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エアコンの電気代の節約方法9選!暖房・冷房・除湿の消費電力の違いも解説

2023/08/10

エアコンの電気代の節約方法9選!暖房・冷房・除湿の消費電力の違いも解説

エアコンの使用頻度が高くなる夏や冬は、毎月の電気代が気になりやすい時期です。思っていたよりも電気代が高くなってしまい、困っている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、エアコンの電気代の計算方法や運転モードと電気代の関係性、電気代の節約方法を詳しく解説します。

- 目次 -

家電製品別にみる電力消費量の割合

夏や冬の時期に電気代が高くて悩んでいる方は、全体の電気代のうちエアコンが占めている割合を確認してみましょう。

グラフを見ても、1年をとおしてエアコンの電力消費割合が全体の3割以上を占めていることがわかります。このことから、エアコンの電気代を節約することは全体の電気代の節約にもつながることがわかるでしょう。

それでは、エアコンの電気代はいくらかかっているのでしょうか。次は、エアコンの電気代の計算方法を紹介します。

エアコンの電気代の計算方法

エアコンの電気代は、以下の式で計算ができます。

  • ●1時間の電気代(円)=消費電力(kW)×電力料金単価(円/kWh)

「消費電力」は、家電を動かすために使う電力のことです。エアコンの消費電力は、取扱説明書やカタログなどに記載されていますが、最大値が記載されているため実際の数値とは異なる点に注意しましょう。

なお、消費電力をもとに電気代を算出する際は「W(ワット)」を「kW(キロワット)」の単位にする必要があるため、Wで表示されている場合は「W÷1000」で変換します。

  • ●1kW=1000W

一方、「電力料金単価(円/kWh)」は1時間にかかる電気料金の単価をさし、具体的な単価は契約メニューによって異なります。

以上を踏まえて、エアコンの消費電力と電力料金単価の2つをかけあわせると、1時間あたりの電気代がわかります。

たとえば、エアコンの消費電力が900W、電力料金単価が27円/kWhのメニューを契約していた場合の計算方法は以下のとおりです。

まず、消費電力をkWに変換し「900W÷1000=0.9kW」とします。そのうえで計算式にあてはめると「0.9kW×27円/kWh=24.3円」となり、エアコンの1時間の電気代が24.3円であることがわかります。

1時間あたりの電気代を計算すれば、1日や1ヶ月間でかかるおおよそのエアコンの電気代を把握できるため、節約するにはまずどのくらいの電気代がかかっているのか算出しておきましょう。

エアコンの冷房・暖房・除湿と電気代の関係

一般的なエアコンには冷房・暖房・除湿の運転モードが搭載されており、それぞれのモードで消費電力が異なります。

消費電力は電気代計算の基礎となる値で、消費電力が大きいほど電気代も高くなるしくみです。以下では、各運転モードで消費電力がどう異なるのかを解説します。

暖房は冷房よりも電気代が高くなりやすい

暖房を多用する冬の時期は、室内の温度とエアコンの設定温度の差が大きくなることが多いです。

温度差が大きいと、エアコンが稼働してから設定温度に到達するまで時間がかかるため、消費電力も大きくなります。そのため、冬の時期はエアコンの電気代が高くなる傾向があります。

エアコンは気温が高い夏の時期にも多用しますが、夏は冬ほど温度差が大きくありません。

たとえば、気温が30℃の日にエアコンの設定温度を28℃にした場合の温度差は2℃です。さらに気温が高くなれば差も広がっていきますが、2〜5℃程度の差におさまるケースがほとんどでしょう。

一方、冬の時期は気温が低く、1月の東京の平均気温は約6℃まで下がります。気温が6℃の日にエアコンの設定温度を20℃に設定した場合、その差は14℃です。このように冬は気温差が激しいため、エアコンの電気代も夏に比べて高くなる傾向にあります。

なお、一番電気代がかからない運転モードは、風を送れる送風モードです。送風モードは温度を変えず風を送るだけの機能なので消費電力が少なく、電気代も抑えやすくなります。

冷房より弱冷房除湿のほうが電気代は安くなる

エアコンには除湿モードが搭載されており、機種によって異なりますが、主に「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があります。

弱冷房除湿は、室内の空気を冷やした上で除湿してくれる運転モードです。一方、再熱除湿は、室内の温度を下げずに除湿してくれる運転モードをさします。

再熱除湿は、一度冷やした空気を暖めることで室内の温度を下げずに除湿します。弱冷房除湿に比べると「空気を暖める」という工程が増え、その分多くの電力を消費するため、電気代が高くなります。

よって、冷房と除湿の電気代を比較すると「冷房の方が高くなることも、安くなることもある」という結果になります。

冷房と除湿を電気代の安い順番に並べると以下のとおりです。

  • ●弱冷房除湿 < 冷房 < 再熱除湿

一般的に最も安いのは弱冷房除湿で、最も高いのは再熱除湿です。

電気代だけでみるとこのような結果になりますが、「弱冷房除湿」と「再燃除湿」はそれぞれ特徴も異なるため、利用シーンによって使い分けるといいでしょう。

なお、エアコンの機種によって搭載されている除湿モードは異なるので、まずはご自宅のエアコンを確認してみましょう。

エアコンの電気代を節約する方法

エアコンの電気代を節約する方法

エアコンの電気代は、エアコンの使い方や選び方に気をつけると節約しやすくなります。ここでは、エアコンの電気代を節約する方法のなかでも、実践しやすい方法を9つご紹介します。無理のない範囲で節約に取り組んでみてはいかがでしょうか。

