太陽光発電の行政処分された業者一覧!悪質業者の特徴や対策方法を徹底解説
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
「太陽光発電の悪質業者はどこ?」
「悪質業者の特徴や見分け方は?」
電気代の高騰や環境問題への意識から、太陽光発電を導入する人が近年増えています。しかし、高額な商材かつ消費者の知識不足から、悪質業者による被害も多いです。
悪質な太陽光発電業者に引っかかると、金銭面のトラブルや不適切な工事をされるなどの被害が発生します。そのため、信頼できる業者の見極めが重要です。
この記事では、過去に悪質な営業活動によって行政処分を受けた業者一覧を紹介します。悪質な業者の見分け方や引っかかった際の対処法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
太陽光発電の悪質な営業活動で行政処分を受けた業者一覧
| 処分内容 | 違反行為 | 処分日 | 所在地 | |
|---|---|---|---|---|
| ブルーコンシャスグループ 株式会社 |
業務停止命令(3ヶ月) 指示(再発防止) ※処分詳細 |
価格の不実告知 | 2024年8月6日 | 大阪市北区 |
| サンパワージャパン 合同会社 |
業務停止命令(9か月) 指示(再発防止) ※処分詳細 |
内容の不実告知 債務の履行拒否 |
2022年5月26日 | 大阪市中央区 |
| 株式会社M&i | 東京都千代田区 | |||
| 株式会社A・LIKE | 東京都中央区 | |||
| 株式会社 新日本エネックス |
措置命令(再発防止) ※処分詳細 |
事実に基づかない No.1表示 |
2024年2月27日 | 福岡市博多区 |
| 株式会社安心頼ホーム | 福岡市東区 |
※過去5年間(2025年4月時点)の消費者庁「特定商取引法ガイド」内で公開されている情報より参照
太陽光発電のトラブルは年間2,300件以上

資源エネルギー庁が公開している最新2023年度の情報によると、太陽光発電に関するトラブルの相談は年間2,368件にのぼり、設置数の増加に伴って多数の相談が寄せられています。
東京都のように設置を義務化する自治体も出てきていることから、太陽光発電を検討している人は多いです。過去のトラブル事例の知識があれば、被害を未然に防げます。
太陽光発電の販売に関する悪質な行為の実例
以下は過去に行政処分がなされた悪質な販売行為の主な事例です。
実際に公表された実例を元に、被害の内容を解説します。
リース詐欺
消費者に太陽光発電設備を購入させ、設備の代金を売電収入から支払うことを約束したのに、実際には支払われなかった詐欺事例です。
勧誘時の説明と実態が大きく乖離していたため、行政処分の対象になりました。
| 処分されたことのある業者 | サンパワージャパン 株式会社A・LIKE 株式会社M&i (出典:千葉日報) |
|---|
モニター詐欺
消費者がモニター協力することを条件に、商品の値引きやモニター収入が手に入ると勧誘して、手付金や申し込み費用をだまし取る詐欺事例です。
詐欺行為として立件されたため、容疑者の2名は逮捕されています。
| 処分されたことのある業者 | 太陽住研 (出典:ほっとメール@ひたち) |
|---|
投資詐欺
他人が所有する山林を自社が所有する物件だと偽り、架空の投資案件を持ちかけて、工事の着手金をだまし取った詐欺事例です。
5億円以上の被害が確認されていて、会社役員だった男性が逮捕されています。
| 処分されたことのある業者 | エスピーシー (出典:朝日新聞) |
|---|
景品表示法違反
実態のないランキング調査を行い、事実と異なるNo.1表示をしたことで景品表示法違反と判断された事例です。
消費者庁から改善や再発防止、今後同様の表示を行わないことを命令されています。
| 処分されたことのある業者 | 新日本エネックス 安心頼ホーム (出典:消費者庁) |
|---|
架空工事契約
