス給湯器では「号数」で、エコキュートの場合は「リットル(L)」で表示されます。

ガス給湯器とエコキュート、それぞれの号数を表にまとめました。

使用人数の目安 ガス給湯器 エコキュート
1人 16号 180L
2人 20号 370L
4人 24号 460L
5人以上 28号 550L

号数(タンク容量)が小さすぎると湯量不足になるおそれがあり、大きすぎるとコストがかさむため、最適なサイズを選ぶことが重要です。

④湯はりの機能で選ぶ

お風呂の使い勝手を左右するのが、給湯器の機能面です。

入浴時に役立つ機能は、主に次の3つがあげられます。

  • 追い焚き機能
  • オート機能・フルオート機能
  • IoT機能

用途に応じて、必要な機能を確認しましょう。

追い焚き機能

  追い焚き機能あり 追い焚き機能なし
主な給湯器の種類
  • ガスふろ給湯器
  • 給湯暖房熱源機
  • 給湯専用機
  • 高温水供給給湯器
特徴
  • 浴槽に穴が1つ、または2つある
  • ボタン1つで自動お湯はりや追い焚きが可能
  • 浴槽に給湯用の蛇口があるだけで、循環口はない
  • お湯が冷めたら「たし湯」で対応する

追い焚き機能つきの給湯器は、浴槽の湯温を好きなタイミングで再加熱できるため、家族それぞれの入浴時間がバラバラな家庭や、保温・自動湯はり機能がほしい方におすすめです。

追い焚き機能がない給湯器は、構造がシンプルで導入コストが抑えられます。

シャワーがメインの方や、ひとり暮らしの方に向いているでしょう。

オート機能・フルオート機能

追い焚き機能を搭載している給湯器には「オート機能」と「フルオート機能」の2種類があります。

機能 オート フルオート
自動湯はり ⚪︎ ⚪︎
自動保温(追い焚き) ⚪︎ ⚪︎
自動たし湯 × ⚪︎
自動配管洗浄 × ⚪︎(機種による)

