太陽光発電ローン(ソーラーローン)とは?金融機関の金利一覧や月々の返済シミュレーションを紹介
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
「太陽光発電に使えるローンはある?」
「月々の金利はどれくらい?」
これから太陽光発電を導入する人の中には、ローンの借り入れを検討している人もいるでしょう。資金に不安がある人にとって、ローンの借り入れは有効な選択肢のひとつです。
しかし、どのローンを借り入れれば良いか分からず、困っている人もいますよね。各ローンの金利や選び方を知らずに契約すると、予想以上の返済負担を抱えるリスクがあります。
本記事では、太陽光発電ローン(ソーラーローン)の借り入れ方法や金融機関の金利一覧を紹介します。また、月々の返済シミュレーションについても解説するので、参考にしてください。
目次
太陽光発電ローン(ソーラーローン)とは?
※画像はDaigasコラムが作成
太陽光発電ローンとは、太陽光発電や蓄電池の設置費用を、分割で返済するローン(借り入れ)として金融機関から借りる仕組みです。主に「ソーラーローン」という名称で、各金融機関が提供しています。
ローンの契約後は、金融機関が施工業者に対して工事費用を直接支払います。ローンの利用者は、金融機関に対して工事費用を毎月分割で返済するのが主な流れです。
ソーラーローンは、借り入れた金額に対して手数料(利息)が発生するため、現金一括払いと比べると総費用が高くなります。
一方、土地や建物などを担保に出す必要がない「無担保」かつ、初期費用(頭金)なしでも申し込めるプランが多いため、導入のハードルが低いのが特徴です。
金融機関には、銀行のほか、商品の代金を立て替えてくれる信用販売会社※もあります。金利や借入上限額、審査の厳しさはそれぞれ異なるため、複数のローンを比較し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
※信用販売会社:消費者が購入した商品の代金を一時的に立て替えて、後から請求する会社
ソーラーローンと住宅ローンの違い
| ソーラーローン | 住宅ローン | |
|---|---|---|
| 資金使途 | ・太陽光発電の購入/設置費用 ・蓄電池の購入/設置費用 |
・戸建住宅の新築資金 ・戸建住宅/マンションの購入資金 |
| 借入金額 | ・1~1,500万円 | ・数百~数千万円 |
| 借入期間 | ・6ヶ月~20年 | ・1~35年 |
| 担保 | ・原則不要 | ・購入する土地/建物 |
| 金利※ | ・2.0~4.5% (変動金利) |
・0.5~1.5% (変動金利) |
| 審査 | ・簡単な審査で借り入れできる | ・厳しい審査が必要 |
※実際の適用金利は審査や金融機関によって異なります
※参考:千葉銀行「太陽光発電ローンと住宅ローンの違い」
ソーラーローンと住宅ローンの違いは、主に借り入れできる金額や期間、担保の有無や金利といった点が挙げられます。
ソーラーローンは、担保や頭金が不要なプランが多いのが特徴です。審査のハードルが低く、収入や職業にかかわらず申し込みやすい傾向があります。
一方住宅ローンは、数千万円規模の借り入れが可能ですが、土地や建物を担保に入れる必要があります。金利が低く設定される反面、返済能力を厳しく審査される点には留意が必要です。
※参考:千葉銀行「よくあるご質問」
ソーラーローンとリフォームローンの違い
ソーラーローンとリフォームローンは、どちらも住宅関連のローンプランですが、適用できる工事の範囲が異なります。
ソーラーローンは、主に太陽光発電や蓄電池の購入・設置に利用できます。一方、リフォームローンは壁の塗り替えや水回りの修繕といった、住宅の改修全般に使えるのが特徴です。
金融機関によっては、リフォームローンで太陽光発電の設置費用をカバーできる場合があります。借り入れ先の選定に困ったら、太陽光発電の設置業者に相談するのがおすすめです。
ソーラーローンの金利一覧
| 銀行名 | 金利の種類 | 金利 | 借入金額 | 借入期間 |
|---|---|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 変動金利 | 3.025% | 50万円以上1,000万円以内 | 6ヶ月以上15年以内 |
| みずほ銀行 | 変動金利 | 4.125% | 10万円以上500万円以内 | 6ヶ月以上15年以内 |
| 固定金利 | 借入期間10年以下:5.25% 借入期間10年以上:5.9% |
|||
