太陽光パネルのサイズ一覧と選び方!メーカー別に大きさ・重量・性能を徹底比較

編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部

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太陽光パネルのサイズはどれくらい?

太陽光パネルのサイズはどのくらい?
うちにはソーラーパネルが何枚乗せられる?

太陽光パネル(ソーラーパネル)の設置を検討する際は、寸法や枚数を事前にイメージしておくことが大切です。自宅に必要な発電量を確保するための現実的な計画が立てられます。

しかし、太陽光パネルのサイズはメーカーごとに異なり、製品によっても幅があります。カタログを見ても、結局どれを選べばいいのか迷いますよね。

そこで当記事では、主要メーカーのパネルサイズを比較しながら、サイズの選び方や枚数の目安をわかりやすく解説します。失敗を防ぐ注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

太陽光パネルのサイズ一覧【主要メーカーを徹底比較】

国内外主要メーカーの代表モデルで、太陽光パネルのサイズを比較しました。長さは1.7m前後、幅は1mほどが主流で、畳1枚くらいのサイズ感です。

  型番 長さ×幅×厚さ(mm) 重量 最大出力 変換効率 製品保証 出力保証
パナソニックパナソニック MS410α 1,722×1,134×35 21.5kg 410W 21.0% 15年 25年
MP375α 1,765×1,048×35 21.0kg 375W 20.3% 15年 25年
P255αPlus 1,580×812×35 15.0kg 255W 19.9% 15年 25年
シャープシャープ NU-440PP 1,721×1,133×40 22.0kg 440W 22.6% 15年 20年
NU-244AT 1,146×996×38.5 13.0kg 244W 21.4% 15年 20年
NQ-241BT 1,146×996×38.5 13.0kg 241W 21.1% 15年 20年
長州産業長州産業 CS-348G81 1,616×1,054×40 18.8kg 348W 20.4% 15年 25年
CS-340B81 1,616×1,054×40 18.6kg 340W 20.0% 15年 25年
CS-232G81S 1,372×845×40 13.2kg 232W 20.0% 15年 25年
京セラ京セラ KT410W-108HL4B 1,722×1,134×35 25.4kg 410W 21.0% 10年 20年
KT230W-60HL4B 1,134×977×35 15.0kg 230W 20.8% 10年 20年
カナディアンソーラーカナディアン
ソーラー
CS6.2-48TM-455 1,762×1,134×30 21.3kg 455W 22.8% 25年 30年
CS6.2-36TM-340 1,334×1,134×30 16.3kg 340W 22.5% 25年 30年
ハンファQセルズハンファQセルズ Q.TRON M-G2.4+ 1,722×1,134×30 21.2kg 440W 22.5% 25年 25年
Q.TRON S-G2.4+ 1,722×766×30 14.9kg 285W 21.6% 25年 25年
ネクストエナジーネクストエナジー・
アンド・リソース
NER108M435E-ND(D) 1,722×1,134×30 21.0kg 435W 22.2% 15年 30年
NER072M275F-MD 1,735×765×30 14.5kg 275W 20.7% 12年 25年
エクソルエクソル XLN108-445X 1,722×1,134×30 22.0kg 445W 22.8% 15年 30年
XLN56-235SC 1,390×768×30 11.5kg 235W 22.0% 15年 30年

※参考:各メーカー公式ホームページ(2025年7月時点の情報です)

※保証期間は有償で延長に対応している場合があります

各メーカーは、サイズや出力が異なる多様なモデルを展開しています。大小のパネルを組み合わせることで、限られた面積でも発電量を最大限に高められます。

メーカー選びの視野を広げたい方は、以下の記事を参考にしてください。メーカーごとの強みや違いを、さらに詳しく紹介しています。

太陽光パネルのサイズを専門家が判断する際の着眼点

確認する箇所 確認する内容と目的
屋根の形状・傾斜・向き 南向きか、傾斜角が適切かなどをチェックし、効率的に発電できる配置を決める
周辺環境 建物や木の影になる時間帯を調べ、発電ロスが最小限に抑えられる設計にする
屋根材と耐荷重 屋根の強度や雨漏りリスクを確認し、安全な設置方法を選ぶ
設置する製品や枚数 屋根のスペースに対して、もっとも効率的に発電できる製品・枚数を選定する
法規制 トラブル防止のため、建築基準法や消防法などに適合した設計・施工を検討する