オートタイプは、湯はりと保温(追い焚き)までを自動でおこなう標準的な機能を持っています。

お湯が減った際は、手動で「たし湯」ボタンを押す必要がありますが、機能がシンプルな分、フルオートに比べて本体価格が安価です。

フルオートタイプは、オートの機能に「自動たし湯」が追加されます。

機種によっては、お湯を抜くたびに追い焚き配管内を自動的に洗浄する「自動配管洗浄」が搭載されており、配管内をいつでも清潔な状態に保てます。

オート機能の給湯器は、必要最低限の自動化でコストを抑えたい方におすすめです。

一方、フルオート機能の給湯器は、家族の入浴時間がバラバラで、家事の負担軽減や快適性を重視する方に向いています。

IoT機能

給湯器によっては、スマートフォンのアプリと連携できる「loT機能」を搭載しており、遠隔操作で湯はりができます。

loT技術が導入された給湯器の主な機能は、次のとおりです。

  • 外出先から湯はり操作や予約、追い焚きができる
  • 離れて暮らす家族の入浴状況を確認・見守りができる
  • ガスや電気の使用量を「見える化」できる

大阪ガスの「ツナガルde給湯器」は、リモコンを大阪ガスサーバーに接続することで、給湯器の運転状況を送信し、機器の運転状況を遠隔で見守ります。

詳しい内容は、こちらで解説しています。

ツナガルde給湯器でできること – ガス給湯器/大阪ガス

⑤暖房機能(床暖房)の有無で選ぶ

熱源がガスで、床暖房や浴室暖房乾燥機がある場合は、給湯器に暖房機能がついているタイプを選びましょう。

「給湯暖房熱源機」であれば、1台で家全体の暖房と給湯がまかなうことができ、省スペース化になります。

リフォームで床暖房や浴室暖房を導入する際は、給湯器が暖房に対応しているか必ず確認しましょう。

大阪ガスの「給湯暖房熱源機」の商品ラインナップは、こちらからご覧いただけます。

給湯暖房機 – ガス給湯器/大阪ガス

⑥省エネ性能で選ぶ

給湯器を長く安心して使うには、省エネ性能も重要です。

各熱源による省エネ型の給湯器は、次のとおりです。

熱源 高効率給湯器の種類
ガス エコジョーズ
電気 エコキュート
石油 エコフィール
ガス+電気 ハイブリッド給湯器

省エネ性能が高い高効率給湯器は、従来型と比べて熱効率が高く、エネルギーの無駄を減らせるのが魅力です。

ガスや電気、石油など、熱源ごとに先端技術を活用し、ランニングコスト・環境負荷の低減を両立しています。

その反面、従来型より本体価格や工事費が高くなる傾向にあり、設置スペースや既存の住宅設備との相性を確認する必要があります。

長期的な視点では、家計と地球環境の両方にやさしい選択といえるでしょう。

地域別で選ぶ給湯器の特徴

住宅の外壁に設置された、配管カバー付きの屋外壁掛型ガス給湯器。

給湯器選びの際は、その土地の地域性を理解し、気候や環境によって最適なタイプや仕様を選ぶ必要があります。

ここでは、次の2つの地域に合った給湯器について解説します。

  • 寒冷地向け
  • 沿岸部(塩害地域)向け

間違った選択は、トラブルや故障の原因になるため、選び方のポイントを押さえておきましょう。

寒冷地向け

冬場の最低気温が氷点下になることが多い寒冷地では、給湯器の「凍結対策」が必須です。

水は凍ると体積が増えるので、給湯器内部や配管が凍結すると、破裂して故障につながるおそれがあります。

寒冷地では「寒冷地仕様」の給湯器を選ぶのが一般的です。

寒冷地仕様の給湯器には、以下のような機能が備わっています。

機能 特徴
凍結予防ヒーター 外気温が一定以下になると、配管などを温めるヒーターが自動でONになる
自動ポンプ運転 追い焚き機能つきの給湯器で、ポンプを自動的に動かして浴槽の水を循環させ、配管の凍結を防ぐ

通常の給湯器にも、簡易的な凍結防止機能はありますが、厳しい寒さには対応しきれない場合があります。

長く安心して使用するためにも、お住まいの地域に合わせて、適切な仕様の製品を選びましょう。

沿岸部(塩害地域)向け

海の近くにお住まいの場合は、潮風に含まれる塩分によって金属が錆びやすくなる「塩害」への対策が必要です。

通常の給湯器を設置すると、外装の塗装が早期に剥がれたり、給湯器内部の部品が腐食したりして、故障のリスクが高まります。

沿岸部では「耐塩害仕様」の給湯器が最適です。

耐塩害仕様の給湯器は、錆に強い塗装や、配管への防錆・防水処理が施されており、潮風から本体を守ります。

給湯器に関するよくある質問

「Q & A」と書かれた付箋が貼られたリングノートと筆記用具。

給湯器の導入や交換を検討している方からの、よくある質問をご紹介します。

  • エネファームは給湯器なの?
  • 給湯器の交換で補助金は使える?

それぞれ解説します。

エネファームは給湯器なの?

エネファームは「家庭用燃料電池」です。

一般的な給湯器とは異なり、電気とお湯が同時につくれるため「発電機能つき給湯器」ともいえます。

以下の表で特徴を比較します。

項目 エネファーム 一般的な給湯器
熱源 水素(ガスから生成) ガス・電気・石油
給湯機能 ⚪︎ ⚪︎
発電機能 ⚪︎ ×
省エネ性 高い 機種によって異なる

ガスから水素を取り出し、空気中の酸素と反応させて電気をつくります。

この過程で発生する熱を利用してお湯を沸かすので、エネルギー効率が高く、省エネ性や環境配慮の面でメリットが大きい機器です。

給湯器の交換で補助金は使える?

給湯器の交換では、補助金が使えるケースが多いです。

ただし、ほとんどの場合、エコキュートやエコジョーズをはじめとした省エネ性能の高い「高効率給湯器」への交換が対象で、期間や予算が定められています。

2025年8月現在、国が実施している「給湯省エネ2025事業」では、以下の製品が補助金の対象になっています。

  • ヒートポンプ給湯機(エコキュート)
  • 電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型給湯機(ハイブリッド給湯機)
  • 家庭用燃料電池(エネファーム)

事業概要|給湯省エネ2025事業【公式】

給湯器の設置・交換を検討されている方は大阪ガスにご相談を

住宅の外壁に設置された、屋外壁掛型のガス給湯器(エコジョーズ)。

給湯器は、種類や機能が多様化しており、導入の際は住環境や家族構成、生活スタイルに合わせて比較検討することが重要です。

熱源や設置タイプなど、ご自宅の状況を確認し、号数や機能などを吟味しましょう。

ただし、最終的な機種の選定や給湯器の設置には、プロの知識が不可欠です。

給湯器の新規設置や交換を検討される際は、大阪ガスまでお気軽にご相談ください。

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