| 三井住友銀行 | 変動金利 | 2.125% | 10万円以上800万円以内 | 1年以上10年以内 |
| 東北銀行 | 変動金利 | 2.1% | 10万円以上1,000万円以内 | 6ヶ月以上15年以内 |
| 群馬銀行 | 変動金利 | 3.4% | 10万円以上500万円以内 | 6ヶ月以上15年以内 |
| 千葉銀行 | 変動金利 | 3.3% | 10万円以上1,500万円以内 | 1年以上20年以内 |
| 横浜銀行 | 変動金利 | 3.1% | 10万円以上1,000万円以内 | 1年以上15年以内 |
| 山梨中央銀行 | 変動金利 | 3.375% | 10万円以上500万円以内 | 借入金額300万円以内:10年以内 借入期間300万円以上500万円以内:15年以内 |
| 富山銀行 | 変動金利 | 2.05% | 10万円以上500万円以内 | 6ヶ月以上7年以内 |
| 南都銀行 | 変動金利 | 4.275% | 10万円以上1,500万円以内 | 6ヶ月以上15年以内 |
| 広島銀行 | 変動金利 | 2.125% | 10万円以上500万円以内 | 6ヶ月以上15年以内 |
| 固定金利 | 2.5% | |||
| 伊予銀行 | 変動金利 | 2.425% | 10万円以上500万円以内 | 1年以上15年以内 |
| 固定金利 | 借入期間10年以下:2.2% 借入期間10年以上:2.5% |
|||
| イオン銀行 | 固定金利 | 4.27% | 20万円以上1,000万円以内 | 1年以上15年以内 |
| 埼玉縣信用金庫 | 変動金利 | 2.8% | 1万円以上1,000万円以内 | 最長15年 |
| かながわ信用金庫 | 変動金利 | 2.375% | 10万円以上500万円以内 | 1年以上10年以内 |
| 瀧野川信用金庫 | 変動金利 | 2.8% | 10万円以上500万円以内 | 7年以内 |
| オリコ | 要問い合わせ | |||
| オリコプロダクト ファイナンス |
要問い合わせ | |||
| 三井住友カード | 要問い合わせ | |||
| ジャックス | 要問い合わせ | |||
| JAバンク | 各地域のJAごとに異なる | |||
※参考:各金融機関公式サイト(2025年5月時点での情報です)
※最新のローン情報は各金融機関の公式サイトをご確認ください
ソーラーローンの金利は、各金融機関ごとに異なります。2025年5月時点の金利相場は2.0~5.9%で、変動金利型のローンが主流です。
ローンの借り入れ額は1~1,500万円までと幅広く、借入期間も最長20年のプランがあるなど柔軟に選べます。
なお、実際の適用金利は、審査結果や各金融機関が提供するプランによって変動します。申し込み前に必ず、各銀行の公式サイトで最新の情報を確認してください。
ソーラーローンの選び方
プロパーローンと提携ローンから選ぶ
| 特徴 | おすすめな人 | |
|---|---|---|
| プロパーローン (非提携ローン) |
・金融機関に直接申し込むローン ・金融機関を自由に選べる ・自分で手続きを進める必要がある |
・金融機関を自分で選びたい人 ・金融機関と既に取引がある人 ・融資条件の柔軟さを重視する人 |
| 提携ローン | ・施工業者を通じて契約するローン ・金利優遇がある場合が多い ・提携先の金融機関しか選べない |
・施工業者を既に決めている人 ・手続きをスムーズに進めたい人 ・利息を抑えて借り入れしたい人 |
ソーラーローンは、プロパーローンと提携ローンの2種類に分けられます。それぞれ特徴が異なるため、違いを理解しておくことが重要です。
プロパーローンは金融機関と直接契約する方式で、金利や返済条件を比較しながら自由に選べるのがメリットです。自分で手続きを進める必要がありますが、条件交渉も可能です。
一方、提携ローンは施工会社を通じて契約するため、手続きがスムーズに進みます。ただし、借り入れ先の選択肢が限られる点には留意が必要です。
固定金利と変動金利から選ぶ
| 特徴 | メリット | デメリット | おすすめな人 | |
|---|---|---|---|---|
| 固定金利 | 借入時に金利を 固定する方式 |
・返済総額が最初から確定する ・金利変動の影響を受けない |
・変動金利より金利が やや高め |
・将来の金利上昇に備えたい人 ・安定した家計管理を重視する人 |
| 変動金利 | 市場金利に応じて 金利が変動する |
・借入初期の金利が低い ・金利が下がると返済の負担が 軽減される |