太陽光発電の専門家は、屋根の形状や方角、発電効率まで含めて総合的な視点でパネルのサイズを判断します。限られた面積で、発電量を最大限に引き出すためです。

例えば、建物や樹木の影ができる時間帯や、屋根材の耐荷重なども見逃せません。建築基準法や消防法といった法令を守った設計であることも重要です。

太陽光発電システムの導入を検討する際は、まずは専門家に気軽に相談してみましょう。複雑な条件を整理しながら、最適なパネルのサイズや設置枚数の提案が受けられます。

太陽光パネルのサイズはどれくらい?まず基本サイズを押さえよう

太陽光パネルのサイズは1.5〜1.9㎡が目安です。製品ごとに異なりますが、太陽光発電協会が公開するガイドラインでも、多いサイズとして縦1.5m×横1m前後が例示されています。

国内でシェアの大きいパナソニックや京セラ、Qセルズなどの現行モデルでは、縦1722mm×横1134mm(約1.95㎡)が、ひとつの標準的なサイズになっています。

以下の図のように、畳と比較したイメージを持っておくと何枚設置できそうかの大まかな目安を把握できます。

太陽光パネルと畳の大きさを比較したイメージ図

※※畳と太陽光パネルのサイズはイメージです。実際の製品とは寸法が異なる場合があります。

実際に太陽光パネルを設置できる枚数は、製品のサイズの他、屋根の形状や傾斜、方角などでも大きく変わります。続けて、サイズ選びのステップを解説するので参考にしてください。

※参考:建物設置型太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン(2024年版)

太陽光パネルの最適なサイズを選ぶ5つのステップ

1.必要な容量から逆算してサイズを考える
2.屋根の形状・面積・方角などを確認する
3.パネルの配置を耐荷重や見た目から検討
4.サイズの課題を高効率のパネルで解決する
5.専門家に現地調査・シミュレーションを頼む

1.必要な容量から逆算してサイズを考える

パネルのサイズは、太陽光発電システムの容量によって変わります。自宅に導入する容量の目安を立てるには、まず家庭で1年間に使う電力量を確認する必要があります。

容量1kWあたりの年間発電量は約1,000kWhとされています。仮に年間の電力使用量5,000kWhの家庭の場合、太陽光発電で電力を賄うのに必要な容量の目安は約5kWです。

年間の電力使用量 発電容量の目安
3,000kWh 約3kW
4,000kWh 約4kW
5,000kWh 約5kW
6,000kWh 約6kW
7,000kWh 約7kW

この表はあくまで概算で、実際の発電量は、地域ごとの日射量や屋根の形状、方角などの設置条件でも前後します。

電力使用量は、電力会社の請求書やマイページから簡単に確認できます。容量の目安を把握できれば、必要な太陽光パネルの枚数や設置面積のイメージも掴みやすくなります。

※参考:太陽光発電協会

太陽光発電の容量からパネルのサイズを確かめる方法

太陽光パネルのサイズは、容量と深い関係があります。目標とする容量の導入にどのくらいの枚数が必要かを逆算することで、必要な屋根面積も明確になります。

2025年現在、主流の高性能なパネルは1枚あたり400Wほどの出力です。例えば、4kWの容量を400W(0.4kW)のパネルで構成する場合、次のように計算できます。

容量4kWを出力400Wのパネルで導入する計算例
  • 4,000W(4kW)÷400W=10枚

パネル1枚の面積が約1.9㎡なら、10枚で約19㎡の屋根面積が必要です。容量からサイズを逆算しておけば、自宅にどのくらいパネルを設置できるか具体的にイメージできます。

2.屋根の形状・面積・方角などを確認する

太陽光パネルのサイズは、屋根の特徴を正確に把握したうえで決めましょう。屋根の種類や面積、方角によって、設置できるパネルのサイズや枚数が異なるからです。

切妻屋根や片流れ屋根などの、長方形の屋根はパネルを効率良く設置しやすいです。寄棟屋根やL字型など複雑な形状の場合は、小型のパネルを組み合わせて対応することも可能です。

