NISAおすすめの証券会社6社を徹底比較!初心者が失敗しない方法も解説
監修者:FPオフィスAndAsset代表 前田菜緒
編集者:【大阪ガス】Daigasコラム編集部
2024年から「新NISA」がスタートし、SNSやWebサイトなどで目にする機会が増えました。「気になるけど、難しそう」「損するのが怖い」と感じている人も多いでしょう。しかし、銀行にお金を預けているだけではなかなか増えない今の時代、少しずつでも投資を始めることで、将来の安心につながるかもしれません。
この記事では、「そもそもNISAって何?」という基本から、証券会社の選び方や初心者が失敗しにくい投資方法まで、やさしく丁寧に解説していきます。NISAが気になっているなら、ぜひ参考にしてください。
目次
NISAはやったほうがいいの?
NISAを始める一歩を踏み出せない方は少なくありません。投資を始める前には、さまざまな疑問や不安が浮かんでくるものです。
- 投資は怖い、損をするかもしれない
- 銀行に預けておけば安心、銀行預金だけで十分
- NISAは本当にメリットがあるの?
- 今からでも遅くない?
これらは投資をしたことがない人なら誰もが考える疑問です。しかし、結論からいえるです。
投資には確かにリスクがありますが、「銀行預金だけに頼る」ことにもリスクがあります。物価が上がり続ける(インフレ)今の時代、銀行預金の金利では、物価の上昇スピードに追いつけないのが現状です。食料品や光熱費など日々の生活費は上がり続けているにもかかわらず、「お金の額は変わらないため、買える物怖さです。しかも、銀行預金は利子がついても、利子の20%は税金として差し引かれます。
一方、NISAを活用すれば、本来なら利益額にかかる約20%の税金がいっさいさらに、NISAなら利益がそのまま次の運用に回るため、長い時間をかけるほど、この差は大きく広がります。
そして「今からでは遅い」ということは決してありません。「今日」は人生のなか、最も日です。つまり、今日が始めるベストなタイミングなのです。
証券会社選びのポイント
「NISAをやってみようかな」と思ったら、最初におこなうが証券会社選びです。NISA口座はひとり、ひとつあと変更には手間がかかります。だからこそ、最初の証券会社選びが肝心です。
証券会社は「使いやすさ」と「続けやすさ」で選ぼう
証券会社を選ぶときは、「使いやすさ」と「続けやすさ」を重視することをおすすめします。具体的には、以下の5つがポイントです。
①取り扱い投資信託数は多いほど選択肢が広がる
投資信託の本数が多いほど、選択肢が広がります。金融機関によって取り扱いいいというわけではありませんが、選択肢が豊富であることは、あとほし取り扱いも安心です。
②クレカ積立ができる
クレジットカードで投資信託を積立購入できる「クレカ積立」サービスを提供している金融機関も少なくありません。積立額に応じてポイントがため、投資をしながらポイントまでたまるでの積立に対応している証券会社を選ぶと、よりお得に資産形成ができます。
③最低投資額が低い
金融機関によって、NISAの最低積立額は異なります。100円から積立投資が可能な証券会社もあり、少額から無理なくスタートできるのは大きな魅力です。「いきなり大きな金額を投資するのは不安……」という方は、自分が無理なく続けられそうな金額から始められる金融機関を選ぶと、安心してスタートできます。
④サポート体制が充実している
初心者にとって、困ったときに質問できるサポート体制は重要です。電話サポート、チャットサポート、メールサポートなど、自分が利用しやすい方法でサポートを受けられるか、また混雑状況も確認しましょう。金融機関によっては混雑状況をホームページで公開しているところもあります。画面が見やすい、操作性がいいといった点も長く利用する上で大切なポイントです。
⑤手数料が安い
NISA口座を持つこと自体には手数料はかかりません。また、投資信託に投資するだけであれば、金融機関によって大きく手数料が異なることもありません。手数料がポイントとなるのは、株式投資をする場合です。株式投資の売買手数料は証券会社によって異なりますが、ネット証券は比較的低コストであるため、株式投資を考えている人はネット証券がおすすめです。
NISAおすすめ証券会社6社比較
NISA口座を開設できる金融機関はたくさんありますが、ここでは特に人気の高い6社を、それぞれの特徴とともに紹介します。どれが自分に合っているか、参考にしてみてください。
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つみたて投資枠投信取扱数 |