・将来金利が上昇すると 返済額が増える |
・短期間で返済予定の人 ・返済リスクを取っても金利を 抑えたい人 |
ソーラーローンの借り入れを検討する際は、金利の種類にも注目しましょう。ローンの総額や毎月の返済額に影響するため、それぞれの特徴を比較して自分に合う方を選ぶことが大切です。
固定金利は、借り入れ時に返済額が確定する金利です。借入期間中は金利変動の影響を受けないため、支出を計画的に管理したい人に向いています。
変動金利は、一定期間ごとに利率が見直される金利です。金利が下がれば返済総額が軽減される一方、上昇すると支払い負担が増すリスクもあります。
ソーラーローンを借り入れる方法
- 施工業者を決めて見積もりを取る
- 金融機関のローン審査に申し込む
- 金融機関で審査が実施される
- 審査通過後ローン契約を締結する
- 金融機関に工事報告書を提出する
- 金融機関から施工業者に融資が実行される
①施工業者を決めて見積もりを取る
ソーラーローンを申し込む前に、太陽光発電の施工業者を決めて見積もりを取得する必要があります。ローンの審査・契約の際に、見積書の提出が求められるからです。
施工業者を選定する際は、複数の業者から相見積もりを取って価格やサービス内容を比較しましょう。長期間の運用を見越して、アフターサポートの充実度も確認しておくと安心です。
また、業者によっては、金融機関と提携したローンプランを提供しているケースがあります。借り入れまでの手続きをサポートしてほしい人は、施工業者に相談しましょう。
②金融機関のローン審査に申し込む
施工業者が決まったら、金融機関にローン審査を申し込みます。申し込みの際は、本人確認書類や収入証明書類が必要になるため、あらかじめ用意しておきましょう。
ソーラーローンを提供する金融機関は、多岐にわたります。それぞれ金利や借り入れ条件が異なるため、複数のローンプランを比較しましょう。
審査に通過できるか不安な人は、各金融機関が実施している仮審査を活用するのがおすすめです。審査通過の可否に加えて、事前に借入上限額を把握できるため安心です。
ローンの審査に必要な書類
| 必要書類 | |
|---|---|
| 本人確認書類 | ・運転免許証 ・マイナンバーカード ・パスポート ・在留カード ・健康保険証/資格確認書 ・年金手帳/基礎年金番号通知書 |
| 収入確認書類 | 【給与取得者の場合】 ・源泉徴収票 ・給与明細 ・住民税決定通知書 ・課税証明書 【個人事業主・法人代表者の場合】 ・住民税決定通知書 ・課税証明書 |
| 物件証明書 | ・不動産登記簿謄本 ・固定資産税納税通知書 |
| 工事見積書 | ・工事見積書 |
※参考:イオン銀行
ローン審査では、本人確認書類や収入確認書類、物件証明書や工事見積書を提出します。書類に不備があると審査に影響を及ぼすため、申し込み前に必要書類を準備しておくと安心です。
また、収入証明に使える書類は職業によって異なります。会社員は源泉徴収票が基本ですが、個人事業主は住民税決定通知書や課税証明書の提出が求められることが多いです。
③金融機関で審査が実施される
必要書類を提出すると、金融機関による審査が実施されます。審査では、申込者の返済能力や信用情報※を基に借入上限額が決定されます。
審査期間は金融機関によって異なりますが、1〜2週間程度が目安です。ただし、申込時期や金融機関によって前後する可能性があります。
万が一審査に通らなかった場合は、他の金融機関に審査を再度申し込むことも可能です。借入先の候補を複数用意したうえで、2~3箇所の金融期間で審査申し込みを並行すると、スムーズに借り入れが進みます。
※信用情報:支払いの延滞(遅延)等の金融事故の情報
④審査通過後ローン契約を締結する
ローン審査の通過後は、金融機関と正式に契約を交わします。契約書には金利や返済期間、保証の範囲などが細かく記載されているため、署名前に再度内容を確認しましょう。
ローンの審査に落ちた場合は、他の金融機関に再度審査を申し込むことも可能です。複数の条件を比較して、自分にとって無理のない返済プランを選ぶことが重要です。
⑤金融機関に工事報告書を提出する
工事が完了したら、施工業者が作成する工事報告書を金融機関へ提出します。施工写真の添付が求められるケースがあるため、あらかじめ準備しておきましょう。
提出後は内容確認に数日を要するケースもあるため、できるだけ早めに提出するのが大切です。また、報告書の様式や提出時期は金融機関によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