屋根の種類のイメージ

※画像はDaigasコラムが作成

また、発電効率を大きく左右するのが、屋根の方角と傾斜です。理想は真南向きで傾斜30度とされていますが、設計の工夫次第で十分な発電量を確保できます。

※参考:太陽光発電協会

3.パネルの配置を耐荷重や見た目から検討

パネルの枚数やおおよその配置が決まったら、次は安全性と見た目のバランスを考えます。片側に重量が偏ったり、無理に枚数を詰め込む設計は避けなくてはいけません。

屋根には、パネルの総重量に長く耐えられる強度が必要です。建築基準法が改正された1981年6月より前に竣工した住宅など、耐久力に心配がある場合、補強工事が必要なこともあります。

また、外観との調和も設置後の満足度を左右する大切な要素です。大切なご自宅だからこそ、安全性や見た目に少しでも不安があれば、まず専門業者に相談してみるのが確実です。

4.サイズの課題を高効率のパネルで解決する

希望するサイズのパネルを屋根に載せられないときは、変換効率の高い太陽光パネルで面積の問題を克服できる可能性があります

変換効率は、太陽光を電気に変えられる効率を示しています。20%あれば高効率と評価されますが、ロンジ(LONGi)などの変換効率の高さを強みにしているパネルは最大24%あります。

高効率のパネルを選べば、少ない枚数で目標の容量を導入できます。屋根の条件に制約がある場合は、初期費用とのバランスを見て、性能を重視したパネルも検討してみましょう。

太陽光パネルの価格は1枚いくら?費用の相場や安く設置するコツを解説

5.専門家に現地調査・シミュレーションを頼む

太陽光パネルのサイズ感がイメージできたら、専門家に屋根の寸法や方角、強度などを正確に確かめてもらいましょう。手間のかかるサイズの計算や設計もすべて任せられます

発電量のデータや建物の条件をもとに、経済効果のシミュレーションも見せてもらえます。パネルのサイズや枚数の他、経済的メリットも事前に確認できるのは大きな安心材料です。

自宅に設置できる太陽光パネルのサイズや、どのくらい発電量が見込めるかは、無料の相談で解決できます。まずは気軽に問い合わせて、自宅に最適なプランを見つけましょう。

太陽光パネルのサイズ選びで失敗を防ぐ3つの注意点

POINT
1.屋根の広さと設置できる面積は一致しない
2.パネルの大きさと発電効率は比例しない
3.パネルの重量で建物に負担がかかる

1.屋根の広さと設置できる面積は一致しない

太陽光パネルを設置できる面積は、広く見える屋根でも意外と限られることがあります。建築基準法やメーカーの安全上の規定によっては、端にスペースを作る必要があるからです。

例えば、住宅用太陽光パネルの施工基準を示したガイドラインでは、屋根の端から2m以上の余白が推奨されています。強風対策ができれば50cmほどの余白で済むこともありますが、住宅ごとに判断は異なります。

太陽光パネルの最適なサイズや配置は、屋根の形状や状態によってさまざまです。新築住宅では、屋根一体型パネルなどで面積を最大限に使えることもあります。

※ 参考:建物設置型太陽光発電システムの設計・施工ガイドライン(2024年版)

2.パネルの大きさと発電効率は比例しない

太陽光パネルのサイズが大きいからといって、発電効率が高いとは限りません。出力や変換効率といった性能は、パネル内部の構造や素材によって左右されます。

発電量を最大化するには、太陽光パネルのカタログや仕様書で、サイズの他に出力や変換効率、高温・低温への耐性などを確認することが大切です。

地域によっては、気候や塩害への耐久性も選定の重要なポイントです。見た目のサイズに惑わされると、必要な発電量を確保できないリスクが生じます。

3.パネルの重量で建物に負担がかかる

太陽光パネルは1枚あたり約15~20kgあり、設置枚数が増えるほど屋根への負荷も大きくなります。建物の構造によっては耐久性に影響するため、設置前の確認が大切です。

特に1981年以前の住宅は、旧耐震基準で設計されている場合があり、地震や積雪時の安全性に注意が必要です。必要に応じて、設置前に専門家による構造診断を受けておくと安心です。

また、長期優良住宅などの認定を受けている場合、追加の荷重が認定基準に影響するリスクもあります。税制優遇や補助金への影響を避けるため、事前に専門家へ相談しましょう。

屋根の寿命もあわせて確認しておこう

太陽光パネルは20年以上使える設備だからこそ、屋根材の寿命にも目を向けましょう。設置後に屋根の修理が必要になると、パネルの取り外しと再設置に追加コストが発生してしまいます。

