サーキュレーターの電気代は高い?安い?節約方法や選び方を解説

編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部

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サーキュレーターは、室内の空気を効率よく循環させて冷暖房効果を高める家電製品です。エアコンと併用すれば、より快適な室温を保てる一方で、「サーキュレーターの電気代はどれくらいかかるのか」と疑問を抱く方もいるでしょう。

本記事では、サーキュレーターの電気代について徹底解説します。節約方法や選び方も解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

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サーキュレーターの電気代の計算方法

スマホ 電卓

サーキュレーターの電気代は、「消費電力(kW)× 使用時間(h)× 電気料金単価(円/kWh)」で計算できます。

たとえば、消費電力20W(=0.02kW)のサーキュレーターを、1日8時間使った想定で計算してみましょう。電気料金単価を「家電公取協(一般社団法人 家庭電気製品公正取引協議会)」が目安として定めている31円/kWhとした場合、1日の電気代は「0.02kW × 8h × 31円/kWh = 約4.9円」になります。

毎日の使用時間を把握しておけば、1ヶ月あたりのおおよその電気代も算出できます。実際の電気代は、サーキュレーターの風量設定や使用時間、契約中の電力量料金単価によって変動するため、状況に応じて計算しましょう。

電気代の計算方法については、以下の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。

サーキュレーターの1時間あたりの電気代

電卓 計算

​​サーキュレーターの1時間あたりの電気代は、機種によって異なります。消費電力や風量設定に差があるため、機種ごとの特徴を把握することが大切です。以下では、タイプ別に1時間あたりの電気代の例を紹介します。

ACモーターのサーキュレーターの電気代

ACモーターのサーキュレーターの消費電力の目安は36W(=0.036kW)です。

電気料金単価を31円/kWhとした場合、1時間あたりの電気代は「0.036kW × 31円/kWh = 約1.1円」です。

1日8時間使用すれば約8.8円、1ヶ月(30日)使い続けた場合の電気代は約264円になります。

電気代は非常に安く、冷房と併用することで室内の空気を効率よく循環させ、冷房効率の向上や電気代の節約にもつながります。

DCモーターのサーキュレーターの電気代

DCモーター搭載のサーキュレーターは、消費電力が少なく、省エネ性に優れています。

DCモーターの機種に多い消費電力の目安は、25W(=0.025kW)です。1時間あたりの消費電力を25W(=0.025kW)と仮定し、電気料金単価を31円/kWhで計算すると、電気代は「0.025kW × 31円/kWh = 約0.8円」です。

1日8時間使用した場合は約6.4円、1ヶ月(30日間)使用した場合の電気代は約192円になります。

ACモーターと比較してもDCモーターはより電気代を抑えられるため、長時間使用する家庭に適した選択肢です。

サーキュレーターの電気代を左右する要素

金属製サーキュレーター

サーキュレーターの電気代は、使い方によって大きく変わるため、事前に使い方を考えておくことが重要です。どのような要素が電気代に影響するのかを把握しておけば、無駄を減らす工夫や節約方法をみつけられます。以下では、電気代を左右する主な要素について解説します。

使用時間

サーキュレーターの電気代に影響を与える要素のひとつは使用時間です。

使う時間が長くなるほど、電気代も高くなります。たとえば、消費電力20W(=0.02kW)のサーキュレーターを使用し、電気料金単価を31円/kWhとした場合の電気代は以下のとおりです。

使用時間 電気代
1時間 約0.62円
4時間 約2.48円
8時間 約4.96円
12時間 約7.44円

日中つけっぱなしでも10円未満と、電気代の負担は比較的軽めですが、こまめに電源を切る、またはタイマー機能を使うことで、使用時間と無駄な電力消費を抑え、さらなる節約につながるでしょう。

サイズと風量設定

サーキュレーターの電気代は、サイズと風量設定によっても変動します。

一般的に、サーキュレーターのサイズが大きくなるほど消費電力も高くなる傾向があります。以下は、サイズ別にみた1時間あたりの電気代目安です。

サイズ 1時間の電気代
小型(〜20cm) 約0.4〜0.8円
中型(20〜30cm) 約0.7〜1.2円
大型(30cm〜) 約1.0〜1.5円

参考:​​サーキュレーターの電気代ってどれくらい? 節電術も解説|株式会社ヤマダデンキ

また、風量の設定によっても電力使用量が異なるため、注意が必要です。弱風では最大消費電力の50〜60%、中風で70〜80%、強風では100%に近い値となります。部屋の広さや使い方に合ったサイズや風量を選んで運転することで、無駄な電力消費を防げるでしょう。