⑥金融機関から施工業者に融資が実行される
工事報告書の提出後、金融機関によって融資が実行されます。金融機関によっては、工事前に融資が実行されるケースもあります。
借入金は施主を経由せずに、施工業者へ直接振り込まれる形で支払われる場合が多いです。
融資実行後、契約内容に基づいてローンの返済が開始されます。毎月の返済が滞ることのないよう、返済用口座の残高を定期的に確認しましょう。
ソーラーローンの返済シミュレーション
ソーラーローンを借りる際は、あらかじめ返済計画を立てることが重要です。万が一返済が滞った場合、信用情報に傷がつくほか、遅延損害金が発生するリスクがあります。
返済額は契約するローンの金利によって異なるため、事前に確認しておく必要があります。しかし、月々どれくらい返済すればいいのか気になる人も多いですよね。
- 借り入れ金額:143万円※
- 借入期間:5年間(60回払い)
- 返済方法:毎月元利均等分割返済
※平均導入費用の参考:資源エネルギー庁「太陽光発電について」
本項では、発電容量5kWの太陽光発電設備を導入した場合の返済シミュレーションを紹介します。ソーラーローンの借り入れを検討している人は、参考にしてください。
ソーラーローンを5年間返済した場合の金利別シミュレーション
| 金利 | 毎月の 返済額 |
年間 返済額 |
返済総額 | 利息総額 |
|---|---|---|---|---|
| 1.00% | 24,445円 | 293,340円 | 1,466,671円 | 36,671円 |
| 2.00% | 25,065円 | 300,780円 | 1,503,912円 | 73,912円 |
| 3.00% | 25,696円 | 308,352円 | 1,541,745円 | 111,745円 |
| 4.00% | 26,336円 | 316,032円 | 1,580,167円 | 150,167円 |
| 5.00% | 26,986円 | 323,832円 | 1,619,187円 | 189,187円 |
※参考:カシオ計算機株式会社「生活や実務に役立つ計算サイト」
ソーラーローンで借り入れた143万円を5年間返済した場合、ひと月あたりの返済額は2.4~2.7万円です。
金利1%毎に利息総額が約3万7,000円ずつ増えるため、金利の違いが返済額に大きく影響することが分かります。
金利変動リスクを避けたい人は、固定金利型のローンを選択することをおすすめします。返済期間中の金利変動がないため、安定した返済計画を立てられます。
ソーラーローンを借り入れるメリット
審査に通りやすい
ソーラーローンのメリットとして、審査に通りやすい点が挙げられます。太陽光発電を運用することで売電収入を得られるため、返済能力があると判断されやすいからです。
ソーラーローンの多くは、保証人不要・無担保での借り入れに対応しています。過去に他のローンの借り入れを断られた人でも、審査を通過できる可能性が高いです。
また、住宅ローンと比較して手続きが簡単で、融資までのスピードも早い傾向があります。審査のハードルが低く、初めてローンを組む人でも申し込みやすいのが魅力です。
頭金なしで借り入れできるプランが多い
ソーラーローンは、頭金不要で借り入れできるプランが多いのが特徴です。予算の制約を受けないため、性能を重視して設備を選べます。
頭金が不要なため、まとまった額の支払いに不安がある人でも、気軽に太陽光発電を始められます。支払いの負担を抑えながら、発電設備を設置できるのが利点です。
無担保で借り入れできるプランが多い
ソーラーローンは、土地や建物などの担保を必要としないプランが主流です。資産を手放すリスクがないため、気軽に審査を申し込めます。
審査時に担保の評価が不要な分、審査から融資実行までの流れがスムーズに進みます。
特に、緊急で資金が必要な場合や、太陽光発電の設置工事を急ぎたい場合にも迅速に対応できるのは大きなメリットです。
ソーラーローンを借り入れるデメリット
住宅ローンと比べて金利が高い
ソーラーローンは、住宅ローンよりも金利が高く設定される傾向があります。金利が高い分、利息を含めた支払い総額が多くなりやすい点がデメリットです。
住宅ローンの金利は、0.5~1.5%に設定されるケースが多いです。対してソーラーローンの金利は2.0~4.5%に設定される傾向があります。
特に、長期間の借入期間を設定する場合、利息の負担が増えやすくなります。ローン借り入れの際は、月々の返済額だけでなく、総額まで確認することが重要です。
金利変動のリスクがある