特に、築年数が長い住宅や、メンテナンスから年数が経っている場合は注意が必要です。パネル設置前に屋根の点検を受けておけば、無駄な出費を防げて安心です。

太陽光パネルのサイズとあわせて、屋根の寿命も確認しておくことが重要です。以下に参考の年数をまとめたので、設置前の補修が必要でないかも検討しましょう。

  法定耐用年数の目安 主なメンテナンス
スレート 20〜25年 10年前後で塗装の検討
アスファルトシングル 20〜30年 10〜15年で補修・点検
ガルバリウム鋼板 20〜30年 10〜20年で塗装の検討
セメント瓦 30〜40年 10〜15年で塗装が必要
日本瓦 50年以上 瓦自体の塗装は不要

※耐用年数の目安は、国税庁の「主な減価償却資産の耐用年数表(建物附属設備)」などを参考にしています。実際の耐久性は製品仕様および環境によって異なります。

太陽光パネルの発電量を最大化する「パワーコンディショナ」と「過積載」の知識

パワーコンディショナ容量=発電量の上限

太陽光発電システムの容量がパワーコンディショナで決まる図解

※画像はDaigasコラムが作成

太陽光パネルがどれだけ発電しても、使える電力の上限はパワーコンディショナの容量で決まります。家庭で使えるように変換できる量に制限があるためです。

太陽光発電を導入する際は、パネル以外の機器にも注目することが大切です。7kW分の太陽光パネルがあっても、パワーコンディショナの容量が6kWなら、全体の発電容量は6kWです。

ちなみに、パワーコンディショナは電力を変換する際に、わずかに電力ロスが生じます。変換効率が95%以上のパワーコンディショナを選べば、無駄を最小限に抑えられます。

発電量を最大化するための「過積載」とは

パネルとパワーコンディショナの比率イメージ

※画像はDaigasコラムが作成

過積載とは、パワーコンディショナの容量より多く太陽光パネルを設置する方法です。パネル側の出力を増やすことで、発電量のピークを逃さず、1日全体の発電量を増やす効果があります。

太陽光パネルのサイズは、屋根の広さや予算とのバランスも重要です。ただし、容量ギリギリに収めるだけでなく、あえて多めに載せて発電効率を高める選択肢もあります。

屋根の条件やライフスタイルの他、地域の日射量によっても最適なプランは変わります。まずは自宅の条件をもとに、どんな選択肢があるのかを知るところから始めてみてください。

自宅に設置できるパネルの枚数・面積を確認する3ステップ

  1. 床面積から屋根の面積を概算する
  2. 設置可能なパネルの枚数を概算する
  3. 屋根の形状や方角・周辺環境も考慮する

1.床面積から屋根の面積を概算する

自宅にどれくらいの太陽光パネルが設置できるかは、簡単な計算でより鮮明にイメージできます。まずは住宅の図面などで「1階部分の床面積」を確認してください。

屋根全体の面積は、一般的に「1階の床面積×1.1~1.2」で算出できます。屋根には傾斜や軒(のき)の出っ張りがあるため、床面積よりも少し広くなります。

例えば、1階の床面積が60㎡のご家庭なら、屋根全体の面積は約66~72㎡で、実際にパネルを設置できるのは約46.2~57.6㎡(7~8割)と考えられます。

2.設置可能なパネルの枚数を概算する

太陽光パネル1枚の面積から、屋根に設置できるパネルの枚数を確認します。以下の表は、1枚あたり出力400W・面積約1.9㎡のパネルを基準に、容量ごとに概算したものです。

容量の目安(用途別) パネル枚数の
目安
設置に必要な
屋根面積の目安
4kW
(基本的な自家消費向け)
約10枚 約20㎡
5~6kW
(光熱費削減を重視)
約13~15枚 約25~29㎡
7kW以上
(蓄電池やEV併用も視野)
約18枚以上 約34㎡~

※この計算はあくまで概算です。屋根の形状や傾斜によって設置可能面積は異なるため、最終的には専門業者のシミュレーションで確認しましょう

ステップ1で算出した屋根面積と比較して、希望の容量が設置可能か見てみましょう。多くのご家庭で、5~6kW程度のシステムは十分に設置できることがわかります。

容量が大きくなるほど、発電量に余裕が生まれます。家庭のライフスタイルや今後の使い方を見据えて、適切な容量を選びましょう。

例えば、容量が7kW以上なら、日中の電力を自家消費するだけでなく、大容量の蓄電池を導入したり、EV(電気自動車)への充電に活用したり、幅が広がります。

3.屋根の形状や方角・周辺環境も考慮する

屋根が広くても、形状や方角、周辺環境によっては設置できる箇所が狭くなります。屋根の端からのスペースや、南向きでない面、日陰になる部分などを除外する必要があるからです。