設定温度を変更する

エアコンの電気代が気になる場合は、設定温度を見直して消費電力を抑えましょう。

エアコンの消費電力は、冷房時の設定温度を1℃高くすると約13%、暖房時の設定温度を1℃低くすると約10%削減できるといわれています。消費電力を削減すれば、それだけ電気代を節約することが可能です。

なお、環境省では夏の冷房を28℃、冬の暖房は20℃に設定することを推奨しています。エアコンの設定温度に悩む方は、目安にするといいでしょう。

自動運転モードを使う

多くのエアコンには、風量を自動で調節してくれる自動運転モードが搭載されています。エアコンの電気代は風量を自分で設定するよりも、自動運転モードを使ったほうが節約しやすいです。

風量を自分で設定する場合、室内温度がエアコンの設定温度に到達したあとも同じ風量で稼働し続けてしまい、余計に電力を消費する可能性があります。

しかし、自動運転モードなら、設定温度に到達したあと必要に応じて風量を切り替えるため、エアコンの消費電力を最低限に抑えられます。

エアコンの電源をこまめに切らない

「エアコンの電源はこまめに切ったほうが電気代を節約できる」とイメージされやすいですが、実際は逆効果となるので気をつけてください。

エアコンを使う上で一番電力を消費するタイミングは、電源を入れてから設定温度に到達するまでの間です。

そのため、電源をこまめに切ると消費電力が大きくなってしまい、電気代もかかりやすくなります。1〜2時間程度の外出なら、エアコンの電源はつけたままにしておくといいでしょう。

扇風機やサーキュレーターを併用する

エアコンを使うときは、扇風機やサーキュレーターを併用するのがおすすめです。

空気は温度によって重さが変わり、暖かい空気は軽いため上に、冷たい空気は重いため下にたまる性質があります。そのため、エアコンで冷房や暖房を使っても、室内温度は場所によってバラつきが生じます。

しかし、扇風機やサーキュレーターを併用すると部屋の空気を循環させることができ、室内温度のムラを減らせます。また、冷暖房効率がアップし、エアコンの設定温度を多少上げ下げしても暑さや寒さが気になりにくくなります。

エアコン本体や周辺機器の掃除をする

エアコンのフィルターや室外機にほこりがたまっていると、空調効率が悪くなり、消費電力が大きくなってしまいます。そのため、電気代を節約したい場合は定期的に掃除をおこない、エアコンがスムーズに稼働できる状態を保ちましょう。

なお、分解をともなう本格的な掃除は専門的な知識が必要となるため、専門業者に依頼することをおすすめします。

窓に断熱シートをはる

電気代を節約したいなら、断熱シートの活用もおすすめです。

隙間の少ない高気密住宅でも、室内の暖かい空気や冷たい空気は窓の隙間やガラスをとおして外に逃げてしまいます。室内の空気が外に逃げるとエアコンの設定温度に到達するのが遅くなり、消費電力が増えやすくなります。

窓に断熱シートをはることで、室内の空気が外に逃げにくくなり、効率良く室内温度を調節できます。エアコンの稼働も最小限ですむため、電気代の節約につながります。

部屋の畳数に合ったエアコンを選ぶ

エアコンには、商品に適した部屋の広さを示す「適用畳数」が設定されています。

適用畳数よりも広い部屋でエアコンを使う場合は、設定温度に到達するまでに時間がかかってしまい、その分消費電力も大きくなります。そのため、エアコンは部屋の畳数に合った製品を使いましょう。

なお、適用畳数の目安は、エアコンのカタログやメーカーの公式サイトなどで確認できます。

省エネタイプのエアコンへ買い替える

予算に余裕があるなら、省エネタイプのエアコンに買い替えるのも選択肢のひとつです。

最近は省エネ性能に優れたさまざまな家電が登場しており、エアコンも省エネタイプのモデルが数多く展開されています。現在使っているエアコンが古い場合は、省エネタイプのモデルへの買い替えも検討してみましょう。長期的にみると、電気代の節約効果が期待できます。

契約メニューの見直しや契約先の電力会社の乗り換えを検討する

電気代の節約には、電気の契約メニューや電力会社の見直しも効果的です。

よりおトクな契約メニューに乗り換える、またはおトクな契約メニューを設けている電力会社に乗り換えれば、手軽に電気代を節約できます。

節約・節電を目指すなら「大阪ガスの電気」の契約がおすすめ

大阪ガスでは、「大阪ガスの電気」ご契約者さま限定で節電ポイントを進呈しています。

節電ポイントは7〜9月、12〜2月の指定時間帯に節電に成功すると受け取れるポイントです。1kWhの節電につき、10ポイントの節電ポイントを貯められます。

受け取るポイントは、各種共通ポイントに交換できる「マイ大阪ガスポイント」、スマイLINKでお買い物をするときに1円単位で使えるポイント「スマイLINKボーナス」から選べます。ぜひ積極的に電気代を節約し、おトクなポイントを貯めましょう。

まとめ

エアコンの電気代は、自動運転モードの活用や定期的な掃除、扇風機やサーキュレーターの併用などの方法で節約ができます。

また、より多くの電気代を節約したい場合は、契約先の電力会社を変更するのもおすすめです。おトクなメニューを設けている電力会社に乗り換えるだけで、毎月の電気代を効率良く節約できます。

「大阪ガスの電気」なら、さまざまなメニューの中から自分のライフスタイルに合ったメニューを選ぶことができるうえ、おトクな節電オプションをご活用いただけます。電力会社のお乗り換えを検討している方は、ぜひ「大阪ガスの電気」をご検討ください。

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