多くのソーラーローンは変動金利のため、将来的に金利が上がる可能性があります。利息が増加するリスクがあるため、返済総額を事前に把握できない点はデメリットです。
今後の経済動向によっては、毎月の返済額が想定より高くなる可能性があるため、余裕をもった返済計画を立てておく必要があります。
金利変動のリスクを抑えたい人は、固定金利のソーラーローンを借り入れるのがおすすめです。変動金利のプランよりも利率が高く設定されていますが、月々の返済額を事前に把握可能です。
設備トラブル発生後も返済義務が残る
設備トラブルが発生しても、ソーラーローンの返済義務は残ります。設備の使用可否に関わらず、契約通りの返済が求められるのはデメリットです。
売電収入や節電効果が得られない状況でも、月々の返済負担は変わりません。万が一返済が滞ると、遅延損害金の支払いや信用情報に傷がつく等のリスクが生じます。
導入や運用資金に不安がある人は、初期費用無料で利用できる「スマイルーフ」がおすすめです。契約期間中のメンテナンスを無償で対応してもらえるため、安心して運用できます。
ソーラーローンの金利を抑える方法
- 金利の低い金融機関で短期間借り入れる
- 住宅ローンから借り換えて支払いを一本化する
- 住宅ローンの一部として借り入れる
金利の低い金融機関で短期間借り入れる
ソーラーローンの利息負担を抑えたい場合は、金利の低い金融機関を選ぶのがおすすめです。さらに短期間で完済すれば、返済総額を大きく減らせる可能性があります。
借入期間を短くすると毎月の返済額は増えますが、支払う利息は少なくなります。返済総額を抑えたい人には、短期の借り入れが向いています。
特に変動金利型ローンの場合、短期完済によって金利変動リスクも最小限に抑えられます。借り入れの際は、複数の金融機関を比較したうえで条件に合ったローンを選びましょう。
住宅ローンを借り換えて支払いを一本化する
住宅ローンを返済中の人は、借り換えによって太陽光発電の導入費用を一本化するのがおすすめです。低金利のローンに借り換えることで、支払い総額を抑えられます。
借り換えとは、現在のローン残高を新しい金融機関のローンで一括返済し、以後はそのローンを返済していく仕組みです。ローン残債の金利を抑えられるため、返済残高が高額な人や残りの借入期間が長い人におすすめです。
ただし、借り換え時には金融機関での再審査が必要となります。年収や勤務年数などの条件を満たしていない場合、審査に通らない可能性がある点には留意が必要です。
住宅ローンの一部として借り入れる
新築住宅を建てる際は、太陽光発電の導入費用を住宅ローンに含めることが可能です。ソーラーローンよりも金利が低いため、返済時の利息を抑えられます。
租税特別措置法※において、住宅用家屋と一体で取得する電気設備は住宅の一部と見なされるため、新築時に設置する太陽光発電は住宅ローンの対象になります。
ただし、発電設備をリフォームや後付けで設置する場合は、住宅ローンの対象外となります。太陽光設備を住宅ローンに含めたい人は、新築時に導入することが前提です。
※参考:国税庁
ソーラーローンを借り入れる際の注意点
- ローンの審査に落ちる可能性がある
- 金融機関によって貸付のタイミングが異なる
- 発電設備に保険をかける
- 返済計画を立てたうえで借り入れる
- ローンの借り入れ先を選べない可能性がある
ローンの審査に落ちる可能性がある
ソーラーローンを申し込む際は、審査に落ちる可能性を考慮しましょう。特に、収入や信用情報に不安材料があると、審査に落ちるリスクが高くなります。
審査の通過率を高めるには、安定した収入と返済実績が求められます。過去にクレジットカードの延滞経験がある人や、ローンの残債がある人は、審査に影響を及ぼす可能性が高いです。
審査に通過できるか不安な人は、事前に金融機関の窓口で仮審査を受けておくと安心です。あらかじめ借入上限額を把握することで、無理のない返済計画を立てられます。
金融機関によって融資のタイミングが異なる
ソーラーローンの融資タイミングは、金融機関によって異なります。工事開始前に融資される場合もあれば、工事完了後の融資となる場合もあります。
融資よりも先に施工業者への支払いが発生する場合、自己資金を一時的に準備しなければいけません。支払いのタイミングがずれると、設置工事に支障をきたすおそれがあります。
トラブルを避けるためにも、必ず契約前に振込スケジュールを確認しましょう。また、提携ローンを借り入れた人は、施工業者と金融機関の連携体制もチェックしておくと安心です。
発電設備に保険をかける
ソーラーローンを組む際は、万が一のトラブルに備えて保険に加入しておくと安心です。自然災害によって故障が発生した際の、修理・撤去費用をまかなえます。