サーキュレーターとエアコンを併用した際の電気代

エアコン

エアコンとサーキュレーターを併用することで、部屋の空気をムラなく循環でき、冷暖房効率を高める効果が期待できます。

たとえば、消費電力が1,000Wのエアコンを単体で1日8時間使用する場合「1.0kW× 8時間 × 31円/kWh」で電気代は248円です。

一方、サーキュレーターを併用してエアコンの設定温度を1度上げた場合、消費電力が約10%削減されると仮定すると、0.9kWに抑えられて電気代は約223.2円になります。体感温度を変えずに節電できるため経済的です。

エアコンの電気代の詳細は、以下の記事で解説しているため、あわせてご覧ください。

サーキュレーターと扇風機の電気代の違い

扇風機

サーキュレーターと扇風機の電気代に大きな差はありません。ただし、消費電力や機能の違いにより、わずかな差が出ることもあります。

たとえば、一般的な目安として、ACモーター搭載の扇風機とサーキュレーターでは消費電力は25〜50W程度とされています。消費電力に幅があるのは、風量を「弱・中・強」と切り替えられる製品が多く、モードごとに消費電力が変動するためです。

一方、DCモーター搭載製品では、15〜35W程度とより省エネ設計になっているのが特徴です。

電気料金単価を31円/kWhとして計算した場合、ACモーターのサーキュレーター(消費電力を36W=0.036kWと仮定)は1時間あたり約1.1円、扇風機(消費電力を50W=0.05kWと仮定)は約1.6円です。

一方、DCモーターのサーキュレーター(消費電力を25W=0.025kWと仮定)は約0.8円、扇風機(消費電力を35W=0.035kWと仮定)は約1.1円となります。

電気代の差はそれほど大きくないものの、風の広がりかたや用途、省エネ性能などに違いがあるため、使用目的や設置環境にあわせて最適な製品を選びましょう。

【あわせて読みたい】
扇風機の電気代って安いの?1時間あたりの電気代やエアコンとの比較・節約方法を解説

サーキュレーターの電気代を節約する4つの方法

貯金 硬貨

サーキュレーターの電気代は、使い方を工夫することで節約できます。サーキュレーターの電気代のおもな節約方法は、以下のとおりです。

  • DCモーターの製品を選ぶ
  • タイマー機能を使用する
  • エアコンを併用する
  • 設置場所を工夫する

以下では、各節約方法について解説します。

1. DCモーターの製品を選ぶ

サーキュレーターの電気代を抑えるには、モーターの種類に注目しましょう。

DCモーター製品は、1日中つけっぱなしにしていても比較的電気代を抑えられるため、日常的に使用する家庭に最適です。購入時に、「DC方式」や「DCモーター搭載」のような表示があるか確認しておくと安心です。本体価格がやや高めでも、電気代の節約で結果的にコストを回収できる場合があります。

省エネ性能を重視したい場合は、DCモーターを優先的に検討しましょう。

2. タイマー機能を活用する

サーキュレーターの電気代を節約するには、こまめに電源を切るか、タイマー機能を使用するのがおすすめです。タイマーを設定すれば、外出時や就寝時の切り忘れを防げるため、無駄な電力を使わずに済みます。

最近の製品では、30分〜数時間の細かい設定が可能なモデルもあります。たとえば、帰宅前や就寝時に30分〜1時間のタイマーを設定して使用すれば、必要な時間だけ効率的に空気を循環させることが可能です。

タイマー機能を上手に使用すれば無駄な稼働を防げ、手間なく電気代を抑えられます。

3. エアコンを併用する

サーキュレーターの電気代を抑える方法として、エアコンとの併用も効果的です。

空気には、冷たい空気が下に、暖かい空気が上にたまる性質があります。サーキュレーターで空気を循環させることで、部屋全体の温度のムラを減らし、冷暖房効率を高められます。