また、屋根の傾斜角度や形状も、実際の発電量に大きく影響します。複雑な形状の屋根の場合は、小型パネルを組み合わせるなどの工夫で、発電量の確保は可能です。

自宅に設置できる正確な容量が気になった方は、専門家に現地調査を依頼するのが確実です。屋根や周辺環境など、全ての条件を考慮した最適なプランを提案してもらえます。

太陽光パネルはサイズだけで決めずコスパや保証も比較しよう

太陽光パネルのサイズ以外のチェックポイント4選
1.太陽光発電システムのkWあたりの価格 kW単価で比較し、相場と性能のバランスを見極める
2.太陽光パネルの出力や変換効率 高効率なパネルなら、狭い屋根でも発電量を確保できる
3.保証内容と耐久年数 長期間安心して使えるか、保証の範囲や年数をチェックする
4.メーカーの実績と認証 導入実績やJET認証の有無を信頼性の目安にする

1.太陽光発電システムのkWあたりの価格

太陽光パネルを比較するうえで、まず確認したいのが容量1kWあたりの価格です。総額が相場から大きく外れていないかを確認するため、複数の業者から見積もりを取ることが大切です。

業者ごとに提案する容量が異なるため、総額だけでは正確な比較ができません。kW単価で比較すれば、どの業者がよりコストパフォーマンスに優れているか明確に判断できます。

相見積もりは、一括見積もりサイトの「ソーラーパートナーズ」や「タイナビ」で3~5社に依頼しましょう。1~2社では判断材料が足りず、多すぎると対応が負担になるためです。

kWあたりの相場は約29.5万円

太陽光発電システムの導入費用は、経済産業省の資料によると、全体平均で1kWあたり29.5万円です。多くの家庭で採用されている容量の4~6kWだと、約120〜180万円が目安です。

ただし、屋根の形状や設置条件、メーカーの違いなどによって価格は上下します。目安として参考にしつつ、具体的な金額は実際の見積もりで確認しましょう。

※参考:経済産業省:令和7年度以降の調達価格等に関する意見

2.太陽光パネルの出力や変換効率

太陽光パネルの性能は、主に最大出力(W)と変換効率(%)で決まります。高性能のパネルは少ないスペースで多くの電力を生み出せるため、屋根の面積が限られている場合におすすめです。

パワーコンディショナなどの周辺機器との相性も重要です。自宅に最適なシステム構成を組むため、幅広いメーカーの製品を扱っている業者の提案を受けてみてください。

自宅の屋根にどんな設備が合うのか気になる方は、まずは太陽光発電のプロに気軽に相談しましょう。気になることがあればその場で質問もできます。

3.保証内容と耐久年数

太陽光発電は長期間の運用が前提のため、保証の内容は必ず確認しましょう。不具合が起きた場合、保証される内容なら無償で修理や交換が受けられます。

保証の内容と目安期間をまとめたので、比較する際の参考にしてください。目安の年数より保証が長い場合、コストがやや高くても安心して運用できるメリットがあります。

  目安の年数 保証の内容
出力保証 20~30年 発電性能が一定の水準を下回らないことを保証(例:1年目98%、25年目92%まで保証)
製品保証/機器保証 10~15年 パネルや周辺機器の不具合に対応(対応範囲はメーカーにより異なる)
自然災害補償 10年が多い 台風・落雷・雪などの災害による故障を補償(有償のケースが多い)
その他の独自保証 雨漏り補償/修理無制限/365日サポート 他

メーカー保証は主に、機器の故障に対応する「製品保証」と、発電性能の低下をカバーする「出力保証」です。施工業者が独自に、雨漏りなどの工事保証をつけている場合もあります。

太陽光パネルの寿命は、出力保証が終了する25~30年が目安です。パワーコンディショナなどの周辺機器は保証が10~15年と短いため、交換費用もふまえて資金計画を立てましょう。