クレカ積立 |
対象ポイント |
最低積立金額 |
サポート体制 |
NISAでの株式取引手数料 |
始めやすさ
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サービス全体 |
サポートの充実度 |
継続のしやすさ |
長期運用への安心感 |
|
SBI証券 |
284本(2026年3月) |
○(三井住友カード) |
Vポイント |
100円〜 |
AIチャット・電話(平日) |
無料 |
★★★☆☆ 3.4 |
★★★☆☆ 3.2 |
★★★☆☆ 3.0 |
★★★★☆ 4.1 |
★★★★☆ 4.1 |
|
楽天証券 |
279本(2026年3月) |
○(楽天カード) |
楽天ポイント |
100円〜 |
AIチャット・オペレーターチャット・電話(平日・土日) |
無料 |
★★★★★ 4.6 |
★★★★☆ 4.2 |
★★★☆☆ 3.4 |
★★★★★ 4.6 |
★★★★☆ 4.2 |
|
マネックス証券 |
273本(2026年3月) |
○(マネックスカード・dカード) |
マネックスポイント・dポイント |
100円〜 |
AIチャット・オペレーターチャット・電話(平日) |
無料 |
★★★★☆ 4.2 |
★★★★☆ 3.8 |
★★★★★ 4.6 |
★★★★★ 4.6 |
★★★★☆ 4.2 |
|
松井証券 |
278本(2026年3月) |
○(JCBカード) |
J-POINT、松井証券ポイント |
100円〜 |
AIチャット・オペレーターチャット・電話(平日) |
無料 |
★★★★☆ 4.1 |
★★★★☆ 4.1 |
★★★★☆ 4.1 |
★★★★☆ 4.2 |
★★★★☆ 3.9 |
|
三菱UFJ eスマート証券 |
264本(2026年3月) |
○(au PAYカード・三菱UFJカード) |
Pontaポイント・グローバルポイント |
100円〜 |
AIチャット・オペレーターチャット・電話(平日) |
無料 |
★★★★☆ 4.2 |
★★★★☆ 4.2 |
★★★★☆ 3.8 |
★★★★☆ 3.9 |
★★★★☆ 4.1 |
|
GMOクリック証券 |
45本(2026年3月) |
× |
ー |
100円〜 |
電話・お問い合わせフォーム(平日) |
無料 |
★★★★☆ 4.3 |
★★★★☆ 4.4 |
★★★★☆ 3.5 |
★★★★☆ 4.3 |
★★★★☆ 4.1 |
SBI証券
SBI証券は、NISA口座数が500万(2024年12月末時点)を超えるネット証券大手です。つみたて投資枠の投資信託の取扱数は284本(2026年3月現在)と業界トップクラスで、選べる選択肢の豊富さはトップクラスです。
クレカ積立は三井住友カードに対応しており、カードのランクによって最大4.0%のポイント還元を受けられます。また、保有している投信残高でポイントがたまるVポイント・Pontaポイント・dポイント・JALマイル・PayPayポイントなど、好きなポイントをためれ、選択肢の幅が広いです。そのほか、ため、ポイントを無駄にすることもありません。
SBI証券は三井住友カードを使っている人や投資商品の豊富さや投資サービスに多機能を求める人と相性がいい証券会社です。
楽天証券
楽天証券はNISA口座数700万(2026年1月現在)を超える知名度の高いネット証券です。つみたて投資枠の投資信託取扱数も279本(2026年3月現在)という豊富さです。
Webサイトはログインするとトップページで自分の資産残高と評価損益を一目で確認でき、初心者でも比較的操作しやすいページ設計になっています。アプリ「iGrow」では、資産状況をすぐに確認でき、スマホで資産管理をするなら便利なツールです。
楽天証券では、クレジットカードで積立をすることはもちろん、楽天キャッシュでも積立ができ、積立額と投資信託残高に応じて楽天ポイントがたまり。たまったなど。
また、ハッピープログラムでは、楽天証券の取引で楽天銀行のATM手数料や振込手数料が無料になります。
楽天証券は、楽天ユーザーや楽天カードを持っている人、楽天銀行に口座がある人と相性がいい証券会社です。
マネックス証券
マネックス証券の特徴は、クレカ積立のポイント還元率の高さです。一般的には積立額に応じて還元率が高くなりますが、NISA口座であれば積立額に関係なくdカードGOLDは1.1%、dカードPLATINUMは3.1%という高さです。