太陽光発電の設置工事費用として代金を受け取ったのに、実際には工事を行わなかった詐欺事例です。100件の契約に対して、施工工事が行われたのは35件のみでした。
1,000万円を超える被害が報告され、詐欺の疑いで、当時の社長が逮捕されています。
| 処分されたことのある業者 | アイワイエコシステムズ (出典:千葉日報) |
|---|
太陽光発電の悪質業者の特徴
太陽光発電の悪質業者には一定の特徴が見られます。特徴がわかれば、悪質業者を避けられるようになります。
依頼する業者が以下のような特徴を持っている場合は、利用を避けるようにしましょう。
訪問営業で即決を迫る
太陽光発電を販売する悪質な業者は、アポイントなしの訪問営業をしながら、他業者との比較をさせないために即決を迫ります。
消費者からすると数百万単位の大きな買い物なので、じっくり考えたいと思うのは当然です。契約を強引に迫るのは悪質な手口と言えます。
優良な販売業者は他社と比較されることに慣れています。勧誘を受けてもその場で判断せず、一度検討する時間をもらうようにしましょう。
太陽光発電のデメリットを説明しない
太陽光発電はメリットもありますが、もちろんデメリットも存在します。デメリットを説明せずに契約を進めるのは、悪質業者の可能性が高いです。
消費者は業者よりも知識を持っていないため、意図的にデメリットを隠すのは不親切と言えます。大きな買い物になるため、デメリットを解説してもらいたいと思うのは当然です。
デメリットについて言及しない、質問をしてもはぐらかすような特徴が見られたら、他の業者を選ぶべきです。
メンテナンス費用について説明しない
メンテナンス費用が必要になるのは、太陽光発電のわかりやすいデメリットの1つです。点検や交換・修理のたびに大きな費用がかかるため、ランニングコストも無視はできません。
定期的な点検をしないと故障のリスクが増し、最悪の場合は火災などの大きな事故にも繋がります。また、設備の一部が寿命を迎えると交換が必要で、その際にも費用がかかります。
たとえばパワーコンディショナは10~15年程度で寿命を迎えます。太陽光パネルの寿命は25~30年なため、最低でも1回は交換が必要です。
優良業者ならメンテナンス費用も案内して、消費者に寄り添った営業をしてくれます。説明をはぐらかす場合は悪質業者の可能性があるため、契約しないほうがよいです。
関連記事:太陽光パネルの処分費用は1枚あたりいくら?廃棄費用の目安や節約方法を紹介
見積もりが不透明・相場からズレた見積もり
費用の内訳が不透明だったり、相場から大きく乖離した見積もりを提示された場合は、悪質業者でないか疑いましょう。
太陽光発電の見積もりは項目別に明確な形で提案されます。以下は見積もりに記載される項目の例です。
また、相場から大きく離れた見積もりも危険です。高すぎるのはボッタクリの恐れがあり、安すぎる場合でも、後から追加請求されたり、工事の進め方が不適切な可能性があります。
法外な費用を取られて損をしないためにも、見積もりの内訳は注意して見るようにしましょう。複数の業者から見積もりを取ることで、異常な金額を提示されていないか判断できます。
割引やキャンペーンを強調している
悪質業者は割引やキャンペーンを必要以上に強調する傾向があります。自分だけ、今だけのような限定価格で訴求するのは悪質業者の典型的な手法です。
悪質業者が言及する割引やキャンペーンでありがちなものは以下の通りです。
※モニター価格とは:業者の調査に協力するモニターになることで得られる特別な価格
常識の範囲内の割引なら優良業者も実施しています。しかし、限定などの文言で魅力的過ぎるものは、一旦冷静になって検討し直すようにしましょう。
悪質業者に騙されないようにする対策
複数の業者から見積もりを取る
悪質な業者を避けて優良業者と契約するなら、複数の業者から見積もりを取りましょう。
複数の業者から見積もりを取ることで、適切な相場が理解できます。また、価格面でもメリットがある業者を選べるからです。
悪質業者を避けるための目安として、3社以上相談するのがおすすめです。