保証内容や年数は、メーカーだけでなく施工業者によっても異なります。契約前には必ず比較し、気になる点は事前に確認しておくことが重要です。

太陽光パネルの寿命は?劣化原因や長持ちさせるコツを解説

4.メーカーの実績と認証

メーカーの信頼性を、会社の情報や施工実績、第三者機関による認証などでチェックしましょう。国産メーカーの多くは、安全基準を満たしている証の「JET認証」を取得しています。

海外メーカーの信頼性は、国際的な第三者認証機関「DNV GL(ノルウェー船級協会)」の非常に厳しい試験をクリアした「トップパフォーマー」認定が参考になります。

海外の有名メーカーの多くがこの認定を取得しています。以下は、2024年にトップパフォーマーとして評価されている企業の代表例です。

「トップパフォーマー」海外メーカーの例
  • ジンコソーラー
  • トリナ・ソーラー
  • JAソーラー
  • ハンファQセルズ
  • ロンジ
  • カナディアン・ソーラー 等

※参考:Kiwa PVEL | 2024 PV Module Reliability Scorecard

導入する太陽光パネルは、最終的にはサイズの他にも価格や性能、保証内容、企業の信頼性まで含めた総合的な視点で判断しましょう。

実績や認証を確認する際に、メーカーの公式サイトもチェックしてみてください。第三者機関より厳しい基準で、自社の独自試験を解説しているメーカーも多いです。

どのメーカー・製品が自宅の条件や予算に最適か迷った際は、太陽光発電の専門家にアドバイスを受けるのがもっとも確実です。

発電量をしっかり確保するための3つの工夫

ハーフサイズや台形パネルなどを活用する
高効率モデルに切り替えて枚数を減らす
カーポートや庭への設置を検討する

ハーフサイズや台形パネルなどを活用する

屋根の形状により標準サイズのパネルが入らない場合は、ハーフサイズや台形などの特殊形状パネルを活用するのが有効です。デッドスペースになりやすい箇所も無駄なく活かせます。

例えば、シャープの「BLACKSOLAR ZERO」は、台形パネルを用いた柔軟なレイアウトが可能です。寄棟屋根などの複雑な形状にも対応し、搭載容量を最大限に高められます。

シャープBLACKSOLAR ZERO

※出典:シャープ公式

形状が特殊なパネルは屋根との一体感が出やすく、外観を損なわないのも魅力です。ただし、同じ容量を確保するには枚数が必要で、標準モデルよりコストがかかる可能性があります。

架台や配線の追加、設置工事費も含めて、初期費用と発電量のバランスを見ながら検討することが大切です。

高効率モデルに切り替えて枚数を減らす

設置面積が限られている場合は、変換効率や出力の高いパネルを選ぶことで、より少ない枚数で目標の容量を実現できます。省スペースでもしっかり発電したい人に適した選択肢です。

1枚あたりの出力が400Wを超えるモデルなら、5kWのシステムでも約13枚で構成できます。枚数が減れば、架台や配線の工事負担も軽くなる可能性があります。

高出力・高効率モデルは価格が高い傾向があります。kW単価や発電量を比較するだけでなく、長期のソーラーローンや0円ソーラーなどの方法も検討すると、初期費用の不安を減らせます。

カーポートや壁面などへの設置を検討する

ソーラーカーポートのイメージ

※イメージ

屋根の面積や形状に課題がある場合、ソーラーカーポートや壁面設置も有効な選択肢です。駐車スペースや外壁を活用することで、屋根以外にも発電スペースを確保できます。

ソーラーカーポートは、発電と同時に雨や紫外線から愛車を守れるのが特徴です。夏場は遮熱効果により、車内温度の上昇を抑えるメリットもあります。

屋根以外の場所に設置する場合、建築確認申請や固定資産税の確認が必須です。不明点があれば、設置前に必ず専門家へ相談し、問題を解消しておきましょう。

安全対策ができれば庭への設置も選択肢

庭が広い場合は、太陽光パネルを地面に架台を設置する「野立て」も検討できます。屋根と違い、方角や角度を自由に設計できるため、発電効率の面で有利です。

数十年パネルを支えるためには、コンクリート基礎を打つなど、強固な土台作りが必要です。設置場所の地盤の強度や、風圧・積雪への耐久性の考慮など、注意点が多いです。

物理的に近づきやすいため、安全面の配慮も欠かせません。家庭用の太陽光発電は、費用対効果や安全性を考慮すると、やはり屋根の設置から考えるのがベターです。

太陽光パネルのサイズに関するよくあるQ&A

太陽光パネルのサイズに統一規格はある?