マネックス証券では、dポイントかマネックスポイントいずれかがたまりnanacoポイント、WAONPOINT、JALやANAのマイレージなどに交換できるのに加え、能登半島震災への寄付や投資書籍とも交換でき、交換商品はバラエティに富んでいます。
投資信託取扱数についても、つみたて投資枠では273本(2026年3月現在)と豊富です。また、NISAでの株式取引においては、日本株や米国株の手数料が無料なのはもちろん、中国株の手数料も無料です。さらに米国株の取扱銘柄も約4400と豊富です。初心者のうちは外国株の株式取引はハードルが高いかもしれませんが、株式投資に興味があり、将来的な取引の可能性を考えると、マネックス証券は選択肢のひとついえます。
マネックス証券は、ドコモユーザーやdカードを持っている人、将来的に米国株投資もしたいと考えている人に相性がいい証券会社です。
松井証券
松井証券は他企業と系列を独立系の証券会社で、ネット証券としての利便性と手厚いサポートを両立している点が大きな強みです。「お客様の豊かな人生をサポートする。」ことを企業理念としている松井証券は電話サポートとWebサポートの両部門で「ヘルプデスク協会主催の問合せ窓口格付け(証券業界)」において15年連続で最高評価の「三つ星」を獲得しています。
松井証券のオペレーターが顧客のパソコンの画面を共有し操作方法などを説明する「松井証券リモートサポート」というサービスの提供もあり、困ったときに頼れる安心感が大きいです。
クレカ積立においては、JCBカードでの積立でJCBのJ-POINTがたまりたまJ-POINTは松井証券ポイントに交換することでポイント投資も可能になります。投資信託の残高に応じても松井証券ポイントがたまりたまPayPayポイントやアマゾンギフトカードなどに交換可能です。ただ、残高に応じてポイントがたまるは毎月エントリーが必要なため、手間やエントリー忘れの可能性がある点は要注意です。
松井証券は、JCBカードを持っている人、操作性に不安がある人、「ことがあったらすぐ相談したい」という人におすすめの証券会社です。
三菱UFJ eスマート証券
三菱UFJ eスマート証券は、au PAYカードでクレカ積立が可能です。毎月の積立金額や投資信託の保有残高に応じてPontaポイントがたまりポイントは投資信託の購入にも利用可能です。そのほか、三菱UFJカードでの積立も可能で、積立をするとグローバルポイントがたまりたまなどしたりすることが可能です。
投資信託取扱数については、つみたて投資枠では264本(2026年3月現在)と豊富です。どの投資信託を選んでいいかわからない場合は、「ポートスター」という自分にあった投資信託を提案してくれるツールがあります。誰でも利用でき、6問の質問に答えるだけなので、興味ある人は試してみてはいかがでしょうか。ただ、提案してくれる投資信託は264本のなかではなく、三菱UFJアセットマネジメントが運用している5つの投資信託のなかからの提案になります。
三菱UFJ eスマート証券は三菱UFJ銀行やauじぶん銀行との資金移動がスムーズなため、これら銀行を給与受け取り口座としている人やau PAYカードを持っている人と相性がよくおすすめです。
GMOクリック証券
GMOクリック証券は、取引コストの安さにこだわっており、ネットで株式取引をする場合、NISA口座だけでなく課税口座での取引手数料も無料です。ただし、海外株式の取り扱いはなく、国内株式のみとなります。
つみたて投資枠の投資信託取扱本数は45本と他社より少なめですが、主要な人気銘柄が厳選されているため、初心者にとっては逆に選びやすい傾向にあります。
積立は100円から可能ですが、クレカ積立には対応しておらず、投資信託の保有残高に応じてポイントが付与される仕組みもないため、この点は注意です。
GMOあおぞらネット銀行とGMOクリック証券と連携することができ、資金を自動的に振り替えることができます。しかし、それだけでなく、普通預金金利が年0.31%(2026年3月1日時点)優遇される点は、資金を置いておく上で便利です。
GMOクリック証券は、GMOあおぞらネット銀行に口座がある人、「あれこれ悩まず、シンプルに始めたい」という人におすすめの証券会社です。
NISAの金融機関は一度決めると、あとのは事実ですが、どうしても迷ってしまう場合は、まずは、馴染み深い証券会社という視点で1社決めましょう。大切なのは「完璧な証券会社を探し続けること」ではなく、「まず始めること」です。口座開設は無料でできますし、将来的に別の証券会社に変更することも可能です。
NISAとはどのような仕組み?