関連記事:太陽光パネルの価格は1枚いくら?費用の相場や安く設置するコツを解説
訪問販売で即決をしない
訪問販売で即決をすると、悪質業者に騙される確率が高くなります。すぐに決めるのではなく、冷静に考える時間を確保するのが重要です。
即決をしてしまうと比較検討ができません。1社の話だけで決めてしまうと、より良い条件で契約できた可能性を失います。
悪質な業者は比較されるのを避けるため、無理にでも即決を迫る傾向があります。騙されないためにも、訪問販売で即決を迫る場合は、契約を避けましょう。
業者の実績や口コミを調べる
太陽光発電の契約をする前に、業者の実績や口コミを調査するようにしましょう。
悪質業者は実績が不十分だったり、悪い口コミが多数投稿されている傾向があるからです。
実績を調べる時は業者の運営するHPを確認しましょう。また、業者の口コミ調査はGoogle口コミやX(旧Twitter)を利用するのがおすすめです。
優良な太陽光発電業者の選び方
実績が豊富な大手の業者を選ぶ
実績が豊富な大手の業者を選ぶことで、業者選びに失敗する確率が低くなります。
大手の業者ならコンプライアンスの意識も高く、悪質な営業活動を避ける傾向があるからです。また、実績が豊富なので、工事の品質も一定に保たれています。
行政から処分を受ける悪質な業者は、中小企業の割合が多いです。安全を重視して業者を選ぶなら、大手を優先して選ぶようにしましょう。
複数のメーカーを提案できる業者を選ぶ
優良業者の特徴として、太陽光パネルを複数メーカー提案できる点が挙げられます。具体的な基準はありませんが、1社のみの業者は避けたほうがいいです。
提案できるメーカーの数が多くなると、消費者の希望を実現しやすいです。性能や予算などの制約に対して柔軟に対応できます。
大阪ガスでは屋根の状況にあわせて、5社の太陽光パネルから最適なものを提案可能です。まずは無料の見積もり相談をご利用ください。
デメリットも説明してくれる業者を選ぶ
優良業者なら契約の前にデメリットの情報を説明してくれます。きちんとデメリットを伝えられる業者のほうが誠実な対応をしてくれる可能性が高いです。
優良業者か判断するために、デメリットに触れざるを得ない質問を投げかけるのもおすすめです。質問の回答に消極的だったり、回答をごまかすなら誠実な対応とは言えません。
例えば「初期費用を回収できていない人はいますか?」のような質問が効果的です。回収できない例は少なからずあるため、ネガティブな情報を引き出せるかもしれません。
販売から施工まで自社で完結する業者を選ぶ
優良業者を探すなら販売から施工まで自社対応の業者がおすすめです。工事のノウハウが豊富で、現地を詳しく調査し、最適な設備を提案してもらえます。
住宅によって屋根の形状や設置スペース、配線は異なります。発電効率や長期の運用を考えると、自社施工の業者に設備選びから任せるのが安心です。
悪質業者だとわかったらクーリングオフの手続きをする

契約したのが悪質業者だとわかったら、クーリングオフをしましょう。一定期間内なら、無条件に契約を解除できます。
クーリングオフは消費者保護を目的に法律で認められている制度です。訪問販売などで結んだ契約に対して、8日以内に書面で連絡することで適用できます。期間内であれば、理由を問わず金銭的な負担は一切発生しません。
クーリングオフを妨げられた場合は、消費生活センターなどの行政機関や弁護士に相談するようにしましょう。解決までの助言をもらえたり、交渉のサポートを受けられます。
悪質業者に騙された際の連絡先
悪質業者に騙された場合は、自分の被害を減らしたり、これ以上被害者を増やさないためにもしかるべき機関に連絡しましょう。
相談することで解決に向けたアドバイスを受けられたり、悪質業者に対して行政処分などのペナルティを与えられます。
消費者ホットライン
| 相談先 | 消費者ホットライン (消費生活センター) |
|---|---|
| 相談方法 | 電話 |
| 連絡先 | 188(※局番なし) |