太陽光パネルのサイズに統一規格はありません。メーカーが独自の技術や考え方に基づき、さまざまな寸法の製品を開発しています。

JIS(日本産業規格)などの基準はありますが、パネルの物理的な大きさを規定するものではなく、主に性能や安全性に関する内容です。

太陽光パネルの厚みの違いは気にするべき?

太陽光パネルの厚みは発電性能にほとんど影響しないため、基本的に気にしなくて大丈夫です。多くの製品は厚さ3.0~4.6cm程度で、極端な差はありません。

ただし、屋根や金具との相性には注意が必要です。厚みが合わないと金具との間に隙間ができて、固定する力が低下したり、雨漏りの原因になる可能性があります。

最終的な設置の可否は、専門業者の現地調査によって判断されます。厚みだけでなく、屋根の形状やパネルの重量、見た目なども重要なポイントです。

太陽光パネルの設置が難しい屋根はある?

屋根の材質や形状、劣化状況によっては、設置が難しい場合があります。特に、パネルの重さに耐えられないほど老朽化した屋根には設置できません。

例えば、トタン屋根や一部の特殊な金属屋根などは、特に経験豊富な業者に依頼する必要があります。屋根材ごとの詳しい注意点は、以下の表も参考にしてください。

設置時に起こりうるトラブル 該当する屋根材 トラブルが起きやすい理由
屋根の強度不足 老朽化した屋根/波型スレートなど 屋根の構造がパネルの重さに耐えられず、破損や雨漏りのリスクが高い。補強の必要性がある場合が多い。
工事中の破損リスク セメント瓦/化粧スレート(コロニアルなど) 経年劣化で脆くなり、金具の固定や作業時の荷重でひび割れる恐れがある。
特殊施工が必要 銅板葺き/瓦棒葺き 防水処理が繊細で、経験豊富な業者でなければ雨漏りのリスクが高い。
防水層の影響が大きい 陸屋根(フラット屋根) 防水層に傷が入ると即座に雨漏りに繋がり、高度な防水知識と施工精度が求められる。
設置の制限など 法律・条例による制限地域(景観地区など) 地域の景観保護や条例で、太陽光パネルの設置が禁止・制限されている場合がある。
屋根用語の解説はこちら
  用語の解説
波型スレート セメントを波状に成形した屋根材。軽量だが経年劣化しやすい。アスベストを含む旧製品もあり注意が必要。
セメント瓦 セメントを材料にした瓦で、比較的安価。塗装が劣化しやすい。
化粧スレート
(コロニアルなど)
セメントに繊維を混ぜた薄い板状の屋根材。見た目が良く施工しやすい。
銅板葺き 銅板を重ねて葺く伝統的な屋根。耐久性が高いが施工は難しい。
瓦棒葺き 金属の棒を使って葺く屋根工法。銅板や鋼板で作られることが多い。
陸屋根
(フラット屋根)
傾斜がほとんどない平らな屋根。防水処理が特に重要。

自宅の屋根に設置できるか不安な場合は、まず専門業者による現地調査を依頼しましょう。専門家が屋根の状態を直接確認し、設置の可否や最適な工法を判断してくれます。

太陽光パネルは後から増設できる?

太陽光パネルは後から増設もできます。ただし、増設後のパネル合計出力によっては、既存のパワーコンディショナの交換が必要になる場合があります。

また、既存のパネルと相性の良い製品を選ぶことも大切です。異なるメーカーを混ぜると発電効率が低下する可能性があります。

増設時に既存のパネルと同タイプの在庫がない場合や、補助金対象外になるリスクもあります。将来的に増設をしたいなら、初回導入時に専門家のアドバイスを受けましょう。

まとめ:太陽光パネルの最適なサイズは屋根と発電量のバランスで決まる

太陽光パネルのサイズを選ぶ際に重要なのは、屋根のスペースと必要な発電量のバランスです。製品ごとの寸法や出力を比較し、予算内で発電量を最大化できる枚数を検討しましょう。

また、サイズの他に発電効率やレイアウト、安全性なども考慮することで、後悔するリスクを大きく減らせます。保証内容も確認し、長期間の運用をふまえて選定することが大切です。

判断に迷うときは、まず太陽光発電の専門家に気軽に相談してみましょう。家庭ごとのライフスタイルに最適な提案が受けられます。

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