ここまで証券会社の選び方をご紹介してきましたが、そもそもNISAとはどのような制度なのでしょうか。基本をあらためて確認しましょう。NISAの仕組みを理解すれば、より自信を持って投資を始められます。
利益分が非課税になる
NISAの最大の特徴は、投資で利益を得ても税金がまったくかからないという点です。通常、投資で利益が出ると、その利益に対して約20%の税金がかかります。たとえば、10万円の利益が出ても、約2万円が税金のため、手元に残るのは約8万円になってしまいます。
しかし、NISAであれば、10万円の利益がそのまま手元に残ります。これから、長期的な運用をおこなうもったいなく感じる人もいるでしょう。NISAであれば利益をすべて受け取れます。これがNISA最大の魅力です。
2つの投資枠がある
NISAには、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの投資枠があります。1つの口座のなかそれぞれの違いを確認しましょう。
つみたて投資枠
つみたて投資枠とは、名前のとおり枠です。投資できる金額には上限があり年間120万円まで投資できます。つみたて投資枠で購入できるのは、金融庁が定めた基準をクリアした、長期・積立・分散投資に適した投資信託です。
投資初心者の方は、まずこの「つみたて投資枠」からスタートするのがおすすめです。毎月コツコツと一定額を積み立てていくことで、時間を分散して投資できるためある程度リスクを抑えながら投資することができます。
成長投資枠
成長投資枠では年間240万円まで投資ができ、積立投資も一括投資もできる、つみたて投資枠より投資の自由度が高い枠です。つみたて投資枠で購入できる投資信託に加えて、個別株なども購入できるため、「株主優待がほしい」「株の配当金がほしい」という方は成長投資枠を利用して株式取引をすることになります。初心者のうちは、まずは「つみたて投資枠」から始めて、もっと投資したいと思うようになったら成長投資枠を検討しましょう。
なお、つみたて投資枠と成長投資枠合わせて、生涯で投資できる上限額は1,800万円です。そのうち成長投資枠は1,200万円までです。
投資枠の再利用ができる
もうひとつ特徴が、「枠の再利用」ができる点です。たとえばのちます。非課税で投資できる上限額は設定されていますが、売却した場合は非課税投資できる金額が復活します。
長期で投資をしていくと、資金が必要になることもあります。ライフステージに応じて資金を引き出したり、また投資を再開したり、柔軟に運用することができます。
投資信託を利用して積み立てる
NISAで積立投資をする場合、一般的には投資信託を利用して積み立てることになります。投資信託とは、多くの投資家から集めたお金をひとつにまとめ、運用の専門家が「どの国の、どの資産に投資するか」を考えて分散投資をおこなって金融商品です。たとえば、コックさんが栄養バランスを考えて定食をつくるいいつくってくれます。
投資信託の大きなメリットは、少額で分散投資ができることです。個別株を買おうとすると、1銘柄だけで数十万〜数百万円かかることもあり、自分でバランスよく投資のセットをつくろうとかなり高額になります。しかし、投資信託なら数百〜数千円から、世界中の株式や債券に分散投資できます。また、運用のプロにお任せできるので、多くの知識がなくても手軽に始められます。
【投資信託の例】
人気の投資信託のひとつ全世界株式型の投資信託があります。多くの金融機関で販売されており、この商品だけで、日本・米国・欧州・新興国など世界中の数千社の株式に分散投資できます。このように、投資信託は手軽に分散投資ができる商品です。
「NISAはなぜやったほうどう活用すればいいのか」が見えてきたでしょうか。次の章では、失敗しない資産運用の方法について解説していきます。
失敗しないための「長期・分散・積立」運用
NISAの仕組みやメリットがわかってです。誰も自分の資産を減らしたくありません。投資に100%はありませんが、資産が減る可能性を低くすることは可能です。その方法を学んでいきましょう。
資産運用で最も大切なのは「時間」です。なぜなら、世界経済が成長するなら、それにつれて株価も上昇していくものですが、経済が発展するには時間がかかる上、自分の資産が増えたと実感できるまでにも長い時間がかかるからです。
そして、この「時間」を有効活用する投資方法が「長期・分散・積立」です。この3つは必ずことによってリスクを抑えながら運用をすることが可能になります。
長期投資
長期投資とは、10年、20年と長い期間をかけて運用をすることです。まずは長期の効果を確認しましょう。下記のグラフをご覧ください。
・青軸