機器の破損や不具合が発生しても、ローンの返済義務が免除されることはありません。返済が滞ると遅延損害金が発生するため、費用負担が大幅に増える可能性があります。
金融機関によっては、自然災害補償を含むローンプランが提供されているケースがあります。ローン選定の際は、保証内容や保険料を選定基準にするのもひとつの方法です。
返済計画を立てたうえで借り入れる
ソーラーローンを利用する際は、事前に返済計画を立てることが欠かせません。延滞すると遅延損害金が発生したり、信用情報に悪影響を及ぼす可能性があります。
太陽光発電は初期投資が大きいため、月々の返済額が家計に与える影響は軽視できません。売電価格の下落や設備トラブルを考慮のうえ、無理のない返済計画を組むことが重要です。
ボーナスなどの余裕資金がある場合は、繰上返済の活用も効果的です。借入期間の短縮によって利息が軽減するため、返済の負担を抑えられます。
ローンの借り入れ先を選べない可能性がある
ソーラーローンは、契約する販売・施工業者によって、借り入れ先の金融機関が限定される場合があります。
提携ローンを利用すれば、自分で金融機関を探す手間が省けます。しかし、金利や借入期間、手数料といった条件が、自分の希望に合致するとは限りません。
借り入れ先の金融機関を自分で選びたい人は、契約前に必ず借り入れの可否を施工業者に確認しましょう。
ソーラーローンに関するよくある質問
- ソーラーローンはどんな人におすすめ?
- ソーラーローンは補助金と併用できる?
- ソーラーローンは蓄電池にも使える?
- ローンが払えない人はどうすればいい?
ソーラーローンはどんな人におすすめ?
ソーラーローンは、初期費用の負担を抑えたい人に適しています。まとまった資金が手元にない場合でも、月々の分割払いで導入できるのが利点です。
また、一度に数十~数百万円以上の出費が厳しい人や、いち早く売電収入を得たい人にもおすすめです。手元に資金を残しつつ、時間を掛けずに発電設備を導入できます。
ソーラーローンは補助金と併用できる?
金融機関が提供するソーラーローンの中には、補助金との併用が可能なプランもあります。導入費用の負担を軽減したい人は、補助金とローンを併用しましょう。
自治体の補助金には、申請期限や交付条件が設けられています。補助金とローンの併用を検討している人は、設置業者と導入スケジュールの調整を進めましょう。
また、補助金が交付されるまでは、申請から半年~1年程かかります。返済の負担を軽減できるよう、借り入れ金額を決める際は、設置工事の総額に合わせて設定するのがおすすめです。
ソーラーローンは蓄電池にも使える?
ソーラーローンは、蓄電池の導入にも利用できるケースが多いです。ソーラーローンの資金使途として、蓄電池の購入や設置を含めているプランは数多く存在します。
また、金融機関によっては、蓄電池単体でもローンを組める場合があります。蓄電池の設置費用としてローンの借り入れを検討している人は、各金融機関に相談してみましょう。
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ローンが払えない人はどうすればいい?
※画像はDaigasコラムが作成
ローンの返済に不安がある人は、0円ソーラーの利用をおすすめします。0円ソーラーは、初期費用無料で太陽光発電を導入できるサービスです。
例えば、大阪ガスの「スマイルーフ」では、契約期間中のメンテナンスも無料で対応してもらえます。契約が満了する15年後には、設備が譲渡されるのも魅力です。
「スマイルーフ」を導入すれば、まとまった資金が手元にない人でも太陽光発電を導入できます。導入資金に不安がある人は、太陽光発電の専門業者に相談しましょう。
まとめ:ソーラーローンを活用して太陽光発電を導入しよう
ソーラーローンを利用すれば、初期費用を抑えて太陽光発電を始められます。まとまった資金が手元にない人でも、太陽光発電を導入できるのが魅力です。
ローンを選ぶ際は、金利や借り入れ条件を比較しながら、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。また、返済が延滞しないよう、必ず返済計画を立てたうえでローンを借り入れましょう。
販売・施工業者によっては、金融機関と提携した特約付きのソーラーローンを提供しています。借り入れ先の選定に困ったら、一度施工業者に相談してみるのがおすすめです。
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