エアコンの設定温度を冷房時には1度上げ、暖房時は1度下げるだけでも消費電力の削減が可能です。

「2台同時に使うと電気代が高くなる」と思われがちですが、エアコンの方が消費電力は大きいため、サーキュレーターで冷暖房効率を上げてエアコンの電力消費を減らすほうが結果的に経済的です。

サーキュレーターを補助的に使うことで、快適さと節電を両立できます。

4. 設置方法を工夫する

サーキュレーターの電気代を抑えるには、設置場所を工夫しましょう。空気の流れを効率よく作れる位置におくと、冷暖房の効果が高まり、余分な電力の消費を防げます。

夏は、エアコンの対角線上や部屋の隅に設置し、風をやや上向きに送ると効果的です。冷たい空気は床にたまりやすいため、空気を循環させることで部屋が早く涼しくなります。

冬は、風を天井に向けて送れば、暖かい空気を部屋全体に広げられます。暖気は天井付近にたまりやすいため、設置場所を工夫して快適に過ごせるようにしましょう。

電気代節約につながるサーキュレーターの選び方

卓上サーキュレーター

電気代が気になる方は、サーキュレーターを選ぶ時点で仕様や性能を確認しておきましょう。省エネ性能の高いモデルを選べば、毎日使っても電気代の負担を抑えられます。

以下では、電気代の節約につながるサーキュレーターの選び方を紹介します。

1. 省エネ性能の有無で選ぶ

サーキュレーターの電気代を抑えるには、省エネ性能を基準に選びましょう。

機種により搭載されているモーターの種類は異なり、消費電力にも差があります。なかでもDCモーターを搭載した製品は、ACモーターに比べて電力消費が少なく、省エネ性に優れています。

夏や冬など、長時間の使用が想定される場合は、DCモーター搭載モデルを選べば電気代の削減が可能です。省エネモデルには風量調整やタイマー機能、自動運転機能が備わっていることが多く、必要なときに必要なだけの風量で稼働できるため、節電に効果的でしょう。

2. 使用する部屋に合ったサイズで選ぶ

サーキュレーターは、使用する部屋の広さに合ったサイズを選ぶことが大切です。

風量が不足していると空気の循環に時間がかかり、結果的に長時間の運転で電気代がかさむおそれがあります。

また、広い部屋では風量の強いモデルを使わないと効率が下がります。製品ごとに記載されている「対応畳数」を目安にして、使用する部屋に適した機種を選びましょう。

迷った場合は、やや広めの畳数に対応したモデルを選んでおくと安心です。適切なサイズを選ぶことで、効率よく空気を循環させ、無駄な電力消費を防げます。

サーキュレーターを利用する際の注意点

ポイント 人差し指 指差し

サーキュレーターを使用する際は、電気代を抑えるために、事前に注意点を確認しておくことが重要です。正しい使い方を意識することで、無駄な電力消費を防ぎ、節電効果も高まります。

以下では、使用時に気をつけたい主なポイントを紹介します。

設置場所を誤らないように気をつける

サーキュレーターの設置場所を誤ると、空気がうまく循環せず、電気代の無駄につながる可能性があります。

たとえば、壁際や家具の近くに設置すると、風が遮られて循環効率が落ちてしまいます。部屋の隅やエアコンから離れた場所におく場合も注意が必要です。

風が壁や障害物に当たらないよう配置を工夫することで、無駄な電力消費を防ぎ、効率的な空気循環が可能になります。

購入時に性能を確認する

サーキュレーターを購入する際は、性能をしっかり確認しておきましょう。

風量や適応畳数は、必ずチェックすべきポイントです。部屋の広さに合っていない機種を選ぶと、風が強すぎて不快になったり、逆に空気がうまく循環しなかったりします。

また、設置場所や収納スペースを考慮して、邪魔になりにくいコンパクトなモデルを選ぶのもポイントです。さらに、静音性の高いサーキュレーターを選べば、夜間や赤ちゃんがいる家庭でも快適に使用できます。

性能を確認しておくことで、快適かつ効果的に使えます。

サーキュレーターの電気代を把握して効率的に活用しよう

卓上のサーキュレーター

サーキュレーターは、消費電力が比較的少なく、冷暖房効率を高められる家電です。電気代の目安や節約のポイントを把握し、ライフスタイルや部屋の広さに合ったサーキュレーターを選ぶことで、電気代を抑えて快適な室内環境を整えられるでしょう。

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