31歳より毎月3万円15年間積み立て、その後積み立て停止、そのまま15年間運用
投資額:3万円×12ヶ月×15年=540万円
・赤軸
41歳より毎月3万円20年間積み立て
投資額:3万円×12ヶ月×20年=720万円
*いずれも利回りは3%で設定

青は途中で積立をやめていますが、運用期間は30年です。一方、赤は20年間積立をし、運用期間も20年です。投資額は青のほうほうさらに利益がつく複利の効果によるものです。複利の効果は、運用期間が長いほど大きくなります。複利の効果をいかすほうが大切なのです。
やってはいけない失敗例①短期リターンを求める
失敗したくないなら、短期間で利益を狙ってはいけません。「3ヶ月で10%値上がりした!もっと買おう」「何ヶ月もマイナスが続いている……もっと損する前に売ってしまおう」このように、短期的な値動きに一喜一憂して売買をくりかえすと、かえって損失を増やしてしまうことがあります。
目先の利益や損失に惑わされず、長期的な視点を持つことが成功のカギです。日々の値動きをチェックするのではなく、年に数回、資産状況を確認するくらいのゆったりとした姿勢で臨みましょう。
分散投資
分散投資とは、投資先を複数に分けて投資することです。ひとつなどに分けたり、株式だけでなく債券や不動産にも投資したり投資先を分散すればリスク軽減効果があります。いずれにしても、投資信託を活用すれば、それだけで数十〜数千へ投資先を分散できます。
積立投資
積立投資とは、毎月決まった金額を定期的に投資することです。安いとき買って、高いときれれば、一番いいのですが、いつが安いのか、高いのかタイミングを狙うのは、プロでも難しいものです。積立投資なら、価格が高いときも安いときも一定額を買い続けるため、投資信託が安いときときタイミングが分散されることによって、リスクを分散することができます。
たとえば、12万円を一気に投資すると、次の日、12万円が上がったか、下がったか気になりますが、毎月1万円を1年積み立てる方法なら、価格が安いときとき価格変動がそれほど気にならなくなり、精神面も安定するため、投資を長く続けやすくなるのです。資産運用は結果が出るまで時間がかかりますから、長く続けられる方法で投資をおこなうことが非常に大切です。
やってはいけない失敗例②上昇銘柄に乗り換え、下落銘柄を売却
「値上がりした銘柄に飛びつき、値下がりした銘柄を慌てて売る」という行動はしてはいけません。
値上がりしている銘柄をみると、もっと上がるかもしれないと買いたい気持ちになるかもしれません。しかし、「もっと上がる」根拠が明確ならまだしも、「なんとなく上がるかも」という考えなら「安く買って、高く売る」の真逆のパターンになりかねません。買った途端に下がるというのはよくある話です。
株価や投資信託の価格は常に上下するもの。一時的に値下がりしても慌てて売買をくりかえすのではなく、淡々と積立を続けることが大切です。
NISAを始める前に知っておきたいこと
NISAを始める前に、いくつか大切なことを確認しておきましょう。NISAの制度以外にも、家計と運用の基本を理解した上でスタートすることが、長く安心して続けるための第一歩になります。
生活防衛資金は確保しておく
生活防衛資金は必ず手元に確保しておきましょう。目安は生活費の約6ヶ月です。生活防衛資金が不十分な状態で投資を始めると、急にお金が必要になったとき、相場が下落したタイミングで無理やり売却しなければならないリスクがあります。最初の土台づくりが、投資の成否を分けます。
今の生活費の足しにすることは危険
NISAで得た利益を「毎月の生活費の足し」にする考えは危険です。特に積立投資はすぐに利益が出るものではありませんし、得た利益を現金化してしまうと複利の効果が得られず、長期間運用できたとしても不本意な結果になってしまうかもしれません。
下落は必ず起こる
投資を続けていると、必ず「相場の下落」を経験します。これは避けられないことであり、むしろ「下落があるのが普通」と理解しておくことが大切です。積立投資においては、下落局面こそ「安く多く買える」チャンスととらえ、あせらず投資を続けましょう。
NISAは“知識”より“行動”が大切
何度もお伝えしてきたように、資産形成において最大の味方は時間です。「もっと早くから始めればよかった」と後悔しないためにも、今日が始めるベストなタイミングです。最初は月1,000円程度の積立でも。徐々に慣れてくれば「金額を上げようかな」と考えが変わってくることもあります。NISAに必要なのは深い知識ではなく、行動力です。自分の将来のために、今日から始めてみましょう。
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