| 営業時間 | 月~金曜日:9~18時 (※土日/年末年始/祝祭日を除く) |
| 公式サイト | 全国の消費生活センター一覧 |
消費者ホットラインは、行政が運営する消費者トラブルを相談できる窓口です。専門家に相談でき、対応策のアドバイスを受けられます。
「188(いやや!)」に連絡することで最寄りの消費生活センターに電話が繋がります。相談に対して費用はかかりません。悪質業者とトラブルになった場合は、真っ先に相談しましょう。
注意点として、消費生活センターの営業時間は平日の9~18時です。土日は連絡がつかないため、急ぎの場合は後述する国民生活センターも活用しましょう。
国民生活センター
| 相談先 | 消費者ホットライン (国民生活センター) |
|---|---|
| 相談方法 | 電話 |
| 連絡先 | 188(※局番なし) 03-3446-1623(※平日バックアップ相談の場合) |
| 営業時間 | 月~金曜日:10~12時/13~16時 (※平日バックアップ相談) 土~日曜日/祝日:10~16時 (※休日相談) |
| 公式サイト | 国民生活センター |
国民生活センターも消費生活センター同様に行政が運営する消費者保護機関です。無料で相談可能で、消費者トラブルに対して、アドバイスを受けられます。
前述した消費生活センターとの違いとして、土日にも連絡ができます。休日に急いで対応したい時でも安心です。
電話番号は消費者ホットラインと同じ188です。平日は地域の消費生活センター、消費生活センターが閉まっている土日は国民生活センターに繋がります。
訪問販売ホットライン
| 相談先 | 訪問販売ホットライン |
|---|---|
| 相談方法 | 電話 |
| 連絡先 | 0120-513-506 |
| 営業時間 | 月~金曜日:10~12時/13~16時30分 (※年末年始/祝祭日を除く) |
| 公式サイト | 日本訪問販売協会 |
訪問販売ホットラインは「日本訪問販売協会」が運営する無料の相談窓口です。訪問販売を行う事業者の自主規制団体で、経済産業省の支援を受けつつ運営されています。
訪問販売でのトラブル解決に向けて、専門の資格を持つ消費生活アドバイザーからの助言を受けられます。
トラブルがこじれた場合は、協会が運営する紛争処理機構の判断を仰げます。裁判とは異なりますが、簡易な手続きで処理が可能です。
法テラス
| 相談先 | 法テラス |
|---|---|
| 相談方法 | 電話 |
| 連絡先 | 0570-078374 |
| 営業時間 | 月~金曜日:10~12時/13~16時30分 (※年末年始/祝祭日を除く) |
| 公式サイト | 法テラス |
法テラスは法務省が運営する相談窓口です。法律トラブル解決情報の無料案内や、経済的に余裕がない人に向けて、無料の法律相談を実施しています。
悪質業者に引っかかり、法的な手続きを検討する人にとって心強い味方になります。今後の対応に困ったら連絡してみましょう。
ただし、法テラスは法律トラブル全般を取り扱っています。消費者トラブルについて相談するなら消費生活センターなどに先に相談するほうが専門的な案内を受けられます。
まとめ:太陽光発電の悪質業者に騙されないようにしよう
太陽光発電の拡大に伴って、悪質業者による被害も多くなっています。被害に遭わないためにも、悪質な事例の知識をつけて騙されないようにしましょう。
悪質業者を避けるには複数の業者から見積もりを取るのが重要です。また、訪問販売で即決を迫られても、即決は避けるようにしましょう。
万が一、悪質業者に騙されて契約してしまった場合は、クーリングオフや消費者保護の団体に連絡するのが有効です。解決に向けたアドバイスや、専門家を紹介してもらえます。
安心して太陽光発電を導入するなら、大阪ガスにご相談ください。条件に合わせて最適なメーカーやシステムを提案、独自の研修に合格したエコマイスターが安全な工事を実施します。
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